チート幼女とSSSランク冒険者

紅 蓮也

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第漆拾壱話 野営でお家出しちゃいます(前編)

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 昨日は、盗賊退治をしたり、カナールのホテルに泊まったりした。
 公爵家が泊まるホテルなので、立派なホテルで食事も豪華だった。
 普通は、貴族の護衛依頼では、依頼主の貴族は一流ホテルに、護衛の冒険者は安宿を探して泊まるらしい。
 まあ、Bランク以上の冒険者は、余裕があるので、いい宿やホテルに泊まる者も多いらしい。
 今回は、お父様の配慮で、全員が一流ホテルでの宿泊となった。
 私もだが、アナとアイラは、自分の稼ぎでは、泊まることのできないすごいホテルに緊張気味だったが、部屋の広さやふかふかベッド、食事の豪華さに大はしゃぎだった。

 そして、三日目の今日は、ここまで何事もなく、もうすぐ野営する場所に到着する。

「今日の野営は、初日と同じ感じですか?レオン兄さん。」

「いいや。今日は、整備された野営地ではない。普通の森で少しひらけている場所を探して、そこで野営することになる。」
「当初の予定では、数時間前に通過した野営地で、野営する予定だったのだが、アオイが作ってくれた昼食を食べて、人も馬も体力が回復したり、能力が一時的に上昇したから移動ペースが速くなったからな。
明日は、ヴァスカトール領までの一つ手前のナイザックという街には、昼頃には到着するから観光したりできるぞ。
カナールでは、泊まるだけだったからな。アオイたちも、他の街で観光してみたいだろうからな。」

 アナとアイラが少し疲れているみたいだったので、ヴィーナから聞いて、料理を魔力をこめて作ったら体力回復や能力を一時的上昇させる効果が付与されたのだ。
 お馬さんには、エサの乾草や果物にではなく、お馬さんに軽い付与魔法を使って、能力を一時的に上昇させた。
 今日、予定より先に進めたから明日は、街で観光できるのか。楽しみだ。
 野営地は、整備されたとこじゃないのか。
 じゃあ、人から見られないように街道から離れて、森の少し奥のひらけた場所に無限収納に入っているお家を出そうかな。
 整備された野営地じゃないから結界張られてないから、寝ずの見張りが大変だからね。

 そんなことを考えながら、街道から外れて、森の中に進んでいき、野営する場所を探した。

「よし、到着したぞ。皆、野営の準備するぞ。」

「「「おお」」」

「「はい。」」

 野営すると決めた場所は、それなりにひらけていて、更に街道からは見えにくい場所だったので、更に奥まで行かなくてよさそうだ。
 奥に行きすぎると魔獣とかとの遭遇率が上がるだろうからね。

「ちょっと待ってください。ヒューイットさん。」

 そう言って、無限収納からお家を出した。

「「「「「「「……」」」」」」」

 当たり前だが皆、驚いた顔をして、何も言わない。
 お家は、平屋だ。空間拡張してあるらしいので、見た目より中は広く部屋数も多いらしいと説明にあった。あと馬用の納屋も併設されている。
 平屋だから高さがないので、街道から見えにくいしね。

「ヒューイットさん、今日は、このお家の中で寝ましょう。玄関にあるボタンを押すと馬用の納屋も含め、お家全体に結界が張られるので、盗賊や魔獣の心配がいらないので、寝ずの見張りしなくていいので、皆ゆっくり安心して休めますよ。」

「そうなのか……」

「アオイ、何よこれ。こんなの見たこともないし、家が入る収納空間ってどんだけ広いのよ。」

「私も見たことないな。貴族や王族でも持ってないだろうな……」

 お家の説明をするとヒューイットさん、アイラ、お父様からそれぞれそんなことを言われた。

「さあ、中に入ろうよ。」

 お家の前で、ボーッとしてても仕方ないので、皆にお家の中に入るように言った。
 ヒューイットさんとレオン兄さんが馬を納屋に連れていき、私は、馬車は結界の外になってしまうので、馬車を収納に仕舞った。
 そうして、ヒューイットさんとレオン兄さんが納屋から戻ってきたので、ドアを開け、皆でお家に入り、皆が入ってから私が最後に入り、玄関にあるボタンを押して、結界を起動させた。
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