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第13話 謝罪と婚約
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ドナルド叔父様から聞かされていたが、先週、使者やって来て、登城するようにと伝えられていたので、登城するために王城に向かい、先ほど王城に到着して、待合室で待機中だ。
「ソフィア、待たせたな。これから国王陛下の執務室に向かうぞ。」
「はい。叔父様。」
家臣たちに国王陛下が、謝罪する姿を見せるわけにはいかないので、国王陛下の執務室で、国王陛下、王妃殿下、レノン第二王子殿下、マリー王女殿下、宰相のドナルド叔父様、そして私の6名のみでの会談となる。
「国王陛下、ドナルド・フォン・ノイヌーヴォ様、ソフィア・フォン・クライシス様をお連れしました。入室してもよろしいですょうか。」
「許可する。」
「ドナルド様、ソフィア様、中へお入りくださいませ。」
案内され、国王陛下の執務室に入ると既に皆様はお集まりで、叔父様と私も席に着くように陛下から言われ、椅子に座る。
「案内ご苦労であった。そなたは、呼ぶまで退室しておれ。」
「かしこまりました。失礼いたします。」
私たちを案内してくれた者は、退室するように言われ、退室していった。
「それでは、話を始めよう。」
「ソフィア嬢、この度は、愚息のマッカートの件に関して、誠に申し訳なかった。」
椅子に座ったまま国王陛下がおっしゃられ、頭を下げられた。陛下だけでなく、王妃殿下、レノン第二王子殿下、マリー王女殿下も頭を下げられた。
「国王陛下、王妃殿下、レノン第二王子殿下、マリー王女殿下、私は、気にしてはおりませんので、頭をお上げくださいませ。」
そう、私は政略結婚と割り切っていたので、そこには愛などないから、正式に王族から婚約破棄されると、次の婚姻は、絶望的となるが、私はそれほど気にしてはないのです。気にしないですが、幸せにはなりたいとは思っておりますわよ。
「これは、謝罪だ。謝罪を受け取って欲しい。」
「承知致しましたわ。国王陛下から謝罪、受け取らせていただきますわ。」
「感謝する。」
国王陛下に謝罪なのだと言われてしまっては、受け取るしかない。
それにここで受け取らないと失礼になりますし、先に話が進みませんからね。この件は、謝罪を受け取って、ここで終わらすのがいいのだ。
「謝罪を受け取ってもらえたことであるし、もうひとつのレノンとの婚約の件の返事を聞かせてもらってもよいか。」
「はい。国王陛下。私の気持ちを優先していただけるとのことでしたので、自分なりにしっかり考え、レノン第二王子殿下との婚約のご申し出、受け入れさせていただきますわ。」
「おお、そうか、そうか。」
国王陛下、私が婚約を受け入れたのが嬉しいみたいですね。陛下とレノン第二王子殿下は嬉しいより安心したという気持ちが強そうなお顔をされてますけどね。でも王妃殿下とマリー王女殿下は本当に嬉しそうですね。
「ただ、現在私は、カイン・フォン・イノベート様の補佐として領地経営の学んでいるところでございますので、しばらく待って頂ければとお願い致したく存じます。レノン殿下が王太子殿下となられるので、勿論、今まで通りに王妃教育は続けさせていただきますわ。」
「補佐? そうなのかドナルド。」
「はい。確かにソフィアは、ノイヌーヴォ家の屋敷に来た翌日からカインの補佐として働いております。」
「ですが、レノン王子殿下との婚約が決まりましたので、カインとソフィアと話し合いをして、変更もしくは調整が必要であると考えております。」
「わかった。婚約は成立したのだ。婚約の発表はしばらく待とう。その前にやらなければならぬこともあるからな。」
国王陛下の仰られたやらなければならないこととは、マッカート王太子殿下の廃嫡の公式発表とザザン伯爵たちの処罰のことでしょうね。
マッカート王太子殿下の真実の愛の相手は、レベッカらしいんですよね。
ですので、城を抜け出した王太子殿下は、現在もクライシス公爵家におりますわ。勿論、国王陛下も監視はつけておりますわ。
近いうちに兵士がクライシス公爵家へ向かい、王太子殿下は拘束され、廃嫡が伝えられるのでしょうね。
こうして、私は、レノン第二王子殿下との婚約が一応、成立となったのである。
「ソフィア、待たせたな。これから国王陛下の執務室に向かうぞ。」
「はい。叔父様。」
家臣たちに国王陛下が、謝罪する姿を見せるわけにはいかないので、国王陛下の執務室で、国王陛下、王妃殿下、レノン第二王子殿下、マリー王女殿下、宰相のドナルド叔父様、そして私の6名のみでの会談となる。
「国王陛下、ドナルド・フォン・ノイヌーヴォ様、ソフィア・フォン・クライシス様をお連れしました。入室してもよろしいですょうか。」
「許可する。」
「ドナルド様、ソフィア様、中へお入りくださいませ。」
案内され、国王陛下の執務室に入ると既に皆様はお集まりで、叔父様と私も席に着くように陛下から言われ、椅子に座る。
「案内ご苦労であった。そなたは、呼ぶまで退室しておれ。」
「かしこまりました。失礼いたします。」
私たちを案内してくれた者は、退室するように言われ、退室していった。
「それでは、話を始めよう。」
「ソフィア嬢、この度は、愚息のマッカートの件に関して、誠に申し訳なかった。」
椅子に座ったまま国王陛下がおっしゃられ、頭を下げられた。陛下だけでなく、王妃殿下、レノン第二王子殿下、マリー王女殿下も頭を下げられた。
「国王陛下、王妃殿下、レノン第二王子殿下、マリー王女殿下、私は、気にしてはおりませんので、頭をお上げくださいませ。」
そう、私は政略結婚と割り切っていたので、そこには愛などないから、正式に王族から婚約破棄されると、次の婚姻は、絶望的となるが、私はそれほど気にしてはないのです。気にしないですが、幸せにはなりたいとは思っておりますわよ。
「これは、謝罪だ。謝罪を受け取って欲しい。」
「承知致しましたわ。国王陛下から謝罪、受け取らせていただきますわ。」
「感謝する。」
国王陛下に謝罪なのだと言われてしまっては、受け取るしかない。
それにここで受け取らないと失礼になりますし、先に話が進みませんからね。この件は、謝罪を受け取って、ここで終わらすのがいいのだ。
「謝罪を受け取ってもらえたことであるし、もうひとつのレノンとの婚約の件の返事を聞かせてもらってもよいか。」
「はい。国王陛下。私の気持ちを優先していただけるとのことでしたので、自分なりにしっかり考え、レノン第二王子殿下との婚約のご申し出、受け入れさせていただきますわ。」
「おお、そうか、そうか。」
国王陛下、私が婚約を受け入れたのが嬉しいみたいですね。陛下とレノン第二王子殿下は嬉しいより安心したという気持ちが強そうなお顔をされてますけどね。でも王妃殿下とマリー王女殿下は本当に嬉しそうですね。
「ただ、現在私は、カイン・フォン・イノベート様の補佐として領地経営の学んでいるところでございますので、しばらく待って頂ければとお願い致したく存じます。レノン殿下が王太子殿下となられるので、勿論、今まで通りに王妃教育は続けさせていただきますわ。」
「補佐? そうなのかドナルド。」
「はい。確かにソフィアは、ノイヌーヴォ家の屋敷に来た翌日からカインの補佐として働いております。」
「ですが、レノン王子殿下との婚約が決まりましたので、カインとソフィアと話し合いをして、変更もしくは調整が必要であると考えております。」
「わかった。婚約は成立したのだ。婚約の発表はしばらく待とう。その前にやらなければならぬこともあるからな。」
国王陛下の仰られたやらなければならないこととは、マッカート王太子殿下の廃嫡の公式発表とザザン伯爵たちの処罰のことでしょうね。
マッカート王太子殿下の真実の愛の相手は、レベッカらしいんですよね。
ですので、城を抜け出した王太子殿下は、現在もクライシス公爵家におりますわ。勿論、国王陛下も監視はつけておりますわ。
近いうちに兵士がクライシス公爵家へ向かい、王太子殿下は拘束され、廃嫡が伝えられるのでしょうね。
こうして、私は、レノン第二王子殿下との婚約が一応、成立となったのである。
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