120 / 1,136
連載
桜!
しおりを挟む
朝、千春とルプ、サフィーナは庭に立っていた。
「ここらへん?」
「どれくらいの木に成るか分かりませんものね。」
「適当でいいじゃないか、こんだけ広いんだ。」
庭を見渡しながら3人は話す。
「チハル何してるんですのー?」
リリがフヨフヨと飛びながら千春の所へ来る。
「世界樹の種を植えようかと思ってさ。」
「そう、どんな木にするかイメージあるのかしら。」
「それは問題無いわ。」
「そう、それなら大丈夫ですわ、私が芽吹かせるから植えてみて下さいな。」
「そんな事できんの?」
「妖精なら誰でも出来ますわよ。」
千春はリリに促され種を地面に埋める、
「それじゃぁチハル植えた所に手をかざして下さいな。」
「こう?」
千春が手をかざすとリリはその手に乗り魔力を込める。
ポンっ
「あ、芽が出た!」
「後は育つまでのんびり待ってたらよろしいですわ。」
「気の長い話だねぇ。」
「そう言う物ですわー。」
千春とリリが話をしていると美桜達も起きて庭に出て来た。
「おはよーチハル、何してんのー?」
「種植えてた、リリが芽出してくれたよ。」
「おー、かわいい、何の木にしたの?」
「桜だよ。」
「桜かー、花見出来るかな。」
「さぁ、花が咲くまで何年かかるだろうねぇ。」
皆で小さな桜の芽を見ていると不意に声が聞こえた。
『チハルーちょっと扉使っていいかしら~♪』
「アイトネ!?どうしたの?」
『ちょっとチハルの世界にお出かけする事になったのよ、そのまま行ってもいいんだけど扉使ったら早いじゃ無い?』
「別にいいけど、何しにいくの。」
『ウカノちゃんとお茶しに行くの~。』
「・・・あ、そう、良いけど。」
千春がそう答えるとアイトネは桜の芽を見る。
『これ世界樹の種?』
「うん。」
『ちゃんと芽吹いたのね。』
「リリが手伝ってくれたの。」
ニコニコと話をしているとコンがアイトネに声をかける。
「アイトネ様、僕のお願いが決まりました。」
『あら、良かったわ、何かしら。』
「この桜に花を咲かせたいのです、大きく出来ますか?」
「アイトネ様、俺からもお願いしたい、桜の下で呑む酒は美味いからな。」
「わっちからもお願い出来んかいな。」
「ほう、酒が美味くなるのか、儂からもお願いするかの。」
コンのお願いに皆が便乗する。
『皆んなのお礼ってそれで良いのかしら?』
「僕は構いません、神にお願いと言う時点で既に過分な事でございます。」
「そうだな、俺も聞く側だったからよく分かる、それにお願いする様な事なんぞ無いからなぁ。」
『そう、分かったわぁそれじゃちょっと離れててね。』
皆が桜から離れるとアイトネは腕を広げ目を瞑る、すると芽吹いた芽が揺れる。
「おおおお!」
「うわぁ!」
あっという間に千春の背丈を超え、さらに大きくなる桜の木、そしてどんどんと大きくなり城と変わらぬ高さまで大きくなる。
「アイトネ!ストップ!ストップ!」
思わぬサイズになった木を見て千春が叫ぶ。
『あら?これくらいで良いの?』
「いやいやいや大きすぎでしょ!」
『えー、もうちょっと大きくても良く無いかしら?』
木を見ながらアイトネは千春に答える。
「これ樹齢何千年ってレベルじゃね?」
「この木の栄養は何処から来たんだろ。」
「魔法なの?コレ、何でも有りだな。」
頼子達が木の幹を見ながら呟く。
『それじゃ最後の仕上げねー。』
アイトネがそう言うと次々に蕾が開く。
「凄い・・・」
サフィーナが思わず呟く。
「綺麗・・・」
「うん、綺麗だね・・・」
千春が呟くと頼子もそれに答える。
「チハル!」
「あ!お母様!」
マルグリットが城から出てくると千春に声をかける。
「これは?!」
「私の国の木、桜です。」
「・・・綺麗ね。」
「はい、お母様どうしてここへ?」
「昨日の事でチハルに小言を言いに来たのよ。」
「えぇぇ、小言って。」
「でも・・・」
マルグリットは桜を見上げ言葉が止まる。
「この木は世界樹では無いのよね?」
「はい。」
「もしかしてアイトネ様が何かされたのかしら。」
桜を見上げるアイトネを目にしたマルグリットはおおよその見当をつける。
「はい、世界樹の種は植えた者の思っている木になるそうなんです、皆んなが花を見たいからってアイトネにお願いしたらこうなっちゃいました。」
千春は苦笑いしながらマルグリットに説明する、すると成長させた本人のアイトネが千春に問いかけて来た。
『チハル!何?この木!』
「桜だよ、春に咲き乱れる木、綺麗でしょ。」
『ええ!とっても綺麗だわ!』
アイトネは自分が成長させたのに満開の桜を見て興奮していた。
「儂も初めて見たぞ、こんな綺麗な花が咲く木はな、コレだけな物だ、何かしらの謂れは有るんじゃ無いのか?」
ロイロが頼子達に問いかける。
「桜の木の下で告白すると叶うとか?」
「恋が実るとか言うね。」
「それゲームの話じゃん?死体が埋まってると綺麗に咲くとかじゃね?」
「やめてよー!」
ワイワイと桜の木の下で騒ぐ面々。
「アイトネ様が関わっているのなら何も言えないわねぇ、チハル、お出かけする時は声を掛けてから!良いわね?」
「はーいお母様、ごめんなさい。」
千春が謝るとマルグリットは千春を抱きしめる。
「ロイロやルプ達がいても心配なの、絶対よ。」
「はーい。」
マルグリットは微笑みながら千春に言うと千春も笑みを返す。
『それじゃチハル、あっちに行ってくるわね!呼ぶ時は日本に行って呼んで頂戴。』
「アイトネ送らなくて良いの?」
『大丈夫よー、あれくらいの権限なら問題なく通れるわ。』
「えー、神様ズルいな、ところで何処に行くの?」
『ウカノちゃんがお茶屋さんで美味しいふらぺちーのとか言う飲み物が有るって教えてくれたから、一緒に飲みに行くの~♪』
「スタビャか!」
それを言うとアイトネはそそくさと門の部屋を通り日本に行ってしまった。
「チハル今日はお茶会よね。」
「はい、フランちゃんとお茶会ですね。」
「ここでお茶会すれば良いんじゃ無いかしら。」
「ココでですか?!」
「えぇ、どのみち王宮でやるんですもの。」
マルグリットはそうしなさいなと言って侍女と執事へ指示する。
「サフィー、そう言う事らしいよー。」
「はい、それではこちらも準備しておきます。」
桜に目を奪われずっと見ていたサフィーナは直ぐにいつもの様に動き出す。
「モリー、モリーちゃーん。」
「ふぇ?!」
「いつまで見てんの。」
「凄すぎです!何ですかコレ!」
「いや、何度も言ってんじゃん、桜だよ。」
「はぁぁぁ。」
また桜を見上げ口を開けたまま固まるモリアン。
「ダメだモリー使えないわ。」
「チハル!チハル!酒じゃ!」
「やっぱ桜なら日本酒だろ。」
「わっちはビールを飲んでみたい!花見してる連中は、それは美味そうに飲んどった!」
「僕はルプさんと一緒で日本酒がいいですね。」
酒!酒!と言うペット達に呆れながら千春はため息をつく。
「ダメだコイツら。」
「ここらへん?」
「どれくらいの木に成るか分かりませんものね。」
「適当でいいじゃないか、こんだけ広いんだ。」
庭を見渡しながら3人は話す。
「チハル何してるんですのー?」
リリがフヨフヨと飛びながら千春の所へ来る。
「世界樹の種を植えようかと思ってさ。」
「そう、どんな木にするかイメージあるのかしら。」
「それは問題無いわ。」
「そう、それなら大丈夫ですわ、私が芽吹かせるから植えてみて下さいな。」
「そんな事できんの?」
「妖精なら誰でも出来ますわよ。」
千春はリリに促され種を地面に埋める、
「それじゃぁチハル植えた所に手をかざして下さいな。」
「こう?」
千春が手をかざすとリリはその手に乗り魔力を込める。
ポンっ
「あ、芽が出た!」
「後は育つまでのんびり待ってたらよろしいですわ。」
「気の長い話だねぇ。」
「そう言う物ですわー。」
千春とリリが話をしていると美桜達も起きて庭に出て来た。
「おはよーチハル、何してんのー?」
「種植えてた、リリが芽出してくれたよ。」
「おー、かわいい、何の木にしたの?」
「桜だよ。」
「桜かー、花見出来るかな。」
「さぁ、花が咲くまで何年かかるだろうねぇ。」
皆で小さな桜の芽を見ていると不意に声が聞こえた。
『チハルーちょっと扉使っていいかしら~♪』
「アイトネ!?どうしたの?」
『ちょっとチハルの世界にお出かけする事になったのよ、そのまま行ってもいいんだけど扉使ったら早いじゃ無い?』
「別にいいけど、何しにいくの。」
『ウカノちゃんとお茶しに行くの~。』
「・・・あ、そう、良いけど。」
千春がそう答えるとアイトネは桜の芽を見る。
『これ世界樹の種?』
「うん。」
『ちゃんと芽吹いたのね。』
「リリが手伝ってくれたの。」
ニコニコと話をしているとコンがアイトネに声をかける。
「アイトネ様、僕のお願いが決まりました。」
『あら、良かったわ、何かしら。』
「この桜に花を咲かせたいのです、大きく出来ますか?」
「アイトネ様、俺からもお願いしたい、桜の下で呑む酒は美味いからな。」
「わっちからもお願い出来んかいな。」
「ほう、酒が美味くなるのか、儂からもお願いするかの。」
コンのお願いに皆が便乗する。
『皆んなのお礼ってそれで良いのかしら?』
「僕は構いません、神にお願いと言う時点で既に過分な事でございます。」
「そうだな、俺も聞く側だったからよく分かる、それにお願いする様な事なんぞ無いからなぁ。」
『そう、分かったわぁそれじゃちょっと離れててね。』
皆が桜から離れるとアイトネは腕を広げ目を瞑る、すると芽吹いた芽が揺れる。
「おおおお!」
「うわぁ!」
あっという間に千春の背丈を超え、さらに大きくなる桜の木、そしてどんどんと大きくなり城と変わらぬ高さまで大きくなる。
「アイトネ!ストップ!ストップ!」
思わぬサイズになった木を見て千春が叫ぶ。
『あら?これくらいで良いの?』
「いやいやいや大きすぎでしょ!」
『えー、もうちょっと大きくても良く無いかしら?』
木を見ながらアイトネは千春に答える。
「これ樹齢何千年ってレベルじゃね?」
「この木の栄養は何処から来たんだろ。」
「魔法なの?コレ、何でも有りだな。」
頼子達が木の幹を見ながら呟く。
『それじゃ最後の仕上げねー。』
アイトネがそう言うと次々に蕾が開く。
「凄い・・・」
サフィーナが思わず呟く。
「綺麗・・・」
「うん、綺麗だね・・・」
千春が呟くと頼子もそれに答える。
「チハル!」
「あ!お母様!」
マルグリットが城から出てくると千春に声をかける。
「これは?!」
「私の国の木、桜です。」
「・・・綺麗ね。」
「はい、お母様どうしてここへ?」
「昨日の事でチハルに小言を言いに来たのよ。」
「えぇぇ、小言って。」
「でも・・・」
マルグリットは桜を見上げ言葉が止まる。
「この木は世界樹では無いのよね?」
「はい。」
「もしかしてアイトネ様が何かされたのかしら。」
桜を見上げるアイトネを目にしたマルグリットはおおよその見当をつける。
「はい、世界樹の種は植えた者の思っている木になるそうなんです、皆んなが花を見たいからってアイトネにお願いしたらこうなっちゃいました。」
千春は苦笑いしながらマルグリットに説明する、すると成長させた本人のアイトネが千春に問いかけて来た。
『チハル!何?この木!』
「桜だよ、春に咲き乱れる木、綺麗でしょ。」
『ええ!とっても綺麗だわ!』
アイトネは自分が成長させたのに満開の桜を見て興奮していた。
「儂も初めて見たぞ、こんな綺麗な花が咲く木はな、コレだけな物だ、何かしらの謂れは有るんじゃ無いのか?」
ロイロが頼子達に問いかける。
「桜の木の下で告白すると叶うとか?」
「恋が実るとか言うね。」
「それゲームの話じゃん?死体が埋まってると綺麗に咲くとかじゃね?」
「やめてよー!」
ワイワイと桜の木の下で騒ぐ面々。
「アイトネ様が関わっているのなら何も言えないわねぇ、チハル、お出かけする時は声を掛けてから!良いわね?」
「はーいお母様、ごめんなさい。」
千春が謝るとマルグリットは千春を抱きしめる。
「ロイロやルプ達がいても心配なの、絶対よ。」
「はーい。」
マルグリットは微笑みながら千春に言うと千春も笑みを返す。
『それじゃチハル、あっちに行ってくるわね!呼ぶ時は日本に行って呼んで頂戴。』
「アイトネ送らなくて良いの?」
『大丈夫よー、あれくらいの権限なら問題なく通れるわ。』
「えー、神様ズルいな、ところで何処に行くの?」
『ウカノちゃんがお茶屋さんで美味しいふらぺちーのとか言う飲み物が有るって教えてくれたから、一緒に飲みに行くの~♪』
「スタビャか!」
それを言うとアイトネはそそくさと門の部屋を通り日本に行ってしまった。
「チハル今日はお茶会よね。」
「はい、フランちゃんとお茶会ですね。」
「ここでお茶会すれば良いんじゃ無いかしら。」
「ココでですか?!」
「えぇ、どのみち王宮でやるんですもの。」
マルグリットはそうしなさいなと言って侍女と執事へ指示する。
「サフィー、そう言う事らしいよー。」
「はい、それではこちらも準備しておきます。」
桜に目を奪われずっと見ていたサフィーナは直ぐにいつもの様に動き出す。
「モリー、モリーちゃーん。」
「ふぇ?!」
「いつまで見てんの。」
「凄すぎです!何ですかコレ!」
「いや、何度も言ってんじゃん、桜だよ。」
「はぁぁぁ。」
また桜を見上げ口を開けたまま固まるモリアン。
「ダメだモリー使えないわ。」
「チハル!チハル!酒じゃ!」
「やっぱ桜なら日本酒だろ。」
「わっちはビールを飲んでみたい!花見してる連中は、それは美味そうに飲んどった!」
「僕はルプさんと一緒で日本酒がいいですね。」
酒!酒!と言うペット達に呆れながら千春はため息をつく。
「ダメだコイツら。」
1,005
あなたにおすすめの小説
こわいかおの獣人騎士が、仕事大好きトリマーに秒で堕とされた結果
てへぺろ
恋愛
仕事大好きトリマーである黒木優子(クロキ)が召喚されたのは、毛並みの手入れが行き届いていない、犬系獣人たちの国だった。
とりあえず、護衛兼監視役として来たのは、ハスキー系獣人であるルーサー。不機嫌そうににらんでくるものの、ハスキー大好きなクロキにはそんなの関係なかった。
「とりあえずブラッシングさせてくれません?」
毎日、獣人たちのお手入れに精を出しては、ルーサーを(犬的に)愛でる日々。
そのうち、ルーサーはクロキを女性として意識するようになるものの、クロキは彼を犬としかみていなくて……。
※獣人のケモ度が高い世界での恋愛話ですが、ケモナー向けではないです。ズーフィリア向けでもないです。
異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~
ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。
しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。
やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。
そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。
そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。
これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。
竜帝と番ではない妃
ひとみん
恋愛
水野江里は異世界の二柱の神様に魂を創られた、神の愛し子だった。
別の世界に産まれ、死ぬはずだった江里は本来生まれる世界へ転移される。
そこで出会う獣人や竜人達との縁を結びながらも、スローライフを満喫する予定が・・・
ほのぼの日常系なお話です。設定ゆるゆるですので、許せる方のみどうぞ!
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
救世の結界師マールちゃん~無能だと廃棄されましたが、敵国で傭兵のおっさん達に餌付けされてるので、今さら必要と言われても戻りません~
ぽんぽこ@3/28新作発売!!
ファンタジー
「ウチの子、可愛いうえに最強すぎるんだが――!?」
魔の森の隣、辺境伯家。 そこで八歳のメイド・マールは、食事も与えられず“要らない人間”として扱われていた。
――そしてある日ついに、毒と魔獣の禁忌領域《魔の森》へ捨てられてしまう。
「ここ……どこ?」
現れた魔獣に襲われかけたその瞬間。
救いに現れたのは――敵国の”イケオジ”傭兵隊だった。
「ほら、食え」
「……いいの?」
焚き火のそばで差し出された“温かいお粥”は、マールに初めての「安心」と「ごはん」を教えてくれた。
行き場を失った幼女は、強面のおじさん傭兵たちに餌付けされ、守られ、少しずつ笑えるようになる―― そんなシナリオだったはずなのに。
旅の途中、マールは無意識に結界を張り、猛毒の果実を「安全な食べ物」に変えてしまう。
「これもおいしいよ、おじさん!食べて食べて!」
「ウチの子は天才か!?」
ただ食べたいだけ。 だけどその力は、国境も常識もくつがえす。
これは、捨てられた欠食幼女が、敵国でお腹いっぱい幸せになりながら、秘められた力で世界を巻き込んでいく物語。
※若干の百合風味を含みます。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
捨てられた生贄オメガ、魔王城で極上の『巣作り』始めます!~不眠症の魔王様、私のクッションで爆睡して溺愛モードに突入~
水凪しおん
BL
「役立たずのオメガ」として冷遇され、血も涙もない魔王への生贄として捨てられたリノ。
死を覚悟して連れてこられた魔王城は、寒くて硬くて、居住性最悪のブラック環境だった!?
「こんなところで寝られるか!」
極限状態で発動したオメガ特有の『巣作り本能』と、神業レベルの裁縫スキルが火を噴く!
ゴミ同然の布切れをフカフカのクッションに、冷たい石床を極上のラグマットにリフォーム。
すると、不眠症で常にイライラしていた魔王ザルドリスが、リノの作った「巣」のあまりの快適さに陥落してしまい……?
「……貴様、私を堕落させる気か」
(※いいえ、ただ快適に寝たいだけです)
殺されるどころか、魔王様に気に入られ、気付けば城中がリノの虜に。
捨てられた生贄オメガが、裁縫一つで魔王城を「世界一のマイホーム」に変える、ほのぼの逆転溺愛ファンタジー!
異世界転生した元開発担当、チート農業スキルで最高級米を作って「恵方巻」を流行らせます!没落令嬢と組んでライバル商会をざまぁする
黒崎隼人
ファンタジー
コンビニ弁当の開発担当だった俺は、過労の果てに異世界へ転生した。
手に入れたのは、触れるだけで作物を育て、品種改良までできる農業チートスキル『豊穣の指先』。
でも、俺が作りたいのは普通の野菜じゃない。
前世で最後に食べ損ねた、あの「恵方巻」だ!
流れ着いた先は、パンとスープが主食の田舎町。
そこで出会ったのは、経営難で倒産寸前の商会を切り盛りする、腹ペコお嬢様のリリアナだった。
「黒くて太い棒を、無言で丸かじりするんですか……? そんな野蛮な料理、売れるわけがありません!」
最初はドン引きしていた彼女も、一口食べればその美味さに陥落寸前?
異世界の住人に「今年の吉方位を向いて無言で願い事をする」という謎の風習を定着させろ!
米作りから海苔の養殖、さらにはライバル商会とのバトルまで。
チート農家と没落令嬢がタッグを組んで挑む、おいしくておかしなグルメ・サクセスストーリー、開店!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。