異世界日帰りごはん 料理で王国の胃袋を掴みます!

ちっき

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連載

出発前の嵐!

「コタロウとモコとミント、大きくなったね。」
 準備の終わった千春は庭を駆け巡るドラゴンを見つめる、犬の霊からの転生した子供ドラゴン3頭だ、そしてそれを追いかける同じく子供のドラゴンのゼルとミカ、2人は走り回る3頭を追いかける。

「でも言う事はちゃんと聞くよ。」
 ワンコドラゴンを引き取った日葵は楽し気に庭を見つめながら言う。

「ドラゴン何頭連れて行くわけ?」
 青空が真っ白なドラゴン、ミカを見ながら問いかける、千春は指を折りながら答えた。

「ミカとゼル、コタロウとモコとミント、うちのメイドドラゴンのヒスイとフローラ、ロイロも居るから、合わせて8頭だね。」
「多いなぁ。」
 大愛が真っ黒なドラゴン、ゼルを見ながら話す。

「竜騎士団も来るんでしょ?」
 美桜が言うと、千春が頷く。

「うん、フィークスさんが挨拶に来たからね。」
「竜騎士団団長も行くの?」
「らしいよ。」
 美桜が問いかけると、千春は頷いた、頼子は笑いながら話す。

「たぶんエーデルさんとホーキンさんもドラゴンに騎乗するから、プラス2頭だね。」
「マ?」
「マ。」
 麗奈が思わず声を上げると、頼子は答えた、そして花音はのんびりとくつろぐペット達を見ながら言う。

「もう護衛いらないじゃん。」
 部屋の隅でのんびりとくつろぐペット達、そこに何故か混ざって座るミミ。

「ルプ君にビェリー、コンちゃんにサンジュだもんね。」
 頼子が言うと、麗奈の頭で立ち上がり声を上げる妖精リリ。

「私もいるわよ!」
 プンプンと音が聞こえそうなくらいに頬を膨らますリリ。

「リリ、護衛よろしくね♪」
 麗奈が言うとリリは胸を張りながら答える。

「もちろんよ!どーんときなさい!」
「頼もしい護衛だねぇ。」
 千春はクスクス笑いながら答える。

「チハル、侍女の選別も決まりましたよ。」
「はーい、ありがとうサフィー。」
 サフィーナの後ろに立つ侍女たち、モリアン、サリナ、クーネス、そしてナッテリーとトーテルだ。

「このメンバーに聖女が8人だよね。」
 日葵が言うと、千春はニパッと笑い答える。

「そだよん♪」
「なんていう国かわかんないけど・・・ご愁傷様だね。」
「そんなぁ、別に国落としに行くわけじゃないんだから、大袈裟だなぁ。」
 千春は手をパタパタと振りながら笑う、それを見てサフィーナも微笑む、だがモリアンは頷いていた。

「その大陸制圧できますよねぇ。」
「しないよ!?」
 モリアンの言葉に千春が即答するが、モリアンはチラッと外を見る、風を切る音とともにドラゴンが舞い降りてきた。
 その影が庭を覆い、日差しが一瞬消える。

「・・・チハルさん、どうみても侵略者ですよぉ?コレ。」
 ドラゴンに乗った騎士たち、竜騎士は煌びやかな鎧を身につけ、ドラゴンたちにも豪華な乗竜用鞍が付けられていた。

「お待たせしました。」
 竜騎士団団長、フィークスと副団長リベス、そして女性騎士アイリスと、見た事の無い女性が立っていた。

「大丈夫ですよー♪その人は新しい人?」
 千春はアイリスの横に立つ女性に声を掛ける。

「コニット・ユウィと申します、チハル王女殿下。」
 騎士の礼をしながら千春に挨拶するコニット、千春はコニットが乗っていた赤いマフラーを付けたドラゴンを見る。

「コニットさん、ミリカに騎乗してるんだ。」
「はい。」
 嬉しそうに頷くコニット、2人はドラゴンのミリカを見る、白い子ドラゴン、ミカがミリカに抱きついていた。

「ミリカ嬉しそうだね。」
 ミリカの卵から産まれたミカも嬉しそうだ。

「これで全員揃ったかな。」
 千春が言うと、サフィーナが答える。

「まだですよ。」
 サフィーナが言うと同時に扉が開く。

「準備出来てるみたいだな。」
 エンハルトはそう言うと、庭を見る、横に立つアリンハンドと何故か一緒について来たアベリーは呆れた顔で庭を見ていた。

「チハル様・・・これは?」
 アベリーが問いかけると、千春は笑いながら答える。

「護衛だよ~♪」
「・・・あ、はい。」
 返事するしかないアベリー、だがアリンハンドは通常運転と言わんばかりに頼子と話している。

「あ!また増えた♪」
 空を見上げる美桜と麗奈、ドラゴンが2頭降りて来る、そしてやはり人が乗っていた。

「エーデルさんとホーキンさんも騎乗かぁ、ドラゴン全部で・・・いっぱいだ。」
 千春はそう言うとゲラゲラ笑った。


-------------------------


「あの国か。」
 真っ白な空間、そこにテーブルが1つ置かれ、モートとアイトネが座っている。

「モート様、アイトネ様お茶が入りましたよ。」
 春恵は2人にお茶とお菓子を出すと、春恵も座る。

『あら美味しそう♪』
「日本で買って来た羊羹ですよ・・・あの国に行くんですね。」
『そう♪』
 春恵も何も無い空間を見つめながら呟く、アイトネは微笑み頷いた。

「あの男、他国の神を信じる者では無いな。」
 モートが呟くと、アイトネは黙ってお茶を飲む。

「モート様、あの人数で行くのですよ?大丈夫じゃないですか?」
 春恵は視線を変える、春恵の目には整列するドラゴンや楽し気に話すルプたちが見えていた。

「だが、あの者、自国の軍に自信を持っている、ドラゴンに攻撃をしかねないな。」
 モートが言うと、アイトネは視線を動かす、その目には千春を連れて行く国、エスピノール大陸にあるマリーカリナ王国の王、ルムルド・デル・マリーカリナを見ていた。

『・・・ちょっと声かけておこうかしら♪』
 ニコッと微笑むアイトネ、春恵はそれを見て答える。

「私が行きましょうか?」
『あら、そう?』
「はい、アイトネ様、その場であの男を消し去りそうですもの。」
「ありえるな、神すら恐れぬ男と言われ調子に乗っているようだ、アイトネにも文句を言いそうだな。」
『・・・』
 アイトネはその男を見つめながら微笑む。

「俺が行くか。」
「モート様、私が行きます、モート様も冥界に連れて行く気ですよね。」
「管理者に喧嘩を売るヤツにはそれ相応の対応をするだけだ。」
「はぁ、お二人とも聖女の事になると管理者の立場忘れすぎです、管理者ルール忘れてませんか?」
「・・・」
『・・・』
 呆れたように言う春恵は微笑む。

「ちょっと行って来ますね。」
 そう言うと春恵は姿を消す、管理者2人は視線を動かし、マリーカリナ王国の玉座を見つめる、目の前に現れた美しい女性に驚く男、だが玉座に深く腰掛け、顎を上げたままこちらを見下ろす、春恵はいくらかの言葉を言うと、男は春恵に指を差しながら声を上げる。
 春恵は微笑み話す、男は腕を下ろすと、春恵を見つめながら言葉を聞いていた、そして頷く。

『あら、思ったより素直な子ね。』
「アイトネよりも女神してるな、ハルは。」
『管理者としての立場ではなく“女神”としての立場でお手伝いしてもらってるもの♪』
「適材適所か。」
 淡々と話す2柱、そして男が膝をつき春恵に首を垂れるのを見て静かに微笑んだ。





◆◇あとがきてきななにか!◇◆
ただいまー!
体調復活です!イエーイヾ(≧∀≦*)ノ
でも今日から校正はいりまーす!
出来れば閑話あたりで誤魔化したいでーす!(誤魔化すな)




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