【完結】淫獄の人狼ゲームへようこそ

荒巻一青/もふモフ子

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二日目

愛の言葉を吐け③

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 気づいたら御堂はベッドから立ち上がり、俺の前に立っていた。

「ん?でも、御堂は警察じゃなくなったのだから、バディを組むのはおかしくないか?」
「なぜ?」
「え?」

 御堂はするりと俺の頬に手を添える。
 驚き、顔を引こうとしたが、御堂に逃すまいと力を入れられ、俺は動くことができなかった。

「新田さんと組めるのは、“俺”だけでしょう?」

 どこか甘さを含んだ声色にどくんと心臓が脈打つ。
 柔らかく微笑まれ、俺の頬に熱が集まる。

 いや、待て待て待て!
 待てよ?なんかおかしなことになってないか?
 落ち着け、俺! 
 なんかこいつのペースに飲まれている気がする!

「そ、それは、このゲーム中はお前と組むって話だったよなっ!?この屋敷から出たら、バディどうこうはおかしいだろ!?」
「おかしい?そんなことはありませんよ。」

 御堂の笑みが深まる。ますます、俺の頬に熱が集まっていく。心臓もばくばくと鳴り続けている。
 まずい、これは本当にヤバイ!
 俺は身体に力を込めた次の瞬間、乱暴にベッドへ押し倒される。

「……っ!?み、御堂……?」
「ねぇ、新田さん。」

 御堂は体を密着させ、俺の耳元へと口を寄せる。
 俺の心臓が口から出そうなくらい跳ね上がり、無意識に顔を逸らしてしまう。
 だが、それをあざ笑うかのように御堂は俺の耳を舐めた。

「ひぅっ!?」

 その感触に思わず変な声が漏れ出た。

「俺、この屋敷であなたの姿を見た時、運命だと思ったんです。あぁ、きっと神様が今度こそ手放すなよって、俺と新田さんを巡り合わせてくれたんだって。」
「御堂、お前、何言って……っ!」

 御堂が何を言っているのか分からなくて頭が混乱した。
 そんな俺の反応を楽しみながら、あろうことか御堂は次々と耳の後ろから首筋にかけて、ちゅっちゅっとキスを落とし出した。
 くすぐったいやらゾワゾワするやらで、俺は必死に声を抑える。

「新田さん、首筋が弱いんですね?」
「ひっ!いたっ!?」

 急に首筋に痛みが走り、身体がびくっと跳ねた。
 さらに、痛むところを、今度はぬるりと生暖かい御堂の舌が這う。

「な、な……っ!?」
「あのままあなたの隣にいたら、俺、きっとあなたのこと傷つけてしまうと思って、慌てて逃げ出したんです。ダサイでしょう?でも、あの時はあなたの前から逃げ出すので精一杯だったから、あなたがどれだけ傷ついたかなんて考えもしなかった。ダサくて、どうしようもないクズ野郎です。」

 御堂は俺の首元で自嘲気味に笑った。

「本当に、ごめんなさい。」

 何度も謝りながら、俺の首や首筋に口づけを繰り返すこいつに何か言ってやりたいのに、身体が痺れて全く動かせない。
 初めて感じる異様な感覚に、呼吸が乱れるばかりだ。
 なんとか浅く息を吸い込み、声を絞り出すが何と言っていいか分からない。

 御堂の唇が今度は俺の鎖骨に吸い付く。
 身体がびくんと跳ね上がり、息が止まるかと思った。心臓が痛いくらい早鐘を打ち続けている。

「新田さん、ごめんね。俺、やっぱり我慢できそうにない。警察にいた頃からずっと新田さんしか見てなかった。新田さんの隣は誰にも渡したくなかった。ご飯食べるのも、冗談言うのも、あなたに頼られるのも、俺だけがいい。」
「ちょ、ちょっと待ってくれ!御堂!」
「俺、新田さんとずっと一緒にいたい。」

 なんか今、とんでもねぇこと言われたんじゃねぇか!? 
 そうは思ったが、息が乱れて言葉が出てこない。

 当の御堂は俺の身体にキスの雨を降らせ続けているし、こいつを押し返そうにも、力が入らずどうにもならない。
 何とか手で押し返そうとしたが、その手をぎゅっと握り込まれ、なんと指の先端を舐められた。
 ひっ!と息を飲みながら視線を向ければ、御堂は獲物を捕らえた肉食獣のように、舌舐めずりをしている。

「もう、逃げないし、逃がすつもりもないんで。」

 か、勘弁してくれよ~~~~~~っ!御堂~~~~~~っ!

 俺は半泣きになりながら、心で叫んだ。

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