33 / 1,137
連載
レイクサーペントの照り焼き!
しおりを挟む
「チハルどうした?」
空に向かって叫ぶ千春にエンハルトは声を掛けた。
「ハルト兄様ぁアイトネが要らない称号付けてくれたぁ。」
「何の称号だ?」
「聖女。」
「・・・・はぁ、もう驚かんぞ俺は。」
「どうしよう?」
「黙ってればいい、王女殿下に鑑定を掛けるバカは居ないだろ、俺も掛けられたことは無いからな。」
「そっか!言わなきゃいいんだ!」
「ただ父上と母上、タイキ様には言っておけよ?」
「なんでよ。」
「吃驚するからだ。」
笑いながらエンハルトは千春に答える。
「まぁ冗談はさておき、聖女と言うのは場所によっては国王よりも立場が上になる、公表すれば立場が強くなるんだがー・・・、いらんな、まぁ帰ってから父上と相談しよう。」
「そうだねぇ、なんか面倒が増えたなぁ。」
「何を今さら、チハルに何が付いた所で変わらんだろ。」
笑いながら話をしていると横からモリアンが話しかけてくる。
「えっとー、異世界人で、第一王女殿下で、聖女と言われて、名実ともに聖女になって、ドラゴンと契約してる?」
「あと女神様とお友達でお話が出来ますね。」
モリアンとサフィーナは呆れたように千春の称号的な物を言い並べる。
「聞くととんでもない人物だな、それが俺の妹か。」
エンハルトもハハハと呆れたように笑うしかなかった。
「チハルおねえちゃんはユラのおねえちゃん!」
「そだよーユラのおねえちゃんだよー。」
テコテコ歩いて千春に抱き付くユラを抱きしめる。
「チハル喉が渇いたぞ、何か飲み物をくれ。」
「へいへい、ロイロって嫌いな物ある?」
「チハルが口にする物なら何でも食えると思うぞ。」
「了解、それじゃ中でお茶しよ、私もケーキ食べたいし。」
「まだあるのか?儂も食べるぞ。」
「さっき沢山食べたじゃん。」
「まだ有るなら食べる。」
「へいへい、ライリー!フィンレー!一緒にお茶するよー!」
少し離れた所で様子を見ていた2人に声を掛け別荘の中に入る。
「さて、それじゃ日本のケーキは残り少ないので1人一個ねー、足りない人はルノアーさんのくれたケーキねー。」
千春とサフィーナが出したケーキと侍女達が淹れたお茶でゆっくりお茶をしたり、水遊びをして夕食までの時間を過ごした。
--------------------------
「チハル王女殿下、夕食のご準備が出来ました。」
侍女の1人が千春に声を掛ける。
「はーい、ユラちゃんいこかー。」
「はーい!」
手を繋ぎ外に出ると侍女と近侍が肉を焼き準備をしていた。
「おー、全部やってくれてる。」
「そりゃそうだろう、昼の様にチハルがやる事が間違ってるんだからな。」
「いいじゃん、楽しいから。」
「そう思って俺も言わなかったんだけどな。」
エンハルトも千春が楽しそうに料理する姿を見るのは好きだった。
「オークうまぁ。」
「儂にもくれ。」
「ほい、コカトリスもあるよ。」
「ほう?それも貰おう。」
相変わらず人の姿で肉に齧り付くロイロを微笑みながら千春は見ていた。
「ロイロ帰って来た時大きかったじゃん、アレ魔法?」
「あぁ魔法で成獣まで体を大きくさせた。」
「あのサイズが大人なのかー、そいえば他のドラゴンは居ないの?」
「居るぞ?南の山に集落がある、儂はそのさらに奥の集落で生まれた。」
「帰らなくて良いの?」
「好き勝手生きてるからなぁ、別に構わんな。」
モグモグと2人は食べながらドラゴン集落の話を続けた。
「チハル様、レイクサーペントを塩焼きにしてきました。」
「ありがと。」
一口サイズのレイクサーペントをパクっと食べる。
「・・・・んー、ササミっぽいけど胸肉に近いな、臭みも無いし美味しい。」
すっと立ち上がり肉のあるテーブルに向かう、そしてアイテムボックスから調味料を出す。
「よーし、照り焼きでも作るか。」
サーペントを一口サイズに切り塩コショウを掛け片栗粉でまぶす。
「チハル手伝うわよ。」
「あ、サフィーそれじゃこれちょっと油多めで炒めてくれる?」
片栗粉をまぶしたサーペントをサフィーナに渡し調味料を混ぜる。
「醤油~みりん~お酒~砂糖~はちみつ~♪」
全部同じ量で混ぜ合わせる。
「チハルこんな感じかしら?」
「うん、良い色、それじゃこの調味料入れるから水分が半分くらいになるまで炒めてね。」
フライパンにそのまま調味料を流し入れる。
じゅわぁあぁぁぁ!
「なんじゃ凄く良い匂いがしておるぞ?」
「嗅ぎつけるの早すぎでしょ。」
「チハルおねえちゃんおいしそう!」
「ココにも鼻の良い子がいたわ。」
クンクンと匂いを嗅ぎに来たロイロとユラを見ながらお皿を用意する。
「チハル出来たわよ。」
「ほい、それじゃこのお皿に入れて。」
お皿に盛り付け最後にゴマを上からパラパラと掛ける。
「はい!照り焼きチキンっぽい照り焼きレイクサーペントできあがりー!」
「わー!」
「美味そうじゃー!」
「作り方簡単だし肉もあるからもっと作ってもらおう。」
そう言うと侍女達が直ぐに肉を切り作り出す。
「それじゃこれは私達が食べよう。」
「「「「いただきます」」」」
千春、ユラ、サフィーナ、そしてちゃっかり横に居るモリアンが食べだす。
「いただきます?」
「食事前の挨拶だよ、食材と作ってくれた人に感謝をして食べる挨拶。」
「ほう、それではいただきますじゃ!」
ロイロもフォークで刺しパクリと食べる。
「「うまあーい!!!!!!」」
モリアンとロイロが叫ぶ。
「兵士さん達も食べないかなぁ。」
そう言いながら兵士の方を見ると町の人が数人来ていた。
「どうしたの?」
すぐ近くにいたエーデルに声をかける。
「どうやら町長らしいですな、レイクサーペントのお礼の様です。」
エーデルが千春に答える。
「へぇ、お礼なんて良いのにね、余った肉だし。」
すると数人が千春の方へ歩いてきた。
「私はこの町の町長をさせて頂いておりますクラガンと申します。王女殿下この度は貴重な肉を頂き有難う御座います。」
「いえいえ、お気になさらず、この量ですので余った物ですから。」
「有難く頂きます、お礼と言っては何ですが、此方をどうぞ。」
町長の後ろから数人樽を持ってくる。
「これは?」
「エールとワインで御座います、もし宜しければ宴にお使いください。」
「有難う御座います。」
「あとこちらもどうぞ。」
一緒に持ってきたのは果物と小さめの樽だ。
「この近辺で栽培している果物とその果汁で御座います。」
「おー!有難う御座います!」
お酒が飲めない千春やユラはこっちの方が嬉しい。
「では、明日改めてお礼を。」
「お礼なんて良いですよ、この品有難く頂きますね。」
町長は恐縮しながら去っていく。
「でもお酒多くない?」
「そうですなー、兵士に飲ますわけにもいけませんし。」
腕を組んでエーデルも考える。
「なんじゃ酒か?儂が飲むぞ。」
「いや、多すぎでしょ、持って帰るかー。」
「兵士は飲まんのか?」
「仕事中だから飲めないってさ。」
「見張りか?結界でも張っておけば危険は無いじゃろ。」
「結界張れるの?」
「張れるぞ。」
ロイロはブツブツと呟き手を上に翳す、すると半円状に建物ごとうっすらと光る膜に覆われる。
「すごっ、ドラゴンってこんな事出来るの?」
「ドラゴンの能力ではない、儂が昔使っていた結界魔法じゃ、これで魔物どころか人も入れんぞ。」
「へぇ、そう言う事らしいよエーデルさん。」
「ふむ、では最低限に兵士の見張りを減らして後は飲ませても問題無いか。」
「飲めない兵士さんにはお土産でお持ち帰りね。」
エーデルは兵士に声を掛け酒を持って行かせる、そして肉も貰い宴会を始めた。
「チハル、レイクサーペントを食べたが美味しいな。」
「ハルト兄様もお酒飲んだら?」
「あぁそうだな、少し貰おうか。」
千春は持ってきたウイスキーをアイテムボックスから出す。
「なんじゃそれは。」
「日本のお酒、ウイスキーだよ。」
「儂にもくれ。」
「いいよ、飲んで暴れたらアイテムボックスに閉じ込めるからね。」
「これくらいの酒で儂は酔わぬわ。」
飲み方を知らない千春は瓶ごとロイロとエンハルト2人に渡し果汁の入った樽を持ってユラの所に行く。
「ユラちゃーん食べてるかーい。」
「チハルおねえちゃんこれおいしい!」
「サーペントの照り焼きだよ。」
そう言って樽から果汁を注いでユラに渡す。
「オレンジっぽいけど混ぜて有るのかな、他の果物の味もする、美味しいわ。」
オレンジジュースっぽい果汁を飲みながらレイクサーペントを食べる。
「チハルさん!これあっちでも作れます!?」
「作れるよ、鳥の胸肉に近いからね、鶏、コカトリスなら似たような感じになるね。」
「これは癖になる味ですたまりません!」
「そんなモリーに良い事を教えてあげよう、パンにこの肉とマヨを挟んで『照り焼きサーペントバーガー』にすると超美味いよ。」
言うが間もなくモリアンは立ち上がりサフィーナに声を掛ける。
「サフィー!マヨない!マヨ!!!」
「有るわよ。」
「出して!あとパン!」
「はいはい、銀貨一枚ね。」
「ちょっ!ええええ!!!お金取るの!?」
「冗談よ、はい。」
そう言うとサフィーナはマヨネーズの小瓶とパンを数個だす、ハンバーガーに出来る丁度いいサイズだ。
「サフィー愛してる!」
そう言ってパンを切りハンバーガーを作るモリアン、そしてバクっと齧り付く。
「・・・・・うまああああああああああああああああああ!痛ああああい!!!!」
「久しぶりにサフィーのチョップ見たわ。」
「モリーおねえちゃんいたそう。」
2人は痛さでうずくまりながらも照り焼きバーガーを食べるモリアンを見ながら呟いた。
「おいしいです・・・ぐすっ。」
空に向かって叫ぶ千春にエンハルトは声を掛けた。
「ハルト兄様ぁアイトネが要らない称号付けてくれたぁ。」
「何の称号だ?」
「聖女。」
「・・・・はぁ、もう驚かんぞ俺は。」
「どうしよう?」
「黙ってればいい、王女殿下に鑑定を掛けるバカは居ないだろ、俺も掛けられたことは無いからな。」
「そっか!言わなきゃいいんだ!」
「ただ父上と母上、タイキ様には言っておけよ?」
「なんでよ。」
「吃驚するからだ。」
笑いながらエンハルトは千春に答える。
「まぁ冗談はさておき、聖女と言うのは場所によっては国王よりも立場が上になる、公表すれば立場が強くなるんだがー・・・、いらんな、まぁ帰ってから父上と相談しよう。」
「そうだねぇ、なんか面倒が増えたなぁ。」
「何を今さら、チハルに何が付いた所で変わらんだろ。」
笑いながら話をしていると横からモリアンが話しかけてくる。
「えっとー、異世界人で、第一王女殿下で、聖女と言われて、名実ともに聖女になって、ドラゴンと契約してる?」
「あと女神様とお友達でお話が出来ますね。」
モリアンとサフィーナは呆れたように千春の称号的な物を言い並べる。
「聞くととんでもない人物だな、それが俺の妹か。」
エンハルトもハハハと呆れたように笑うしかなかった。
「チハルおねえちゃんはユラのおねえちゃん!」
「そだよーユラのおねえちゃんだよー。」
テコテコ歩いて千春に抱き付くユラを抱きしめる。
「チハル喉が渇いたぞ、何か飲み物をくれ。」
「へいへい、ロイロって嫌いな物ある?」
「チハルが口にする物なら何でも食えると思うぞ。」
「了解、それじゃ中でお茶しよ、私もケーキ食べたいし。」
「まだあるのか?儂も食べるぞ。」
「さっき沢山食べたじゃん。」
「まだ有るなら食べる。」
「へいへい、ライリー!フィンレー!一緒にお茶するよー!」
少し離れた所で様子を見ていた2人に声を掛け別荘の中に入る。
「さて、それじゃ日本のケーキは残り少ないので1人一個ねー、足りない人はルノアーさんのくれたケーキねー。」
千春とサフィーナが出したケーキと侍女達が淹れたお茶でゆっくりお茶をしたり、水遊びをして夕食までの時間を過ごした。
--------------------------
「チハル王女殿下、夕食のご準備が出来ました。」
侍女の1人が千春に声を掛ける。
「はーい、ユラちゃんいこかー。」
「はーい!」
手を繋ぎ外に出ると侍女と近侍が肉を焼き準備をしていた。
「おー、全部やってくれてる。」
「そりゃそうだろう、昼の様にチハルがやる事が間違ってるんだからな。」
「いいじゃん、楽しいから。」
「そう思って俺も言わなかったんだけどな。」
エンハルトも千春が楽しそうに料理する姿を見るのは好きだった。
「オークうまぁ。」
「儂にもくれ。」
「ほい、コカトリスもあるよ。」
「ほう?それも貰おう。」
相変わらず人の姿で肉に齧り付くロイロを微笑みながら千春は見ていた。
「ロイロ帰って来た時大きかったじゃん、アレ魔法?」
「あぁ魔法で成獣まで体を大きくさせた。」
「あのサイズが大人なのかー、そいえば他のドラゴンは居ないの?」
「居るぞ?南の山に集落がある、儂はそのさらに奥の集落で生まれた。」
「帰らなくて良いの?」
「好き勝手生きてるからなぁ、別に構わんな。」
モグモグと2人は食べながらドラゴン集落の話を続けた。
「チハル様、レイクサーペントを塩焼きにしてきました。」
「ありがと。」
一口サイズのレイクサーペントをパクっと食べる。
「・・・・んー、ササミっぽいけど胸肉に近いな、臭みも無いし美味しい。」
すっと立ち上がり肉のあるテーブルに向かう、そしてアイテムボックスから調味料を出す。
「よーし、照り焼きでも作るか。」
サーペントを一口サイズに切り塩コショウを掛け片栗粉でまぶす。
「チハル手伝うわよ。」
「あ、サフィーそれじゃこれちょっと油多めで炒めてくれる?」
片栗粉をまぶしたサーペントをサフィーナに渡し調味料を混ぜる。
「醤油~みりん~お酒~砂糖~はちみつ~♪」
全部同じ量で混ぜ合わせる。
「チハルこんな感じかしら?」
「うん、良い色、それじゃこの調味料入れるから水分が半分くらいになるまで炒めてね。」
フライパンにそのまま調味料を流し入れる。
じゅわぁあぁぁぁ!
「なんじゃ凄く良い匂いがしておるぞ?」
「嗅ぎつけるの早すぎでしょ。」
「チハルおねえちゃんおいしそう!」
「ココにも鼻の良い子がいたわ。」
クンクンと匂いを嗅ぎに来たロイロとユラを見ながらお皿を用意する。
「チハル出来たわよ。」
「ほい、それじゃこのお皿に入れて。」
お皿に盛り付け最後にゴマを上からパラパラと掛ける。
「はい!照り焼きチキンっぽい照り焼きレイクサーペントできあがりー!」
「わー!」
「美味そうじゃー!」
「作り方簡単だし肉もあるからもっと作ってもらおう。」
そう言うと侍女達が直ぐに肉を切り作り出す。
「それじゃこれは私達が食べよう。」
「「「「いただきます」」」」
千春、ユラ、サフィーナ、そしてちゃっかり横に居るモリアンが食べだす。
「いただきます?」
「食事前の挨拶だよ、食材と作ってくれた人に感謝をして食べる挨拶。」
「ほう、それではいただきますじゃ!」
ロイロもフォークで刺しパクリと食べる。
「「うまあーい!!!!!!」」
モリアンとロイロが叫ぶ。
「兵士さん達も食べないかなぁ。」
そう言いながら兵士の方を見ると町の人が数人来ていた。
「どうしたの?」
すぐ近くにいたエーデルに声をかける。
「どうやら町長らしいですな、レイクサーペントのお礼の様です。」
エーデルが千春に答える。
「へぇ、お礼なんて良いのにね、余った肉だし。」
すると数人が千春の方へ歩いてきた。
「私はこの町の町長をさせて頂いておりますクラガンと申します。王女殿下この度は貴重な肉を頂き有難う御座います。」
「いえいえ、お気になさらず、この量ですので余った物ですから。」
「有難く頂きます、お礼と言っては何ですが、此方をどうぞ。」
町長の後ろから数人樽を持ってくる。
「これは?」
「エールとワインで御座います、もし宜しければ宴にお使いください。」
「有難う御座います。」
「あとこちらもどうぞ。」
一緒に持ってきたのは果物と小さめの樽だ。
「この近辺で栽培している果物とその果汁で御座います。」
「おー!有難う御座います!」
お酒が飲めない千春やユラはこっちの方が嬉しい。
「では、明日改めてお礼を。」
「お礼なんて良いですよ、この品有難く頂きますね。」
町長は恐縮しながら去っていく。
「でもお酒多くない?」
「そうですなー、兵士に飲ますわけにもいけませんし。」
腕を組んでエーデルも考える。
「なんじゃ酒か?儂が飲むぞ。」
「いや、多すぎでしょ、持って帰るかー。」
「兵士は飲まんのか?」
「仕事中だから飲めないってさ。」
「見張りか?結界でも張っておけば危険は無いじゃろ。」
「結界張れるの?」
「張れるぞ。」
ロイロはブツブツと呟き手を上に翳す、すると半円状に建物ごとうっすらと光る膜に覆われる。
「すごっ、ドラゴンってこんな事出来るの?」
「ドラゴンの能力ではない、儂が昔使っていた結界魔法じゃ、これで魔物どころか人も入れんぞ。」
「へぇ、そう言う事らしいよエーデルさん。」
「ふむ、では最低限に兵士の見張りを減らして後は飲ませても問題無いか。」
「飲めない兵士さんにはお土産でお持ち帰りね。」
エーデルは兵士に声を掛け酒を持って行かせる、そして肉も貰い宴会を始めた。
「チハル、レイクサーペントを食べたが美味しいな。」
「ハルト兄様もお酒飲んだら?」
「あぁそうだな、少し貰おうか。」
千春は持ってきたウイスキーをアイテムボックスから出す。
「なんじゃそれは。」
「日本のお酒、ウイスキーだよ。」
「儂にもくれ。」
「いいよ、飲んで暴れたらアイテムボックスに閉じ込めるからね。」
「これくらいの酒で儂は酔わぬわ。」
飲み方を知らない千春は瓶ごとロイロとエンハルト2人に渡し果汁の入った樽を持ってユラの所に行く。
「ユラちゃーん食べてるかーい。」
「チハルおねえちゃんこれおいしい!」
「サーペントの照り焼きだよ。」
そう言って樽から果汁を注いでユラに渡す。
「オレンジっぽいけど混ぜて有るのかな、他の果物の味もする、美味しいわ。」
オレンジジュースっぽい果汁を飲みながらレイクサーペントを食べる。
「チハルさん!これあっちでも作れます!?」
「作れるよ、鳥の胸肉に近いからね、鶏、コカトリスなら似たような感じになるね。」
「これは癖になる味ですたまりません!」
「そんなモリーに良い事を教えてあげよう、パンにこの肉とマヨを挟んで『照り焼きサーペントバーガー』にすると超美味いよ。」
言うが間もなくモリアンは立ち上がりサフィーナに声を掛ける。
「サフィー!マヨない!マヨ!!!」
「有るわよ。」
「出して!あとパン!」
「はいはい、銀貨一枚ね。」
「ちょっ!ええええ!!!お金取るの!?」
「冗談よ、はい。」
そう言うとサフィーナはマヨネーズの小瓶とパンを数個だす、ハンバーガーに出来る丁度いいサイズだ。
「サフィー愛してる!」
そう言ってパンを切りハンバーガーを作るモリアン、そしてバクっと齧り付く。
「・・・・・うまああああああああああああああああああ!痛ああああい!!!!」
「久しぶりにサフィーのチョップ見たわ。」
「モリーおねえちゃんいたそう。」
2人は痛さでうずくまりながらも照り焼きバーガーを食べるモリアンを見ながら呟いた。
「おいしいです・・・ぐすっ。」
1,275
あなたにおすすめの小説
聖女の座を追われた私は田舎で畑を耕すつもりが、辺境伯様に「君は畑担当ね」と強引に任命されました
さら
恋愛
王都で“聖女”として人々を癒やし続けてきたリーネ。だが「加護が弱まった」と政争の口実にされ、無慈悲に追放されてしまう。行き場を失った彼女が選んだのは、幼い頃からの夢――のんびり畑を耕す暮らしだった。
ところが辺境の村にたどり着いた途端、無骨で豪胆な領主・辺境伯に「君は畑担当だ」と強引に任命されてしまう。荒れ果てた土地、困窮する領民たち、そして王都から伸びる陰謀の影。追放されたはずの聖女は、鍬を握り、祈りを土に注ぐことで再び人々に希望を芽吹かせていく。
「畑担当の聖女さま」と呼ばれながら笑顔を取り戻していくリーネ。そして彼女を真っ直ぐに支える辺境伯との距離も、少しずつ近づいて……?
畑から始まるスローライフと、不器用な辺境伯との恋。追放された聖女が見つけた本当の居場所は、王都の玉座ではなく、土と緑と温かな人々に囲まれた辺境の畑だった――。
誰も信じてくれないので、森の獣達と暮らすことにしました。その結果、国が大変なことになっているようですが、私には関係ありません。
木山楽斗
恋愛
エルドー王国の聖女ミレイナは、予知夢で王国が龍に襲われるという事実を知った。
それを国の人々に伝えるものの、誰にも信じられず、それ所か虚言癖と避難されることになってしまう。
誰にも信じてもらえず、罵倒される。
そんな状況に疲弊した彼女は、国から出て行くことを決意した。
実はミレイナはエルドー王国で生まれ育ったという訳ではなかった。
彼女は、精霊の森という森で生まれ育ったのである。
故郷に戻った彼女は、兄弟のような関係の狼シャルピードと再会した。
彼はミレイナを快く受け入れてくれた。
こうして、彼女はシャルピードを含む森の獣達と平和に暮らすようになった。
そんな彼女の元に、ある時知らせが入ってくる。エルドー王国が、予知夢の通りに龍に襲われていると。
しかし、彼女は王国を助けようという気にはならなかった。
むしろ、散々忠告したのに、何も準備をしていなかった王国への失望が、強まるばかりだったのだ。
婚約破棄された悪役令嬢、手切れ金でもらった不毛の領地を【神の恵み(現代農業知識)】で満たしたら、塩対応だった氷の騎士様が離してくれません
夏見ナイ
恋愛
公爵令嬢アリシアは、王太子から婚約破棄された瞬間、歓喜に打ち震えた。これで退屈な悪役令嬢の役目から解放される!
前世が日本の農学徒だった彼女は、慰謝料として誰もが嫌がる不毛の辺境領地を要求し、念願の農業スローライフをスタートさせる。
土壌改良、品種改良、魔法と知識を融合させた革新的な農法で、荒れ地は次々と黄金の穀倉地帯へ。
当初アリシアを厄介者扱いしていた「氷の騎士」カイ辺境伯も、彼女の作る絶品料理に胃袋を掴まれ、不器用ながらも彼女に惹かれていく。
一方、彼女を追放した王都は深刻な食糧危機に陥り……。
これは、捨てられた令嬢が農業チートで幸せを掴む、甘くて美味しい逆転ざまぁ&領地経営ラブストーリー!
【完結】私、四女なんですけど…?〜四女ってもう少しお気楽だと思ったのに〜
まりぃべる
恋愛
ルジェナ=カフリークは、上に三人の姉と、弟がいる十六歳の女の子。
ルジェナが小さな頃は、三人の姉に囲まれて好きな事を好きな時に好きなだけ学んでいた。
父ヘルベルト伯爵も母アレンカ伯爵夫人も、そんな好奇心旺盛なルジェナに甘く好きな事を好きなようにさせ、良く言えば自主性を尊重させていた。
それが、成長し、上の姉達が思わぬ結婚などで家から出て行くと、ルジェナはだんだんとこの家の行く末が心配となってくる。
両親は、貴族ではあるが貴族らしくなく領地で育てているブドウの事しか考えていないように見える為、ルジェナはこのカフリーク家の未来をどうにかしなければ、と思い立ち年頃の男女の交流会に出席する事を決める。
そして、そこで皆のルジェナを想う気持ちも相まって、無事に幸せを見つける。
そんなお話。
☆まりぃべるの世界観です。現実とは似ていても違う世界です。
☆現実世界と似たような名前、土地などありますが現実世界とは関係ありません。
☆現実世界でも使うような単語や言葉を使っていますが、現実世界とは違う場合もあります。
楽しんでいただけると幸いです。
公爵さま、私が本物です!
水川サキ
恋愛
将来結婚しよう、と約束したナスカ伯爵家の令嬢フローラとアストリウス公爵家の若き当主セオドア。
しかし、父である伯爵は後妻の娘であるマギーを公爵家に嫁がせたいあまり、フローラと入れ替えさせる。
フローラはマギーとなり、呪術師によって自分の本当の名を口にできなくなる。
マギーとなったフローラは使用人の姿で屋根裏部屋に閉じ込められ、フローラになったマギーは美しいドレス姿で公爵家に嫁ぐ。
フローラは胸中で必死に訴える。
「お願い、気づいて! 公爵さま、私が本物のフローラです!」
※設定ゆるゆるご都合主義
【完】ある日、俺様公爵令息からの婚約破棄を受け入れたら、私にだけ冷たかった皇太子殿下が激甘に!? 今更復縁要請&好きだと言ってももう遅い!
黒塔真実
恋愛
【2月18日(夕方から)〜なろうに転載する間(「なろう版」一部違い有り)5話以降をいったん公開中止にします。転載完了後、また再公開いたします】伯爵令嬢エリスは憂鬱な日々を過ごしていた。いつも「婚約破棄」を盾に自分の言うことを聞かせようとする婚約者の俺様公爵令息。その親友のなぜか彼女にだけ異様に冷たい態度の皇太子殿下。二人の男性の存在に悩まされていたのだ。
そうして帝立学院で最終学年を迎え、卒業&結婚を意識してきた秋のある日。エリスはとうとう我慢の限界を迎え、婚約者に反抗。勢いで婚約破棄を受け入れてしまう。すると、皇太子殿下が言葉だけでは駄目だと正式な手続きを進めだす。そして無事に婚約破棄が成立したあと、急に手の平返ししてエリスに接近してきて……。※完結後に感想欄を解放しました。※
白い結婚を捨てた王妃は、もう二度と振り向かない ――愛さぬと言った王子が全てを失うまで』
鍛高譚
恋愛
「私は王妃を愛さない。彼女とは白い結婚を誓う」
華やかな王宮の大聖堂で交わされたのは、愛の誓いではなく、冷たい拒絶の言葉だった。
王子アルフォンスの婚姻相手として選ばれたレイチェル・ウィンザー。しかし彼女は、王妃としての立場を与えられながらも、夫からも宮廷からも冷遇され、孤独な日々を強いられる。王の寵愛はすべて聖女ミレイユに注がれ、王宮の権力は彼女の手に落ちていった。侮蔑と屈辱に耐える中、レイチェルは誇りを失わず、密かに反撃の機会をうかがう。
そんな折、隣国の公爵アレクサンダーが彼女の前に現れる。「君の目はまだ死んでいないな」――その言葉に、彼女の中で何かが目覚める。彼はレイチェルに自由と新たな未来を提示し、密かに王宮からの脱出を計画する。
レイチェルが去ったことで、王宮は急速に崩壊していく。聖女ミレイユの策略が暴かれ、アルフォンスは自らの過ちに気づくも、時すでに遅し。彼が頼るべき王妃は、もはや遠く、隣国で新たな人生を歩んでいた。
「お願いだ……戻ってきてくれ……」
王国を失い、誇りを失い、全てを失った王子の懇願に、レイチェルはただ冷たく微笑む。
「もう遅いわ」
愛のない結婚を捨て、誇り高き未来へと進む王妃のざまぁ劇。
裏切りと策略が渦巻く宮廷で、彼女は己の運命を切り開く。
これは、偽りの婚姻から真の誓いへと至る、誇り高き王妃の物語。
【完結】何故こうなったのでしょう? きれいな姉を押しのけブスな私が王子様の婚約者!!!
りまり
恋愛
きれいなお姉さまが最優先される実家で、ひっそりと別宅で生活していた。
食事も自分で用意しなければならないぐらい私は差別されていたのだ。
だから毎日アルバイトしてお金を稼いだ。
食べるものや着る物を買うために……パン屋さんで働かせてもらった。
パン屋さんは家の事情を知っていて、毎日余ったパンをくれたのでそれは感謝している。
そんな時お姉さまはこの国の第一王子さまに恋をしてしまった。
王子さまに自分を売り込むために、私は王子付きの侍女にされてしまったのだ。
そんなの自分でしろ!!!!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。