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炭酸ジュース!
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「たっだいまぁ、あっつぅ。」
「おかえりなさいチハル、どう?久しぶりの学園は。」
高校に行き、始業式が終わって昼に帰ってきた千春はソファーに倒れ込む。
「うん・・・暑かった、こっち涼しいー!」
「ニホンは暑いわよねぇ。」
たまに千春と日本に行き買い物をするサフィーナはクスクス笑う。
「サフィー、コーラある?」
「えーっと、全部飲んじゃいましたね。」
「マジか、買いに行くかぁ。」
「チハルさん、コーラ作らないんです?」
モリアンはさも当たり前の様に聞いてくる。
「アレは作れる物じゃないんだよぅ。」
「いつもみたいに検索してみれば?」
千春にサフィーナは言うとスマホを触る千春、そして嫌そうな顔をする。
「無理!」
「えー?チハルさんが無理とか珍しいですね。」
「カレー並みにめんどくたい!」
「久しぶりに出ましたねめんどくたい。」
「やだ!買った方が早い!」
「何が必要なんです?」
「クローブ、カルダモン、シナモンスティック、バニラビーンズ、レモン、水。」
「それをどうするんですか?」
「煮詰める。」
「簡単そうですけどねぇ。」
「そもそも材料が無いじゃん。」
「あ、そうでした。」
あはははと笑うモリアン、千春はふと重曹が出来る魔道具をアイテムボックスから取り出し立ち上がる。
「炭酸ジュースなら作れるじゃん。」
庭に出ると千春は軍隊蜂のアミを呼ぶ。
「アミー蜂蜜ちょーだーい!」
千春が呼ぶと沢山の蜂が木の上から舞い降りてくる。
「ブブブブ。」
「ありがと、瓶常備してんのね。」
可愛い小瓶を受け取る千春、麗奈が100均で買った瓶だ。
「あとはレモン欲しいな。」
「レモン?」
「そ、黄色い柑橘のチョー酸っぱいやつ。」
「見た事無いですね。」
「チハルさんが言ってたユズって言うのじゃダメなんです?」
「ダメじゃ無いけどレモンが良いなー。」
「商業ギルド行きます?あるかもしれないわよ?」
サフィーナは次の言葉を予測して微笑む。
「そこまでしたくない!」
「言うと思ったわ、似た様な物が厨房にあるかもしれないわ、行きます?」
「厨房ならまぁいっか、無かったら他ので代用しよう。」
千春はサフィーナ、モリアン、サリナを連れ厨房に向かう。
「ルノアーさん来たよー。」
「いらっしゃい、早いな、何か作るのか?」
「ちょっと飲み物をね。」
「飲み物?何がいるんだ?」
「レモンある?」
「あるぞ、そこの箱に入ってる。」
「あるんかーい!」
千春は指差された箱を開ける。
「おぉ・・・。」
「黄色くないですよ?」
「緑だねぇ、あと形も違うね。」
「コレがレモンなの?」
サフィーナは一つ掴む。
「ルノアーさんがレモンって言ったからレモンなんでしょ、ちょっと絞ってみよう。」
千春はいつも使っている厨房の方に向かい半分に切る。
「お、香りはレモンだ。」
「レモンって言ってましたからね。」
クスクスと笑うサフィーナ、千春はグラスを手に取り半分に切ったレモンを握りしめる。
「・・・んぐぎぃぃぃぃぃ・・・固い!」
「私がやりましょう。」
サリナはそう言うと千春の持つレモンを受け取ると軽く握りつぶす。
「サリナ、力凄いね。」
「筋力強化の魔法掛けてますから。」
「インチキぃー!」
「違いますよ?」
2人はクスクス笑い合う、そして千春は絞ったレモンをモリアンに渡す。
「はい!モリー味見して良いよ♪」
「有難うございます!」
嬉しそうに受け取るモリアンは疑いもなくクピッと飲む。
「・・・!!!?!?!?!??すっぱぁぁぁぁ!!!」
「まぁレモンだし。」
「へぇ、凄く酸っぱいって言ってましたからね。」
「うん、モリー、一気に言ったね。」
「・・・チハルさんのくれた物いつも美味しいので思わず。」
「モリーもサフィーもサリナもレモン知らなかったもんね。」
千春はもう一つのレモンをサフィーナに渡すとサフィーナは簡単に握りつぶし果汁を絞る。
「これに水入れまーす。」
「魔法で出しますね。」
「よろー、そんでこの魔石で重曹出しまーす。」
千春が魔力を込めると重曹が絞り出されるように魔石から出て来る。
「あと氷入れまーす。」
「魔法で出しますね。」
「・・・サフィー便利すぎない?」
「そうですか?」
「うん、1人で全部完結してるじゃん。」
氷魔法でグラスに氷を入れると千春は長いスプーンでくるくると混ぜる。
「そして最後にこれー。」
アミから貰った蜂蜜をスプーンで掬うとグラスに入れまた混ぜる。
「は~~~っちみっつレモン♪」
「なんで歌うの?」
「ん、こう言うCMあったんだよ。」
グラスを掴みモリアンに渡す。
「はい。」
「・・・チハルさんお先にどうぞ。」
疑いの目で見ながらグラスを押し返すモリアン。
「美味しいのに。」
グラスに口を付け一気に飲み干す千春。
「んーーーーーー!!!!」
「すっぱいです?!超すっぱいです!?」
「美味しい。」
「えー!」
「さて、これをもう少し作ろう、サフィーこの大きなデキャンタみたいなのに作って。」
「みたいじゃなくデキャンタですけどね。」
先ほどの様にレモンを絞り水を入れ氷を入れるサフィーナ、千春はそこに重曹と蜂蜜を入れくるくると混ぜる。
「はい、それじゃ飲む人ー。」
「頂きますね。」
「はーい!」
「はい!」
「はい!」
「はい!」
「おれも!」
「ちょ!?」
気付けばルノアーも手を上げている。
「飲むの?」
「飲むぞ?」
「まぁ良いけど。」
皆グラスを持って立っている、千春は皆のグラスに蜂蜜レモンを入れると皆は飲み干す。
「コレは美味いな。」
「美味しいですね、甘さを押さえれば肉料理等にも合いそうです。」
「逆にもう少し甘くして良いと思いますが、王子殿下が喜びそうです。」
「チハルさん、コレ食堂でも作って良いか?」
「良いけどコレ無いっしょ?」
千春は重曹の出来る魔道具を見せる。
「いや、あるぞ。」
「え?あるの!?」
「シャリーが魔導士団に頼んで沢山作ってもらったからな。」
「あ、そう言えば作れるようにしたって言ってたなぁアイトネ。」
『呼んだ?』
「呼んでないよ、飲む?」
『頂くわ~♪』
「で、コレ簡単に作れるものなの?」
『美味しー♪作れるわよー、その通りに刻印を刻めばそれ自体に魔法が発動する様に組んだもの♪』
「謎技術の無駄遣いだ・・・。」
『だってコレが無いとアレとかアレとか作れないんですもの、広まった方が良いじゃない?』
そう言いながら飲み干したグラスを出すアイトネ、千春はもう一杯注ぐ。
「良いけどね、炭酸ジュースも作れるようになったし♪」
「他にも作れるのか?」
「うん、柑橘系でも良いし葡萄ジュースにしても良いけど、果汁100%で炭酸は味濃いから水で薄めた方が美味しいと思うよ。」
「了解だ、果汁を沢山準備しておくか。」
「あ!ルノアーさん!それはちょっと!」
「ん?ダメなのか?」
「果汁だけだと糖質が高くて発酵したり腐りやすいから出来れば作り溜めはやめた方が良いね。」
「へぇ、勉強になるな、因みにコレを市井に広めるのは?」
「この魔道具が出回ってるなら良いんじゃない?」
「出回る程は作ってないと思うが、シャリーには教えておこう。」
「それじゃいくつか果汁絞って私も持って行こー。」
千春が言うと既に料理人達が筋肉を見せながら両手には果実を握っていた。
「王女殿下お任せください!」
「どの果物でいきやすか?」
「どれでもお申し付けください!」
「え~・・・そのオレンジみたいなのとー、レモンとー、りんごは握りつぶさずにすりおろして絞ってください。」
リンゴを今にも握りつぶそうとしている料理人に言うと少し残念そうにしながら作業を始めた、そして大き目の瓶に果汁を入れると千春は受け取り部屋に戻る事にした。
「料理人すげぇ。」
「王宮の料理人と言うか、中央食堂の料理人が変なんですよ。」
モリアンは平然と答えながら歩く、そして部屋に戻るとラルカとマクリはいつもの様に勉強をしていた。
「ただいまー。」
「お帰りなさいませチハル様。」
「ラルカそろそろ様付けやめない?」
「やめません。」
「マクリ休憩するよー。」
「はいです・・・ニャァ・・・。」
「疲れた?」
「つかれましたぁ。」
ポテッと机に伏せるマクリ、千春は早速オレンジっぽい果汁で炭酸オレンジジュースを作る。
「はい、マクリ。」
「有難うございますニャ!」
マクリはグラスを受け取るとクピッと口を付け飲む。
「ンニャァ!?」
「マクリ炭酸初めてだっけ?」
「そう言えば飲んでませんね。」
サフィーナは思い出すように呟く、そして千春のスマホが鳴り確認する。
「ヨリ来たわ。」
「今日お泊りですか?」
「うん、今日時間あるからさ、明日一緒に学校行くんだよ。」
千春は頼子を迎えに行き、また異世界へ戻って来る。
「やほ~。」
「お帰りなさいヨリ。」
「はいサフィーちゃん、おみゃーげ。」
「有難うございます。」
お菓子を受け取りサフィーナは厨房へ移動する。
「千春何か飲む?」
頼子はコンビニの袋から飲み物を取り出す。
「コーラ!」
「おぉぅそんなコーラ好きだったか?」
「今好きになった!」
「良いけどね。」
千春はペットボトルのコーラを開けグビグビと飲む。
「やっぱコーラうめぇ!!!!」
「うん、美味しいよね。」
千春はコーラが飲みたいと言う事から炭酸ジュースを作ったという話を頼子にする。
「へぇ、まためんどくさい事してんねぇ。」
「それが全然めんどくさく無かったのよ、サフィーが全部やってくれた。」
「流石パーフェクト侍女。」
「サフィーで小説書けそうだよね。」
「チートだもんなぁサフィーちゃん。」
サフィーナはお菓子を皿に乗せ帰って来る。
「全部聞こえてるわよ?」
クスクス笑うサフィーナ、そして王宮では何時でも炭酸果汁ジュースが飲めるようになった。
「おかえりなさいチハル、どう?久しぶりの学園は。」
高校に行き、始業式が終わって昼に帰ってきた千春はソファーに倒れ込む。
「うん・・・暑かった、こっち涼しいー!」
「ニホンは暑いわよねぇ。」
たまに千春と日本に行き買い物をするサフィーナはクスクス笑う。
「サフィー、コーラある?」
「えーっと、全部飲んじゃいましたね。」
「マジか、買いに行くかぁ。」
「チハルさん、コーラ作らないんです?」
モリアンはさも当たり前の様に聞いてくる。
「アレは作れる物じゃないんだよぅ。」
「いつもみたいに検索してみれば?」
千春にサフィーナは言うとスマホを触る千春、そして嫌そうな顔をする。
「無理!」
「えー?チハルさんが無理とか珍しいですね。」
「カレー並みにめんどくたい!」
「久しぶりに出ましたねめんどくたい。」
「やだ!買った方が早い!」
「何が必要なんです?」
「クローブ、カルダモン、シナモンスティック、バニラビーンズ、レモン、水。」
「それをどうするんですか?」
「煮詰める。」
「簡単そうですけどねぇ。」
「そもそも材料が無いじゃん。」
「あ、そうでした。」
あはははと笑うモリアン、千春はふと重曹が出来る魔道具をアイテムボックスから取り出し立ち上がる。
「炭酸ジュースなら作れるじゃん。」
庭に出ると千春は軍隊蜂のアミを呼ぶ。
「アミー蜂蜜ちょーだーい!」
千春が呼ぶと沢山の蜂が木の上から舞い降りてくる。
「ブブブブ。」
「ありがと、瓶常備してんのね。」
可愛い小瓶を受け取る千春、麗奈が100均で買った瓶だ。
「あとはレモン欲しいな。」
「レモン?」
「そ、黄色い柑橘のチョー酸っぱいやつ。」
「見た事無いですね。」
「チハルさんが言ってたユズって言うのじゃダメなんです?」
「ダメじゃ無いけどレモンが良いなー。」
「商業ギルド行きます?あるかもしれないわよ?」
サフィーナは次の言葉を予測して微笑む。
「そこまでしたくない!」
「言うと思ったわ、似た様な物が厨房にあるかもしれないわ、行きます?」
「厨房ならまぁいっか、無かったら他ので代用しよう。」
千春はサフィーナ、モリアン、サリナを連れ厨房に向かう。
「ルノアーさん来たよー。」
「いらっしゃい、早いな、何か作るのか?」
「ちょっと飲み物をね。」
「飲み物?何がいるんだ?」
「レモンある?」
「あるぞ、そこの箱に入ってる。」
「あるんかーい!」
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「おぉ・・・。」
「黄色くないですよ?」
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「コレがレモンなの?」
サフィーナは一つ掴む。
「ルノアーさんがレモンって言ったからレモンなんでしょ、ちょっと絞ってみよう。」
千春はいつも使っている厨房の方に向かい半分に切る。
「お、香りはレモンだ。」
「レモンって言ってましたからね。」
クスクスと笑うサフィーナ、千春はグラスを手に取り半分に切ったレモンを握りしめる。
「・・・んぐぎぃぃぃぃぃ・・・固い!」
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サリナはそう言うと千春の持つレモンを受け取ると軽く握りつぶす。
「サリナ、力凄いね。」
「筋力強化の魔法掛けてますから。」
「インチキぃー!」
「違いますよ?」
2人はクスクス笑い合う、そして千春は絞ったレモンをモリアンに渡す。
「はい!モリー味見して良いよ♪」
「有難うございます!」
嬉しそうに受け取るモリアンは疑いもなくクピッと飲む。
「・・・!!!?!?!?!??すっぱぁぁぁぁ!!!」
「まぁレモンだし。」
「へぇ、凄く酸っぱいって言ってましたからね。」
「うん、モリー、一気に言ったね。」
「・・・チハルさんのくれた物いつも美味しいので思わず。」
「モリーもサフィーもサリナもレモン知らなかったもんね。」
千春はもう一つのレモンをサフィーナに渡すとサフィーナは簡単に握りつぶし果汁を絞る。
「これに水入れまーす。」
「魔法で出しますね。」
「よろー、そんでこの魔石で重曹出しまーす。」
千春が魔力を込めると重曹が絞り出されるように魔石から出て来る。
「あと氷入れまーす。」
「魔法で出しますね。」
「・・・サフィー便利すぎない?」
「そうですか?」
「うん、1人で全部完結してるじゃん。」
氷魔法でグラスに氷を入れると千春は長いスプーンでくるくると混ぜる。
「そして最後にこれー。」
アミから貰った蜂蜜をスプーンで掬うとグラスに入れまた混ぜる。
「は~~~っちみっつレモン♪」
「なんで歌うの?」
「ん、こう言うCMあったんだよ。」
グラスを掴みモリアンに渡す。
「はい。」
「・・・チハルさんお先にどうぞ。」
疑いの目で見ながらグラスを押し返すモリアン。
「美味しいのに。」
グラスに口を付け一気に飲み干す千春。
「んーーーーーー!!!!」
「すっぱいです?!超すっぱいです!?」
「美味しい。」
「えー!」
「さて、これをもう少し作ろう、サフィーこの大きなデキャンタみたいなのに作って。」
「みたいじゃなくデキャンタですけどね。」
先ほどの様にレモンを絞り水を入れ氷を入れるサフィーナ、千春はそこに重曹と蜂蜜を入れくるくると混ぜる。
「はい、それじゃ飲む人ー。」
「頂きますね。」
「はーい!」
「はい!」
「はい!」
「はい!」
「おれも!」
「ちょ!?」
気付けばルノアーも手を上げている。
「飲むの?」
「飲むぞ?」
「まぁ良いけど。」
皆グラスを持って立っている、千春は皆のグラスに蜂蜜レモンを入れると皆は飲み干す。
「コレは美味いな。」
「美味しいですね、甘さを押さえれば肉料理等にも合いそうです。」
「逆にもう少し甘くして良いと思いますが、王子殿下が喜びそうです。」
「チハルさん、コレ食堂でも作って良いか?」
「良いけどコレ無いっしょ?」
千春は重曹の出来る魔道具を見せる。
「いや、あるぞ。」
「え?あるの!?」
「シャリーが魔導士団に頼んで沢山作ってもらったからな。」
「あ、そう言えば作れるようにしたって言ってたなぁアイトネ。」
『呼んだ?』
「呼んでないよ、飲む?」
『頂くわ~♪』
「で、コレ簡単に作れるものなの?」
『美味しー♪作れるわよー、その通りに刻印を刻めばそれ自体に魔法が発動する様に組んだもの♪』
「謎技術の無駄遣いだ・・・。」
『だってコレが無いとアレとかアレとか作れないんですもの、広まった方が良いじゃない?』
そう言いながら飲み干したグラスを出すアイトネ、千春はもう一杯注ぐ。
「良いけどね、炭酸ジュースも作れるようになったし♪」
「他にも作れるのか?」
「うん、柑橘系でも良いし葡萄ジュースにしても良いけど、果汁100%で炭酸は味濃いから水で薄めた方が美味しいと思うよ。」
「了解だ、果汁を沢山準備しておくか。」
「あ!ルノアーさん!それはちょっと!」
「ん?ダメなのか?」
「果汁だけだと糖質が高くて発酵したり腐りやすいから出来れば作り溜めはやめた方が良いね。」
「へぇ、勉強になるな、因みにコレを市井に広めるのは?」
「この魔道具が出回ってるなら良いんじゃない?」
「出回る程は作ってないと思うが、シャリーには教えておこう。」
「それじゃいくつか果汁絞って私も持って行こー。」
千春が言うと既に料理人達が筋肉を見せながら両手には果実を握っていた。
「王女殿下お任せください!」
「どの果物でいきやすか?」
「どれでもお申し付けください!」
「え~・・・そのオレンジみたいなのとー、レモンとー、りんごは握りつぶさずにすりおろして絞ってください。」
リンゴを今にも握りつぶそうとしている料理人に言うと少し残念そうにしながら作業を始めた、そして大き目の瓶に果汁を入れると千春は受け取り部屋に戻る事にした。
「料理人すげぇ。」
「王宮の料理人と言うか、中央食堂の料理人が変なんですよ。」
モリアンは平然と答えながら歩く、そして部屋に戻るとラルカとマクリはいつもの様に勉強をしていた。
「ただいまー。」
「お帰りなさいませチハル様。」
「ラルカそろそろ様付けやめない?」
「やめません。」
「マクリ休憩するよー。」
「はいです・・・ニャァ・・・。」
「疲れた?」
「つかれましたぁ。」
ポテッと机に伏せるマクリ、千春は早速オレンジっぽい果汁で炭酸オレンジジュースを作る。
「はい、マクリ。」
「有難うございますニャ!」
マクリはグラスを受け取るとクピッと口を付け飲む。
「ンニャァ!?」
「マクリ炭酸初めてだっけ?」
「そう言えば飲んでませんね。」
サフィーナは思い出すように呟く、そして千春のスマホが鳴り確認する。
「ヨリ来たわ。」
「今日お泊りですか?」
「うん、今日時間あるからさ、明日一緒に学校行くんだよ。」
千春は頼子を迎えに行き、また異世界へ戻って来る。
「やほ~。」
「お帰りなさいヨリ。」
「はいサフィーちゃん、おみゃーげ。」
「有難うございます。」
お菓子を受け取りサフィーナは厨房へ移動する。
「千春何か飲む?」
頼子はコンビニの袋から飲み物を取り出す。
「コーラ!」
「おぉぅそんなコーラ好きだったか?」
「今好きになった!」
「良いけどね。」
千春はペットボトルのコーラを開けグビグビと飲む。
「やっぱコーラうめぇ!!!!」
「うん、美味しいよね。」
千春はコーラが飲みたいと言う事から炭酸ジュースを作ったという話を頼子にする。
「へぇ、まためんどくさい事してんねぇ。」
「それが全然めんどくさく無かったのよ、サフィーが全部やってくれた。」
「流石パーフェクト侍女。」
「サフィーで小説書けそうだよね。」
「チートだもんなぁサフィーちゃん。」
サフィーナはお菓子を皿に乗せ帰って来る。
「全部聞こえてるわよ?」
クスクス笑うサフィーナ、そして王宮では何時でも炭酸果汁ジュースが飲めるようになった。
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