異世界日帰りごはん 料理で王国の胃袋を掴みます!

ちっき

文字の大きさ
573 / 1,166
連載

宮沢家&新パパさんズ異世界へ!

しおりを挟む
「カノン落ち着いた?」
「・・・考えないようにしてたのにぃ!」
 美桜に言われ叫ぶ花音。

「まぁまぁ、すぐ慣れるって。」
 千春は包丁で肉をトントコ叩き挽肉を作りながら言う。

「・・・ねぇこの包丁滅茶苦茶切れて怖いんだけど。」
 花音はしゃぶしゃぶ用の肉をスライスしながら呟く。

「あ、それミスリル包丁だから。」
「・・・ふぁんたじぃー!!!!」
「あはははwww」
 叫ぶ花音を見ながら笑い転げる美桜。

「ほら!ミオ!笑ってないで野菜切ってよ。」
「へーい。」
 JK達は楽し気に料理の準備を進めた。


-------------------


「こんばんわ~♪」
「おかえりなさいトモミ。」
「1人連れて来たんだって?」
「カノンって子よ。」
 智美、美咲、麗子の3人がフェアリーリングから現れマルグリットに話しかける。

「どんな子?」
「まだ私も今来たばかりで会って無いのよ。」
「そうなんだ、アイさんは会ったの?」
『えぇ、いい子よ。』
「そっか、アイさんが言うなら間違いないね、で?」
 智美はそう言うと問いかける。

「これからこちらに来る事になる・・・のかしら?」
 首を傾げながらマルグリットが言うとアイトネが答える。

『そのつもりみたいよ?』
 アイトネはニコッと微笑み智美とマルグリットに答える。

「それじゃ母親呼んでもらいましょうか。」
「もう?」
「どのみち呼ぶことになるでしょ、ついでにアオイの旦那さんも呼ぶ?」
「今から来てもらいましょうか、アオイ達も平日来たがってたし。」
「面倒だから全員いっぺんに呼んじゃう?」
「そうね、旦那呼ぶならうちのも呼んでた方が話早そうよね。」
「それじゃ私旦那達呼んで来るわ、クゥクゥもう一度良い?」
「良いわよー♪」
 美桜の母美咲はそう言うとクゥクゥにお願いしフェアリーリングでムカイ領へ戻る。

「あー!お母さん達来てる!」
「あ、ほんとだ、お母様も来てた。」
 頼子と千春は魔導コンロを持って部屋に戻ると挨拶をする。

「ヨリちゃんカノンちゃん呼べる?」
「ん、ちょっとまってねー・・・カノンちょっといい?」
「んー。」
 頼子は花音を連れ応接室に戻るとママさんズと話を始めた。


-------------------


「それじゃ電話では失礼だから私の車で迎えに行きましょうか。」
「・・・はい。」
「お母さん私も行く?」
「そうね、ヨリちゃんも行きましょうか。」
「私もアオイ達呼んでおくわね。」
「コトハとウメノも呼ぶわねー。」
 千春達に軽く説明するとママさんズは行動開始する、そして食事の準備をのんびりしながら待っていると続々と人が集まり始めた。


--------------------


「連れて来たわよー♪」
 楽し気に言うのは青空の母親碧だ。

「これは・・・。」
「ん、異世界、私達が週末仕事してる所よ。」
「仕事・・・。」
 青空の父、伊吹翔平はキョロキョロと見まわしながら部屋に入る。

「そちらに座ってください。」
 春恵は微笑みながらソファーに促す、そしてまた日本へ戻り客を待つ。

「あ、お父さんだ。」
「ソラ!」
「いらっしゃーい。」
「・・・なにしてるんだ?」
「料理だけど?」
「・・・いやそうではない、ここで何してるんだと聞いているんだ。」
「え?勉強とか料理とか、たまに遊びに行ってるかな。」
 平然と答えるとまた厨房に消える青空、そして大愛の父と日葵の父雄太も異世界へ来る。

「・・・。」
「・・・。」
「・・・。」
 無言の父3人、するとワイワイと騒ぎながらパパさんズが入って来る。

「おぉ~おぉ~来てますなぁ!」
「いらっしゃい!わけわからんでしょう!」
「俺達も最初混乱したからなぁ。」
「まぁすぐ慣れますけどね。」
 パパさんズが入って来るとママさんズはソファーを空ける、パパさんズが代わりに座り挨拶を始める。

「藤井千春の父、藤井大樹です。」
「頼子の父、勇です。」
 パパさんズがそれぞれ自己紹介を始めると、新パパさんズ達も話始める。

「ソラの父、伊吹翔平(しょうへい)です。」
「ダイアの父本庄誠(まこと)と申します。」
「ヒマリの父、雄太(ゆうた)です。」
 パパさんズと新パパさんズは自己紹介が終わるとパパさんズの説明が始まった、そして。

「来たわよ、宮沢さん。」
 春恵が部屋に入って来ると後ろから宮沢家の3人が入って来た。

「・・・わぁ凄い!」
「なんだこれ。」
「そうなるよねお父さんお母さんも。」
 花音は苦笑いしながら話す。

「それでは皆揃いましたね、ここでは少し狭いので場所を変えましょうか、千春そっちの部屋は使える?」
「使えるよー。」
「それではこちらに。」
 新しく作られた千春の職務室と言う名の勉強部屋へ皆を連れて行く大樹、パパさんズ、ママさんズ、そしてマルグリットと春恵も一緒に移動する。

「さて、パパさん達とカノンの両親はお父さん達に任せて、うちらはご飯にするかぁ。」
「・・・良いのかなぁ。」
 おいて行かれた花音は心配そうに扉を見ながら呟く。

「多分大丈夫!」
「その根拠は?」
「ん?だってヨリ達の両親見たでしょ?」
「・・・うん。」
「みんな最初あんな感じだったけど・・・慣れる!」
 千春はケラケラ笑いながら断言する。

「チハル、すき焼き鍋は?」
「ん!すき焼きメンバーはこっちー!しゃぶしゃぶはこっちー!」
「俺はステーキだな。」
「わっちはハンバーグ!」
「僕もハンバーグが良いです!」
「儂は久しぶりにすき焼きにするかのぅ。」
 ペット組も席につくとJK軍団と侍女達が料理を運ぶ。

「はーい!それではカノンの初異世界いらっしゃい食事会始めまーす!」
「「「「「「いただきまーす!」」」」」」
「・・・えっと、いただきます。」
 皆が手を合わせ言うと、花音も手を合わせ食事を始めた。


-------------------


「・・・日本の神の会社で仕事を。」
「信じられませんな。」
「・・・しかし。」
 新パパさんズはチラリと春恵を見ると春恵はニッコリ微笑む。

「すべて本当の事ですよ。」
「私達はこの国ジブラロール王国でマルグリット王妃殿下の商会で開発、営業、販売をしています。」
 智美が説明すると勇も話す。

「試験的にと領都を預かっておりまして、そこで色々な研究開発や領の発展を手伝っています。」
 向井家の夫婦が説明し、細かい話を進めるそして。

「魔法ですか。」
「はい、こちらは魔法の使える世界なんです。」
「アオイやってみて。」
「火で良い?」
「軽いのにしてね?」
「分かってるわよ。」
 智美に言われ碧は手のひらの上に火の玉を作り出す。

「「「「「おぉぉ!」」」」」
 驚く新パパさんズと花音の両親。

「私も使えるのかしら・・・。」
 花音の母、宮沢麻衣(まい)が呟くと、父親の拓哉(たくや)も興味深々頷く。

「あとでアイさんに鑑定してもらいましょ。」
「使える方が稀らしいのだけど、私達は皆属性こそ違うけれど使えるわ。」
「俺は使えないけどな。」
 勇は不満げに呟く。

「イサムは身体強化が使えるじゃないか。」
「お前達は水と火が使えるだろ。」
「それを言うなら上位魔法の金属魔使法えるタイキなんてどうするんだよ。」
「あははは、まぁまぁ、それは後で調べましょう。」
 大樹はそう言うとマルグリットを見る。

「それでは改めて、ジブラロール王国、マルグリット・アル・ジブラロールと申します、この国の王妃をさせて頂いてます。」
 自己紹介をされ皆は頭を下げる。

「これからの事ですが・・・。」
 マルグリットは大樹や勇達の様に爵位の話や領都の話を始めた、そして千春達が食事を終わらせるまで話が続いた。








しおりを挟む
感想 3,880

あなたにおすすめの小説

五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~

放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」 大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。 生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。 しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。 「すまない。私は父としての責任を果たす」 かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。 だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。 これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。

初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結保証】

星森 永羽
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。 だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。 しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。 王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。 そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。 地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。 ⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。

【完結】「神様、辞めました〜竜神の愛し子に冤罪を着せ投獄するような人間なんてもう知らない」

まほりろ
恋愛
王太子アビー・シュトースと聖女カーラ・ノルデン公爵令嬢の結婚式当日。二人が教会での誓いの儀式を終え、教会の扉を開け外に一歩踏み出したとき、国中の壁や窓に不吉な文字が浮かび上がった。 【本日付けで神を辞めることにした】 フラワーシャワーを巻き王太子と王太子妃の結婚を祝おうとしていた参列者は、突然現れた文字に驚きを隠せず固まっている。 国境に壁を築きモンスターの侵入を防ぎ、結界を張り国内にいるモンスターは弱体化させ、雨を降らせ大地を潤し、土地を豊かにし豊作をもたらし、人間の体を強化し、生活が便利になるように魔法の力を授けた、竜神ウィルペアトが消えた。 人々は三カ月前に冤罪を着せ、|罵詈雑言《ばりぞうごん》を浴びせ、石を投げつけ投獄した少女が、本物の【竜の愛し子】だと分かり|戦慄《せんりつ》した。 「Copyright(C)2021-九頭竜坂まほろん」 アルファポリスに先行投稿しています。 表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。 2021/12/13、HOTランキング3位、12/14総合ランキング4位、恋愛3位に入りました! ありがとうございます!

帰国した王子の受難

ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。 取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。

完結·異世界転生したらアザラシ? でした〜白いモフモフでイケメン騎士たちに拾われましたが、前世の知識で医療チートしています〜

恋愛
ネットでアザラシを見ることが癒しだった主人公。 だが、気が付くと知らない場所で、自分がアザラシになっていた。 自分が誰か分からず、記憶が曖昧な中、個性的なイケメン騎士たちに拾われる。 しかし、騎士たちは冬の女神の愛おし子を探している最中で…… ※小説家になろう、Nolaノベルにも投稿しています ※完結まで毎日投稿します

その支払い、どこから出ていると思ってまして?

ばぅ
恋愛
「真実の愛を見つけた!婚約破棄だ!」と騒ぐ王太子。 でもその真実の愛の相手に贈ったドレスも宝石も、出所は全部うちの金なんですけど!? 国の財政の半分を支える公爵家の娘であるセレスティアに見限られた途端、 王家に課せられた融資は 即時全額返済へと切り替わる。 「愛で国は救えませんわ。 救えるのは――責任と実務能力です。」 金の力で国を支える公爵令嬢の、 爽快ザマァ逆転ストーリー! ⚫︎カクヨム、なろうにも投稿中

目覚めたら公爵夫人でしたが夫に冷遇されているようです

MIRICO
恋愛
フィオナは没落寸前のブルイエ家の長女。体調が悪く早めに眠ったら、目が覚めた時、夫のいる公爵夫人セレスティーヌになっていた。 しかし、夫のクラウディオは、妻に冷たく視線を合わせようともしない。 フィオナはセレスティーヌの体を乗っ取ったことをクラウディオに気付かれまいと会う回数を減らし、セレスティーヌの体に入ってしまった原因を探そうとするが、原因が分からぬままセレスティーヌの姉の子がやってきて世話をすることに。 クラウディオはいつもと違う様子のセレスティーヌが気になり始めて……。 ざまあ系ではありません。恋愛中心でもないです。事件中心軽く恋愛くらいです。 番外編は暗い話がありますので、苦手な方はお気を付けください。 ご感想ありがとうございます!! 誤字脱字等もお知らせくださりありがとうございます。順次修正させていただきます。 小説家になろう様に掲載済みです。

まだ20歳の未亡人なので、この後は好きに生きてもいいですか?

せいめ
恋愛
 政略結婚で愛することもなかった旦那様が魔物討伐中の事故で亡くなったのが1年前。  喪が明け、子供がいない私はこの家を出て行くことに決めました。  そんな時でした。高額報酬の良い仕事があると声を掛けて頂いたのです。  その仕事内容とは高貴な身分の方の閨指導のようでした。非常に悩みましたが、家を出るのにお金が必要な私は、その仕事を受けることに決めたのです。  閨指導って、そんなに何度も会う必要ないですよね?しかも、指導が必要には見えませんでしたが…。  でも、高額な報酬なので文句は言いませんわ。  家を出る資金を得た私は、今度こそ自由に好きなことをして生きていきたいと考えて旅立つことに決めました。  その後、新しい生活を楽しんでいる私の所に現れたのは……。    まずは亡くなったはずの旦那様との話から。      ご都合主義です。  設定は緩いです。  誤字脱字申し訳ありません。  主人公の名前を途中から間違えていました。  アメリアです。すみません。    

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。