1 / 3
第一話 離婚成立
しおりを挟む
私はアリス・フォン・カルメル。
両親には子供が私しかおりませんので父の跡を継いで、カルメル侯爵家当主となりました。
3年前に婚約者だったホシュシュタッド侯爵家の次男であるカルイ・フォン・ホシュシュタッドを婿に迎えて結婚したのですが、ここ1年半くらい屋敷で見なくなりました。
どうやら愛人をつくり愛人の実家に転がり込んでいたみたいですけど、婿養子として迎えられてカルメル侯爵家の当主になるならまだしも、ただ婿に愛人をつくる権利はありません。
一夫多妻制なので婿養子なら当主になれるので第2夫人を娶ることもできますが、どうやら旦那と愛人は私を第2夫人にして愛人を第1夫人にする計画をしているみたいです。
愛人はナリーアーガ男爵令嬢のナナリーという方らしいですが爵位の関係からして上位貴族である侯爵家の者を第2夫人にして下位貴族の男爵家の者を第1夫人になど出来るわけありませんし、婿であるカルイは第2夫人を娶れませんからね。
婚約する時からカルイが問題起こしたら好きにしていいとホシュシュタッド家からは言われております。
どうやら愛人であるナナリー嬢とは私と婚約する前からの関係らしいのです。
私が侯爵家の当主になってから1週間経った本日、突然旦那であるカルイがナナリー嬢を連れて屋敷に帰ってきました。
「ご当主様が帰ったぞ」
門番には、カルイが帰ってきたら通していいと伝えてあるので門前で止められることなく屋敷に入ってきた旦那の第一声がこれである。
父が当主を引退して当主が変わったことは誰もが知っていることなので、帰ってきたのでしょうが貴方は当主ではないですよ。
「あら!一年半ぶりね。帰ってきたのね」
「新当主が帰って来たのに出迎えが遅いぞ。相変わらずグズだな。
それから今日からお前は第2夫人で、ナナリーが第1夫人になるからな」
「帰ってくるなりなんなのですか」
「私は、お前よりナナリーを愛しているのだからナナリーが第1夫人でお前が第2夫人なのは当然だろう。
私は忙しいから当主の仕事はお前がやっておけよ」
何ですか?そのトンデモ理論。貴方ではなく私が当主なので言われなくなて当主の仕事は私がやりますけどね。
「そちらのナナリーさんを妻にするということですか?
でしたら私とは離婚することになりますが構いませんよね」
「カルイ様。離婚しちゃった方がいいんじゃない?
この女にグチグチ言われそうで嫌だし」
「そうだな」
ナナリーの一言でスムーズに離婚を承諾してもらったので書類の手続きを済ませ執事のセバスに王城に離婚書類を届けに行ってもらいその日のうちに離婚が正式に成立した。
私は、元旦那との話を切り上げ当主の仕事をしなければならないので執務室に籠もって朝方まで書類仕事をこなした。
両親には子供が私しかおりませんので父の跡を継いで、カルメル侯爵家当主となりました。
3年前に婚約者だったホシュシュタッド侯爵家の次男であるカルイ・フォン・ホシュシュタッドを婿に迎えて結婚したのですが、ここ1年半くらい屋敷で見なくなりました。
どうやら愛人をつくり愛人の実家に転がり込んでいたみたいですけど、婿養子として迎えられてカルメル侯爵家の当主になるならまだしも、ただ婿に愛人をつくる権利はありません。
一夫多妻制なので婿養子なら当主になれるので第2夫人を娶ることもできますが、どうやら旦那と愛人は私を第2夫人にして愛人を第1夫人にする計画をしているみたいです。
愛人はナリーアーガ男爵令嬢のナナリーという方らしいですが爵位の関係からして上位貴族である侯爵家の者を第2夫人にして下位貴族の男爵家の者を第1夫人になど出来るわけありませんし、婿であるカルイは第2夫人を娶れませんからね。
婚約する時からカルイが問題起こしたら好きにしていいとホシュシュタッド家からは言われております。
どうやら愛人であるナナリー嬢とは私と婚約する前からの関係らしいのです。
私が侯爵家の当主になってから1週間経った本日、突然旦那であるカルイがナナリー嬢を連れて屋敷に帰ってきました。
「ご当主様が帰ったぞ」
門番には、カルイが帰ってきたら通していいと伝えてあるので門前で止められることなく屋敷に入ってきた旦那の第一声がこれである。
父が当主を引退して当主が変わったことは誰もが知っていることなので、帰ってきたのでしょうが貴方は当主ではないですよ。
「あら!一年半ぶりね。帰ってきたのね」
「新当主が帰って来たのに出迎えが遅いぞ。相変わらずグズだな。
それから今日からお前は第2夫人で、ナナリーが第1夫人になるからな」
「帰ってくるなりなんなのですか」
「私は、お前よりナナリーを愛しているのだからナナリーが第1夫人でお前が第2夫人なのは当然だろう。
私は忙しいから当主の仕事はお前がやっておけよ」
何ですか?そのトンデモ理論。貴方ではなく私が当主なので言われなくなて当主の仕事は私がやりますけどね。
「そちらのナナリーさんを妻にするということですか?
でしたら私とは離婚することになりますが構いませんよね」
「カルイ様。離婚しちゃった方がいいんじゃない?
この女にグチグチ言われそうで嫌だし」
「そうだな」
ナナリーの一言でスムーズに離婚を承諾してもらったので書類の手続きを済ませ執事のセバスに王城に離婚書類を届けに行ってもらいその日のうちに離婚が正式に成立した。
私は、元旦那との話を切り上げ当主の仕事をしなければならないので執務室に籠もって朝方まで書類仕事をこなした。
20
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします。
樋口紗夕
恋愛
公爵令嬢ヘレーネは王立魔法学園の卒業パーティーで第三王子ジークベルトから婚約破棄を宣言される。
ジークベルトの真実の愛の相手、男爵令嬢ルーシアへの嫌がらせが原因だ。
国外追放を言い渡したジークベルトに、ヘレーネは眉一つ動かさずに答えた。
「国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします」
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
お前は家から追放する?構いませんが、この家の全権力を持っているのは私ですよ?
水垣するめ
恋愛
「アリス、お前をこのアトキンソン伯爵家から追放する」
「はぁ?」
静かな食堂の間。
主人公アリス・アトキンソンの父アランはアリスに向かって突然追放すると告げた。
同じく席に座っている母や兄、そして妹も父に同意したように頷いている。
いきなり食堂に集められたかと思えば、思いも寄らない追放宣言にアリスは戸惑いよりも心底呆れた。
「はぁ、何を言っているんですか、この領地を経営しているのは私ですよ?」
「ああ、その経営も最近軌道に乗ってきたのでな、お前はもう用済みになったから追放する」
父のあまりに無茶苦茶な言い分にアリスは辟易する。
「いいでしょう。そんなに出ていって欲しいなら出ていってあげます」
アリスは家から一度出る決心をする。
それを聞いて両親や兄弟は大喜びした。
アリスはそれを哀れみの目で見ながら家を出る。
彼らがこれから地獄を見ることを知っていたからだ。
「大方、私が今まで稼いだお金や開発した資源を全て自分のものにしたかったんでしょうね。……でもそんなことがまかり通るわけないじゃないですか」
アリスはため息をつく。
「──だって、この家の全権力を持っているのは私なのに」
後悔したところでもう遅い。
わたくしがお父様に疎まれている?いいえ、目に入れても痛くない程溺愛されております。
織り子
ファンタジー
王国貴族院の卒業記念パーティーの場で、大公家の令嬢ルクレツィア・アーヴェントは王太子エドワードから突然の婚約破棄を告げられる。
父であるアーヴェント大公に疎まれている――
噂を知った王太子は、彼女を公衆の面前で侮辱する。
そんなに相談女の方が良ければお好きにどうぞ。邪魔な私たちはいなくなりますので
日々埋没。
恋愛
貴族令嬢のカナデアは学園で初めてできた友人ミーナからある日突然裏切られる。
「うぇーん、お友達があたしのことを生意気だってイジメるのぉ。あーあ、優しく男の子に慰めてほしいなぁー」
と相談女を装いつつ男漁りを始めたミーナの流す嘘に騙され、カナデアもまた仲の良かった令息たちからも白い目で見られることとなる。
そんなある日、一つの婚約破棄事件をきっかけにカナデアは他にもミーナの被害にあった令嬢たちと一緒に休学を決意する。
傷心旅行と称してしばしバカンスを楽しんでいたカナデアたちは、やがて都合の良い引き立て役を用意できなくなったミーナの愚行とその末路を耳にすることになり……。
初対面の婚約者に『ブス』と言われた令嬢です。
甘寧
恋愛
「お前は抱けるブスだな」
「はぁぁぁぁ!!??」
親の決めた婚約者と初めての顔合わせで第一声で言われた言葉。
そうですかそうですか、私は抱けるブスなんですね……
って!!こんな奴が婚約者なんて冗談じゃない!!
お父様!!こいつと結婚しろと言うならば私は家を出ます!!
え?結納金貰っちゃった?
それじゃあ、仕方ありません。あちらから婚約を破棄したいと言わせましょう。
※4時間ほどで書き上げたものなので、頭空っぽにして読んでください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる