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教団と大精霊
第354話-大精霊の魔法-
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姿を現して即座にこっちに向けた顔は獣そのものだ。見覚えがある顔とフォルムに嫌な思い出が汗と一緒に湧き出た。
同時にこちらへと襲ってくる。前のやつよりも凶暴そうに口を開いて体液のような黒いものを撒き散らしながら。
獣の並の動きに人型のリーチはやっぱり脅威でしかない。一瞬で距離を詰められて攻撃される。鋭利な爪が振り下ろされたところを寸前のとこで回避した。
「下がって!」
同行者の声に大人しく従って避けた後後ろへと退避した。
「ここでやると色々ダメになるからやりたくないんだけどな」
テールの手の動きに反応するかのように床を突き抜けて突起物が襲いかかる。さっきの剣士に使った魔法だ。
床に散らばっていたものを空中に飛ばしながら襲いかかる魔法を獣は避けて咆哮を上げる。
咆哮に一瞬怯みそうになったが耐えた。いや、咆哮があったからこそ気付けた。今の自分が何をしているかを。
「俺もやるんだよ!」
自分を鼓舞するように叫んだ。俺がここに来ると言ったのに、何を人任せにしてやがる。鼓舞と言うよりかは叱ったの方が近い。
拳を固めて力を込める。魔法で筋力を強化した。駆け寄りながら足を踏ん張る。これを当ててあいつを倒す。
「気合いだけは認めてあげるけどさ。でもまぁとりあえずそのまま突っ込みなよ」
もちろんだ。いまさら止まる気はない。
「足を止めたから動けないよ」
咆哮と同時に獣人の足元が動いたのが見えていた。床を突き破って今度は錠のように獣人の足を固めていた。
「おらぁ!」
動けなくても手は動く。鋭い爪は健在でそれ使っての攻撃を見切って避けたつもりが掠ったが痛みはあっても関係ねぇ。
そのまま拳を突き出して力一杯顔を殴った。首を折るつもりで。
獣人を捉えて撃ち抜いた拳は直撃して後ろへと無理矢理倒れた。足を固定しているせいで背骨が折れるような嫌な音がした。
「ありがとよ。助かった」
「どういたしまして」
同行者の助力が無かったらどうなっていたか分からない。
「まぁだいぶ散らかってダメになっちゃったんじゃない」
「か、かもな」
散乱していた書類なんかは破れ、床を突き抜けた突起物に巻き込まれてとてもじゃないが読めたものじゃない。
そんなことを思っていた瞬間獣人が突然動き出した。終わったものと思っていて目を離していた。固定された足を無理やり力任せにして外した両腕での一撃は俺に届くことはなかった。
寸前のところで壁が俺を守ってくれた。獣人の攻撃はそこで止まって地面から伸びた棘のようなものが四本刺さっている。
「咄嗟だったからやっちゃったな」
テールは自分を大精霊だと言っていた。目の前で繰り出されている魔法を見て改めてその言葉を噛み締めた。
あの一瞬で壁と針を作って攻撃と防御をこなしていた。
同時にこちらへと襲ってくる。前のやつよりも凶暴そうに口を開いて体液のような黒いものを撒き散らしながら。
獣の並の動きに人型のリーチはやっぱり脅威でしかない。一瞬で距離を詰められて攻撃される。鋭利な爪が振り下ろされたところを寸前のとこで回避した。
「下がって!」
同行者の声に大人しく従って避けた後後ろへと退避した。
「ここでやると色々ダメになるからやりたくないんだけどな」
テールの手の動きに反応するかのように床を突き抜けて突起物が襲いかかる。さっきの剣士に使った魔法だ。
床に散らばっていたものを空中に飛ばしながら襲いかかる魔法を獣は避けて咆哮を上げる。
咆哮に一瞬怯みそうになったが耐えた。いや、咆哮があったからこそ気付けた。今の自分が何をしているかを。
「俺もやるんだよ!」
自分を鼓舞するように叫んだ。俺がここに来ると言ったのに、何を人任せにしてやがる。鼓舞と言うよりかは叱ったの方が近い。
拳を固めて力を込める。魔法で筋力を強化した。駆け寄りながら足を踏ん張る。これを当ててあいつを倒す。
「気合いだけは認めてあげるけどさ。でもまぁとりあえずそのまま突っ込みなよ」
もちろんだ。いまさら止まる気はない。
「足を止めたから動けないよ」
咆哮と同時に獣人の足元が動いたのが見えていた。床を突き破って今度は錠のように獣人の足を固めていた。
「おらぁ!」
動けなくても手は動く。鋭い爪は健在でそれ使っての攻撃を見切って避けたつもりが掠ったが痛みはあっても関係ねぇ。
そのまま拳を突き出して力一杯顔を殴った。首を折るつもりで。
獣人を捉えて撃ち抜いた拳は直撃して後ろへと無理矢理倒れた。足を固定しているせいで背骨が折れるような嫌な音がした。
「ありがとよ。助かった」
「どういたしまして」
同行者の助力が無かったらどうなっていたか分からない。
「まぁだいぶ散らかってダメになっちゃったんじゃない」
「か、かもな」
散乱していた書類なんかは破れ、床を突き抜けた突起物に巻き込まれてとてもじゃないが読めたものじゃない。
そんなことを思っていた瞬間獣人が突然動き出した。終わったものと思っていて目を離していた。固定された足を無理やり力任せにして外した両腕での一撃は俺に届くことはなかった。
寸前のところで壁が俺を守ってくれた。獣人の攻撃はそこで止まって地面から伸びた棘のようなものが四本刺さっている。
「咄嗟だったからやっちゃったな」
テールは自分を大精霊だと言っていた。目の前で繰り出されている魔法を見て改めてその言葉を噛み締めた。
あの一瞬で壁と針を作って攻撃と防御をこなしていた。
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