セクハラして異世界生活を満喫していたら美少女に尊敬されていた件

みずがめ

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2.大切な人のために身体を差し出す健気な女戦士

 世界の命運をかけた戦いとは無縁の場所で、美少女とイチャイチャスローライフを送れるのなら俺は満足なのだ。夢と言い換えてもいい。

「君、名前はなんていうんだ?」
「……ユフィーナ、よ」

 静かな森の中。俺とピンクブロンドヘアの美少女、ユフィーナと二人きり。
 戦いとは関係のない場所で、俺は彼女にエッチなことをしようとしていた。
 先ほど俺が入手したフェニックスの実。それと引き換えにユフィーナは自らの身体を差し出す。
 まるで俺が悪いことをしているように思われるかもしれないが、それは誤解だ。むしろちょっとエッチなことをさせるだけで、超レアアイテムを手に入れられるユフィーナの方がよっぽど得な取引である。
 それだけフェニックスの実には価値がある。実がいつどこでできるかは完全にランダム。これを逃せば、一生お目にかかれないかもしれない。だからこその超レアアイテムなのだ。

「……」

 だからユフィーナさん、本気で嫌そうな顔するのはやめてもらえないだろうか?
 いやまあ、気持ちはわからんでもないんだ。出会ったばかりのよく知りもしない男に身体を触られるなんて、当人じゃなくても嫌なんだろうなと想像できる。
 しかし、これは交渉した結果なのだ。こちらもフェニックスの実という、それに見合うだけの貴重な物を提示している。俺だって痛手を負っているのだ。大金があれば屋敷を買ってご奉仕メイドを雇えるかもしれないってのに……、我慢した俺を褒めてくれてもいいと思う。
 笑顔になれと無茶なことを言うつもりはない。それでも、ゴミを見るような目はやめてくれないかな?

「キスは……」
「嫌に決まってるじゃない。あなたが満足するまで身体を触らせるだけでいいんでしょ? 手で触れる以外の行為はお断りよ」
「は、はい……」

 ユフィーナの目力に気圧されてしまう。目だけで彼女の強さを思い知らされた。この状況で強気とか、やはり冒険者をやっているような女は覚悟が違うな。
 だからこそ力尽くで奪いにこなくてよかった。絶対に俺じゃ戦いにすらならない。筋肉だけでは戦闘力を測れないのが、この異世界で理不尽なことの一つである。

「じゃあ鎧を脱いでもらってもいいか?」

 見た目からして、ユフィーナは戦士なのだろう。全身鎧ほどガチガチではないが、身体を触るのに邪魔になる程度には鎧で守られていた。

「そ、それは……。きゅ、急にモンスターが出てきたらどうするのよっ」
「大丈夫だ。なぜかここはモンスターが寄りつかない場所らしくてな、少なくとも俺はここでモンスターに遭遇したことは一度もない」

 ユフィーナは唇を噛んだ。これ以上言い訳を思いつかなかったのだろう。渋々と鎧に手をかけた。
 金具が外れる音。彼女の上半身を守っていた鎧がガチャンッと大きな音を立てて地面に落ちた。

「おおっ」

 思わず感嘆の声が漏れる。
 鎧の下は薄い肌着で身体を覆っていた。その薄さではユフィーナの身体のラインを隠せてはいなかった。

「胸、でかいな」
「最低っ」

 おっと、声に出しちゃった。彼女のエメラルドグリーンの瞳が侮蔑の色を帯びる。
 でも、本当にでかい。顔はどっちかっていうと幼さが残ってる感じなのに、おっぱいは立派に大人の迫力があった。

「ちょっ!? その手は何よ!」

 胸に手を伸ばしたら身を引いて避けられた。両腕で胸を隠して警戒心を剥き出しにされる。このまま手を出したら噛まれそうな気配がする。

「いや、おっぱい触らせてもらおうかと」
「くっ……」

 約束を思い出したのだろう。反論できる立場ではないとわかってか、う~っと唸るだけだ。犬かな?
「くっ、殺せ!」とばかりの眼差しを向けられる。さすがは気の強そうな女戦士だ。素晴らしく様になっていた。

「ぐへへ、スケベしようやお嬢ちゃん」
「な、何よその口調はっ。気持ち悪いわよ!」

 ユフィーナの態度があまりにも様になっていたものだから、相対する俺の口調も自然と変化する。
 舌舐めずりしながらユフィーナににじり寄る。傍から見ればまるで野盗が女戦士に無理やりエッチなことをしようとしている光景に見えそうだ。……いや、あんまり間違ってないか。
 しかし、これは取引した結果だ。俺だって貴重なフェニックスの実を譲るという痛手を負っている。つまり対等な関係。これから始まることは互いに納得し合った末に行われる合法的な行為なのだ。

「さあさあさあ! まずは腕を下ろしておっぱいを差し出してもらおうか」
「くっ、この外道っ」

 ユフィーナは悔しそうに唇を噛む。罵倒されたのにこの背筋を駆け上がるゾクゾク感はなんなんだろうね? なんだか癖になりそう。
 躊躇いを見せながらも、ユフィーナは胸を守っていた腕をゆっくりと下ろす。「大切な人」とやらのために俺の要求に応えると決めたのは彼女自身だ。ここから逃げ出すという選択肢はないのだろう。

「こ、これでいいでしょ……」

 恥じらいからか、顔を真っ赤にしている女戦士。鎧の下の肌着は薄い生地のようで、彼女の豊満な胸をくっきり浮かび上がらせていた。
 だって身体のラインがハッキリわかっちゃうんだもん。大きな胸の膨らみからくびれた腰のラインまで目に焼きついてしまう。女戦士なのになぜかミニスカートなもんだから肉付きの良い太ももまで合わせると、男に襲われたって仕方がない格好にしか見えない。
 ごくりと生唾を飲み込む。異世界ものの漫画ならこのシーンのイラストは力を入れるはずだ。少なくとも、この光景は俺の脳内フォルダにしっかりと保存された。

「よし……それじゃあ、触るぞ……っ」

 緊張からか、声が引き攣ってしまう。

「~~っ!」

 だけどユフィーナは俺以上に緊張しているようで。目をぎゅっとつぶりながら顔を真っ赤にして硬直する姿を見れば、少しは余裕を取り戻せた。
 改めて、手を伸ばす。
 突き出たメロンのような双丘を凝視しながら、俺の右手は彼女の二の腕を撫でていた。
 ……これは怖気づいたからではない。物事には段階というものがあるのだ。
 それに、彼女は俺のスキルの貴重な実験台だ。壊さないためにも、大切に扱わなければならない。

「……え?」

 本丸を攻めなかった俺を不思議に思ったのだろう。ユフィーナがパチパチと可愛らしく瞬きを繰り返す。
 しかし、そんな顔をしていられるのは、今のうちだけだ。

「【絶対発情領域ラブエリア・トリガー】」

 俺は女戦士の隙をつくようなタイミングで、神様からもらったエロスキルを発動した。
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