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タコ飯!
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「ただいまサフィー。」
「お帰りなさいチハル、ヨリ達は一緒じゃないんですか?」
「うん、一回帰ってから来るよ。」
学校が終わり明日から休みに入る頼子達は、お泊り準備をして千春の家に来る事になっている。
「ヨリはビェリーが荷物を持てるんじゃないんですか?」
「一回帰る用事あったらしいよ、すぐ来るっしょ。」
「そうですか、今日はどうされます?」
「んー、別に予定はないなー。」
サフィーナと千春が話しをしていると、モリアンが部屋に入って来る。
「チハルさんお帰りなさい!」
「ただいまモリー、元気だねぇ。」
「はい!あ、ルノアーさんが最近厨房で料理作ってくれないからって拗ねてましたよ。」
「そう言えば最近はココのキッチン使ってたもんねー。」
「そうなんですよー、食べに行く事はあっても王宮の厨房で作らないじゃないですかー。」
「ふむー・・・ヨリ達が来たら玄関まで迎えに行かないとだしなー。」
「チハル、ルノアーさん呼べば良いんじゃないかしら?」
千春が考えていると、サフィーナが提案してきた。
「ルノアーさんが厨房空けたらまずくない?」
「どうでしょう、王族の料理さえ問題無ければ大丈夫だとおもいますけどー。」
「それじゃモリー、ルノアーさんに聞いて来てよ、こっちで料理するけど見る?って。」
「了解でっす!!!!」
モリアンは返事をすると扉からあっという間に出て行く。
「すっごい早いなぁ、あんなにルノアーさん思いだったのか。」
「いえ、多分あれは買収されてますね。」
「ほほぉ?ルノアーさんに餌付けされてたかモリー。」
「多分ですけれどね、夜によく厨房に行くモリーを見てますから。」
「まぁそれはそれで良いけどね、本当に最近教えてなかった気がするし。」
「チハルの料理をルノアーさんに教えれば、王都の料理が美味しくなりますからね。」
「そうなんだよねー、レシピを紙に書いて渡すかなぁ、モリー買収されてるならメモくらい取って渡す気がするし。」
千春は荷物を置いて、制服を着替える、そしてエプロンを付け料理の準備をする。
「さ~て何作るかな~♪」
「千春おかえり。」
「ただいまルプー!」
庭からのっそりと帰って来たルプに千春は抱き着く。
「いやぁモフモフは良い物だにゃぁ。」
「はっはっは、その恰好、何か作るのか?」
「うん、何か食べたい物ある?」
「肉。」
「・・・生肉でいい?」
「いや、料理してくれよ。」
「料理名言いなよ。」
「千春の料理はどれも美味い、選べねえ。」
「えへ、えへへ。」
ルプが言うと、千春は嬉しそうにする。
「ただいまですー!!!」
「モリーもっと静かに入りなさい。」
「はーい!ルノアーさんと数人料理人が見学に来るそうです!」
「うん、わかったー、で、モリーはルノアーさんに何貰ったの?」
「・・・へ?・・・え?」
「買収されてるでしょ?」
「・・・えっとぉ、新作スイーツを少々。」
モリアンがホッペタをポリポリとかきながら呟く。
「別に良いけどね。」
「あ!来ましたよ!」
モリアンは話しを変える様に扉を開く。
「失礼します、あ、チハルさんよろしく頼みます。」
「はーい、他の人は?」
千春が問いかけると、3人の料理人が入って来る。
「失礼します!チハル王女殿下お久しぶりで御座います!」
「・・・あ、はい、お・・ひさしぶり・・です?」
千春は男性を思い出せずサフィーナを見る、しかしサフィーナも覚えていない人物の様だ。
「あ、申し訳ありません!ハース伯爵領、料理長をしておりますヘンスで御座います!」
「・・・ああああ!!!!思い出したぁ!!!!」
「あはは、良かったです、一度しか会ってませんので。」
「え?料理長が修行?」
「はい!チハル王女殿下の料理に関しては料理長であろうと新人と変わりません!ルノアー料理長から教えを頂いております!」
「そうなんだ、そっかー、そちらの2人も?」
「はい!」
「そっかぁ、よし、それじゃ今日は海鮮料理にしよう!」
千春はそう言うと、ルプが見てくる。
「千春、肉。」
「・・・はいはい、ステーキで良い?」
「ブラックホーンブルで頼む。」
「はいはい、料理人いっぱいいるから肉くらい焼けるよ。」
千春は厨房に入りアイテムボックスを開けると、魚介類を取り出す。
「さて、洋風にするか和風にするか、どうしよかなぁ。」
取り出した魚介類を掴むと、ふむぅと考える。
「チハルさん、下ごしらえなんかは言ってくれ、俺たちも手伝うから。」
「ありがとう、あ、でも魚介類だとルノアーさんじゃなくヘンスさんの方が慣れてるかもね。」
千春は取り出したタコを持ち上げる。
「ヘンスさん、タコの下処理出来ます?」
「ぬめりを取れば良いのですか?」
「うん、下処理したら一度茹でてほしいの。」
「了解しました。」
ヘンスはすぐに塩を塗り込みぬめりを取り出す。
「それじゃこっちはお米の準備っと。」
「チハルさん何を作るんだ?」
「タコ飯。」
「飯・・・米か。」
「そ、炊き込みご飯、あー、前松茸ご飯作ったでしょ、あれのタコバージョン。」
「おぉ、あれなら覚えているから準備出来るぞ。」
「味付け違うからメモしてくれたら良いよ。」
「了解だ。」
「んっと、ヨリ達来たら食べるし6合くらいで作るかな。」
計量カップを準備し調味料を入れて行く。
「醤油を70cc、みりんも同量、お酒も同量でいいかな。」
「結構感覚で作ってるんだな。」
「そうだねぇ、甘めにするならみりんを多めで良いんだけど焦げるんだよねぇ、おこげ美味しいけど。」
そう言って砂糖を小さじ2杯ほど入れる。
「あとは生姜をすりおろしまーす。」
「ジンジャーを入れるのか?」
「うん、あとは油揚げ・・・無いな!」
「必要なのか?」
「あった方がいいけど別に無くてもいいよ、あとは米を洗って調味料いれたら水の量を調整、これは松茸ご飯と一緒ね。」
「米は俺が洗おう。」
ルノアーが6合の米を研ぐ。
「・・・米洗うの上手になったね。」
「まぁな、最近毎日一度は米を使っているからなぁ。」
「安いから?」
「いや、美味しいからだ、チハルさんの料理は米が良いと兵士から言われるんだよ。」
「わかるー、やっぱり米だよねぇ。」
隣のコンロではお湯が沸きだした。
「チハル王女殿下、タコのぬめりは取れました!」
「ありがとー、それじゃこの鍋に入れて茹でてください、あと王女殿下要らないので。」
「いえ!そういうわk」
「いらないので!」
食い気味に言う千春。
「は、はい、チハル・・・様。」
「んー、様もいらない・・・。」
「チハルさん、まぁそこらへんで。」
ルノアーは笑いながら千春に言うと、千春も妥協する。
「はい!それじゃタコ茹であがったら小さく切りまーす、えーっと・・・ルノアーさんの親指の爪くらいのサイズで。」
皆はルノアーの爪を見る。
「ふむ、結構大きいな。」
「でも炊くと小さくなるからね。」
「フムフム。」
「それじゃ切ったタコはココに入れてね。」
米を入れ、水を調節した鍋を置く。
「それじゃルノアーさん、ご飯の火加減はお願いしていい?」
「わかった、ヘンスにも教えておこう。」
ルノアーはそう言うと鍋に火を入れヘンスに教えている。
「さて、タコ飯に合うおかずはなんじゃらほい。」
「肉。」
「ルプはブレないねぇ、それじゃブラックホーンブルのステーキは作るとして、もう一品つくりますかねっ。」
千春は肉の塊を出すと、肉を切り分けて行った。
「お帰りなさいチハル、ヨリ達は一緒じゃないんですか?」
「うん、一回帰ってから来るよ。」
学校が終わり明日から休みに入る頼子達は、お泊り準備をして千春の家に来る事になっている。
「ヨリはビェリーが荷物を持てるんじゃないんですか?」
「一回帰る用事あったらしいよ、すぐ来るっしょ。」
「そうですか、今日はどうされます?」
「んー、別に予定はないなー。」
サフィーナと千春が話しをしていると、モリアンが部屋に入って来る。
「チハルさんお帰りなさい!」
「ただいまモリー、元気だねぇ。」
「はい!あ、ルノアーさんが最近厨房で料理作ってくれないからって拗ねてましたよ。」
「そう言えば最近はココのキッチン使ってたもんねー。」
「そうなんですよー、食べに行く事はあっても王宮の厨房で作らないじゃないですかー。」
「ふむー・・・ヨリ達が来たら玄関まで迎えに行かないとだしなー。」
「チハル、ルノアーさん呼べば良いんじゃないかしら?」
千春が考えていると、サフィーナが提案してきた。
「ルノアーさんが厨房空けたらまずくない?」
「どうでしょう、王族の料理さえ問題無ければ大丈夫だとおもいますけどー。」
「それじゃモリー、ルノアーさんに聞いて来てよ、こっちで料理するけど見る?って。」
「了解でっす!!!!」
モリアンは返事をすると扉からあっという間に出て行く。
「すっごい早いなぁ、あんなにルノアーさん思いだったのか。」
「いえ、多分あれは買収されてますね。」
「ほほぉ?ルノアーさんに餌付けされてたかモリー。」
「多分ですけれどね、夜によく厨房に行くモリーを見てますから。」
「まぁそれはそれで良いけどね、本当に最近教えてなかった気がするし。」
「チハルの料理をルノアーさんに教えれば、王都の料理が美味しくなりますからね。」
「そうなんだよねー、レシピを紙に書いて渡すかなぁ、モリー買収されてるならメモくらい取って渡す気がするし。」
千春は荷物を置いて、制服を着替える、そしてエプロンを付け料理の準備をする。
「さ~て何作るかな~♪」
「千春おかえり。」
「ただいまルプー!」
庭からのっそりと帰って来たルプに千春は抱き着く。
「いやぁモフモフは良い物だにゃぁ。」
「はっはっは、その恰好、何か作るのか?」
「うん、何か食べたい物ある?」
「肉。」
「・・・生肉でいい?」
「いや、料理してくれよ。」
「料理名言いなよ。」
「千春の料理はどれも美味い、選べねえ。」
「えへ、えへへ。」
ルプが言うと、千春は嬉しそうにする。
「ただいまですー!!!」
「モリーもっと静かに入りなさい。」
「はーい!ルノアーさんと数人料理人が見学に来るそうです!」
「うん、わかったー、で、モリーはルノアーさんに何貰ったの?」
「・・・へ?・・・え?」
「買収されてるでしょ?」
「・・・えっとぉ、新作スイーツを少々。」
モリアンがホッペタをポリポリとかきながら呟く。
「別に良いけどね。」
「あ!来ましたよ!」
モリアンは話しを変える様に扉を開く。
「失礼します、あ、チハルさんよろしく頼みます。」
「はーい、他の人は?」
千春が問いかけると、3人の料理人が入って来る。
「失礼します!チハル王女殿下お久しぶりで御座います!」
「・・・あ、はい、お・・ひさしぶり・・です?」
千春は男性を思い出せずサフィーナを見る、しかしサフィーナも覚えていない人物の様だ。
「あ、申し訳ありません!ハース伯爵領、料理長をしておりますヘンスで御座います!」
「・・・ああああ!!!!思い出したぁ!!!!」
「あはは、良かったです、一度しか会ってませんので。」
「え?料理長が修行?」
「はい!チハル王女殿下の料理に関しては料理長であろうと新人と変わりません!ルノアー料理長から教えを頂いております!」
「そうなんだ、そっかー、そちらの2人も?」
「はい!」
「そっかぁ、よし、それじゃ今日は海鮮料理にしよう!」
千春はそう言うと、ルプが見てくる。
「千春、肉。」
「・・・はいはい、ステーキで良い?」
「ブラックホーンブルで頼む。」
「はいはい、料理人いっぱいいるから肉くらい焼けるよ。」
千春は厨房に入りアイテムボックスを開けると、魚介類を取り出す。
「さて、洋風にするか和風にするか、どうしよかなぁ。」
取り出した魚介類を掴むと、ふむぅと考える。
「チハルさん、下ごしらえなんかは言ってくれ、俺たちも手伝うから。」
「ありがとう、あ、でも魚介類だとルノアーさんじゃなくヘンスさんの方が慣れてるかもね。」
千春は取り出したタコを持ち上げる。
「ヘンスさん、タコの下処理出来ます?」
「ぬめりを取れば良いのですか?」
「うん、下処理したら一度茹でてほしいの。」
「了解しました。」
ヘンスはすぐに塩を塗り込みぬめりを取り出す。
「それじゃこっちはお米の準備っと。」
「チハルさん何を作るんだ?」
「タコ飯。」
「飯・・・米か。」
「そ、炊き込みご飯、あー、前松茸ご飯作ったでしょ、あれのタコバージョン。」
「おぉ、あれなら覚えているから準備出来るぞ。」
「味付け違うからメモしてくれたら良いよ。」
「了解だ。」
「んっと、ヨリ達来たら食べるし6合くらいで作るかな。」
計量カップを準備し調味料を入れて行く。
「醤油を70cc、みりんも同量、お酒も同量でいいかな。」
「結構感覚で作ってるんだな。」
「そうだねぇ、甘めにするならみりんを多めで良いんだけど焦げるんだよねぇ、おこげ美味しいけど。」
そう言って砂糖を小さじ2杯ほど入れる。
「あとは生姜をすりおろしまーす。」
「ジンジャーを入れるのか?」
「うん、あとは油揚げ・・・無いな!」
「必要なのか?」
「あった方がいいけど別に無くてもいいよ、あとは米を洗って調味料いれたら水の量を調整、これは松茸ご飯と一緒ね。」
「米は俺が洗おう。」
ルノアーが6合の米を研ぐ。
「・・・米洗うの上手になったね。」
「まぁな、最近毎日一度は米を使っているからなぁ。」
「安いから?」
「いや、美味しいからだ、チハルさんの料理は米が良いと兵士から言われるんだよ。」
「わかるー、やっぱり米だよねぇ。」
隣のコンロではお湯が沸きだした。
「チハル王女殿下、タコのぬめりは取れました!」
「ありがとー、それじゃこの鍋に入れて茹でてください、あと王女殿下要らないので。」
「いえ!そういうわk」
「いらないので!」
食い気味に言う千春。
「は、はい、チハル・・・様。」
「んー、様もいらない・・・。」
「チハルさん、まぁそこらへんで。」
ルノアーは笑いながら千春に言うと、千春も妥協する。
「はい!それじゃタコ茹であがったら小さく切りまーす、えーっと・・・ルノアーさんの親指の爪くらいのサイズで。」
皆はルノアーの爪を見る。
「ふむ、結構大きいな。」
「でも炊くと小さくなるからね。」
「フムフム。」
「それじゃ切ったタコはココに入れてね。」
米を入れ、水を調節した鍋を置く。
「それじゃルノアーさん、ご飯の火加減はお願いしていい?」
「わかった、ヘンスにも教えておこう。」
ルノアーはそう言うと鍋に火を入れヘンスに教えている。
「さて、タコ飯に合うおかずはなんじゃらほい。」
「肉。」
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