456 / 1,131
連載
千春の誕生日!③
しおりを挟む
「チハル、今日はここまでにしましょうか。」
「はい、お母様。」
「明日また準備が出来たら呼びに行くわね。」
「はーい!」
千春はマルグリットに返事をすると自分の部屋に戻る。
「サフィーもおつかれー。」
「楽しかったわよ?」
「色々選んでたもんねー。」
千春とサフィーナは千春の部屋に戻っていると良い香りがする。
「・・・ん?」
「どうしたの?」
「なんか懐かしい匂いがする。」
「香ばしい感じね。」
「食堂から?」
「いえ、ここまで香る事は無いわよ?」
話をしながら2人は千春の部屋の前に辿り着く。
「ココから匂いする!」
「誰か料理をしてるのかしら?」
「えぇ~?でもこれ醤油の匂いなんだけどぉ。」
サフィーナが扉を開けると良い香りが部屋に充満している、そしてソファーには源治とアイトネが座っていた。
「おじぃちゃん!?」
「おー、チー元気そうだな。」
「なっ?なんで?!」
「ルプに連れて来てもらったんだよ。」
「おばぁちゃんは!?」
「台所にいるぞ。」
源治が言うと千春はダッシュで厨房に向かう。
「あら、チーちゃん元気そうね。」
「おばぁちゃん!!!!!」
千春は思わず文恵に抱き着く。
「おばぁちゃんもルプに連れて来てもらったの!?」
「そうよ~、チーちゃんの誕生日だから。」
「マ!?」
千春は文恵から離れると、応接室で寛ぐルプにダイブする。
「ルプー!!!!!」
ドスッ!
「落ち着け千春。」
「ありがとー!!!!!」
「おいおい、まだプレゼントも渡してないのにお礼を言うなよ。」
「だって嬉しいんだもん!!!!」
千春はまた立ち上がると文恵の所に行く。
「何つくってるの!?」
「芋の煮っころがしと揚げ出し豆腐、インゲンの胡麻和えは今作ったよ。」
「美味しそう♪」
満面の笑みで料理を見る千春、それを見て顔がほころぶ文恵。
「何か食べたい物はあるかい?」
「えっとねー、えっとねー・・・えーーーーっとねーーーー!おばぁちゃんのごはんならなんでも!」
「あははは、そうだ、チーちゃんお魚持ってるって聞いたんだけど何処に有るんだい?」
「魚?あーちょっと待ってね。」
千春はアイテムボックスを開くと魚介類を取り出す。
「何がいるー?」
「えーいっぱいあるねぇ。」
「・・・驚かないの?魔法見て。」
「アイトネちゃんに見せてもらったからね、色々収納してもらったんだよ、この食材も婆ちゃんの畑で採った野菜だからね。」
千春が出した魚介類を見ながら答える文恵。
「何か手伝う!」
「そうだねぇ、それじゃこのタコのぬめりを取ってくれるかい?」
「まーかせて!」
ウッキウキで料理を手伝う千春、文恵はカサゴの様な魚を手に取る。
「アラカブもあるね、みそ汁にしようか。」
「うん!ネギたっぷりで!」
「はいはい、ネギも持ってきたからね。」
2人は楽しく料理を始めた。
---------------
「ミオの魔法あんじゃん」
『うん。』
「アレ魔石に入れる事出来る?」
『出来ると思うよー?』
美桜と麗奈は電話で話をしていた。
「ちょっと試したい事あってさぁ。」
『なになに?』
「ちょっとサプライズ的な事したいんだよねぇ。」
『チハルの誕生日?』
「そ、ヨリには話ししたんだけどさ。」
『ほほう?何するの?』
「うまくいくか分からないからあっち行ってから説明するよ、他に必要な物とかはヨリに頼んでっから。」
『おっけ~、プレゼントにするの?』
「んー、チハルって欲しい物言わないじゃん?だから記念に残る事するつもり。」
『了解!』
「明日の夜からあっち行くから、あっちに行ってから詳しく話すわ。」
『分かった、ウチも明日から泊まれるように話しておくわ。』
「うぃーっすよろ~ん。」
麗奈はそう言うと電話を切る、そしてニヤニヤしながらリビングに向かった。
----------------
「エンハルト殿下、ご準備出来ました。」
エンハルトは身なりの良い男と話をしていた。
「・・・いい出来だな。」
「はい、ほぼ出来上がっておりましたので。」
男は微笑むとエンハルトへ物を渡すと部屋を出て行った。
「喜んでくれると良いがなぁ。」
エンハルトは箱に入った物を見つめながら呟いた。
----------------
「こんばんは!」
「ドロテ様いらっしゃいませ、本日はどのようなご用件で?」
「スノーウィズルの毛皮を下さい。」
「スノーウィズルの毛皮で御座いますか?」
「はい、在りますか?」
「少々お待ちくださいませ。」
受付の女性はそう言うと席を外す、暫くすると男性と一緒に戻って来た。
「お待たせしました、申し訳ありませんが在庫の方が切れておりまして。」
「・・・メイソン様はいらっしゃいますか?」
「はい。」
「では、チハル王女殿下の誕生祝にユラ王女殿下がスノーウィズルの毛皮をご所望とお伝えください。」
「!?ドロテ様!此方に!」
男はドロテの言葉に驚き奥へ案内する。
「少々お待ちください!」
応接間に案内されドロテはソファーに座る、直ぐに受付嬢がお茶を持ってくると外が騒がしくなる。
「お待たせしました、ドロテ嬢本当ですか?」
「こんな嘘ついたら不敬で罰せられます。」
「そうですな、在庫はありませんが直ぐに手配させましょう、王宮へお持ちすれば宜しいですか?」
「直ぐに準備出来るなら待ちます。」
「分りました。」
メイソンはそう言うと男を呼ぶ、そして生産ギルドに走らせスノーウィズルの毛皮を取りに行かせた。
「この件は表に出しても大丈夫な情報で御座いますか?」
「明日には王宮から発表が有るかと思います、今は王宮内での噂でしかありません。」
「噂で御座いますか。」
「あ、噂と言ってもユラ様からの情報ですので間違いありません、それに王宮は今物凄く慌ただしいので。」
「でしょうなぁ、チハル王女殿下の誕生祝となれば・・・ちなみにいつで御座いますか?」
「えっと・・・聞いてないです。」
「そうですか、それでは明日まで待つとしましょう。」
メイソンはドロテにそう言うとお茶を口にする、すると外が騒がしくなる、メイソンはドロテに目配せをすると扉を開く。
「どうした。」
「メイソン!チハル王女殿下の誕生日だ!」
「落ち着けレオ、その情報は私も今知った。」
「4日後だ!何か良い物は無いか?」
「4日後・・・その情報は何処から?」
「ユーリンだ、ロイロ殿から聞いたらしいからな!間違いない!」
冒険者ギルドのギルマス、レオは何か贈り物をとメイソンを訪ねたが、メイソンは考え込む。
「ふむ、分かった、今は取り込み中だ職務室で待ってもらえるか。」
「わかった。」
レオはそう言うと勝手知った廊下をドスドス歩いていった。
「失礼しましたドロテ嬢、新しい情報が入りました4日後だそうです。」
「4日後ですかぁ、コラリーならヌイグルミ間に合いそうかなぁ。」
「ヌイグルミですか、チハル王女殿下が喜びそうですね。」
「えぇ、ユラ様の手作りですから絶対喜んでもらえます!」
ドロテはまだ出来ていないヌイグルミを想像しながらニコニコ話す、そして毛皮を受け取ったドロテは直ぐに王宮へ戻った、残されたメイソンはレオの待つ職務室に急いで向かった。
「はい、お母様。」
「明日また準備が出来たら呼びに行くわね。」
「はーい!」
千春はマルグリットに返事をすると自分の部屋に戻る。
「サフィーもおつかれー。」
「楽しかったわよ?」
「色々選んでたもんねー。」
千春とサフィーナは千春の部屋に戻っていると良い香りがする。
「・・・ん?」
「どうしたの?」
「なんか懐かしい匂いがする。」
「香ばしい感じね。」
「食堂から?」
「いえ、ここまで香る事は無いわよ?」
話をしながら2人は千春の部屋の前に辿り着く。
「ココから匂いする!」
「誰か料理をしてるのかしら?」
「えぇ~?でもこれ醤油の匂いなんだけどぉ。」
サフィーナが扉を開けると良い香りが部屋に充満している、そしてソファーには源治とアイトネが座っていた。
「おじぃちゃん!?」
「おー、チー元気そうだな。」
「なっ?なんで?!」
「ルプに連れて来てもらったんだよ。」
「おばぁちゃんは!?」
「台所にいるぞ。」
源治が言うと千春はダッシュで厨房に向かう。
「あら、チーちゃん元気そうね。」
「おばぁちゃん!!!!!」
千春は思わず文恵に抱き着く。
「おばぁちゃんもルプに連れて来てもらったの!?」
「そうよ~、チーちゃんの誕生日だから。」
「マ!?」
千春は文恵から離れると、応接室で寛ぐルプにダイブする。
「ルプー!!!!!」
ドスッ!
「落ち着け千春。」
「ありがとー!!!!!」
「おいおい、まだプレゼントも渡してないのにお礼を言うなよ。」
「だって嬉しいんだもん!!!!」
千春はまた立ち上がると文恵の所に行く。
「何つくってるの!?」
「芋の煮っころがしと揚げ出し豆腐、インゲンの胡麻和えは今作ったよ。」
「美味しそう♪」
満面の笑みで料理を見る千春、それを見て顔がほころぶ文恵。
「何か食べたい物はあるかい?」
「えっとねー、えっとねー・・・えーーーーっとねーーーー!おばぁちゃんのごはんならなんでも!」
「あははは、そうだ、チーちゃんお魚持ってるって聞いたんだけど何処に有るんだい?」
「魚?あーちょっと待ってね。」
千春はアイテムボックスを開くと魚介類を取り出す。
「何がいるー?」
「えーいっぱいあるねぇ。」
「・・・驚かないの?魔法見て。」
「アイトネちゃんに見せてもらったからね、色々収納してもらったんだよ、この食材も婆ちゃんの畑で採った野菜だからね。」
千春が出した魚介類を見ながら答える文恵。
「何か手伝う!」
「そうだねぇ、それじゃこのタコのぬめりを取ってくれるかい?」
「まーかせて!」
ウッキウキで料理を手伝う千春、文恵はカサゴの様な魚を手に取る。
「アラカブもあるね、みそ汁にしようか。」
「うん!ネギたっぷりで!」
「はいはい、ネギも持ってきたからね。」
2人は楽しく料理を始めた。
---------------
「ミオの魔法あんじゃん」
『うん。』
「アレ魔石に入れる事出来る?」
『出来ると思うよー?』
美桜と麗奈は電話で話をしていた。
「ちょっと試したい事あってさぁ。」
『なになに?』
「ちょっとサプライズ的な事したいんだよねぇ。」
『チハルの誕生日?』
「そ、ヨリには話ししたんだけどさ。」
『ほほう?何するの?』
「うまくいくか分からないからあっち行ってから説明するよ、他に必要な物とかはヨリに頼んでっから。」
『おっけ~、プレゼントにするの?』
「んー、チハルって欲しい物言わないじゃん?だから記念に残る事するつもり。」
『了解!』
「明日の夜からあっち行くから、あっちに行ってから詳しく話すわ。」
『分かった、ウチも明日から泊まれるように話しておくわ。』
「うぃーっすよろ~ん。」
麗奈はそう言うと電話を切る、そしてニヤニヤしながらリビングに向かった。
----------------
「エンハルト殿下、ご準備出来ました。」
エンハルトは身なりの良い男と話をしていた。
「・・・いい出来だな。」
「はい、ほぼ出来上がっておりましたので。」
男は微笑むとエンハルトへ物を渡すと部屋を出て行った。
「喜んでくれると良いがなぁ。」
エンハルトは箱に入った物を見つめながら呟いた。
----------------
「こんばんは!」
「ドロテ様いらっしゃいませ、本日はどのようなご用件で?」
「スノーウィズルの毛皮を下さい。」
「スノーウィズルの毛皮で御座いますか?」
「はい、在りますか?」
「少々お待ちくださいませ。」
受付の女性はそう言うと席を外す、暫くすると男性と一緒に戻って来た。
「お待たせしました、申し訳ありませんが在庫の方が切れておりまして。」
「・・・メイソン様はいらっしゃいますか?」
「はい。」
「では、チハル王女殿下の誕生祝にユラ王女殿下がスノーウィズルの毛皮をご所望とお伝えください。」
「!?ドロテ様!此方に!」
男はドロテの言葉に驚き奥へ案内する。
「少々お待ちください!」
応接間に案内されドロテはソファーに座る、直ぐに受付嬢がお茶を持ってくると外が騒がしくなる。
「お待たせしました、ドロテ嬢本当ですか?」
「こんな嘘ついたら不敬で罰せられます。」
「そうですな、在庫はありませんが直ぐに手配させましょう、王宮へお持ちすれば宜しいですか?」
「直ぐに準備出来るなら待ちます。」
「分りました。」
メイソンはそう言うと男を呼ぶ、そして生産ギルドに走らせスノーウィズルの毛皮を取りに行かせた。
「この件は表に出しても大丈夫な情報で御座いますか?」
「明日には王宮から発表が有るかと思います、今は王宮内での噂でしかありません。」
「噂で御座いますか。」
「あ、噂と言ってもユラ様からの情報ですので間違いありません、それに王宮は今物凄く慌ただしいので。」
「でしょうなぁ、チハル王女殿下の誕生祝となれば・・・ちなみにいつで御座いますか?」
「えっと・・・聞いてないです。」
「そうですか、それでは明日まで待つとしましょう。」
メイソンはドロテにそう言うとお茶を口にする、すると外が騒がしくなる、メイソンはドロテに目配せをすると扉を開く。
「どうした。」
「メイソン!チハル王女殿下の誕生日だ!」
「落ち着けレオ、その情報は私も今知った。」
「4日後だ!何か良い物は無いか?」
「4日後・・・その情報は何処から?」
「ユーリンだ、ロイロ殿から聞いたらしいからな!間違いない!」
冒険者ギルドのギルマス、レオは何か贈り物をとメイソンを訪ねたが、メイソンは考え込む。
「ふむ、分かった、今は取り込み中だ職務室で待ってもらえるか。」
「わかった。」
レオはそう言うと勝手知った廊下をドスドス歩いていった。
「失礼しましたドロテ嬢、新しい情報が入りました4日後だそうです。」
「4日後ですかぁ、コラリーならヌイグルミ間に合いそうかなぁ。」
「ヌイグルミですか、チハル王女殿下が喜びそうですね。」
「えぇ、ユラ様の手作りですから絶対喜んでもらえます!」
ドロテはまだ出来ていないヌイグルミを想像しながらニコニコ話す、そして毛皮を受け取ったドロテは直ぐに王宮へ戻った、残されたメイソンはレオの待つ職務室に急いで向かった。
826
あなたにおすすめの小説
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
『婚約なんて予定にないんですが!? 転生モブの私に公爵様が迫ってくる』
ヤオサカ
恋愛
この物語は完結しました。
現代で過労死した原田あかりは、愛読していた恋愛小説の世界に転生し、主人公の美しい姉を引き立てる“妹モブ”ティナ・ミルフォードとして生まれ変わる。今度こそ静かに暮らそうと決めた彼女だったが、絵の才能が公爵家嫡男ジークハルトの目に留まり、婚約を申し込まれてしまう。のんびり人生を望むティナと、穏やかに心を寄せるジーク――絵と愛が織りなす、やがて幸せな結婚へとつながる転生ラブストーリー。
異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~
ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。
しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。
やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。
そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。
そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。
これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。
厄介払いされてしまいました
たくわん
恋愛
侯爵家の次女エリアーナは、美人の姉ロザリンドと比べられ続け、十八年間冷遇されてきた。
十八歳の誕生日、父から告げられたのは「辺境の老伯爵に嫁げ」という厄介払いの命令。
しかし、絶望しながらも辺境へ向かったエリアーナを待っていたのは――。
美男美女の同僚のおまけとして異世界召喚された私、ゴミ無能扱いされ王城から叩き出されるも、才能を見出してくれた隣国の王子様とスローライフ
さら
恋愛
会社では地味で目立たない、ただの事務員だった私。
ある日突然、美男美女の同僚二人のおまけとして、異世界に召喚されてしまった。
けれど、測定された“能力値”は最低。
「無能」「お荷物」「役立たず」と王たちに笑われ、王城を追い出されて――私は一人、行くあてもなく途方に暮れていた。
そんな私を拾ってくれたのは、隣国の第二王子・レオン。
優しく、誠実で、誰よりも人の心を見てくれる人だった。
彼に導かれ、私は“癒しの力”を持つことを知る。
人の心を穏やかにし、傷を癒す――それは“無能”と呼ばれた私だけが持っていた奇跡だった。
やがて、王子と共に過ごす穏やかな日々の中で芽生える、恋の予感。
不器用だけど優しい彼の言葉に、心が少しずつ満たされていく。
聖女の力は「美味しいご飯」です!~追放されたお人好し令嬢、辺境でイケメン騎士団長ともふもふ達の胃袋掴み(物理)スローライフ始めます~
夏見ナイ
恋愛
侯爵令嬢リリアーナは、王太子に「地味で役立たず」と婚約破棄され、食糧難と魔物に脅かされる最果ての辺境へ追放される。しかし彼女には秘密があった。それは前世日本の記憶と、食べた者を癒し強化する【奇跡の料理】を作る力!
絶望的な状況でもお人好しなリリアーナは、得意の料理で人々を助け始める。温かいスープは病人を癒し、栄養満点のシチューは騎士を強くする。その噂は「氷の辺境伯」兼騎士団長アレクシスの耳にも届き…。
最初は警戒していた彼も、彼女の料理とひたむきな人柄に胃袋も心も掴まれ、不器用ながらも溺愛するように!? さらに、美味しい匂いに誘われたもふもふ聖獣たちも仲間入り!
追放令嬢が料理で辺境を豊かにし、冷徹騎士団長にもふもふ達にも愛され幸せを掴む、異世界クッキング&溺愛スローライフ! 王都への爽快ざまぁも?
【完結】「神様、辞めました〜竜神の愛し子に冤罪を着せ投獄するような人間なんてもう知らない」
まほりろ
恋愛
王太子アビー・シュトースと聖女カーラ・ノルデン公爵令嬢の結婚式当日。二人が教会での誓いの儀式を終え、教会の扉を開け外に一歩踏み出したとき、国中の壁や窓に不吉な文字が浮かび上がった。
【本日付けで神を辞めることにした】
フラワーシャワーを巻き王太子と王太子妃の結婚を祝おうとしていた参列者は、突然現れた文字に驚きを隠せず固まっている。
国境に壁を築きモンスターの侵入を防ぎ、結界を張り国内にいるモンスターは弱体化させ、雨を降らせ大地を潤し、土地を豊かにし豊作をもたらし、人間の体を強化し、生活が便利になるように魔法の力を授けた、竜神ウィルペアトが消えた。
人々は三カ月前に冤罪を着せ、|罵詈雑言《ばりぞうごん》を浴びせ、石を投げつけ投獄した少女が、本物の【竜の愛し子】だと分かり|戦慄《せんりつ》した。
「Copyright(C)2021-九頭竜坂まほろん」
アルファポリスに先行投稿しています。
表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。
2021/12/13、HOTランキング3位、12/14総合ランキング4位、恋愛3位に入りました! ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。