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連載
剣と誇り!
「ハルト、何だこれは。」
「侍女と護衛だが。」
「・・・聞いてないぞ。」
「聞かないお前が悪い。」
ずらりと並ぶ千春の侍女とルプ達を見てミシェールが呟くと、エンハルトは飄々と答えた。
「おまたせ!」
元気に声を掛ける千春、エンハルトは微笑む。
「皆、やる気満々だな。」
「うん♪勝ったらご褒美あるって言ったからね。」
「ほう、俺が勝ってもあるのか?」
「ん?何か欲しいの?」
「そうだな、愛しの聖女からキスでも貰うか。」
「・・・勝たなくてもあげるけど?」
キョトンとした顔で答える千春に、それを聞いていた聖女が口笛を吹く。
「ひゅ~♪」
「甘いんじゃぁ!」
「いちゃつくな!」
「うるさいよそこ!」
揶揄う聖女達に千春はビシッと指をさしながら言う、するとエイヒムが声を掛けてきた。
「そろったのならやるか?」
「そうですね。」
エンハルトはそう言うと、訓練用の剣を手に取る、ミシェールはそれを見てエンハルトへ声を掛ける。
「自分の剣を使わないのか?」
「使っても良いが、死ぬぞ?」
「はっ、舐められたものだな。」
「いや、そういう意味じゃない。」
エンハルトは騒ぎを聞きつけたエーデルを見る、手にはエンハルトの剣を持っていた。
「エーデル。」
エンハルトに言われ、エーデルは剣を抜く、黄金色に輝く美しい刀剣を見てミシェールは眉をひそめる。
「・・・もしかして。」
「ああ、オリハルコンソードだ。」
「何処で手に入れたんだ!?そんな剣!」
「あー、勝ったら教えてやるよ。」
エンハルトは笑って答える、そしてエイヒムの立つ所まで戻ると2人は向かい合う。
エイヒムが一歩前に出ると、訓練場に静寂が満ちた。
「――始め!」
その号令と同時に、地を蹴る音が響く。
「いくぞ。」
エンハルトの低い声が空気を切ると同時に、彼の姿が一瞬で間合いを詰めた。
風が鳴る。
横一閃――鋭い光が閃いた。
ミシェールはわずかに後ろへ跳ぶ。剣先が頬を掠め、金属の唸りが耳を打った。
だが、エンハルトはすでに次の動きへ。
右上からの袈裟斬り。反応が一拍でも遅れれば、胴が割れていた。
「くっ!」
ミシェールは反射的に剣を合わせ、火花が散る。刃と刃が噛み合い、腕に鈍い衝撃が走る。
エンハルトは押し込まず、力を抜いて滑るように後退した。
ミシェールは息を呑み、逸らした剣の勢いをそのまま利用して反撃に転じた。
低い体勢から、下からすくい上げるように剣を振り抜く。
鋭い風切り音。
だが、エンハルトの体は紙一重でその軌道を外れていた。
ほんの数センチの差。ミシェールの剣先が、エンハルトの服を僅かに切る。
エンハルトはバックステップで間を開け、すぐさま剣を構え直す。
構えは崩れない。呼吸も乱れない。
「ほう、やるな。」
「ミシェールも・・・まだ本気じゃないだろ。」
ミシェールは口元を歪めると、剣を払って身を翻す。
次の瞬間、床を蹴った。
旋回、そして・・・蹴り。
鋭く繰り出された回し蹴りがエンハルトの顔面を狙う。
エンハルトは刃を横に倒し、その勢いを利用して体を反らすように避けた。
蹴りの風圧が頬を打つ。
「いい動きだ。」
「お前もな。」
2人の間に砂埃が舞い、互いの視線がぶつかり合う。
「すごっ・・・」
2人の動きを見ながら千春が呟くと、ワークスが呟く。
「『いくぞ』と言わなければ入ってたかもしれませんね。」
「騎士の試合に無言で切り込むのは無作法ですから。」
エーデルはワークスの言葉に答える。
「ハルト・・・勝つよね?」
千春は両手を組み祈るようにエンハルトを見つめる、そして静寂が訓練場を包む。
砂埃がゆらりと舞い、剣先が陽光を反射する。
「・・・行くぞ。」
再び地を蹴る音。二人の姿が残像を残してぶつかり合った。
金属の咆哮。
刃と刃が何度も交差し、閃光が走る。
互いの一撃は寸分の狂いもなく、受け流し、弾き、滑らせる。
「っ・・・!」
ミシェールの剣が横を薙ぎ、エンハルトはわずかに屈んでかわす。
逆にエンハルトが低く踏み込み、足元を狙う斬撃を放つ――が、ミシェールは一歩後ろに跳び、反撃に構えた。
またぶつかる。
目にも止まらぬ速さの切り結び。
火花が散り、金属が悲鳴を上げた。
千春たちは息を呑み、誰も言葉を発せない。
そして・・・一瞬。
エンハルトの剣がわずかに遅れた。
踏み込みの勢いで、ミシェールの刃が僅かに先を取る。
斜めに振り抜かれた一撃が、エンハルトの脇腹を正確に捉え・・・止まった。
刃先が服をかすめ、肌に届く寸前で止まる。
「そこまで!」
エイヒムの声が響いた瞬間、空気が弾けるように緊張が解けた。
ミシェールは静かに剣を引き、軽く息を吐いた。
エンハルトも剣を下ろし、少しだけ苦笑する。
「俺の勝ちだな。」
ミシェールの声は淡々としていたが、その瞳には確かな誇りが宿っていた。
「・・・参ったよ。」
エンハルトは剣を肩に乗せ、穏やかに笑う。
「昔よりずっと速いな。」
「お前もな。全力でやれた。」
2人が互いに剣を下ろすと、観客のように並んでいた聖女達がどっと息を吐く。
「うわー!すごい戦い!」
「ハルトさん惜しい~!」
「人間ってあんなに速く動けるんだ・・・」
千春は胸に手を当て、ほっと息をつく。
「・・・よかった、怪我なくて。」
エンハルトはそんな千春を見て、口元を緩める。
「怪我をしたら、回復してくれるんだろ?」
「するけどぉ・・・怪我してほしくないもん。」
「すまん、負けた。」
すると、ミシェールは呆れたように笑い、剣を納める。
「聖女様、勝ちましたよ、俺にも何か有るのか?」
「へ?」
「勝ったら褒美があるんじゃないのか。」
「うちのメンバーだけだよ!?」
「それは残念だ♪」
ミシェールは余裕ある声で言う、だが、エンハルトとの試合で思った以上に疲弊していた、皆には気付かれないよう、手の震えを剣を握りしめ抑える。
「ミシェールさん、手だして。」
「ん?何かくれるのか?」
「違いまーす。」
千春はミシェールの手に自分の手を重ねると呟く。
「ヒール。」
千春の魔法が発動し、ミシェールの体がうっすらと光る。
「・・・回復魔法・・・か?」
「はいハルトもヒール♪」
千春はミシェールから離れ、すぐにエンハルトの手を握る、そして魔法を発動する。
「・・・俺と差が無いか?」
「あるに決まってるじゃん、ほら、次があるんだから、いったいった♪」
ぺっぺっと手を振る千春、訓練所に笑いが戻る。
勝負は決した・・・だが、互いの実力は誰の目にもほぼ互角だった。
その証のように、地面には二人の足跡と剣の軌跡が無数に刻まれていた。
そして。
「スイーツバイキングー!」
静寂を壊すモリアンの声が訓練所に響いた。
「侍女と護衛だが。」
「・・・聞いてないぞ。」
「聞かないお前が悪い。」
ずらりと並ぶ千春の侍女とルプ達を見てミシェールが呟くと、エンハルトは飄々と答えた。
「おまたせ!」
元気に声を掛ける千春、エンハルトは微笑む。
「皆、やる気満々だな。」
「うん♪勝ったらご褒美あるって言ったからね。」
「ほう、俺が勝ってもあるのか?」
「ん?何か欲しいの?」
「そうだな、愛しの聖女からキスでも貰うか。」
「・・・勝たなくてもあげるけど?」
キョトンとした顔で答える千春に、それを聞いていた聖女が口笛を吹く。
「ひゅ~♪」
「甘いんじゃぁ!」
「いちゃつくな!」
「うるさいよそこ!」
揶揄う聖女達に千春はビシッと指をさしながら言う、するとエイヒムが声を掛けてきた。
「そろったのならやるか?」
「そうですね。」
エンハルトはそう言うと、訓練用の剣を手に取る、ミシェールはそれを見てエンハルトへ声を掛ける。
「自分の剣を使わないのか?」
「使っても良いが、死ぬぞ?」
「はっ、舐められたものだな。」
「いや、そういう意味じゃない。」
エンハルトは騒ぎを聞きつけたエーデルを見る、手にはエンハルトの剣を持っていた。
「エーデル。」
エンハルトに言われ、エーデルは剣を抜く、黄金色に輝く美しい刀剣を見てミシェールは眉をひそめる。
「・・・もしかして。」
「ああ、オリハルコンソードだ。」
「何処で手に入れたんだ!?そんな剣!」
「あー、勝ったら教えてやるよ。」
エンハルトは笑って答える、そしてエイヒムの立つ所まで戻ると2人は向かい合う。
エイヒムが一歩前に出ると、訓練場に静寂が満ちた。
「――始め!」
その号令と同時に、地を蹴る音が響く。
「いくぞ。」
エンハルトの低い声が空気を切ると同時に、彼の姿が一瞬で間合いを詰めた。
風が鳴る。
横一閃――鋭い光が閃いた。
ミシェールはわずかに後ろへ跳ぶ。剣先が頬を掠め、金属の唸りが耳を打った。
だが、エンハルトはすでに次の動きへ。
右上からの袈裟斬り。反応が一拍でも遅れれば、胴が割れていた。
「くっ!」
ミシェールは反射的に剣を合わせ、火花が散る。刃と刃が噛み合い、腕に鈍い衝撃が走る。
エンハルトは押し込まず、力を抜いて滑るように後退した。
ミシェールは息を呑み、逸らした剣の勢いをそのまま利用して反撃に転じた。
低い体勢から、下からすくい上げるように剣を振り抜く。
鋭い風切り音。
だが、エンハルトの体は紙一重でその軌道を外れていた。
ほんの数センチの差。ミシェールの剣先が、エンハルトの服を僅かに切る。
エンハルトはバックステップで間を開け、すぐさま剣を構え直す。
構えは崩れない。呼吸も乱れない。
「ほう、やるな。」
「ミシェールも・・・まだ本気じゃないだろ。」
ミシェールは口元を歪めると、剣を払って身を翻す。
次の瞬間、床を蹴った。
旋回、そして・・・蹴り。
鋭く繰り出された回し蹴りがエンハルトの顔面を狙う。
エンハルトは刃を横に倒し、その勢いを利用して体を反らすように避けた。
蹴りの風圧が頬を打つ。
「いい動きだ。」
「お前もな。」
2人の間に砂埃が舞い、互いの視線がぶつかり合う。
「すごっ・・・」
2人の動きを見ながら千春が呟くと、ワークスが呟く。
「『いくぞ』と言わなければ入ってたかもしれませんね。」
「騎士の試合に無言で切り込むのは無作法ですから。」
エーデルはワークスの言葉に答える。
「ハルト・・・勝つよね?」
千春は両手を組み祈るようにエンハルトを見つめる、そして静寂が訓練場を包む。
砂埃がゆらりと舞い、剣先が陽光を反射する。
「・・・行くぞ。」
再び地を蹴る音。二人の姿が残像を残してぶつかり合った。
金属の咆哮。
刃と刃が何度も交差し、閃光が走る。
互いの一撃は寸分の狂いもなく、受け流し、弾き、滑らせる。
「っ・・・!」
ミシェールの剣が横を薙ぎ、エンハルトはわずかに屈んでかわす。
逆にエンハルトが低く踏み込み、足元を狙う斬撃を放つ――が、ミシェールは一歩後ろに跳び、反撃に構えた。
またぶつかる。
目にも止まらぬ速さの切り結び。
火花が散り、金属が悲鳴を上げた。
千春たちは息を呑み、誰も言葉を発せない。
そして・・・一瞬。
エンハルトの剣がわずかに遅れた。
踏み込みの勢いで、ミシェールの刃が僅かに先を取る。
斜めに振り抜かれた一撃が、エンハルトの脇腹を正確に捉え・・・止まった。
刃先が服をかすめ、肌に届く寸前で止まる。
「そこまで!」
エイヒムの声が響いた瞬間、空気が弾けるように緊張が解けた。
ミシェールは静かに剣を引き、軽く息を吐いた。
エンハルトも剣を下ろし、少しだけ苦笑する。
「俺の勝ちだな。」
ミシェールの声は淡々としていたが、その瞳には確かな誇りが宿っていた。
「・・・参ったよ。」
エンハルトは剣を肩に乗せ、穏やかに笑う。
「昔よりずっと速いな。」
「お前もな。全力でやれた。」
2人が互いに剣を下ろすと、観客のように並んでいた聖女達がどっと息を吐く。
「うわー!すごい戦い!」
「ハルトさん惜しい~!」
「人間ってあんなに速く動けるんだ・・・」
千春は胸に手を当て、ほっと息をつく。
「・・・よかった、怪我なくて。」
エンハルトはそんな千春を見て、口元を緩める。
「怪我をしたら、回復してくれるんだろ?」
「するけどぉ・・・怪我してほしくないもん。」
「すまん、負けた。」
すると、ミシェールは呆れたように笑い、剣を納める。
「聖女様、勝ちましたよ、俺にも何か有るのか?」
「へ?」
「勝ったら褒美があるんじゃないのか。」
「うちのメンバーだけだよ!?」
「それは残念だ♪」
ミシェールは余裕ある声で言う、だが、エンハルトとの試合で思った以上に疲弊していた、皆には気付かれないよう、手の震えを剣を握りしめ抑える。
「ミシェールさん、手だして。」
「ん?何かくれるのか?」
「違いまーす。」
千春はミシェールの手に自分の手を重ねると呟く。
「ヒール。」
千春の魔法が発動し、ミシェールの体がうっすらと光る。
「・・・回復魔法・・・か?」
「はいハルトもヒール♪」
千春はミシェールから離れ、すぐにエンハルトの手を握る、そして魔法を発動する。
「・・・俺と差が無いか?」
「あるに決まってるじゃん、ほら、次があるんだから、いったいった♪」
ぺっぺっと手を振る千春、訓練所に笑いが戻る。
勝負は決した・・・だが、互いの実力は誰の目にもほぼ互角だった。
その証のように、地面には二人の足跡と剣の軌跡が無数に刻まれていた。
そして。
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