844 / 1,136
連載
精霊の祝福!
しおりを挟む
「こんにちはー!」
千春はザイフォンの店に入ると大きな声で挨拶する、すると中からパタパタと音を立て、孫娘のフラワが現れた。
「あー!!!!!!」
「やっほ~♪」
「お爺ちゃん待ってたよー?」
「ごめーん。」
フラワは笑いながら千春に言うと、直ぐに中へ戻り大きな声でザイフォンを呼ぶ、やり取りが聞こえ直ぐにザイフォンが現れた。
「おそいぞ!」
「ごめんなさい。」
ザイフォンはそう言うと、カウンターに王家の短剣を3本並べる。
「ほれ、これだ。」
ザイフォンが出した短剣をエンハルトが手に取り、鞘から抜く。冷たく光る輝きに光りが反射する、まるで水面に映る月光の様だ。
「きれーい。」
千春も短剣を一本手に取ると鞘から抜く、よく見れば繊細な模様が刻まれている、千春は静かに感動しながらエンハルトを見る。
「すごいね。」
「ああ、ザイフォン殿、ありがとう御座います。」
「おう。」
千春とエンハルトの短剣を見る顔を見て、ザイフォンは満足そうに頷く。
「それから・・・。」
ザイフォンはそう言うともう一度工房に戻り、大振りな剣と杖を持ってくる。
「これがオリハルコンソード、こっちはヨリだったか、杖だ。」
並べられたオリハルコンの剣、その一つをエンハルトは手に取る、鞘を抜くと、シュッという音と共に刀身が現れる。
「・・・凄いな。」
エンハルトは剣から目を離さず呟く。
「オリハルコンも綺麗だね~♪」
金よりも色味が無いが、美しく輝く刀身を見ながら千春が言うと、エンハルトは黙って頷く。
「あとはこの杖だねー。」
千春は自分の背丈の半分程の杖を手に取る。
「あ、思ったより軽い。」
杖をヒョイと持ち上げまじまじと杖を見る。
「細工ないですね。」
千春はそう呟くと、ザイフォンが答える。
「それはベースだからな、魔導師がそれに魔術を組み込む、魔力特化にしてあるから魔法がスムーズに出るぞ。」
「魔力特化?」
「ああ、その剣は物理特化だ。」
「そう言えばなんか言ってましたね。」
あまり興味がなく、うっすらと記憶を探る千春。
「剣は物理特化なんですね。」
「エンハルトや護衛は魔法を使わないだろう。」
「・・・使わないね!そう言えば!」
千春はハッと思い出しエンハルトを見る。
「俺は無属性しか持ってないぞ。」
「そうなんだ。」
「エーデル、ホーキンも同じだ。」
「みんな魔法使えないんだ。」
「無属性も魔法だぞ?」
「ん?生活魔法?」
「俺達は身体強化だな。」
「ヨリパパと一緒の脳筋かあ。」
片手で軽く持っている剣を鞘に納めるエンハルト、そして千春に渡す。
「アイテムボックスに入れておいてくれ。」
「はーい♪」
千春はエンハルトから剣を受け取ると、腕が一気に落ちる。
「うおぁああ!重いっっっ!!!」
「身体強化使っていたからな。」
笑いながら答えるエンハルト、千春は剣を持ち上げるとアイテムボックスへ投げ込む、そしてカウンターにある剣をサフィーナが手に取り千春に渡す。
「はい、チハル。」
「・・・なんで片手で軽々もってんの?」
「身体強化ですよ。」
「ずるい!みんなズルい!」
千春が開いたアイテムボックスに剣を入れると、千春は手を突っ込み酒を取り出す。
「ザイフォンさん!お礼です!」
ドンと置かれる4リットルサイズのウイスキー、ザイフォンは嬉しそうに受け取る。
「チハル嬢!ありがとう!またいつでも来ていいぞ!」
「はーい♪また包丁研ぎにきますねー!」
ミスリルの短剣、オリハルコンの剣、そして杖を受け取った千春とエンハルトはザイフォンとフラワに手を振り店を出た。
-----------------------------
「おじゃましまーす。」
美桜はエーデルとロイロ、そして侍女を引き連れ店に入る。
「いらっしゃいませ。」
「あのー、パロッドさんいらっしゃいますかー?」
ドワーフの店員は美桜の顔を見てすぐに微笑み奥へ案内する。
「こちらへ。」
「はーい。」
ニコッと微笑み返すと、皆は扉を抜け、奥の部屋に案内される。
「すぐにお呼び致しますので。」
ドワーフの店員は深々とお辞儀をすると部屋を出て行く、そして直ぐにパロッドと店員が戻って来た。
「待たせたな。」
「いえいえ、遅くなってすみません。」
「問題無い、磨き上げるのに時間が掛かったからな、丁度良かった。」
そう言うと店員はカートに乗せた宝石箱を並べる。
「これがそうだ。」
パロッドは箱を1つ手に取ると、テーブルに置き開く、箱には磨き上げられたオリハルコンの髪飾りが置かれていた。
「うっは!綺麗!」
黄金と銀が溶け合ったような神秘的な輝きを放つオリハルコン、その表面は鏡の様に滑らかだ、そこに一粒の精霊の涙が嵌めこまれていた。
「どうだ?」
「ばっちりです!」
美桜は自分が描いたイラストを見ながら見比べる、イラストよりも美しく、細やかな細工がされていた。
「俺の最高の品だ。」
自慢げに、そして誇らしげに言うパロッド、美桜は髪飾りを手に取り右から、左からと髪飾りを見る、そして。
「どう?エーデルさん♪」
肩より少し長い髪を軽く手に取り髪飾りを合わせて見せる。
「綺麗です、言葉に出来ないほど。」
「えへへ~♪」
満足げに笑い返す美桜に、ポツリと呟くエーデル。
「精霊の祝福をうけたような・・・素敵です。」
「精霊の祝福?」
「はい。」
エーデルの言葉に美桜はピコーンと音が鳴るように微笑む。
「この髪飾りの名前、精霊の祝福にしよう!」
美桜の言葉にエーデルが驚く、しかし目の前で聞いていたパロッドは頷く。
「俺の細工師としての誇りだな。」
「ありがとう御座います、パロッドさん。」
「こちらこそだな、精霊の祝福、名を付けてくれてありがとう、ミオ嬢。」
2人は笑い合う。
「それじゃこれ貰って行きますね。」
「一応全部開けてみてくれ。」
「これ全部?」
並べられた14個の箱、美桜は全ての箱を開き品をチェックすると、侍女のクーネスがアイテムボックスへ収納する、そして美桜はエーデル達を連れ店を後にした。
-----------------------------
「聖女レナ様、お美しいですわ。」
カラーシャは手を合わせ拝む様に麗奈を褒める。
「アハハハハ。」
空笑いしか出ない麗奈、しかし姿見で見える自分の姿に思わずため息が出る。
「ホーキン様もお着換え終わりました。」
ドワーフの侍女が言うと、カラーシャは嬉しそうに微笑み頷く、すると部屋にホーキンが入って来た。
「・・・。」
「・・・。」
2人は姿を見せ合い無言になる。
「いかがかしら?」
カラーシャは麗奈に問いかける。
「ホーキンさんかっこいー。」
ホーキンは、いつものジブラロールで見せる貴族服とは違い、ドワーフ国の貴族服に褐色と赤を基調とした服だ、そして所々に鎧風の肩当や肘当てが付いている、実用性重視のドワーフらしい服装だった。
「似合いますか?」
「もんのすごく!似合ってます!」
「レナさんも綺麗です。」
「ですよねぇ、凄いんですよ、ここの刺繍とか。」
「いえ、レナさんが。」
「・・・恥ずかしいのでやめてください。」
顔を真っ赤にする麗奈、2人は服を褒め合い、ドワーフの職人技に関心していた。
「それでは応接間へ戻りましょう。」
カラーシャに言われ頷く麗奈とホーキン、2人はカラーシャに連れられ応接間に戻る。
「では、エンハルト君とチハルさん、ミオさんが戻られるまでごゆっくりされてくださいね。」
カラーシャはそう言うと部屋を出て行った。
「・・・はああああ!凄すぎるよこの服!」
「ローブですよお?レナさん。」
「わかってるよモリーちゃん。」
モリアンに突っ込まれ、苦笑いの麗奈、ホーキンも自分の服を見ながら呟く。
「良いのでしょうか、私までも。」
「用意されてたんだから良いんじゃないですか?」
「しかし、私は。」
何かを言いそうになったが言葉を詰まらせるホーキン。
「私の婚約者様でしょ?」
「・・・はい。」
「旦那様になるんでしょ?」
「・・・はい。」
「問題無いっしょ!」
「良いんですか?私で。」
「良いんです!ダーブルお義父様もラニアお義母様も大好きですから♪」
「・・・はい。」
「もちろんホーキンさんが一番好きですよ?」
「はい、私もレナさんが好きです。」
「問題無ーし!」
麗奈は耳を赤くしながらもホーキンに笑いかける。
「いいなぁ。」
2人の会話を聞きながらポツリと呟くモリアン。
「あれ?モリーちゃん相手居なかったっけ?」
「・・・まだです。」
「あれ?だれだっけ、たしか肌の治療した子のお兄ちゃんとお見合いしてたよね?」
「・・・アダトニー様ですね。」
「どうなったの?あれから、お付き合いは?」
モリアンに食い気味で問いかける麗奈、モリアンは言い辛そうに呟く。
「次の桜が咲いた時に、何か言われるらしいんですけどぉ、桜咲いた時ってもう言う事きまってるじゃないですかぁ!?」
「良かったじゃん。」
「私はまだチハルさんの侍女してたいんですっ!」
「えぇ~?結婚したら侍女出来ないの?」
「チハルさんが許可したら出来ますぅ。」
「頼んだら?」
「チハルさん許可してくれますかねぇ。」
「どうだろ。」
「レナさん!お願いします!その時は私が必要だって言ってください!お願いします!」
「え~♪どうしよっかな~♪」
「うわあん!ホーキンさん!ホーキンさんの婚約者が意地悪しますよ!いいんですか!?」
ホーキンに無茶ぶりするモリアン、ホーキンは苦笑いで麗奈を見る。
「モリーちゃん、そう言う事いうんだ~、ふ~ん。」
「うそです!」
「ほぅ?」
「うわーん!」
2人のやり取りは千春達が帰って来るまで続いた。
千春はザイフォンの店に入ると大きな声で挨拶する、すると中からパタパタと音を立て、孫娘のフラワが現れた。
「あー!!!!!!」
「やっほ~♪」
「お爺ちゃん待ってたよー?」
「ごめーん。」
フラワは笑いながら千春に言うと、直ぐに中へ戻り大きな声でザイフォンを呼ぶ、やり取りが聞こえ直ぐにザイフォンが現れた。
「おそいぞ!」
「ごめんなさい。」
ザイフォンはそう言うと、カウンターに王家の短剣を3本並べる。
「ほれ、これだ。」
ザイフォンが出した短剣をエンハルトが手に取り、鞘から抜く。冷たく光る輝きに光りが反射する、まるで水面に映る月光の様だ。
「きれーい。」
千春も短剣を一本手に取ると鞘から抜く、よく見れば繊細な模様が刻まれている、千春は静かに感動しながらエンハルトを見る。
「すごいね。」
「ああ、ザイフォン殿、ありがとう御座います。」
「おう。」
千春とエンハルトの短剣を見る顔を見て、ザイフォンは満足そうに頷く。
「それから・・・。」
ザイフォンはそう言うともう一度工房に戻り、大振りな剣と杖を持ってくる。
「これがオリハルコンソード、こっちはヨリだったか、杖だ。」
並べられたオリハルコンの剣、その一つをエンハルトは手に取る、鞘を抜くと、シュッという音と共に刀身が現れる。
「・・・凄いな。」
エンハルトは剣から目を離さず呟く。
「オリハルコンも綺麗だね~♪」
金よりも色味が無いが、美しく輝く刀身を見ながら千春が言うと、エンハルトは黙って頷く。
「あとはこの杖だねー。」
千春は自分の背丈の半分程の杖を手に取る。
「あ、思ったより軽い。」
杖をヒョイと持ち上げまじまじと杖を見る。
「細工ないですね。」
千春はそう呟くと、ザイフォンが答える。
「それはベースだからな、魔導師がそれに魔術を組み込む、魔力特化にしてあるから魔法がスムーズに出るぞ。」
「魔力特化?」
「ああ、その剣は物理特化だ。」
「そう言えばなんか言ってましたね。」
あまり興味がなく、うっすらと記憶を探る千春。
「剣は物理特化なんですね。」
「エンハルトや護衛は魔法を使わないだろう。」
「・・・使わないね!そう言えば!」
千春はハッと思い出しエンハルトを見る。
「俺は無属性しか持ってないぞ。」
「そうなんだ。」
「エーデル、ホーキンも同じだ。」
「みんな魔法使えないんだ。」
「無属性も魔法だぞ?」
「ん?生活魔法?」
「俺達は身体強化だな。」
「ヨリパパと一緒の脳筋かあ。」
片手で軽く持っている剣を鞘に納めるエンハルト、そして千春に渡す。
「アイテムボックスに入れておいてくれ。」
「はーい♪」
千春はエンハルトから剣を受け取ると、腕が一気に落ちる。
「うおぁああ!重いっっっ!!!」
「身体強化使っていたからな。」
笑いながら答えるエンハルト、千春は剣を持ち上げるとアイテムボックスへ投げ込む、そしてカウンターにある剣をサフィーナが手に取り千春に渡す。
「はい、チハル。」
「・・・なんで片手で軽々もってんの?」
「身体強化ですよ。」
「ずるい!みんなズルい!」
千春が開いたアイテムボックスに剣を入れると、千春は手を突っ込み酒を取り出す。
「ザイフォンさん!お礼です!」
ドンと置かれる4リットルサイズのウイスキー、ザイフォンは嬉しそうに受け取る。
「チハル嬢!ありがとう!またいつでも来ていいぞ!」
「はーい♪また包丁研ぎにきますねー!」
ミスリルの短剣、オリハルコンの剣、そして杖を受け取った千春とエンハルトはザイフォンとフラワに手を振り店を出た。
-----------------------------
「おじゃましまーす。」
美桜はエーデルとロイロ、そして侍女を引き連れ店に入る。
「いらっしゃいませ。」
「あのー、パロッドさんいらっしゃいますかー?」
ドワーフの店員は美桜の顔を見てすぐに微笑み奥へ案内する。
「こちらへ。」
「はーい。」
ニコッと微笑み返すと、皆は扉を抜け、奥の部屋に案内される。
「すぐにお呼び致しますので。」
ドワーフの店員は深々とお辞儀をすると部屋を出て行く、そして直ぐにパロッドと店員が戻って来た。
「待たせたな。」
「いえいえ、遅くなってすみません。」
「問題無い、磨き上げるのに時間が掛かったからな、丁度良かった。」
そう言うと店員はカートに乗せた宝石箱を並べる。
「これがそうだ。」
パロッドは箱を1つ手に取ると、テーブルに置き開く、箱には磨き上げられたオリハルコンの髪飾りが置かれていた。
「うっは!綺麗!」
黄金と銀が溶け合ったような神秘的な輝きを放つオリハルコン、その表面は鏡の様に滑らかだ、そこに一粒の精霊の涙が嵌めこまれていた。
「どうだ?」
「ばっちりです!」
美桜は自分が描いたイラストを見ながら見比べる、イラストよりも美しく、細やかな細工がされていた。
「俺の最高の品だ。」
自慢げに、そして誇らしげに言うパロッド、美桜は髪飾りを手に取り右から、左からと髪飾りを見る、そして。
「どう?エーデルさん♪」
肩より少し長い髪を軽く手に取り髪飾りを合わせて見せる。
「綺麗です、言葉に出来ないほど。」
「えへへ~♪」
満足げに笑い返す美桜に、ポツリと呟くエーデル。
「精霊の祝福をうけたような・・・素敵です。」
「精霊の祝福?」
「はい。」
エーデルの言葉に美桜はピコーンと音が鳴るように微笑む。
「この髪飾りの名前、精霊の祝福にしよう!」
美桜の言葉にエーデルが驚く、しかし目の前で聞いていたパロッドは頷く。
「俺の細工師としての誇りだな。」
「ありがとう御座います、パロッドさん。」
「こちらこそだな、精霊の祝福、名を付けてくれてありがとう、ミオ嬢。」
2人は笑い合う。
「それじゃこれ貰って行きますね。」
「一応全部開けてみてくれ。」
「これ全部?」
並べられた14個の箱、美桜は全ての箱を開き品をチェックすると、侍女のクーネスがアイテムボックスへ収納する、そして美桜はエーデル達を連れ店を後にした。
-----------------------------
「聖女レナ様、お美しいですわ。」
カラーシャは手を合わせ拝む様に麗奈を褒める。
「アハハハハ。」
空笑いしか出ない麗奈、しかし姿見で見える自分の姿に思わずため息が出る。
「ホーキン様もお着換え終わりました。」
ドワーフの侍女が言うと、カラーシャは嬉しそうに微笑み頷く、すると部屋にホーキンが入って来た。
「・・・。」
「・・・。」
2人は姿を見せ合い無言になる。
「いかがかしら?」
カラーシャは麗奈に問いかける。
「ホーキンさんかっこいー。」
ホーキンは、いつものジブラロールで見せる貴族服とは違い、ドワーフ国の貴族服に褐色と赤を基調とした服だ、そして所々に鎧風の肩当や肘当てが付いている、実用性重視のドワーフらしい服装だった。
「似合いますか?」
「もんのすごく!似合ってます!」
「レナさんも綺麗です。」
「ですよねぇ、凄いんですよ、ここの刺繍とか。」
「いえ、レナさんが。」
「・・・恥ずかしいのでやめてください。」
顔を真っ赤にする麗奈、2人は服を褒め合い、ドワーフの職人技に関心していた。
「それでは応接間へ戻りましょう。」
カラーシャに言われ頷く麗奈とホーキン、2人はカラーシャに連れられ応接間に戻る。
「では、エンハルト君とチハルさん、ミオさんが戻られるまでごゆっくりされてくださいね。」
カラーシャはそう言うと部屋を出て行った。
「・・・はああああ!凄すぎるよこの服!」
「ローブですよお?レナさん。」
「わかってるよモリーちゃん。」
モリアンに突っ込まれ、苦笑いの麗奈、ホーキンも自分の服を見ながら呟く。
「良いのでしょうか、私までも。」
「用意されてたんだから良いんじゃないですか?」
「しかし、私は。」
何かを言いそうになったが言葉を詰まらせるホーキン。
「私の婚約者様でしょ?」
「・・・はい。」
「旦那様になるんでしょ?」
「・・・はい。」
「問題無いっしょ!」
「良いんですか?私で。」
「良いんです!ダーブルお義父様もラニアお義母様も大好きですから♪」
「・・・はい。」
「もちろんホーキンさんが一番好きですよ?」
「はい、私もレナさんが好きです。」
「問題無ーし!」
麗奈は耳を赤くしながらもホーキンに笑いかける。
「いいなぁ。」
2人の会話を聞きながらポツリと呟くモリアン。
「あれ?モリーちゃん相手居なかったっけ?」
「・・・まだです。」
「あれ?だれだっけ、たしか肌の治療した子のお兄ちゃんとお見合いしてたよね?」
「・・・アダトニー様ですね。」
「どうなったの?あれから、お付き合いは?」
モリアンに食い気味で問いかける麗奈、モリアンは言い辛そうに呟く。
「次の桜が咲いた時に、何か言われるらしいんですけどぉ、桜咲いた時ってもう言う事きまってるじゃないですかぁ!?」
「良かったじゃん。」
「私はまだチハルさんの侍女してたいんですっ!」
「えぇ~?結婚したら侍女出来ないの?」
「チハルさんが許可したら出来ますぅ。」
「頼んだら?」
「チハルさん許可してくれますかねぇ。」
「どうだろ。」
「レナさん!お願いします!その時は私が必要だって言ってください!お願いします!」
「え~♪どうしよっかな~♪」
「うわあん!ホーキンさん!ホーキンさんの婚約者が意地悪しますよ!いいんですか!?」
ホーキンに無茶ぶりするモリアン、ホーキンは苦笑いで麗奈を見る。
「モリーちゃん、そう言う事いうんだ~、ふ~ん。」
「うそです!」
「ほぅ?」
「うわーん!」
2人のやり取りは千春達が帰って来るまで続いた。
1,002
あなたにおすすめの小説
夫が運命の番と出会いました
重田いの
恋愛
幼馴染のいいなづけとして育ってきた銀狼族の族長エーリヒと、妻ローゼマリー。
だがエーリヒに運命の番が現れたことにより、二人は離別する。
しかし二年後、修道院に暮らすローゼマリーの元へエーリヒが現れ――!?
聖女の座を追われた私は田舎で畑を耕すつもりが、辺境伯様に「君は畑担当ね」と強引に任命されました
さら
恋愛
王都で“聖女”として人々を癒やし続けてきたリーネ。だが「加護が弱まった」と政争の口実にされ、無慈悲に追放されてしまう。行き場を失った彼女が選んだのは、幼い頃からの夢――のんびり畑を耕す暮らしだった。
ところが辺境の村にたどり着いた途端、無骨で豪胆な領主・辺境伯に「君は畑担当だ」と強引に任命されてしまう。荒れ果てた土地、困窮する領民たち、そして王都から伸びる陰謀の影。追放されたはずの聖女は、鍬を握り、祈りを土に注ぐことで再び人々に希望を芽吹かせていく。
「畑担当の聖女さま」と呼ばれながら笑顔を取り戻していくリーネ。そして彼女を真っ直ぐに支える辺境伯との距離も、少しずつ近づいて……?
畑から始まるスローライフと、不器用な辺境伯との恋。追放された聖女が見つけた本当の居場所は、王都の玉座ではなく、土と緑と温かな人々に囲まれた辺境の畑だった――。
誰も信じてくれないので、森の獣達と暮らすことにしました。その結果、国が大変なことになっているようですが、私には関係ありません。
木山楽斗
恋愛
エルドー王国の聖女ミレイナは、予知夢で王国が龍に襲われるという事実を知った。
それを国の人々に伝えるものの、誰にも信じられず、それ所か虚言癖と避難されることになってしまう。
誰にも信じてもらえず、罵倒される。
そんな状況に疲弊した彼女は、国から出て行くことを決意した。
実はミレイナはエルドー王国で生まれ育ったという訳ではなかった。
彼女は、精霊の森という森で生まれ育ったのである。
故郷に戻った彼女は、兄弟のような関係の狼シャルピードと再会した。
彼はミレイナを快く受け入れてくれた。
こうして、彼女はシャルピードを含む森の獣達と平和に暮らすようになった。
そんな彼女の元に、ある時知らせが入ってくる。エルドー王国が、予知夢の通りに龍に襲われていると。
しかし、彼女は王国を助けようという気にはならなかった。
むしろ、散々忠告したのに、何も準備をしていなかった王国への失望が、強まるばかりだったのだ。
婚約破棄されたので、自由に生きたら王太子が失脚しましたあ
鍛高譚
恋愛
名門アーデン公爵家の令嬢 ロザリー・フォン・アーデン は、王太子 エドワード・カミル・レグノード の婚約者として誰もが認める完璧な貴族令嬢だった。
しかしある日、王太子は突如 “聖女” を名乗る平民の少女 セシリア・ブランシュ に夢中になり、ロザリーに無情な婚約破棄を言い渡す。
「これは神の導きだ! 私の本当の運命の相手はセシリアなんだ!」
「ロザリー様、あなたは王太子妃にふさわしくありませんわ」
──ふたりの言葉を前に、ロザリーは静かに微笑んだ。
「……そうですか。では、私も自由に生きさせていただきますわね?」
だが、これがロザリーの “ざまぁ” 逆転劇の幕開けだった!
神託と称して王太子を操る “聖女” の正体は、なんと偽者!?
さらに王室財政を私物化する 汚職貴族との黒い繋がり も発覚!?
次々と暴かれる陰謀の数々に、王宮は大混乱。
そして、すべての証拠が王の手に渡ったとき──王太子 エドワードは王太子の地位を剥奪され、偽の聖女と共に国外追放 となる!
「ロザリー様を捨てた王太子は大馬鹿者だ!」
「やっぱり王妃にふさわしかったのはロザリー様だったのよ!」
社交界ではロザリーへの称賛が止まらない。
そしてそんな彼女のもとに、なんと隣国の 若き王クラウス・アレクサンドル から正式な求婚が──!?
「私はあなたの聡明さと誇り高き心に惹かれました。私の王妃になっていただけませんか?」
かつての婚約破棄が嘘のように、今度は 本物の愛と自由を手にするチャンス が巡ってくる。
しかし、ロザリーはすぐに頷かない。
「私はもう、誰かに振り回されるだけの人生は選びません」
王妃となる道を選ぶのか、それとも公爵家の令嬢として新たな未来を切り開くのか──?
白い結婚を捨てた王妃は、もう二度と振り向かない ――愛さぬと言った王子が全てを失うまで』
鍛高譚
恋愛
「私は王妃を愛さない。彼女とは白い結婚を誓う」
華やかな王宮の大聖堂で交わされたのは、愛の誓いではなく、冷たい拒絶の言葉だった。
王子アルフォンスの婚姻相手として選ばれたレイチェル・ウィンザー。しかし彼女は、王妃としての立場を与えられながらも、夫からも宮廷からも冷遇され、孤独な日々を強いられる。王の寵愛はすべて聖女ミレイユに注がれ、王宮の権力は彼女の手に落ちていった。侮蔑と屈辱に耐える中、レイチェルは誇りを失わず、密かに反撃の機会をうかがう。
そんな折、隣国の公爵アレクサンダーが彼女の前に現れる。「君の目はまだ死んでいないな」――その言葉に、彼女の中で何かが目覚める。彼はレイチェルに自由と新たな未来を提示し、密かに王宮からの脱出を計画する。
レイチェルが去ったことで、王宮は急速に崩壊していく。聖女ミレイユの策略が暴かれ、アルフォンスは自らの過ちに気づくも、時すでに遅し。彼が頼るべき王妃は、もはや遠く、隣国で新たな人生を歩んでいた。
「お願いだ……戻ってきてくれ……」
王国を失い、誇りを失い、全てを失った王子の懇願に、レイチェルはただ冷たく微笑む。
「もう遅いわ」
愛のない結婚を捨て、誇り高き未来へと進む王妃のざまぁ劇。
裏切りと策略が渦巻く宮廷で、彼女は己の運命を切り開く。
これは、偽りの婚姻から真の誓いへと至る、誇り高き王妃の物語。
【完結】何故こうなったのでしょう? きれいな姉を押しのけブスな私が王子様の婚約者!!!
りまり
恋愛
きれいなお姉さまが最優先される実家で、ひっそりと別宅で生活していた。
食事も自分で用意しなければならないぐらい私は差別されていたのだ。
だから毎日アルバイトしてお金を稼いだ。
食べるものや着る物を買うために……パン屋さんで働かせてもらった。
パン屋さんは家の事情を知っていて、毎日余ったパンをくれたのでそれは感謝している。
そんな時お姉さまはこの国の第一王子さまに恋をしてしまった。
王子さまに自分を売り込むために、私は王子付きの侍女にされてしまったのだ。
そんなの自分でしろ!!!!!
悪役令息の継母に転生したからには、息子を悪役になんてさせません!
水都(みなと)
ファンタジー
伯爵夫人であるロゼッタ・シルヴァリーは夫の死後、ここが前世で読んでいたラノベの世界だと気づく。
ロゼッタはラノベで悪役令息だったリゼルの継母だ。金と地位が目当てで結婚したロゼッタは、夫の連れ子であるリゼルに無関心だった。
しかし、前世ではリゼルは推しキャラ。リゼルが断罪されると思い出したロゼッタは、リゼルが悪役令息にならないよう母として奮闘していく。
★ファンタジー小説大賞エントリー中です。
※完結しました!
【完結】私、四女なんですけど…?〜四女ってもう少しお気楽だと思ったのに〜
まりぃべる
恋愛
ルジェナ=カフリークは、上に三人の姉と、弟がいる十六歳の女の子。
ルジェナが小さな頃は、三人の姉に囲まれて好きな事を好きな時に好きなだけ学んでいた。
父ヘルベルト伯爵も母アレンカ伯爵夫人も、そんな好奇心旺盛なルジェナに甘く好きな事を好きなようにさせ、良く言えば自主性を尊重させていた。
それが、成長し、上の姉達が思わぬ結婚などで家から出て行くと、ルジェナはだんだんとこの家の行く末が心配となってくる。
両親は、貴族ではあるが貴族らしくなく領地で育てているブドウの事しか考えていないように見える為、ルジェナはこのカフリーク家の未来をどうにかしなければ、と思い立ち年頃の男女の交流会に出席する事を決める。
そして、そこで皆のルジェナを想う気持ちも相まって、無事に幸せを見つける。
そんなお話。
☆まりぃべるの世界観です。現実とは似ていても違う世界です。
☆現実世界と似たような名前、土地などありますが現実世界とは関係ありません。
☆現実世界でも使うような単語や言葉を使っていますが、現実世界とは違う場合もあります。
楽しんでいただけると幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。