【完結】縁起終夜の華麗なる異世界支配

荒巻一青/もふモフ子

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第一章:第三師団の陥落

父ちゃんの『再教育』①

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(あれ……私……。)

 差し込む光に、フィオナは目を覚ました。

(そうだ。私、師匠から幸運値を受け取って、シュタインとハインリヒを助けようと、街に出たんだった。)

 しかし、彼らの元へたどり着く前に、彼女はこの街で足止めをくらっていた。

 レオルと別れたあと、フィオナはすぐさま第三師団の本拠地から一番近い街へ向かった。
 街に着いて、フィオナが違和感を感じたのは、真夜中だというのに、街はまるでお祭りでもあるかのような賑わいを見せていたことだ。あちこちに灯火が焚かれ、人々のざわめきが聞こえてきた。
 おかしいとフィオナが一瞬足を止めると、子どもの悲鳴が響いた。

『やめてぇっ!父ちゃん、やめてよぅ!』

 その悲鳴が聞こえてきた方向に目を向けると、大人が小さな子のズボンを脱がそうとしていた。

『父ちゃんに任せておけば大丈夫だ♡』
『やだぁっ!やだよぉっ!』
『お前もエンギ様の加護を受ければ、あんな風に気持ちよくなれるぞ♡』

 小さな子を襲う男には、真っ黒な靄がかかって見えた。
 フィオナは駆け寄り、男を蹴り飛ばした。

(この男、シュウヤの暗示にかかってる!それに、エンギ様って!?)

『君、大丈夫!?』
『も、もしかして、フィオナ様!?』
『えぇ。さっきの人、あなたのお父さん?』
『はい。父ちゃん、突然僕のことを起こして、それからエンギ様にその身を捧げようって言い出して……っ!いつもの父ちゃんじゃない!』

 街ではパニックが起きていた。
 男が男を襲ったり、野外で獣のようにセックスしたり、街中のあちらこちらで異常事態が起きていた。

(シュウヤ!ついに街の人達にまで手を出したのね!あなたは、どこまでも……っ!)

 フィオナは憤怒した。
 そして、両手を夜空へと掲げた。

(本当なら、この力はシュタインやハインリヒを救うためにとっておきたかった。でも、小さな子まで苦しんでいるこの状況を見過ごすことなんて、できない!)

『セット!暗示を状態異常と仮定!魅了を状態異常と仮定!解除条件を指定……完了!』

 フィオナの手から放たれた光の波紋は、街の人々に降り注ぐ。そして、終夜の暗示が解けると、バタバタと人々は意識を失って、倒れていった。

『フィオナ様……。』

 不安げに見上げる男の子に、フィオナはにっこりと笑った。

『これでもうあなたのお父様は元に戻ったわ!』
『本当!?』
『えぇ。私は次の場所へ行かなくては。お父さんのこと、頼める?』
『うん!』

 フィオナは一晩、街を駆け巡り、人々の暗示を解いて回った。
 そして、術を発動させすぎて、いつの間にかどこかの家の納屋に潜り込み、壁に寄りかかって気絶するように眠ってしまっていたのだ。
 体を起こすと、頭が割れそうなほど痛んだ。

「うっ……。痛……。」

 頭痛に耐えながら納屋を出ると、眩しい朝日が彼女に降り注いだ。

「あら?目が覚めたのかい?」

 恰幅のいい女性が、フィオナに駆け寄った。フラフラしている彼女を、女性は支える。

「疲れていたようだから、そのまま寝かせておいたけど……。」
「あ、ありがとうございます……。」
「いやいや。むしろあたしたちのほうがお礼を言わなきゃいけないね、『聖女』様。」

 パチンと女性はウィンクした。

「昨晩、うちの旦那と息子を助けてくれてありがとう。」
「もしかして、あの茶髪の子の……!」

(良かった。あのあと、お母さんにも会えたのね。)

 フィオナは自分の事のように嬉しくなった。

「お腹、空いているだろう?うちの子、『聖女』様に会いたい会いたいってうるさくて。朝ごはんごちそうするから、会ってくれないかい?」
「えぇ、もちろんです!ごはんもありがとうございます!」
「庶民のごはんが『聖女』様のお口に合うといいんだけどねぇ。」
「ふふっ。楽しみです。」

 こうして、フィオナは朝食をご馳走になった。
 食事を終えると、昨晩助けた男の子が「フィオナ様!」と抱きついてきた。

「昨日は、ありがとう!」
「どういたしまして。怪我はない?」
「うん!父ちゃんも、元気!」
「そう。良かった。」
「えへへ!フィオナ様のおかげ!」

 男の子の笑顔に、フィオナの心は温かく満たされた。

(やれる。まだやれるわ。こうしてみんなの暗示が解けたんだもの。私は、第三師団のみんなを救える……!)

「そうだ、フィオナ様。父ちゃんにも会っていってくれよ。」

 本来ならすぐにでも第三師団の本拠地へ向かいたかったが、男の子のお願いに、フィオナは首を縦に振った。

「分かったわ。」

(彼のお父さんの無事を確かめてから、シュタインたちの元へ行こう。)

 「こっちだよ!」と男の子がフィオナの腕を引っ張り、外へと連れ出す。
 男の子はそのまま、町の中央にある小さな集会場へフィオナを案内した。

「父ちゃん!『聖女』様が来てくれたよーっ!!」

 男の子が集会場の扉を開ける。
 すると、むわっと男達の汗と精液が混ざり合った淫靡な臭いが、フィオナの鼻腔を刺激した。

 パンッ♡パンッ♡パァン♡ 

 肌同士がぶつかりあう音が、室内に大きく響く。

「んむ゛ーーっ!♡♡ぶっ♡ふぅ♡」

 足首と手首をまとめて拘束された屈強な男たちが、長机の上に仰向けに並べられていた。
 男たちは白い布で目隠しされ、口には猿轡を噛まされている。アナルには太いバイブが挿入されており、そこから伸びるコードの先は、男たちのペニスに巻き付けられていた。
 ヴヴヴッと震えるバイブに、男たちのペニスはビンビンに勃起していたが、巻きつけられたコードによって射精はできず、もどかしさに腰が揺れている。

「ん゛っ♡ふぅう……!うぶっ!♡」
「お゛……♡んぉ゛……!♡」

 フィオナはそんな彼らを呆然と見つめていたが、「おーい!」という声にハッと我に返った。

「おーい!ニックー!フィオナ様連れてきたのかよー!」

 一人の少年が、自分よりも体の大きい男性に馬乗りになって、腰を激しく動かしながら、フィオナの隣りにいる男の子へ手を降っていた。

「テッド!テッドのパパ、どう?順調?」
「うーん。さっきからずっとイキまくりだけど、まだ堕ちねーんだよなぁ。」
「そっか。じゃあ、もっと刺激あげないとだね。」

 男の子はフィオナへ向き直ると、にっこりと笑った。

「昨日、フィオナ様が父ちゃんたちの暗示を解いてくれたでしょ?だから、今こうして『再教育』しているんだ!」
「さい、きょういく、ですって……?」
「うん。父ちゃんたちの体も心も、エンギ様のものだって、分からせてあげているところ!『再教育』するとね、前よりも従順になるんだって!ほら、見てみて!」

 男の子は、フィオナを無理矢理自分の父親の前へ連れて行く。
 男の子の父親は、他の男たちと同じように白の布で目を隠されていたが、猿轡は外されていた。
 その体はびくっ♡びくんっ♡と痙攣している。

「あっ♡あ゛あ゛……っ♡」
「父ちゃん、『再教育』、気持ちいい?」
「あ゛っ!?♡あ゛っ!♡あ゛っ!♡」
「あはは!すごい!またイッてる!ねぇねぇ、父ちゃん。もう僕のちんぽ、ほしい?僕のちんぽ、欲しいよねぇ?」
「あ゛……♡ほしぃ゛……っ!♡」
「ほんと?うれしいなあ!」

 男の子が、ズボンを下ろす。
 ぷるんっと飛び出した小さなペニスは、それでも興奮して大きくなっていた。

「父ちゃん、フィオナ様連れてきたから、昨日のお礼に、僕の子供ちんぽで気持ちよくなっているところ、たくさん見てもらおうねぇ♡」

 そう言って、男の子は父親のアナルに挿入していたバイブを引き抜くと、自身のペニスをあてがった。
 そして、ずぶぅっ♡と一気に奥まで突き入れる。

「んお゛お゛ぉおおっ!!♡♡♡」
「ははは!父ちゃん、すごい声!ほら、父ちゃんの大好きな僕のちんぽだよ!いっぱい味わって!」
「んひィ゛っ♡お゛っ♡お゛ っ♡お゛ほっ!♡♡」
「すげぇ!こんなにガクンガクンってなっても、父ちゃんのおまんこ、俺のちんこのこと離さない!大好きなんだね!」
「あ っ!♡すきっ!だいしゅきっ!息子おちんちんで、イグゥッ!♡」
「あはは!父ちゃん、かわいい!僕も、父ちゃんのこと大好きだもん!父ちゃんのおまんこも、僕のザーメンタンクにしてあげる!」
「あ゛っ!♡あ゛あ゛っ!♡♡」

 男の子が腰を動かすたびに、父親が悲鳴のような喘ぎ声をあげる。
 フィオナはその光景に、顔を青ざめさせた。

「や、止めて……!お父さんに酷いことをしないで!!」
「どうして?フィオナ様、これが『再教育』だよ?みんなこうやってエンギ様に忠実な男になるんだよ。」
「違うわ!これは洗脳よ!みんな、操られているだけなの!!」
「えー?でも、父ちゃん、喜んでるじゃん。ほら、見てよ?」

 男の子が、父親の目隠しを外す。
 するとそこには、涙を流しながらも快楽に溺れている父親の顔があった。
 口からはだらしなく舌を垂らし、目は焦点があっていない。
 さらに、ペニスは我慢汁と白濁液で濡れており、アナルはひくついて男の子のペニスを締め付けていた。

「おぉおおっ!♡♡イクッ!イグゥウウッ!!!!♡♡♡」

 どぴゅっ!どぴゅーっ!
 父親は絶頂を迎え、白目を剥いてビクビクッ♡と痙攣した。

「えへへ!これで、今日5回目の射精!新記録だね!ほら、父ちゃん!もっとお尻で感じよう!おまんこキュンキュンさせて、お腹の中にたっぷり種付けされたいでしょ!?ほーら!」

 男の子は、ぱちゅんっ♡ぱちゅんっ♡と腰を打ち付ける。
 フィオナは思わず口元を覆った。

(なんて、ひどい……っ!)

「あぁ……♡あ……♡んぅうっ♡♡」
「父ちゃん、可愛い……♡じゃあ、もっと気持ちよくしてあげるね。はい、あーん♡」

 男の子は、父親の口の中へ指を入れた。

「んぶっ!♡んん……っ♡」
「これ、さっき父ちゃんが出した精液だよ。美味しい?おいしいよね?フィオナ様、ちゃんと見てるかなぁ?父ちゃん、今、赤ちゃんの種飲まされて、またイッたよ?すごい変態さんだね?ははは!」

 男の子が笑いながら父親を責め立てる。

 フィオナが震えていると、「あら?『聖女』様も来てたのかい。」と、後ろから声をかけられた。
 先程朝食をごちそうしてくれた、男の子の母親だった。

「なんだい、うちの旦那の『再教育』を見学に来てくれたのかい?ありがとうねぇ。……全く、すっかりメス堕ちしてるじゃないか。だらしないねぇ。」

 母親はくすっと笑うと、フィオナの肩に手を置いた。

「あの人、普段は強情でね。なかなか屈服してくれなかったんだけど、今はこの通り。どうだい?良かったらあんたが手伝ってくれる?」
「え?」
「またあの人にかけられたエンギ様のご加護を解いておくれよ。そうして、『再教育』すりゃ、もっと従順な雌犬になれるんだ。エンギ様も喜んでくれるだろうよ。」

 フィオナは耳を疑った。
 男の子が、フィオナににっこりと微笑む。

「そうだよ!繰り返し父ちゃんたちを『再教育』すれば、ずっとエンギ様の性奴隷として生きられるんだ!ねぇ、父ちゃん?嬉しいでしょ?」
「んふぅ……っ!♡」

 男の子の言葉に、父親が嬉しそうにちんぽから、ジョロロロと小便を漏らした。

「この人ったら、嬉ションしちまって。」

 母親が、父親のお尻をパシンッと叩いた。
 フィオナは、目の前に広がる現実に、頭がくらりとした。
 なんとか正気を保とうと、頭を振ったが、その瞳からは涙がこぼれ落ちた。

 さらに、周りを見ると、台に置かれた男たちは皆、子どもから大人まで様々な人に犯され、一様に口からは甘い声をこぼしていた。

「……ん♡んんっ♡」
「おぉっ♡おほっ♡」
「んっ♡んっ♡」
「あ っ♡ああっ♡」

(こんなの、もう、狂ってる……。)

 フィオナの心は、恐怖と悲しみで埋め尽くされていた。

(何で……!師匠の幸運値をもらってから、暗示のかかっている人は判別できていたのに!なんで、何も見えないの!?)

 その狂気の場から離れようと、無意識に彼女の足は後ずさっていた。
 しかし、そんな彼女を、男の子は見逃さなかった。

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