3 / 3
さあ、平民さんたちは貴族の屋敷から出ていってくださいな
しおりを挟む
ホシュシュタッド侯爵はかなりお怒りの表情をされていますね。両親もイザベラ女王陛下とカイル王弟殿下もですけど……
「元息子ではあるが息子であったのだから間違ったことを言っていれば咎めるだろう」
「父上。アリスが私のことをさん付けで呼ぶのです。そちらを注意してください。
それから元息子ってどういうことですか?
カルメル侯爵家に婿に入りましたが私は父上の息子ですよ」
「説明してや……」
「説明は座って致しましょう」
イザベラ女王陛下とカイル王弟殿下を立たせたまま話を続けるのは失礼ですからね。
そしてリビングの向かい合っていたソファを横一列に並べ2つのソファの間に1人掛けソファを置いた。
左のソファに順にお母様、お父様、ホシュシュタッド侯爵、右のソファにイザベラ女王陛下、カイル王弟殿下が座られたのを確認して、私は1人掛けのソファに座った。
カルイさんとナナリーさんにはソファを用意してないので私達と向かい合って立ったままです。
「アリス。私達にソファがないが立たせたままにする気か」
「常識がないですね」
二人が私を非難しだすと私の隣に座るホシュシュタッド侯爵が話し始めた。
「お前たちには必要ない。そのまま立って話を聞け。
まず離婚が昨日成立したのにカルイ何故お前はまだこの屋敷にいる?しかもそんな女を連れて」
「私がカルメル侯爵家の当主なのですからカルメル侯爵邸にいるのは当然ではないですか。
そんな女ではありません。アリスと離婚したのでナナリーは私の唯一妻であり、新たなカルメル侯爵夫人です」
「お前は婿なのだからカルメル侯爵家の当主ではない。その女を妻にするのは好きにすればいいがその女はカルメル侯爵夫人になることはない」
「カルメル侯爵家の当主はアリスだ」
ホシュシュタッド侯爵の話にお父様が付け加えた。
私も説明したのに未だに自分が当主だと思っているのかこの男。
「父上。では私が父上に元息子と呼ばれたのは何故です」
「お前はカルメル侯爵と離婚したので、ホシュシュタッド侯爵の籍に自動的に戻る。
ホシュシュタッド侯爵家としてもお前に戻ってこれても迷惑だからカルメル侯爵から離婚した旨の連絡をもらった後にホシュシュタッド侯爵家からお前を除籍したからだ」
「母上はそれを許されたのですか?」
「勿論だ。お前の元家族の総意だ。ミーシャは予想通りの結果になってしまいショックで今は寝込んでいる」
「ホシュシュタッド侯爵家から籍を抜かれ私はどうしたらいいのてますか?」
「愛し合っているならその女と結婚すればいいではないか。
役所に婚姻届を出すだけだ簡単だろう」
「役所?ナナリーの家は男爵家ですよ。貴族の婚姻は王城にある部署と神殿に届けるのですよ」
離婚は王城にある部署に届けるだけでいいのだが確かに貴族の婚姻は王城の部署と神殿に届けますね。
私とカルイさんが結婚した際もそうでした。
「ああ、それに関しては私が説明してやろう。
ナリーアーガ男爵はスイート王国では禁止されている犯罪奴隷を除く奴隷を所持、奴隷売買をしていた。
屋敷内を調べさせた結果、他にも数多くの違法行為の証拠が見つかったので、ナリーアーガ男爵は爵位剥奪され
犯罪奴隷として鉱山送りになる予定だ。
ナリーアーガ男爵夫人は離婚して実家の商家に戻るとのことだ。
夫人とは血の繋がりがないからナナリーを夫人は引き取る気はないらしいぞ」
ナナリーはナリーアーガ元男爵の連れ子でナナリーの生みの親はビッチーナという名らしいが離婚後行方不明に。
生みの親の実家は、ビッチーナと家族仲も悪く、ナリーアーガ商会とはライバル関係にあった商会で悪どい方法で潰され、一家離散して行方不明らしい。
「だから除籍されたカルイお前もその女も貴族ではなく平民になったということだ。
平民なら役所に婚姻届を出すだけで結婚できる。
平民にさん付けで呼ぶ事すら必要などないのだからカルメル侯爵がお前たちをさん付けで呼んでも何の問題もなかろう」
「何故奴隷が違法なんですか。王城も国中の貴族家にも奴隷が居るではないですか。
カルメル侯爵家だってセバスをはじめ多くの奴隷が居るではないですか」
何を言っているの?セバスたちは奴隷ではなく使用人ですよ。
カルイさんは、使用人を奴隷だと思っているんですね。
「何を言っている!!彼らは使用人だ!!奴隷ではない。
下位貴族家の屋敷で働く使用人は平民ばかりだが、上位貴族家の屋敷で働く使用人には爵位を持っている者や貴族家の夫人令息令嬢もいるのだぞ」
その通り父の代から働いてくれているセバスだって子爵の爵位を持っているし、セバスの奥さんや娘さんたちもメイドとして働いている。
「「何故私たちが平民なるのですか(よ)!!」」
お二方は息ぴったりですわね。
カルイさんはホシュシュタッド侯爵家から除籍されたと聞かされた時に気づいていると思っていたのですが勘違いだったようですね。
「カルイはカルメル侯爵と離婚してカルメル侯爵家から籍が抜けて、更にホシュシュタッド侯爵家から除籍されて貴族籍を失った。
その女は、父親が爵位剥奪され貴族籍を失ったのだ2人とも貴族籍がないのだから平民になるのは当然だろう」
「アリス。離婚はなかったことにまた夫婦としてカルメル侯爵家を一緒にもり立てよう」
「カルイさん。離婚しましたし、平民なのに気安く名を呼ばないで!!不敬罪で処刑されたいのですか?
結婚して一緒にカルメル侯爵家をもり立てて来た記憶はございません。
戯言を吐いていないで、平民が侯爵家の屋敷に居座るなんて罪になりますよ。
それが嫌ならさっさと出て行ってくださいな」
貴族に平民が犯した罪は重罪になる。
それは理解できたのかカルイとナナリーは不満そうな顔してブツブツ言いながらだが屋敷から慌てて出て行った。
「元息子ではあるが息子であったのだから間違ったことを言っていれば咎めるだろう」
「父上。アリスが私のことをさん付けで呼ぶのです。そちらを注意してください。
それから元息子ってどういうことですか?
カルメル侯爵家に婿に入りましたが私は父上の息子ですよ」
「説明してや……」
「説明は座って致しましょう」
イザベラ女王陛下とカイル王弟殿下を立たせたまま話を続けるのは失礼ですからね。
そしてリビングの向かい合っていたソファを横一列に並べ2つのソファの間に1人掛けソファを置いた。
左のソファに順にお母様、お父様、ホシュシュタッド侯爵、右のソファにイザベラ女王陛下、カイル王弟殿下が座られたのを確認して、私は1人掛けのソファに座った。
カルイさんとナナリーさんにはソファを用意してないので私達と向かい合って立ったままです。
「アリス。私達にソファがないが立たせたままにする気か」
「常識がないですね」
二人が私を非難しだすと私の隣に座るホシュシュタッド侯爵が話し始めた。
「お前たちには必要ない。そのまま立って話を聞け。
まず離婚が昨日成立したのにカルイ何故お前はまだこの屋敷にいる?しかもそんな女を連れて」
「私がカルメル侯爵家の当主なのですからカルメル侯爵邸にいるのは当然ではないですか。
そんな女ではありません。アリスと離婚したのでナナリーは私の唯一妻であり、新たなカルメル侯爵夫人です」
「お前は婿なのだからカルメル侯爵家の当主ではない。その女を妻にするのは好きにすればいいがその女はカルメル侯爵夫人になることはない」
「カルメル侯爵家の当主はアリスだ」
ホシュシュタッド侯爵の話にお父様が付け加えた。
私も説明したのに未だに自分が当主だと思っているのかこの男。
「父上。では私が父上に元息子と呼ばれたのは何故です」
「お前はカルメル侯爵と離婚したので、ホシュシュタッド侯爵の籍に自動的に戻る。
ホシュシュタッド侯爵家としてもお前に戻ってこれても迷惑だからカルメル侯爵から離婚した旨の連絡をもらった後にホシュシュタッド侯爵家からお前を除籍したからだ」
「母上はそれを許されたのですか?」
「勿論だ。お前の元家族の総意だ。ミーシャは予想通りの結果になってしまいショックで今は寝込んでいる」
「ホシュシュタッド侯爵家から籍を抜かれ私はどうしたらいいのてますか?」
「愛し合っているならその女と結婚すればいいではないか。
役所に婚姻届を出すだけだ簡単だろう」
「役所?ナナリーの家は男爵家ですよ。貴族の婚姻は王城にある部署と神殿に届けるのですよ」
離婚は王城にある部署に届けるだけでいいのだが確かに貴族の婚姻は王城の部署と神殿に届けますね。
私とカルイさんが結婚した際もそうでした。
「ああ、それに関しては私が説明してやろう。
ナリーアーガ男爵はスイート王国では禁止されている犯罪奴隷を除く奴隷を所持、奴隷売買をしていた。
屋敷内を調べさせた結果、他にも数多くの違法行為の証拠が見つかったので、ナリーアーガ男爵は爵位剥奪され
犯罪奴隷として鉱山送りになる予定だ。
ナリーアーガ男爵夫人は離婚して実家の商家に戻るとのことだ。
夫人とは血の繋がりがないからナナリーを夫人は引き取る気はないらしいぞ」
ナナリーはナリーアーガ元男爵の連れ子でナナリーの生みの親はビッチーナという名らしいが離婚後行方不明に。
生みの親の実家は、ビッチーナと家族仲も悪く、ナリーアーガ商会とはライバル関係にあった商会で悪どい方法で潰され、一家離散して行方不明らしい。
「だから除籍されたカルイお前もその女も貴族ではなく平民になったということだ。
平民なら役所に婚姻届を出すだけで結婚できる。
平民にさん付けで呼ぶ事すら必要などないのだからカルメル侯爵がお前たちをさん付けで呼んでも何の問題もなかろう」
「何故奴隷が違法なんですか。王城も国中の貴族家にも奴隷が居るではないですか。
カルメル侯爵家だってセバスをはじめ多くの奴隷が居るではないですか」
何を言っているの?セバスたちは奴隷ではなく使用人ですよ。
カルイさんは、使用人を奴隷だと思っているんですね。
「何を言っている!!彼らは使用人だ!!奴隷ではない。
下位貴族家の屋敷で働く使用人は平民ばかりだが、上位貴族家の屋敷で働く使用人には爵位を持っている者や貴族家の夫人令息令嬢もいるのだぞ」
その通り父の代から働いてくれているセバスだって子爵の爵位を持っているし、セバスの奥さんや娘さんたちもメイドとして働いている。
「「何故私たちが平民なるのですか(よ)!!」」
お二方は息ぴったりですわね。
カルイさんはホシュシュタッド侯爵家から除籍されたと聞かされた時に気づいていると思っていたのですが勘違いだったようですね。
「カルイはカルメル侯爵と離婚してカルメル侯爵家から籍が抜けて、更にホシュシュタッド侯爵家から除籍されて貴族籍を失った。
その女は、父親が爵位剥奪され貴族籍を失ったのだ2人とも貴族籍がないのだから平民になるのは当然だろう」
「アリス。離婚はなかったことにまた夫婦としてカルメル侯爵家を一緒にもり立てよう」
「カルイさん。離婚しましたし、平民なのに気安く名を呼ばないで!!不敬罪で処刑されたいのですか?
結婚して一緒にカルメル侯爵家をもり立てて来た記憶はございません。
戯言を吐いていないで、平民が侯爵家の屋敷に居座るなんて罪になりますよ。
それが嫌ならさっさと出て行ってくださいな」
貴族に平民が犯した罪は重罪になる。
それは理解できたのかカルイとナナリーは不満そうな顔してブツブツ言いながらだが屋敷から慌てて出て行った。
20
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします。
樋口紗夕
恋愛
公爵令嬢ヘレーネは王立魔法学園の卒業パーティーで第三王子ジークベルトから婚約破棄を宣言される。
ジークベルトの真実の愛の相手、男爵令嬢ルーシアへの嫌がらせが原因だ。
国外追放を言い渡したジークベルトに、ヘレーネは眉一つ動かさずに答えた。
「国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします」
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
お前は家から追放する?構いませんが、この家の全権力を持っているのは私ですよ?
水垣するめ
恋愛
「アリス、お前をこのアトキンソン伯爵家から追放する」
「はぁ?」
静かな食堂の間。
主人公アリス・アトキンソンの父アランはアリスに向かって突然追放すると告げた。
同じく席に座っている母や兄、そして妹も父に同意したように頷いている。
いきなり食堂に集められたかと思えば、思いも寄らない追放宣言にアリスは戸惑いよりも心底呆れた。
「はぁ、何を言っているんですか、この領地を経営しているのは私ですよ?」
「ああ、その経営も最近軌道に乗ってきたのでな、お前はもう用済みになったから追放する」
父のあまりに無茶苦茶な言い分にアリスは辟易する。
「いいでしょう。そんなに出ていって欲しいなら出ていってあげます」
アリスは家から一度出る決心をする。
それを聞いて両親や兄弟は大喜びした。
アリスはそれを哀れみの目で見ながら家を出る。
彼らがこれから地獄を見ることを知っていたからだ。
「大方、私が今まで稼いだお金や開発した資源を全て自分のものにしたかったんでしょうね。……でもそんなことがまかり通るわけないじゃないですか」
アリスはため息をつく。
「──だって、この家の全権力を持っているのは私なのに」
後悔したところでもう遅い。
わたくしがお父様に疎まれている?いいえ、目に入れても痛くない程溺愛されております。
織り子
ファンタジー
王国貴族院の卒業記念パーティーの場で、大公家の令嬢ルクレツィア・アーヴェントは王太子エドワードから突然の婚約破棄を告げられる。
父であるアーヴェント大公に疎まれている――
噂を知った王太子は、彼女を公衆の面前で侮辱する。
そんなに相談女の方が良ければお好きにどうぞ。邪魔な私たちはいなくなりますので
日々埋没。
恋愛
貴族令嬢のカナデアは学園で初めてできた友人ミーナからある日突然裏切られる。
「うぇーん、お友達があたしのことを生意気だってイジメるのぉ。あーあ、優しく男の子に慰めてほしいなぁー」
と相談女を装いつつ男漁りを始めたミーナの流す嘘に騙され、カナデアもまた仲の良かった令息たちからも白い目で見られることとなる。
そんなある日、一つの婚約破棄事件をきっかけにカナデアは他にもミーナの被害にあった令嬢たちと一緒に休学を決意する。
傷心旅行と称してしばしバカンスを楽しんでいたカナデアたちは、やがて都合の良い引き立て役を用意できなくなったミーナの愚行とその末路を耳にすることになり……。
初対面の婚約者に『ブス』と言われた令嬢です。
甘寧
恋愛
「お前は抱けるブスだな」
「はぁぁぁぁ!!??」
親の決めた婚約者と初めての顔合わせで第一声で言われた言葉。
そうですかそうですか、私は抱けるブスなんですね……
って!!こんな奴が婚約者なんて冗談じゃない!!
お父様!!こいつと結婚しろと言うならば私は家を出ます!!
え?結納金貰っちゃった?
それじゃあ、仕方ありません。あちらから婚約を破棄したいと言わせましょう。
※4時間ほどで書き上げたものなので、頭空っぽにして読んでください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる