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連載
竜と最強!
「ハァァァ!!!」
体をひねり、全身の力を込めて一撃を叩き込むミシェール。
だが、ロイロはその剣を軽々とかわす。試合を重ねるごとに速くなるミシェールの動きを見切っているようだった。
『なかなかじゃな。』
ロイロが尾を振り、間合いを取る。だが次の瞬間、ミシェールの姿はもう目の前にあった。
素早い踏み込みを、ロイロは再び尾で牽制する。
しかしミシェールは口の端を吊り上げ、剣を高く掲げた。
「ウォラァ!!!」
『無駄じゃ。』
ロイロの尾が地を裂く勢いで振り下ろされる。
だが、ミシェールの剣が一瞬だけ光を帯び、鋭く閃いた。
鈍い衝撃音。
剣先が、固い鱗を貫いた。
「・・・通った!!!」
次の瞬間、訓練場が震えるほどの怒号が響き渡る。
『痛いんじゃあああああ!!!』
ロイロの拳がうなりを上げて振り抜かれ、ミシェールの腹部を直撃した。
そのまま彼の体は宙を舞い、壁際まで吹き飛ぶ。
「ミシェール!!!」
エンハルトが叫ぶ、今までで一番の一撃を食らい、ミシェールは動かない、千春達は駆け寄ると、ミシェールの状態を確認する。
「まだ生きてる!」
「あれで生きてんの?!」
「もう時間の問題じゃない?」
聖女達はミシェールを囲む、青空、大愛、日葵がミシェールにヒールを掛ける、花音はミシェールの状態を再度確認する。
「うん、ギリセーフ。」
花音はニコッと微笑むと、皆も笑みを零す、するとロイロが叫ぶ。
『チハル!チハル!!!』
「はいはーい、私はロイロの治療してくるね。」
吹き飛んだミシェールを他の聖女に任せ、千春はロイロの所へ向かう、剣はロイロの尾に刺さったままだ、血が流れ、ロイロは痛そうに千春を見る。
「抜かなかったの偉いねー。」
『刺さったら抜くなと言っておったじゃろ・・・早く抜いてくれ。』
「私に抜けるかな。」
千春は尾の骨まで達した剣を見る、するとエンハルトが剣を握る。
「俺が抜こう、チハルはすぐに回復を。」
「おっけ。」
千春は魔力を溜める、そしてエンハルトに頷くとエンハルトは剣を抜く、すぐに千春は魔法を発動させた。
「ヒール!」
みるみると傷跡が消える、ロイロはそれを確認すると人型に戻る。
「久しぶりの痛みじゃった。」
「切れたね、ミスリルじゃ切れないんじゃないの?」
「腕のある者が振ればドラゴンの鱗でも傷はつく、まさか刺さるとは思わなんだわ。」
「これはミシェールさんが流石って事かな。」
千春が言うと、エンハルトも頷く。
「魔力を乗せたんだろうな、ミスリルソードが光っていた。」
「そうなの?」
千春が言うと、ロイロも頷く。
「あの一刀は魔力がこもっておったわ。」
「あらー、ロイロちゃーん♪油断しちゃった~?」
「・・・勝ったから構わぬじゃろ、例のご褒美は楽しみにしておるからのう♪」
「はいはい、ウイスキーね。」
「鳥のヤツじゃぞ!13年ものじゃ♪♪」
「はいはい、わかってるよ♪」
怪我が治り、いつものロイロに戻ると、ロイロはルプ達の所へ悠々と歩いて戻る、入れ替わりに復活したミシェールが歩いて戻って来た。
「さすがドラゴン・・・だが剣が通ったぞ。」
嬉しそうに言うミシェールに千春が笑いながら呟く。
「通るだけで良かったねー、切り落としてたらブレス飛んで来たかもよ。」
「・・・そうだな。」
ロイロも魔法は使っていなかった、ただでさえ固い竜の鱗に防御魔法も掛けるロイロだ、通常ならミスリルでは傷もつかない。
「んじゃ最後の試合あるんだけど・・・」
千春が言うと、ミシェールは執事姿のワークスを見る。
「あの御老人執事か。」
「うん♪この世界で最強の剣士だよ♪」
「・・・エイヒムお爺様や、エイダン国王陛下よりも強いのか?」
「うん、2人ともワークスさんには敵わないよ、ついでに言うと、ルプは戦うの嫌がるくらいに強いよ♪」
千春の説明を聞き、ミシェールは思わずゴクリと喉を鳴らした。
「ワークスさん、あの剣は使いませんよね?」
「そこらの剣では相手が出来そうにありませんので、刀の峰で戦いましょう。」
「おっけー、それじゃミシェールさん、安心してやられてね♪」
「・・・」
ミシェールは千春の言葉を受け止める、そしてワークスを見て黙る、ワークスはただ静かに立っていた。
背筋は伸び、まるで王宮の式典に臨む執事のような姿勢・・・だが、その佇まいには騎士にも似た威厳があった。
それでも、ミシェールには彼の“強さ”が見えない。
体つきは良い。剣士と言われれば納得はできる。
だが、エイヒムやエイダンのような圧倒的な力の気配は感じられなかった。
・・・それなのに。
言葉にできぬ“何か”がある。
ミシェールはその得体の知れぬ存在感に、思わず息を呑んだ。
エイヒムが進み出て声を掛ける。
「両者、構えを。」
エイヒムが静かに言うと、ワークスとミシェールは向かい合い、互いに一礼した。
エイヒムが小さく頷く。
「――始め。」
その言葉と共に、空気が静まり返った。
ワークスは細身の剣を腰に下げたまま、左手を軽く添えるだけ。
まだ抜く気配すらない。
ミシェールは訝しげに眉を寄せる。
「行きます。」
短く告げると、ワークスは穏やかに笑った。
その笑みに、挑発も、警戒もない。
ただ静かな受け入れ・・・それが逆に、底知れぬ恐ろしさを帯びていた。
これまでの四戦、ミシェールは確かに死を感じた。
だが、今目の前に立つこの老剣士には、死そのものの静寂があった。
ミシェールは一息に地を蹴る。
瞬間、視界がぶれるほどの速度で距離を詰め、剣を振り下ろす。
・・・その刹那。
背筋を氷の刃が走り抜けた。
理屈ではない。体が勝手に震える。
本能が告げていた、そして目を疑う、抜いていないはずの細身の剣は自分のミスリルソードを弾き飛ばし、剣先は目の前で止まっていた。
「いい踏み込みです、ですが剣筋を目で追ってはいけません、ミシェール様には“虚”が足りませんね。」
そう言うと、ワークスは刀を納める。
「もう一度やりましょうか?」
「・・・いや私の負けだ、格が違う。」
ミシェールの言葉に微笑むワークス、そして千春が手を叩くと皆はパチパチと手を叩き始める。
「勝者は言うまでもないな。」
エイヒムは楽し気に言うと、ミシェールの剣を拾い、ミシェールに渡す。
「お爺様。」
「良い剣筋だったぞ、これは鍛えがありそうだ、なぁワークス殿。」
「ええ、エンハルト王子殿下の護衛もされるのであれば、是非にでも鍛えて頂かなければいけません。」
エイヒムとワークスに言われ、ミシェールはまた違う汗を感じる、断ればどうなるか・・・いや、断れるわけがない、2人の圧はこれまで感じた何よりも重い。
すると後ろでワイワイと騒ぎ声が広がる。
「んじゃ買い出しかな?」
「何作るの?」
「もう今日の夕食は宴会確定だからなぁ、ルプ達は何食べたい?」
「肉だろ。」
「うまいもんでいいばーい♪」
「僕もお肉が良いです!」
「にくー!うきゃー!」
「酒に合う物なら何でも良いじゃろ♪」
ワイワイと騒ぐ聖女達とペット軍団、その姿を見て思わず笑みが零れるミシェール。
その笑い声に包まれながら、ミシェールは静かに息を吐いた。
胸の奥にまだ残る震え・・・それは恐怖ではなく、久しく忘れていた“憧れ”にも似たものだった。
体をひねり、全身の力を込めて一撃を叩き込むミシェール。
だが、ロイロはその剣を軽々とかわす。試合を重ねるごとに速くなるミシェールの動きを見切っているようだった。
『なかなかじゃな。』
ロイロが尾を振り、間合いを取る。だが次の瞬間、ミシェールの姿はもう目の前にあった。
素早い踏み込みを、ロイロは再び尾で牽制する。
しかしミシェールは口の端を吊り上げ、剣を高く掲げた。
「ウォラァ!!!」
『無駄じゃ。』
ロイロの尾が地を裂く勢いで振り下ろされる。
だが、ミシェールの剣が一瞬だけ光を帯び、鋭く閃いた。
鈍い衝撃音。
剣先が、固い鱗を貫いた。
「・・・通った!!!」
次の瞬間、訓練場が震えるほどの怒号が響き渡る。
『痛いんじゃあああああ!!!』
ロイロの拳がうなりを上げて振り抜かれ、ミシェールの腹部を直撃した。
そのまま彼の体は宙を舞い、壁際まで吹き飛ぶ。
「ミシェール!!!」
エンハルトが叫ぶ、今までで一番の一撃を食らい、ミシェールは動かない、千春達は駆け寄ると、ミシェールの状態を確認する。
「まだ生きてる!」
「あれで生きてんの?!」
「もう時間の問題じゃない?」
聖女達はミシェールを囲む、青空、大愛、日葵がミシェールにヒールを掛ける、花音はミシェールの状態を再度確認する。
「うん、ギリセーフ。」
花音はニコッと微笑むと、皆も笑みを零す、するとロイロが叫ぶ。
『チハル!チハル!!!』
「はいはーい、私はロイロの治療してくるね。」
吹き飛んだミシェールを他の聖女に任せ、千春はロイロの所へ向かう、剣はロイロの尾に刺さったままだ、血が流れ、ロイロは痛そうに千春を見る。
「抜かなかったの偉いねー。」
『刺さったら抜くなと言っておったじゃろ・・・早く抜いてくれ。』
「私に抜けるかな。」
千春は尾の骨まで達した剣を見る、するとエンハルトが剣を握る。
「俺が抜こう、チハルはすぐに回復を。」
「おっけ。」
千春は魔力を溜める、そしてエンハルトに頷くとエンハルトは剣を抜く、すぐに千春は魔法を発動させた。
「ヒール!」
みるみると傷跡が消える、ロイロはそれを確認すると人型に戻る。
「久しぶりの痛みじゃった。」
「切れたね、ミスリルじゃ切れないんじゃないの?」
「腕のある者が振ればドラゴンの鱗でも傷はつく、まさか刺さるとは思わなんだわ。」
「これはミシェールさんが流石って事かな。」
千春が言うと、エンハルトも頷く。
「魔力を乗せたんだろうな、ミスリルソードが光っていた。」
「そうなの?」
千春が言うと、ロイロも頷く。
「あの一刀は魔力がこもっておったわ。」
「あらー、ロイロちゃーん♪油断しちゃった~?」
「・・・勝ったから構わぬじゃろ、例のご褒美は楽しみにしておるからのう♪」
「はいはい、ウイスキーね。」
「鳥のヤツじゃぞ!13年ものじゃ♪♪」
「はいはい、わかってるよ♪」
怪我が治り、いつものロイロに戻ると、ロイロはルプ達の所へ悠々と歩いて戻る、入れ替わりに復活したミシェールが歩いて戻って来た。
「さすがドラゴン・・・だが剣が通ったぞ。」
嬉しそうに言うミシェールに千春が笑いながら呟く。
「通るだけで良かったねー、切り落としてたらブレス飛んで来たかもよ。」
「・・・そうだな。」
ロイロも魔法は使っていなかった、ただでさえ固い竜の鱗に防御魔法も掛けるロイロだ、通常ならミスリルでは傷もつかない。
「んじゃ最後の試合あるんだけど・・・」
千春が言うと、ミシェールは執事姿のワークスを見る。
「あの御老人執事か。」
「うん♪この世界で最強の剣士だよ♪」
「・・・エイヒムお爺様や、エイダン国王陛下よりも強いのか?」
「うん、2人ともワークスさんには敵わないよ、ついでに言うと、ルプは戦うの嫌がるくらいに強いよ♪」
千春の説明を聞き、ミシェールは思わずゴクリと喉を鳴らした。
「ワークスさん、あの剣は使いませんよね?」
「そこらの剣では相手が出来そうにありませんので、刀の峰で戦いましょう。」
「おっけー、それじゃミシェールさん、安心してやられてね♪」
「・・・」
ミシェールは千春の言葉を受け止める、そしてワークスを見て黙る、ワークスはただ静かに立っていた。
背筋は伸び、まるで王宮の式典に臨む執事のような姿勢・・・だが、その佇まいには騎士にも似た威厳があった。
それでも、ミシェールには彼の“強さ”が見えない。
体つきは良い。剣士と言われれば納得はできる。
だが、エイヒムやエイダンのような圧倒的な力の気配は感じられなかった。
・・・それなのに。
言葉にできぬ“何か”がある。
ミシェールはその得体の知れぬ存在感に、思わず息を呑んだ。
エイヒムが進み出て声を掛ける。
「両者、構えを。」
エイヒムが静かに言うと、ワークスとミシェールは向かい合い、互いに一礼した。
エイヒムが小さく頷く。
「――始め。」
その言葉と共に、空気が静まり返った。
ワークスは細身の剣を腰に下げたまま、左手を軽く添えるだけ。
まだ抜く気配すらない。
ミシェールは訝しげに眉を寄せる。
「行きます。」
短く告げると、ワークスは穏やかに笑った。
その笑みに、挑発も、警戒もない。
ただ静かな受け入れ・・・それが逆に、底知れぬ恐ろしさを帯びていた。
これまでの四戦、ミシェールは確かに死を感じた。
だが、今目の前に立つこの老剣士には、死そのものの静寂があった。
ミシェールは一息に地を蹴る。
瞬間、視界がぶれるほどの速度で距離を詰め、剣を振り下ろす。
・・・その刹那。
背筋を氷の刃が走り抜けた。
理屈ではない。体が勝手に震える。
本能が告げていた、そして目を疑う、抜いていないはずの細身の剣は自分のミスリルソードを弾き飛ばし、剣先は目の前で止まっていた。
「いい踏み込みです、ですが剣筋を目で追ってはいけません、ミシェール様には“虚”が足りませんね。」
そう言うと、ワークスは刀を納める。
「もう一度やりましょうか?」
「・・・いや私の負けだ、格が違う。」
ミシェールの言葉に微笑むワークス、そして千春が手を叩くと皆はパチパチと手を叩き始める。
「勝者は言うまでもないな。」
エイヒムは楽し気に言うと、ミシェールの剣を拾い、ミシェールに渡す。
「お爺様。」
「良い剣筋だったぞ、これは鍛えがありそうだ、なぁワークス殿。」
「ええ、エンハルト王子殿下の護衛もされるのであれば、是非にでも鍛えて頂かなければいけません。」
エイヒムとワークスに言われ、ミシェールはまた違う汗を感じる、断ればどうなるか・・・いや、断れるわけがない、2人の圧はこれまで感じた何よりも重い。
すると後ろでワイワイと騒ぎ声が広がる。
「んじゃ買い出しかな?」
「何作るの?」
「もう今日の夕食は宴会確定だからなぁ、ルプ達は何食べたい?」
「肉だろ。」
「うまいもんでいいばーい♪」
「僕もお肉が良いです!」
「にくー!うきゃー!」
「酒に合う物なら何でも良いじゃろ♪」
ワイワイと騒ぐ聖女達とペット軍団、その姿を見て思わず笑みが零れるミシェール。
その笑い声に包まれながら、ミシェールは静かに息を吐いた。
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