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村人の治療っ!
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千春たちはお婆さんに案内されて、教会の横に建つ家の扉をくぐった、部屋の中は広く、壁際に簡易ベッドが並んでいて、十人ほどの男たちが横たわっている、痛々しい包帯が巻かれ、傷口から血がにじむ者もいる、中には腕や足が失われた者までいて、その姿を目にした千春たちは思わず息を呑んだ。
「・・・っ。」
頼子が小さく声を漏らす。
「酷いね・・・」
「どんだけ暴れたんだろ、猿の魔物。」
麗奈と美桜も眉をひそめる、そのとき、お婆さんに気づいた教会の男が駆け寄ってきた、教会の服を着た若い男で、顔には疲労が滲んでいる。
「お婆さん、どうされました?急患でも?」
「いやね、治療ができる子たちを連れてきたんだよ」
「えっ・・・?」
教会の男の目が千春たちへ向けられる。
「この子たちが?」
「そうだよ、あんたたちだけじゃ治療が追いつかないだろう?少しでも助けになればと思ってね。」
「・・・ありがとうございます、僕はこの村司祭をしています、ディオンといいます、どうぞよろしくお願いします。」
千春たちは小さく会釈を返すと、怪我人の間を縫うように歩き始めた、サフィーナとクーネスは布を巻かれた傷口を確かめ、治療の準備している、千春は、ふと腕のない男性の横に腰を下ろした。
「大丈夫ですか?」
声をかけると、男性は苦笑いを浮かべた。
「痛みは取ってもらったからな。あとは、こうして寝てるだけだ」
千春はゆっくりと頷き、男性の肩に視線を落とした。
「腕、生やしますね。ただ、急に腕が戻るので、体力めちゃくちゃ持って行かれるんですよ」
「・・・腕が、戻るのか?」
男性は目を丸くし、信じられないという表情を浮かべた、その横で頼子が不安そうに声をかける。
「MP大丈夫なの?千春。」
千春は笑って、アイトネに問いかけた。
「アイトネ、MP増えたんだよね?」
『ええ。腕の二、三本なら問題ないわ。』
「だってさ。」
千春は頼子に向き直り、ニッと笑った。
「心配ないって、慣れてるし。」
そして再び男性の方を向いた。男性は不安そうに千春を見上げている。
「そんな顔しなくても大丈夫ですよん♪初めてじゃ無いんで♪」
そう言うと、千春は男性の肩に手を置き、ゆっくりと魔力を練った、青白い光が彼女の手のひらに集まり、男性の肩口へと流れ込んでいく。
「ヒール。」
その一言と同時に、失われた腕の付け根がわずかに蠢き、肉が盛り上がり始めた、血が出ることもなく、みるみるうちに腕が形作られていく、男性は息を呑み、痛みもないのか、ただただ自分の腕が再生されるのをじっと見つめていた。
「す、すげぇ・・・」
周囲で寝ていた他の男たちも目を見張り、次々に声を上げた。
「おい、見ろよ・・・」
「腕が・・・生えてきやがった・・・!」
ディオンも呆然としたように千春の手元を見つめている。
「・・・これは・・・奇跡だ・・・」
千春は笑顔を浮かべ、腕が完全に生えそろうのを見届けると、ゆっくりと手を離した。
「はい、元通り、しばらくは安静にしていてくださいね♪」
男性は目を見開き、震える声で言った。
「・・・ありがとう・・・!本当に、ありがとう・・・!」
千春は笑顔のままうなずくと、隣で見ていた頼子に向かって親指を立てた。
「MP、大丈夫だったよ!」
「・・・いやぁもう凄いわ、流石神聖女だわ。」
その横で、美桜達も治癒の魔法を施し始めていた。光が次々と怪我人を包み込み、静まり返っていた部屋に希望の色が差し込む。
ディオンは感極まった様子で千春たちに深く頭を下げた。
「本当に・・・感謝してもしきれません、どうか・・・どうか、皆を助けてください・・・!」
千春はディオンを見て、小さく笑った。
「任せてください。少しでも力になれれば、嬉しいですから」
そう言うと、再び別の患者のもとへと足を運んでいった。
--------------------------------
「お嬢ちゃん達、ありがとう、俺はイェンスだ。」
「千春って言います♪」
「頼子で~す♪」
「美桜で~す♪」
「麗奈で~す♪」
「え?なにその流れ・・・青空で~す♪」
「え?続けんの?大愛で~す♪」
「日葵です。」
「花音です。」
「ヒマリ、カノンずるくね?」
「なにがよ、自己紹介にずるいもなにもないっしょ?」
自己紹介だけで騒ぎ始める少女達を見て、男達の顔が綻ぶ、そしてイェンスが千春に問いかける。
「チハルちゃん、君達は何者なんだい?昔、街の治療もして貰ったことがあるが、なくなった腕を元に戻すなんて、教会の高位な人でも無理だったぞ?」
「そうです、お願いした手前、このような言い様は失礼かとおもいますが・・・異常です、チハル様、いったい・・・。」
イェンスの言葉に続けて言う司祭ディオン、千春はチラッとエンハルトを見ると頷いている、それを確認し千春は答える。
「別の大陸から来た聖女軍団で~す♪」
キャピっと言わんばかりに目にピースした指を当てる千春。
「何そのポーズ。」
思わず突っ込む頼子。
「いや、こっちだとさ、ちょっとはっちゃけても怒られないかなって。」
「あー、そう言われたらそうだね、王女とか貴族関係なさそうだし。」
千春と頼子の言葉を聞き、男達の空気が変わる。
「お・・・おうじょ・・・?」
「いや、その前に聖女様だと!?」
男達が騒めくが、千春達は慣れたもので、ニコニコと微笑み返す。
「ま、大陸違いますし♪」
「チハル。」
「なに?ハルト。」
「大陸が違っても問題あるぞ。」
「そうなの?」
「ああ、しかもお前聖女の上の神聖女だろ?」
「それは言わなきゃわからない!」
「それはそうだが・・・。」
「まぁまぁ、とりあえず治療終わったし・・・おわりですよね?」
場を納める花音はディオンを見ると、呆けた顔で頷く。
「んじゃ次は鳥だね。」
青空は嬉しそうに言うと、大愛も頷く。
「一狩り行っとく?」
「なに、モンスター狩る言い方してんのさ。」
「魔物じゃ無いの?」
「普通に鳥でしょ。」
「デカいダチョウだっけ?」
「ダチョウはデカいっしょ。」
「名前なんだっけ。」
「あ~・・・えっと・・・クル・・・なんとか、チハルなんだっけ。」
「クルゥトクだよ。」
「それそれ。」
聖女達の話を聞いていたイェンスが話しかける。
「聖女様達はクルゥトクを狩に行かれるのですか?」
「はい♪何か知ってます?」
「ああ、西の平原の先にある水辺の近くに、幾つかの群れがある。」
「おお!情報ゲットだぜー!」
「だが。」
「・・・だが?」
「最近魔物も増えている。」
「えぇ~?また魔物ぉ?」
「ああ、俺達がやられた猿の魔物、あの魔物が森のバランスを崩した、森の魔物が溢れて平原にまで現れてきたんだ。」
「マジで?」
千春は面倒そうに呟くと、ルプが話しかける。
「魔物ごと狩れば良いだろ?」
「そうばい、誤差ばい誤差♪」
ルプが言うと、ビェリーも頷く。
「・・・ちなみにその魔物って何の魔物です?」
「色々だ、特に大型なのは虎や熊だな。」
「・・・熊は食べれるけど虎って食べれるのかな。」
千春の言葉を聞き、ベッドに腰掛けた男達が一斉に千春を見る、信じられないと言わんばかりに目を見開きながら。
「く・・・食うのか?アレを。」
「その前に倒すのは無理だろ。」
「大きな罠でも作れば・・・いや、相当な罠を作らないと無理だ。」
男達はどうやれば虎の魔物を倒せるか考え始めるが、千春は気にせず頼子達と話す。
「とりあえず狩っとく?」
「持って帰れば冒険者のギルマスさん喜ぶじゃん?」
「虎と熊は状態良ければ商業ギルドも喜ぶよ。」
「んじゃ、ついでに狩りますかね、ルプいけるよね?」
「余裕。」
「ビェリー、沢山いたら頼むね♪」
「まかせり~♪」
「コンちゃん、今回は暴れれるみたいよ。」
「はい!ミオがんばります!」
狩る気満々の聖女とペット達、男達は先程まで治療を必死で行い、後光が見えるほど輝いて見えた聖女達を見つめる、少女達の後ろに立つ護衛の男達は確かに強そうだ、しかし人の手に負える物ではないと思っている男達は不安そうに呟く。
「護衛の貴方、本当に行くのか?」
イェンスはエーデルに呟くように話しかける。
「ああ、聖女が行くと言えば行く。」
「だが・・・。」
「問題無い、ドラゴンでも倒せるからな。」
「ど!?ドラゴンでも!?」
「ああ、心配しなくても大丈夫だ。」
千春達を心底心配しているイェンスにエーデルは笑い掛ける。
「さ!それじゃ行ってきますので皆さん安静にしてくださいねー♪」
千春は治療が終わった男達に手を振る、男達は再度お礼を言うと、聖女達は教会を出て行く、すると後ろからディオンが走って来た。
「聖女様!お待ちください!」
ディオンは呆けた状態から意識を取り戻し、急いで千春達を追いかけてきた。
「はい?」
「またこの村に来られますか!?」
「・・・さぁ?」
「是非!是非お越しください!お礼をさせていただきたく!」
「あー・・・これたら来ます♪」
千春は軽く答えると、箒を取り出す。
「んじゃ行こかー♪」
「まった!チハル!」
「なに?ミオ。」
「トイレ!」
「私も!」
「うちもいきたい!」
「・・・ディオンさん、トイレあります?」
「はい!此方で御座います!」
皆はディオンに案内され、教会のトイレで用を足す、そして改めて外に出ると、あっという間に飛び立ち消えて行った。
「・・・っ。」
頼子が小さく声を漏らす。
「酷いね・・・」
「どんだけ暴れたんだろ、猿の魔物。」
麗奈と美桜も眉をひそめる、そのとき、お婆さんに気づいた教会の男が駆け寄ってきた、教会の服を着た若い男で、顔には疲労が滲んでいる。
「お婆さん、どうされました?急患でも?」
「いやね、治療ができる子たちを連れてきたんだよ」
「えっ・・・?」
教会の男の目が千春たちへ向けられる。
「この子たちが?」
「そうだよ、あんたたちだけじゃ治療が追いつかないだろう?少しでも助けになればと思ってね。」
「・・・ありがとうございます、僕はこの村司祭をしています、ディオンといいます、どうぞよろしくお願いします。」
千春たちは小さく会釈を返すと、怪我人の間を縫うように歩き始めた、サフィーナとクーネスは布を巻かれた傷口を確かめ、治療の準備している、千春は、ふと腕のない男性の横に腰を下ろした。
「大丈夫ですか?」
声をかけると、男性は苦笑いを浮かべた。
「痛みは取ってもらったからな。あとは、こうして寝てるだけだ」
千春はゆっくりと頷き、男性の肩に視線を落とした。
「腕、生やしますね。ただ、急に腕が戻るので、体力めちゃくちゃ持って行かれるんですよ」
「・・・腕が、戻るのか?」
男性は目を丸くし、信じられないという表情を浮かべた、その横で頼子が不安そうに声をかける。
「MP大丈夫なの?千春。」
千春は笑って、アイトネに問いかけた。
「アイトネ、MP増えたんだよね?」
『ええ。腕の二、三本なら問題ないわ。』
「だってさ。」
千春は頼子に向き直り、ニッと笑った。
「心配ないって、慣れてるし。」
そして再び男性の方を向いた。男性は不安そうに千春を見上げている。
「そんな顔しなくても大丈夫ですよん♪初めてじゃ無いんで♪」
そう言うと、千春は男性の肩に手を置き、ゆっくりと魔力を練った、青白い光が彼女の手のひらに集まり、男性の肩口へと流れ込んでいく。
「ヒール。」
その一言と同時に、失われた腕の付け根がわずかに蠢き、肉が盛り上がり始めた、血が出ることもなく、みるみるうちに腕が形作られていく、男性は息を呑み、痛みもないのか、ただただ自分の腕が再生されるのをじっと見つめていた。
「す、すげぇ・・・」
周囲で寝ていた他の男たちも目を見張り、次々に声を上げた。
「おい、見ろよ・・・」
「腕が・・・生えてきやがった・・・!」
ディオンも呆然としたように千春の手元を見つめている。
「・・・これは・・・奇跡だ・・・」
千春は笑顔を浮かべ、腕が完全に生えそろうのを見届けると、ゆっくりと手を離した。
「はい、元通り、しばらくは安静にしていてくださいね♪」
男性は目を見開き、震える声で言った。
「・・・ありがとう・・・!本当に、ありがとう・・・!」
千春は笑顔のままうなずくと、隣で見ていた頼子に向かって親指を立てた。
「MP、大丈夫だったよ!」
「・・・いやぁもう凄いわ、流石神聖女だわ。」
その横で、美桜達も治癒の魔法を施し始めていた。光が次々と怪我人を包み込み、静まり返っていた部屋に希望の色が差し込む。
ディオンは感極まった様子で千春たちに深く頭を下げた。
「本当に・・・感謝してもしきれません、どうか・・・どうか、皆を助けてください・・・!」
千春はディオンを見て、小さく笑った。
「任せてください。少しでも力になれれば、嬉しいですから」
そう言うと、再び別の患者のもとへと足を運んでいった。
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「お嬢ちゃん達、ありがとう、俺はイェンスだ。」
「千春って言います♪」
「頼子で~す♪」
「美桜で~す♪」
「麗奈で~す♪」
「え?なにその流れ・・・青空で~す♪」
「え?続けんの?大愛で~す♪」
「日葵です。」
「花音です。」
「ヒマリ、カノンずるくね?」
「なにがよ、自己紹介にずるいもなにもないっしょ?」
自己紹介だけで騒ぎ始める少女達を見て、男達の顔が綻ぶ、そしてイェンスが千春に問いかける。
「チハルちゃん、君達は何者なんだい?昔、街の治療もして貰ったことがあるが、なくなった腕を元に戻すなんて、教会の高位な人でも無理だったぞ?」
「そうです、お願いした手前、このような言い様は失礼かとおもいますが・・・異常です、チハル様、いったい・・・。」
イェンスの言葉に続けて言う司祭ディオン、千春はチラッとエンハルトを見ると頷いている、それを確認し千春は答える。
「別の大陸から来た聖女軍団で~す♪」
キャピっと言わんばかりに目にピースした指を当てる千春。
「何そのポーズ。」
思わず突っ込む頼子。
「いや、こっちだとさ、ちょっとはっちゃけても怒られないかなって。」
「あー、そう言われたらそうだね、王女とか貴族関係なさそうだし。」
千春と頼子の言葉を聞き、男達の空気が変わる。
「お・・・おうじょ・・・?」
「いや、その前に聖女様だと!?」
男達が騒めくが、千春達は慣れたもので、ニコニコと微笑み返す。
「ま、大陸違いますし♪」
「チハル。」
「なに?ハルト。」
「大陸が違っても問題あるぞ。」
「そうなの?」
「ああ、しかもお前聖女の上の神聖女だろ?」
「それは言わなきゃわからない!」
「それはそうだが・・・。」
「まぁまぁ、とりあえず治療終わったし・・・おわりですよね?」
場を納める花音はディオンを見ると、呆けた顔で頷く。
「んじゃ次は鳥だね。」
青空は嬉しそうに言うと、大愛も頷く。
「一狩り行っとく?」
「なに、モンスター狩る言い方してんのさ。」
「魔物じゃ無いの?」
「普通に鳥でしょ。」
「デカいダチョウだっけ?」
「ダチョウはデカいっしょ。」
「名前なんだっけ。」
「あ~・・・えっと・・・クル・・・なんとか、チハルなんだっけ。」
「クルゥトクだよ。」
「それそれ。」
聖女達の話を聞いていたイェンスが話しかける。
「聖女様達はクルゥトクを狩に行かれるのですか?」
「はい♪何か知ってます?」
「ああ、西の平原の先にある水辺の近くに、幾つかの群れがある。」
「おお!情報ゲットだぜー!」
「だが。」
「・・・だが?」
「最近魔物も増えている。」
「えぇ~?また魔物ぉ?」
「ああ、俺達がやられた猿の魔物、あの魔物が森のバランスを崩した、森の魔物が溢れて平原にまで現れてきたんだ。」
「マジで?」
千春は面倒そうに呟くと、ルプが話しかける。
「魔物ごと狩れば良いだろ?」
「そうばい、誤差ばい誤差♪」
ルプが言うと、ビェリーも頷く。
「・・・ちなみにその魔物って何の魔物です?」
「色々だ、特に大型なのは虎や熊だな。」
「・・・熊は食べれるけど虎って食べれるのかな。」
千春の言葉を聞き、ベッドに腰掛けた男達が一斉に千春を見る、信じられないと言わんばかりに目を見開きながら。
「く・・・食うのか?アレを。」
「その前に倒すのは無理だろ。」
「大きな罠でも作れば・・・いや、相当な罠を作らないと無理だ。」
男達はどうやれば虎の魔物を倒せるか考え始めるが、千春は気にせず頼子達と話す。
「とりあえず狩っとく?」
「持って帰れば冒険者のギルマスさん喜ぶじゃん?」
「虎と熊は状態良ければ商業ギルドも喜ぶよ。」
「んじゃ、ついでに狩りますかね、ルプいけるよね?」
「余裕。」
「ビェリー、沢山いたら頼むね♪」
「まかせり~♪」
「コンちゃん、今回は暴れれるみたいよ。」
「はい!ミオがんばります!」
狩る気満々の聖女とペット達、男達は先程まで治療を必死で行い、後光が見えるほど輝いて見えた聖女達を見つめる、少女達の後ろに立つ護衛の男達は確かに強そうだ、しかし人の手に負える物ではないと思っている男達は不安そうに呟く。
「護衛の貴方、本当に行くのか?」
イェンスはエーデルに呟くように話しかける。
「ああ、聖女が行くと言えば行く。」
「だが・・・。」
「問題無い、ドラゴンでも倒せるからな。」
「ど!?ドラゴンでも!?」
「ああ、心配しなくても大丈夫だ。」
千春達を心底心配しているイェンスにエーデルは笑い掛ける。
「さ!それじゃ行ってきますので皆さん安静にしてくださいねー♪」
千春は治療が終わった男達に手を振る、男達は再度お礼を言うと、聖女達は教会を出て行く、すると後ろからディオンが走って来た。
「聖女様!お待ちください!」
ディオンは呆けた状態から意識を取り戻し、急いで千春達を追いかけてきた。
「はい?」
「またこの村に来られますか!?」
「・・・さぁ?」
「是非!是非お越しください!お礼をさせていただきたく!」
「あー・・・これたら来ます♪」
千春は軽く答えると、箒を取り出す。
「んじゃ行こかー♪」
「まった!チハル!」
「なに?ミオ。」
「トイレ!」
「私も!」
「うちもいきたい!」
「・・・ディオンさん、トイレあります?」
「はい!此方で御座います!」
皆はディオンに案内され、教会のトイレで用を足す、そして改めて外に出ると、あっという間に飛び立ち消えて行った。
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