もし学園のアイドルが俺のメイドになったら

みずがめ

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おまけ編

after 親友の恋愛事情④

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 浴室で全裸の男女が二組。風呂に入るんだからみんな裸なのは当然だよね。

「きゃあっ!? きゃあああぁぁぁーーっ!」

 俺は叫ぶばかりで固まっている菜緒ちゃんを抱きしめた。なかなかにスベスベなお肌をしていらっしゃる。
 裸の後輩女子を抱きしめる。俺も裸だから対等だよね。つまりこれは先輩後輩の健全なスキンシップなのだ。
 身体を上下に動かしてみる。ちょうどボディソープで洗っていたおかげでニュルニュルと滑りが良い。菜緒ちゃんのスベスベなお肌がこれでもかと堪能できた。

「ひっ……」

 喉がひきつけたみたいに叫び声が止んだ。
 菜緒ちゃんの身体がさらに硬さを増した。俺のチンポも硬さを増す。
 硬くなったチンポを教えてあげるように、俺は菜緒ちゃんに股間をぐりぐりと押しつける。あっ、これけっこう気持ち良い。

「あ、あの……あの……っ」

 クール系後輩美少女はそれっきり口をつぐんでしまう。んー、何か言いたかったんじゃなかったの?
 まあ、外見がクール系ってだけでただ単に大人しい性格なだけなんだろうな。
 というか性格関係なく、いきなり男に裸で抱きしめられたら思考がフリーズしてしまう女子が大半だろう。

「菜緒ちゃんってば緊張しているの? へぇー、可愛い反応するんだね」

 我ながら声色がちょっとキモかったかもしれない。
 今までこんな大胆にエロいことするのは俺のメイド相手だけだったからな。他人にこんなことするとか、初めてだからドキドキしちゃうのよ。
 全身で菜緒ちゃんの感触を堪能しながら横目で真有ちゃんを観察する。

「…………」

 真有ちゃんは小さく口を開けたまま俺を凝視していた。ぽかんと呆気にとられているようにも見えるが、こっちを見つめる視線は熱っぽい。
 大きな目をさらに大きくして。自分の裸を隠すのも忘れて。友達を助けることも、逃げ出すこともしなかった。
 あまりの事態に直面して固まっている。それもあるだろう。
 しかし、真有ちゃんは熱烈な視線を俺に向けていた。いや菜緒ちゃんに向けているのか。どちらにせよ、それは決してこの状況を否定したいものではないように感じた。
 戸倉坂真有。彼女は見た目に反してエッチなのだ。マスコットみたいな可愛らしい少女でありながら、一皮剥いただけで淫乱な顔が露わになる。

「いいなぁ……」

 音にならない程度の声量。でも俺には聞こえた。真有ちゃんが淫らな願望を口にしたことが、俺の耳にしっかりと届いていた。
 小柄で可愛らしいマスコット的な後輩美少女。しかもブス専で淫乱ときたものだ。俺が自分のメイドを手に入れていなければ、これは運命だろうと飛びついていたかもしれない。
 だがしかし、俺には学園のアイドル、藤咲彩音という超絶美少女メイドがいるのだ。しかもその妹と母親までメイドとして俺に尽くしてくれている。

「すまんな真有ちゃん……。俺は君の気持ちに応えられない」

 音にならない謝罪を口にする。
 俺には最高のメイド達がいる。だからこそ俺には余裕がある。井出に真有ちゃんを譲ったって全然構わないと思えるほどの余裕が、俺にはあるのだ。
 さあ行け井出! 真有ちゃんは非日常な状況に流されて発情している。今がチャンスだ! ……こんな状況で発情できるとか、琴音と良い勝負できそうだな。

「ぼ、ぼぼ僕は……」

 井出は浴室に足を踏み入れることもなく、脱衣所で棒立ちになっていた。非日常に満ちた空間に入っていける度胸がないようだ。
 おいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃーーっ!? ここでひよる奴があるかよっ! お前まで固まってどうすんだ!!
 そう叫んでやりたかったが、ぐっと堪える。
 ここで無闇に大声を上げれば、せっかく状況に流されて発情している真有ちゃんを正気に戻してしまうかもしれない。なんとかこの流れのまま井出を行動させるのだ。

「ほら井出。みんなの身体が冷えるだろ。早くドアを閉めろよ」
「あ、ああ。ごめんよ祐二」

 俺が声をかけてようやく井出は一歩を踏み出して浴室に入った。それから後ろ手でドアを閉めた。
 その瞬間、生暖かい空気が浴室全体を覆った。何か異様な雰囲気があった。これはただの湯気じゃねえ。女が発情した匂いだった。主に真有ちゃんである。
 井出にアイコンタクトを送った。しかし効果は今一つのようだ。こいつとはずっと通じ合わねえな。

「おい井出。真有ちゃんの身体を洗ってやれよ。俺も菜緒ちゃんの身体洗ってるからさ」
「う、うん。そそそ、そうだよね……」

 井出がギクシャクした動きで真有ちゃんに近づく。真有ちゃんは裸の男の接近に、怯えるでもなくぽうっと見つめていた。

「そ、その、戸倉坂さん……」
「は、はい」
「身体洗うの……手伝うよ?」
「お、お願いします……」

 お願いしちゃうんだ……。
 初心な空気を作り出す二人だけど、やってることは全然初々しくなかった。
 泡まみれでソーププレイしている二人の邪魔をするわけにはいかない。俺は俺で空気に同化しなければならなかった。

「てなわけで菜緒ちゃん。俺達もソーププレイしよっか」
「な、何がてなわけで……んっ……なんですか……っ」

 この異様な空気に馴染めていないのは菜緒ちゃんだけだった。まあおかしいのは井出と真有ちゃんだけどな。
 けれどその割には抵抗らしい抵抗はない。ビンタくらいは覚悟していたのだが、腕で突っ張ろうともしてこない。
 おかげで遠慮なく抱きしめられているからいいんだけどね。もっと強くチンポを押しつけちゃおっと♪

「う……うぅ……」
「菜緒ちゃん泣いてるの?」
「な、泣いてま……うっ……せん……」

 菜緒ちゃんが涙を流して震えていた。俺はそんな彼女の頭をよしよしと優しく撫でてあげる。君は悪くないよー。

「ど、して……先輩……こんなこと……?」

 菜緒ちゃんはしゃくり上げながらも俺に疑問を投げかける。
 聞かれたのならしょうがない。俺はキメ顔でこう言った。

「それはね、俺が恋のキューピッドだからだよ」
「……え?」

 何を言われたのかわからないといった感じの反応だった。
 俺は井出と真有ちゃんを指で指し示す。菜緒ちゃんは素直に顔を向けた。

「あっ……ああっ、そこ……っ」

 控えめな喘ぎ声を漏らす真有ちゃん。井出は身体を洗うというか、胸や股間を触って完全に彼女を愛撫していた。

「はぁはぁはぁはぁはぁはぁ……っ。ま、まゆたん……可愛いよまゆたん……!」

 井出は眼鏡を曇らせながら真有ちゃんを愛撫するのに没頭していた。
 浴室でもわかるほど熱い息を吐いていた。完全に変質者の呼吸音だ。

「んんっ。あんっ、そ、そこ……気持ち良いです……」
「こ、ここだね? ここがいいんだね?」
「ひあぁんっ! い、井出せんぱぁい……っ」

 そんな変質者全開の井出相手に、真有ちゃんはエッチな行為を許していた。むしろ彼女の方がノリノリではないかと見えてしまう。だって自分から股を開いているんだもの。
 ネチョネチョという粘着性のある水音が大量の愛液が分泌されているのだと教えてくれた。井出はねちっこく愛撫を続ける。真有ちゃんは情欲に満ちた顔で受け入れていた。
 二人の行為は合意の上で行われている。この光景以上に証明すべきものはないだろう。

「ま、まゆたんっ!」
「あ……は……い?」

 興奮しすぎて上ずった井出の声。さっきの愛撫でイッていたのか、真有ちゃんの返事は心ここにあらずといった感じだった。
 そんな彼女の変化に気づかず、井出は興奮のまま言葉を続けた。

「まゆたん……。僕と……僕と付き合ってください!」

 一世一代の告白。少なくとも井出はそれくらいの覚悟を持っていたはずだ。突然すぎるけどな。
 真有ちゃんは潤んだ目で井出を見つめる。ぶるりと身体を震わせて、彼女は返事を口にした。

「……はい。まゆを、井出先輩の恋人にしてください」

 そして真有ちゃんはあっさりと告白を了承した。
 二人の相性がバッチリだったと知っていたとはいえ、この異質な状況でも結果が変わらなかったことに驚きを隠せない。いや別に告白を失敗させたかったわけじゃないんだけども。

「あ、ありがとうまゆたんっ!」
「ひゃっ!? 井出先輩ったら……仕方がないですね。……ちゅっ」

 井出は辛抱堪らんとばかりに真有ちゃんに抱きつきキスをした。優しく受け止める真有ちゃん。どう見ても相思相愛である。

「な?」

 俺は菜緒ちゃんに顔を戻してニッコリと笑った。
 いや、何が「な?」だよ。流されて良い関係になるんじゃね? とは思ったが、まさかここで井出が告白して、しかもすんなり上手くいくとは思わなかった。なんかすげえもんを目撃してしまった気分。

「そ、そっか……。会田先輩がこの状況にしたのって、あの二人のためだったんですね」

 そして、また一人この状況に流されていく者がいたとさ。
 うん。仮にこの状況が井出と真有ちゃんのためだったとして、俺が裸で菜緒ちゃんに抱きついている理由にはならないんじゃないかな?
 でもまあいいか。本人が納得しているなら俺もこの状況を楽しませてもらおう。

「そうなんだよ。二人の空気を壊さないためにも、俺に協力をしてくれるね?」
「は、はい……。真有ちゃんの恋のためにも私、会田先輩の言うことを聞きます……」

 なんか後輩が俺の言うことを聞いてくれることになった。マジか、裸で抱きついてみるもんだな。

「ありがとう。お礼にいっぱい気持ち良くしてあげるからね」
「ふぇ? やっ、ふああああっ!?」

 菜緒ちゃんの後ろから手を伸ばし、胸と陰部を愛撫する。
 おっぱいは大きいわけではないが、すごく小さいわけでもない。俺が大きいおっぱいばかりに触れているから小さく感じるだけで、たぶん平均くらいはあるだろう。

「やっ……乳首……触られたら、んっ、変になっちゃう……」

 感度はなかなかに良い。乳房を揉むだけでもけっこう反応してくれていたが、乳首に触ると劇的だった。
 ビクビクビクッ! と身体を震わせていた。でも嫌ってわけでもないのだろう。だって乳首がめちゃくちゃ硬くなってるし。
 控えめな乳首だと思っていたけど、勃起したみたいに硬く大きくなった。くりくり刺激してやると菜緒ちゃんが気持ち良さそうに啼いてくれた。

「いやあっ……お股触っちゃダメェ……」

 陰毛に隠れているが、まだぴったり閉じた縦線のワレメ。指で往復してやっただけで菜緒ちゃんの膝がガクガク震える。
 何往復かしただけで湿り気を帯びてきた。クチュクチュと音がしたのを確認し、指を膣口へと這わせる。

「ダメです……。先輩……それ以上は、ダメ……本当に……ダメ、なんです……」
「……」

 なぜだろう? 菜緒ちゃんが発する「ダメ」という単語が、俺には「良い」と聞こえるのだが?

「菜緒ちゃん、君はさっきなんでもするって言ったよね?」
「そ、それは……ひあっ!?」

 真っ赤になっている菜緒ちゃんの耳をべろりと舐める。それと同時にクリトリスに触れた。

「ひ……ううううぅぅぅぅぅぅんんっ!?」

 菜緒ちゃんは喉を反らして身体を硬直させた。それだけじゃなくプシャッ! と彼女の陰部に這わせていた手に生温かい液体がかけられる。
 明らかに絶頂を迎えていた。しかも潮まで出すほどのイキっぷりだった。
 しばらく菜緒ちゃんは荒い呼吸のまま放心していた。俺は彼女のお尻に勃起チンポを押しつけたまま、優しく抱きしめてあげるのであった。
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