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第3話 三つ子は規格外
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マーリンから誰が誰からやるか聞いてきたので、三つ子は話し合いをして魔法に興味があるのはユーノだが三つ子の中では兄であるので弟たちに先を譲りスーシェ、ノース、ユーノの順でやることにした。
「まずは自分からです。」
「スーシェ王子からじゃな。ではこの水晶に手を触れるのじゃ」
「はい。」
スーシェが水晶に触れると水晶が光、皆眩しくて目を開けれなかったが、結果が出たのか光がおさまった。
「これは凄いのじゃ。魔力量はワシと同等くらいじゃが、適性も火・水・風・土・雷・光・闇・無の八属性も持っておる。
剣術に興味のあるスーシェじゃが、魔法師としても余裕でやっていけるのじゃ、騎士としても無属性魔法の身体強化を駆使し、各適性属性の魔法を使い攻撃・防御どちらも得意な万能騎士になれるじゃろう。」
「ううぅ……よく分からないけど凄い騎士になれるの?」
「そうだぞ。これは鍛えがいがあるな。魔法面の能力値は余裕で俺を既に超えているけどな……」
説明を聞いてしっかり理解できなかったみたいだが、凄い騎士になれると聞いてスーシェは凄く嬉しそうな顔をした。
「当たり前なのじゃ。王国歴代最強魔法師と言われてきたワシと魔力量は同等で適性属性数はワシより多いのじゃ。あんたは歴代最強の騎士と言われているが魔法師じゃないのじゃから、スーシェ王子とあんたじゃワシと赤子ほどの差があるのじゃ。これは残りの二人も楽しみじゃ。次はノースじなあ。」
マーリン先生はドルト師匠に当たり前だとツッコミを入れた。
そしてノースはマーリンに言われてスーシェと同じように水晶に触れるとノースほど眩しく光らなかった。
「適性属性は火・水・風・雷・無の五つじゃし、魔力量もワシと同等くらいじゃな。スーシェ王子には及ばんが五歳にして逸材すぎじゃな。」
「私はマーリン先生と適性属性同じなのですか?」
ノースは、スーシェには及ばない結果だったがマーリンと同じくらいと聞いて嬉しそうだ。
「ワシの適性は、火・風・雷・聖・無じゃから適性属性に違いはあるのじゃが、適性属性数は同じじゃ、スーシェもそうじゃが魔力量はワシと同等くらいじゃから鍛えていけばすぐにワシを超えるじゃろう。」
「本当ですか。頑張ります。」
ノースはそれを聞いて、更に嬉しそうにニコニコした。
「最後はユーノじゃ、やってみい」
「はい。」
ユーノは三つ子の中で一番魔法に興味があるのでワクワクしながら水晶に触れたが、一瞬スーシェ以上の眩しい光を発したがすぐに消え、皆が目を開けると水晶が真っ二つに割れていた。
「マーリン先生、ごめんなさい。」
割れた水晶を見たユーノは、マーリンに謝りシュンとした。
「ユーノ王子が悪いわけじゃないのじゃ。ワシもやったことがある。ユーノ王子の魔力量に水晶が耐えられなかったのじゃ。」
ユーノが悪いわけではないと言ったマーリンではあるが、内心ではかなり驚いていたのである。
世界の大罪人と言われた魔法師と同じ白髪赤眼の子供は世界中でかなり稀にではあるが生まれてくることがあり、その子らは例外なく適正属性が多かったり、幼少のうちから多くの魔力量を持っていたので、念のために王国内だけでなく世界最強の魔法師と言われているマーリンの数値も余裕をもって測れる水晶を用意したのにその水晶が割れたからだ。
これから導きだされることは経験が違い過ぎるので魔法師としてはマーリンの方が上だが、五歳にしてユーノは魔力量、適性属性数の潜在能力では余裕でマーリンより上であるということだ。
「測れなくて困るのでな。国王から許可をもらい別のを持ってくるからちょっと待っておるのじゃ。」
そう言ってマーリンは出ていた。
「まずは自分からです。」
「スーシェ王子からじゃな。ではこの水晶に手を触れるのじゃ」
「はい。」
スーシェが水晶に触れると水晶が光、皆眩しくて目を開けれなかったが、結果が出たのか光がおさまった。
「これは凄いのじゃ。魔力量はワシと同等くらいじゃが、適性も火・水・風・土・雷・光・闇・無の八属性も持っておる。
剣術に興味のあるスーシェじゃが、魔法師としても余裕でやっていけるのじゃ、騎士としても無属性魔法の身体強化を駆使し、各適性属性の魔法を使い攻撃・防御どちらも得意な万能騎士になれるじゃろう。」
「ううぅ……よく分からないけど凄い騎士になれるの?」
「そうだぞ。これは鍛えがいがあるな。魔法面の能力値は余裕で俺を既に超えているけどな……」
説明を聞いてしっかり理解できなかったみたいだが、凄い騎士になれると聞いてスーシェは凄く嬉しそうな顔をした。
「当たり前なのじゃ。王国歴代最強魔法師と言われてきたワシと魔力量は同等で適性属性数はワシより多いのじゃ。あんたは歴代最強の騎士と言われているが魔法師じゃないのじゃから、スーシェ王子とあんたじゃワシと赤子ほどの差があるのじゃ。これは残りの二人も楽しみじゃ。次はノースじなあ。」
マーリン先生はドルト師匠に当たり前だとツッコミを入れた。
そしてノースはマーリンに言われてスーシェと同じように水晶に触れるとノースほど眩しく光らなかった。
「適性属性は火・水・風・雷・無の五つじゃし、魔力量もワシと同等くらいじゃな。スーシェ王子には及ばんが五歳にして逸材すぎじゃな。」
「私はマーリン先生と適性属性同じなのですか?」
ノースは、スーシェには及ばない結果だったがマーリンと同じくらいと聞いて嬉しそうだ。
「ワシの適性は、火・風・雷・聖・無じゃから適性属性に違いはあるのじゃが、適性属性数は同じじゃ、スーシェもそうじゃが魔力量はワシと同等くらいじゃから鍛えていけばすぐにワシを超えるじゃろう。」
「本当ですか。頑張ります。」
ノースはそれを聞いて、更に嬉しそうにニコニコした。
「最後はユーノじゃ、やってみい」
「はい。」
ユーノは三つ子の中で一番魔法に興味があるのでワクワクしながら水晶に触れたが、一瞬スーシェ以上の眩しい光を発したがすぐに消え、皆が目を開けると水晶が真っ二つに割れていた。
「マーリン先生、ごめんなさい。」
割れた水晶を見たユーノは、マーリンに謝りシュンとした。
「ユーノ王子が悪いわけじゃないのじゃ。ワシもやったことがある。ユーノ王子の魔力量に水晶が耐えられなかったのじゃ。」
ユーノが悪いわけではないと言ったマーリンではあるが、内心ではかなり驚いていたのである。
世界の大罪人と言われた魔法師と同じ白髪赤眼の子供は世界中でかなり稀にではあるが生まれてくることがあり、その子らは例外なく適正属性が多かったり、幼少のうちから多くの魔力量を持っていたので、念のために王国内だけでなく世界最強の魔法師と言われているマーリンの数値も余裕をもって測れる水晶を用意したのにその水晶が割れたからだ。
これから導きだされることは経験が違い過ぎるので魔法師としてはマーリンの方が上だが、五歳にしてユーノは魔力量、適性属性数の潜在能力では余裕でマーリンより上であるということだ。
「測れなくて困るのでな。国王から許可をもらい別のを持ってくるからちょっと待っておるのじゃ。」
そう言ってマーリンは出ていた。
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