733 / 1,167
連載
石工ギルドのメーシャンさん!
しおりを挟む
「ココっすねー。」
物見塔が見える大きな建物を指差すファーノ、周りからは石を叩く音が聞こえる。
「ギルマスさんと話したら早いのかな。」
千春はサフィーナを見ながら言うと、首を傾げる。
「取り敢えず入ってみましょうか。」
「そだね~♪」
大きな扉をモリアンが開く、そして千春達は石工ギルドの中へ入ると、商人らしき者と妖精族と思われる者達が話をしていた。
「こんにちわ~♪」
千春が小さな声で挨拶をすると、商人達はチラリと千春達を見る、しかし興味を無くし直ぐに視線を戻した。
「カウンターで聞いてみよ♪」
「ですねぇ~。」
千春が言うとモリアンは早足でカウンターまで行く。
「こんにちは。」
「いらっしゃいませ、どういったご用件で御座いますか?」
人間の女性は笑みを浮かべながら問いかけて来る。
「チハルさん、石ありますー?」
「はい、この石だよ。」
千春は黒い針のような物が入った石を取り出しカウンターへ置く。
「この石が欲しいんですけどー。」
「これは、スチュート石ですか、如何程ご準備致しますか?」
「スチュートって言うんだコレ。」
「はい、スチュート領で取れる石で御座います。」
「遠いんですか?」
「王都から馬車で2週間程で御座います。」
「ほぉ~・・・ロイロで4~5時間か(ボソッ)」
「それでは商人証をお預かりしても宜しいですか?」
「は~い。」
千春はポシェットから商人ギルド証を取り出し渡す。
「・・・・・・!?」
女性は目を見開きギルド証を見る、そしてスンッと表情を戻し千春を見る。
「少々お待ち頂いても宜しいでしょうか。」
「はい♪」
「ではこちらに。」
「・・・またぁ?」
思わず千春は苦笑いで呟く。
「バレた?」
「多分。」
頼子が横から話しかけると千春は頷く、受付嬢は他の職員に声を掛けると千春達を招く。
「こちらへ。」
「しゃーないかぁ。」
千春の後ろからJK達、そしてラティス、その後ろからは侍女達が数人付いてくる。
「ティーちゃんなんで笑ってるのぉ?」
「いえ、すみません、チハルちゃんと一緒だと面白いなと思いまして。」
「えぇぇ?」
ラティスは王妃とバレると騒がれるかもしれないと頼子にヴィッグを付けられ口には軽くスカーフを巻いていた。
「こちらで御座います。」
「有難うございます。」
「直ぐにギルドマスターをお呼び致しますので。」
丁寧な礼をすると受付嬢が部屋から出て行く。
「この石が採れる領教えてもらったし直接の方が良いかなぁ。」
「そりゃ直接の方が安いんじゃない?」
「急がない旅だし行くのもあ~り~♪」
「でもさー、石が採れる所の特産って石しか無さそうじゃん?」
「そりゃ石の為に行くんだから、ダイアは何を言ってるのかな?」
「だってさ!ほら!特産品で美味しい物を食べる!これが醍醐味じゃん!?」
「ダイアどん・・・その美味しい物誰が作るのかなぁ?」
千春はジト目で大愛を見ると、容赦なく千春を指差す。
「チハルっしょ?」
「・・・まぁそうだけどね。」
千春はジト目を止め、ニパッと笑みを浮かべ笑う。
コンコン
「はーい。」
「やぁやぁ!お待たせしたね!可愛い子がいっぱいじゃないか♪」
千春達を見て喜びながら入って来たのは・・・。
「ダーサンさん!」
「え?!なんで生産ギルド長がいんの!?」
思わず突っ込む千春と頼子。
「ん?ダーサンを知ってるのかい?」
「「え?」」
「その様子だと知ってるみたいだね、ジブラロールの王女と言うのは本当みたいだ。」
ユラよりも少し大きい、小学生高学年程の背丈、そしてピンクの髪の毛を雑に縛ったポニーテール、そこから覗く尖った耳、ジブラロールの生産ギルド長ダーサンとそっくりな姿だ。
「僕はメーシャン、ダーサンの双子の姉だ。」
フフン♪と言わんばかりに腰に手を当て自己紹介するメーシャン。
「チハル・アル・ジブラロールです、ダーサンとは仲良くさせて貰ってます。」
ペコリと頭を下げる千春。
「?!」
「どうしました?」
「王女殿下だよね?」
「はい。」
「そんな簡単に頭を下げちゃダメだよ?」
「あ~、そこは気にしないでください、あと王女殿下いらないんで、チハルでいいですよ。」
「はっはっは!これは変わった王女が居たもんだ♪チハルね、良い名前だね!」
メーシャンはそう言うと立ち上がった千春達をソファーに促し自分も座る。
「それで?スチュート石が欲しいのかい?」
「はい♪」
「どれくらい?」
「沢山?」
「?」
「えっと、お使いで買いに来たんですよ。」
「へぇ~、沢山か、まぁそれなりに在庫はあるけど、売りに出せるほど良いスチュート石はあまりないよ?」
「良い?」
「あぁ、その手に持っている石は特上クラスだ。」
メーシャンはそう言うと手を叩く。
「カラレ、スチュート石を5ランク持ってきて。」
「はい。」
秘書の様な女性は返事をすると部屋を出て行く。
「その石は特上、宝石とは言えないが持っていると運が良くなると言われているんだ。」
「あ~、こっちにもパワーストーン的な効果あるんだ。」
「言われてるだから微妙じゃね?」
「たしかに~。」
「この原石を石工ギルドで磨き上げるんだが、何処までご要望だい?」
皆の話を聞き微笑むメーシャンが問いかける。
「原石のままで大丈夫です。」
「そうか、それじゃかなり安く出来るね。」
「加工料がやっぱり高いんです?」
「そりゃそうさ、それで儲けてるようなものだしね♪」
メーシャンはパチリとウインクをすると千春に微笑む。
「お持ちしました。」
カラレは盆の上に石を並べテーブルに置く。
「これがウチで取り扱うスチュート石だ、この水晶に入った針が多い物ほど高値になるよ。」
「こっちは?」
「この針が水晶と一緒にならなかった塊だよ、これも磨くと綺麗になるんだ。」
千春は光に当たるとキラキラする塊を手に取る。
「鑑定しても良いです?」
「お?鑑定持ちかい?良いよ♪」
「有難うございます・・・鑑定。」
千春は塊を鑑定する。
「どう?」
千春の横で頼子が呟く。
「うん・・・チタン鉱石だコレ。」
「当たりじゃん♪」
「すみません、こっちの塊の方って沢山手に入ります?」
「ん?こっちじゃ無いのかい?」
「はい、こっちが良いです。」
千春はチタン鉱石を手に答える。
「・・・あはははは!王女殿下、もうちょっと商人のノウハウを覚えた方が良いよ!あはははは!」
「え?」
思わず声が出る千春、チラッと横を見るとラティス、そしてサフィーナが苦笑いしていた。
「そんなに直で言われると値段を吊り上げられる、足元を見られるって事だよ。」
「それ言っちゃったメーシャンさんもじゃないですかぁ~・・・。」
「普段は言わないよ、王女殿下がダーサンの知り合いだから教えただけさ。」
「王女じゃなくチハルでぇ~す♪」
「ごめんごめん、チハル、それで?その石で何をするんだい?」
メーシャンはそう言うと千春の顔をのぞき込む。
「・・・ひ・・・ひみつ・・・です。」
「そうかぁ~、その石はランク的には2番、下から二番目に安いんだ・・・で?何に使うの?」
「・・・ヨリぃ~。」
「言っても良いんじゃない?加工方法知らないし。」
「そう言えばそうだったわ、お父さん達しか分かんないか。」
「へぇ、加工して何かしらに使えるんだね。」
「そう言う事です、ただ、どう加工するのかとかは全然知らないです。」
「本当?」
「はい、お使いで来たんで。」
「そうかぁ、それを知っているのはジブラロール国王陛下と言う訳だ。」
「あ、違います、色々あって私お父さん2人いるんで。」
「へぇ~♪お父さんと話は出来ないかなぁ~?」
「・・・出来ると思いますよ?」
「へ?」
軽く答える千春にメーシャンは思わず声漏らす。
「めんどくさいからお父さんに電話するわ。」
千春はそう言うとスマホを取り出し電話を掛けるそして。
『もしもーし。』
「あ、お父さん、チタン鉱石みっけたよ。」
『本当かい!?』
「で、今目の前に石工ギルドのギルドマスターでダーサンのお姉さん、メーシャンさん居るんだけど。」
『ふむふむ、それで?』
「何に使うのか聞かれたりしてるんだよね。」
『あ~・・・そりゃ聞かれるかぁ。』
「教えても良いの?」
『構わないよ。』
「え!?良いの!?」
『うん、逆に作り方ある程度教えてインゴットで仕入れる事が出来ればこちらも有難い・・・まぁ無理だろうけど、加工は更に面倒だし。』
「・・・へぇ~、それじゃ直接話して。」
『え?』
「はい、メーシャンさん、今みたいに耳に当てると向こうと話出来るから。」
千春はスマホをメーシャンに渡す、メーシャンは驚きながらもスマホを耳に当てる。
「・・・何も聞こえないよ?」
『お、もしもし、初めまして、千春の父大樹と申します。』
「うあぁぁ!」
驚いたメーシャンはテーブルにスマホを投げる。
「あらららら。」
「千春、スピーカーにしたら?」
「あ・・・。」
千春はスピーカーにするとテーブルの上に置く、そしてメーシャンと大樹の電話商談が始まった。
物見塔が見える大きな建物を指差すファーノ、周りからは石を叩く音が聞こえる。
「ギルマスさんと話したら早いのかな。」
千春はサフィーナを見ながら言うと、首を傾げる。
「取り敢えず入ってみましょうか。」
「そだね~♪」
大きな扉をモリアンが開く、そして千春達は石工ギルドの中へ入ると、商人らしき者と妖精族と思われる者達が話をしていた。
「こんにちわ~♪」
千春が小さな声で挨拶をすると、商人達はチラリと千春達を見る、しかし興味を無くし直ぐに視線を戻した。
「カウンターで聞いてみよ♪」
「ですねぇ~。」
千春が言うとモリアンは早足でカウンターまで行く。
「こんにちは。」
「いらっしゃいませ、どういったご用件で御座いますか?」
人間の女性は笑みを浮かべながら問いかけて来る。
「チハルさん、石ありますー?」
「はい、この石だよ。」
千春は黒い針のような物が入った石を取り出しカウンターへ置く。
「この石が欲しいんですけどー。」
「これは、スチュート石ですか、如何程ご準備致しますか?」
「スチュートって言うんだコレ。」
「はい、スチュート領で取れる石で御座います。」
「遠いんですか?」
「王都から馬車で2週間程で御座います。」
「ほぉ~・・・ロイロで4~5時間か(ボソッ)」
「それでは商人証をお預かりしても宜しいですか?」
「は~い。」
千春はポシェットから商人ギルド証を取り出し渡す。
「・・・・・・!?」
女性は目を見開きギルド証を見る、そしてスンッと表情を戻し千春を見る。
「少々お待ち頂いても宜しいでしょうか。」
「はい♪」
「ではこちらに。」
「・・・またぁ?」
思わず千春は苦笑いで呟く。
「バレた?」
「多分。」
頼子が横から話しかけると千春は頷く、受付嬢は他の職員に声を掛けると千春達を招く。
「こちらへ。」
「しゃーないかぁ。」
千春の後ろからJK達、そしてラティス、その後ろからは侍女達が数人付いてくる。
「ティーちゃんなんで笑ってるのぉ?」
「いえ、すみません、チハルちゃんと一緒だと面白いなと思いまして。」
「えぇぇ?」
ラティスは王妃とバレると騒がれるかもしれないと頼子にヴィッグを付けられ口には軽くスカーフを巻いていた。
「こちらで御座います。」
「有難うございます。」
「直ぐにギルドマスターをお呼び致しますので。」
丁寧な礼をすると受付嬢が部屋から出て行く。
「この石が採れる領教えてもらったし直接の方が良いかなぁ。」
「そりゃ直接の方が安いんじゃない?」
「急がない旅だし行くのもあ~り~♪」
「でもさー、石が採れる所の特産って石しか無さそうじゃん?」
「そりゃ石の為に行くんだから、ダイアは何を言ってるのかな?」
「だってさ!ほら!特産品で美味しい物を食べる!これが醍醐味じゃん!?」
「ダイアどん・・・その美味しい物誰が作るのかなぁ?」
千春はジト目で大愛を見ると、容赦なく千春を指差す。
「チハルっしょ?」
「・・・まぁそうだけどね。」
千春はジト目を止め、ニパッと笑みを浮かべ笑う。
コンコン
「はーい。」
「やぁやぁ!お待たせしたね!可愛い子がいっぱいじゃないか♪」
千春達を見て喜びながら入って来たのは・・・。
「ダーサンさん!」
「え?!なんで生産ギルド長がいんの!?」
思わず突っ込む千春と頼子。
「ん?ダーサンを知ってるのかい?」
「「え?」」
「その様子だと知ってるみたいだね、ジブラロールの王女と言うのは本当みたいだ。」
ユラよりも少し大きい、小学生高学年程の背丈、そしてピンクの髪の毛を雑に縛ったポニーテール、そこから覗く尖った耳、ジブラロールの生産ギルド長ダーサンとそっくりな姿だ。
「僕はメーシャン、ダーサンの双子の姉だ。」
フフン♪と言わんばかりに腰に手を当て自己紹介するメーシャン。
「チハル・アル・ジブラロールです、ダーサンとは仲良くさせて貰ってます。」
ペコリと頭を下げる千春。
「?!」
「どうしました?」
「王女殿下だよね?」
「はい。」
「そんな簡単に頭を下げちゃダメだよ?」
「あ~、そこは気にしないでください、あと王女殿下いらないんで、チハルでいいですよ。」
「はっはっは!これは変わった王女が居たもんだ♪チハルね、良い名前だね!」
メーシャンはそう言うと立ち上がった千春達をソファーに促し自分も座る。
「それで?スチュート石が欲しいのかい?」
「はい♪」
「どれくらい?」
「沢山?」
「?」
「えっと、お使いで買いに来たんですよ。」
「へぇ~、沢山か、まぁそれなりに在庫はあるけど、売りに出せるほど良いスチュート石はあまりないよ?」
「良い?」
「あぁ、その手に持っている石は特上クラスだ。」
メーシャンはそう言うと手を叩く。
「カラレ、スチュート石を5ランク持ってきて。」
「はい。」
秘書の様な女性は返事をすると部屋を出て行く。
「その石は特上、宝石とは言えないが持っていると運が良くなると言われているんだ。」
「あ~、こっちにもパワーストーン的な効果あるんだ。」
「言われてるだから微妙じゃね?」
「たしかに~。」
「この原石を石工ギルドで磨き上げるんだが、何処までご要望だい?」
皆の話を聞き微笑むメーシャンが問いかける。
「原石のままで大丈夫です。」
「そうか、それじゃかなり安く出来るね。」
「加工料がやっぱり高いんです?」
「そりゃそうさ、それで儲けてるようなものだしね♪」
メーシャンはパチリとウインクをすると千春に微笑む。
「お持ちしました。」
カラレは盆の上に石を並べテーブルに置く。
「これがウチで取り扱うスチュート石だ、この水晶に入った針が多い物ほど高値になるよ。」
「こっちは?」
「この針が水晶と一緒にならなかった塊だよ、これも磨くと綺麗になるんだ。」
千春は光に当たるとキラキラする塊を手に取る。
「鑑定しても良いです?」
「お?鑑定持ちかい?良いよ♪」
「有難うございます・・・鑑定。」
千春は塊を鑑定する。
「どう?」
千春の横で頼子が呟く。
「うん・・・チタン鉱石だコレ。」
「当たりじゃん♪」
「すみません、こっちの塊の方って沢山手に入ります?」
「ん?こっちじゃ無いのかい?」
「はい、こっちが良いです。」
千春はチタン鉱石を手に答える。
「・・・あはははは!王女殿下、もうちょっと商人のノウハウを覚えた方が良いよ!あはははは!」
「え?」
思わず声が出る千春、チラッと横を見るとラティス、そしてサフィーナが苦笑いしていた。
「そんなに直で言われると値段を吊り上げられる、足元を見られるって事だよ。」
「それ言っちゃったメーシャンさんもじゃないですかぁ~・・・。」
「普段は言わないよ、王女殿下がダーサンの知り合いだから教えただけさ。」
「王女じゃなくチハルでぇ~す♪」
「ごめんごめん、チハル、それで?その石で何をするんだい?」
メーシャンはそう言うと千春の顔をのぞき込む。
「・・・ひ・・・ひみつ・・・です。」
「そうかぁ~、その石はランク的には2番、下から二番目に安いんだ・・・で?何に使うの?」
「・・・ヨリぃ~。」
「言っても良いんじゃない?加工方法知らないし。」
「そう言えばそうだったわ、お父さん達しか分かんないか。」
「へぇ、加工して何かしらに使えるんだね。」
「そう言う事です、ただ、どう加工するのかとかは全然知らないです。」
「本当?」
「はい、お使いで来たんで。」
「そうかぁ、それを知っているのはジブラロール国王陛下と言う訳だ。」
「あ、違います、色々あって私お父さん2人いるんで。」
「へぇ~♪お父さんと話は出来ないかなぁ~?」
「・・・出来ると思いますよ?」
「へ?」
軽く答える千春にメーシャンは思わず声漏らす。
「めんどくさいからお父さんに電話するわ。」
千春はそう言うとスマホを取り出し電話を掛けるそして。
『もしもーし。』
「あ、お父さん、チタン鉱石みっけたよ。」
『本当かい!?』
「で、今目の前に石工ギルドのギルドマスターでダーサンのお姉さん、メーシャンさん居るんだけど。」
『ふむふむ、それで?』
「何に使うのか聞かれたりしてるんだよね。」
『あ~・・・そりゃ聞かれるかぁ。』
「教えても良いの?」
『構わないよ。』
「え!?良いの!?」
『うん、逆に作り方ある程度教えてインゴットで仕入れる事が出来ればこちらも有難い・・・まぁ無理だろうけど、加工は更に面倒だし。』
「・・・へぇ~、それじゃ直接話して。」
『え?』
「はい、メーシャンさん、今みたいに耳に当てると向こうと話出来るから。」
千春はスマホをメーシャンに渡す、メーシャンは驚きながらもスマホを耳に当てる。
「・・・何も聞こえないよ?」
『お、もしもし、初めまして、千春の父大樹と申します。』
「うあぁぁ!」
驚いたメーシャンはテーブルにスマホを投げる。
「あらららら。」
「千春、スピーカーにしたら?」
「あ・・・。」
千春はスピーカーにするとテーブルの上に置く、そしてメーシャンと大樹の電話商談が始まった。
1,152
あなたにおすすめの小説
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
まだ20歳の未亡人なので、この後は好きに生きてもいいですか?
せいめ
恋愛
政略結婚で愛することもなかった旦那様が魔物討伐中の事故で亡くなったのが1年前。
喪が明け、子供がいない私はこの家を出て行くことに決めました。
そんな時でした。高額報酬の良い仕事があると声を掛けて頂いたのです。
その仕事内容とは高貴な身分の方の閨指導のようでした。非常に悩みましたが、家を出るのにお金が必要な私は、その仕事を受けることに決めたのです。
閨指導って、そんなに何度も会う必要ないですよね?しかも、指導が必要には見えませんでしたが…。
でも、高額な報酬なので文句は言いませんわ。
家を出る資金を得た私は、今度こそ自由に好きなことをして生きていきたいと考えて旅立つことに決めました。
その後、新しい生活を楽しんでいる私の所に現れたのは……。
まずは亡くなったはずの旦那様との話から。
ご都合主義です。
設定は緩いです。
誤字脱字申し訳ありません。
主人公の名前を途中から間違えていました。
アメリアです。すみません。
聖女の座を追われた私は田舎で畑を耕すつもりが、辺境伯様に「君は畑担当ね」と強引に任命されました
さら
恋愛
王都で“聖女”として人々を癒やし続けてきたリーネ。だが「加護が弱まった」と政争の口実にされ、無慈悲に追放されてしまう。行き場を失った彼女が選んだのは、幼い頃からの夢――のんびり畑を耕す暮らしだった。
ところが辺境の村にたどり着いた途端、無骨で豪胆な領主・辺境伯に「君は畑担当だ」と強引に任命されてしまう。荒れ果てた土地、困窮する領民たち、そして王都から伸びる陰謀の影。追放されたはずの聖女は、鍬を握り、祈りを土に注ぐことで再び人々に希望を芽吹かせていく。
「畑担当の聖女さま」と呼ばれながら笑顔を取り戻していくリーネ。そして彼女を真っ直ぐに支える辺境伯との距離も、少しずつ近づいて……?
畑から始まるスローライフと、不器用な辺境伯との恋。追放された聖女が見つけた本当の居場所は、王都の玉座ではなく、土と緑と温かな人々に囲まれた辺境の畑だった――。
私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。
石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。
自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。
そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。
好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。
この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。
【完結】「神様、辞めました〜竜神の愛し子に冤罪を着せ投獄するような人間なんてもう知らない」
まほりろ
恋愛
王太子アビー・シュトースと聖女カーラ・ノルデン公爵令嬢の結婚式当日。二人が教会での誓いの儀式を終え、教会の扉を開け外に一歩踏み出したとき、国中の壁や窓に不吉な文字が浮かび上がった。
【本日付けで神を辞めることにした】
フラワーシャワーを巻き王太子と王太子妃の結婚を祝おうとしていた参列者は、突然現れた文字に驚きを隠せず固まっている。
国境に壁を築きモンスターの侵入を防ぎ、結界を張り国内にいるモンスターは弱体化させ、雨を降らせ大地を潤し、土地を豊かにし豊作をもたらし、人間の体を強化し、生活が便利になるように魔法の力を授けた、竜神ウィルペアトが消えた。
人々は三カ月前に冤罪を着せ、|罵詈雑言《ばりぞうごん》を浴びせ、石を投げつけ投獄した少女が、本物の【竜の愛し子】だと分かり|戦慄《せんりつ》した。
「Copyright(C)2021-九頭竜坂まほろん」
アルファポリスに先行投稿しています。
表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。
2021/12/13、HOTランキング3位、12/14総合ランキング4位、恋愛3位に入りました! ありがとうございます!
婚約破棄された悪役令嬢、手切れ金でもらった不毛の領地を【神の恵み(現代農業知識)】で満たしたら、塩対応だった氷の騎士様が離してくれません
夏見ナイ
恋愛
公爵令嬢アリシアは、王太子から婚約破棄された瞬間、歓喜に打ち震えた。これで退屈な悪役令嬢の役目から解放される!
前世が日本の農学徒だった彼女は、慰謝料として誰もが嫌がる不毛の辺境領地を要求し、念願の農業スローライフをスタートさせる。
土壌改良、品種改良、魔法と知識を融合させた革新的な農法で、荒れ地は次々と黄金の穀倉地帯へ。
当初アリシアを厄介者扱いしていた「氷の騎士」カイ辺境伯も、彼女の作る絶品料理に胃袋を掴まれ、不器用ながらも彼女に惹かれていく。
一方、彼女を追放した王都は深刻な食糧危機に陥り……。
これは、捨てられた令嬢が農業チートで幸せを掴む、甘くて美味しい逆転ざまぁ&領地経営ラブストーリー!
「わざわざ始まるまでまたないで、今のうちに手を打ったってよくない?」
イチイ アキラ
恋愛
アスター公爵令嬢エステルは、夢をみる。それは先を映す夢。
ある日、夢をみた。
この国の未来を。
それをアルフレッド王太子に相談する。彼女を愛して止まない婚約者に。
彼は言う。
愛する君とぼくの国のためなら、未来を変えるのも仕方なくない?
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。