【完結】縁起終夜の華麗なる異世界支配

荒巻一青/もふモフ子

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第二章:変えられた人々と街

『純愛』①

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 教会で『洗礼』を受け、エンギ神の信徒となったティモスは、セドリックと二人で街を歩いていた。

「エンギ様の教えはとても素晴らしいものですね。この身をもってそれを実感しています。」
「ティモスさんは本当に敬虔なエンギ様の使徒になりましたね。」
「えぇ。俺はもう迷いません。何があっても、エンギ様に全てを捧げる所存です。」
「素晴らしい心がけですよ。さすがはティモスさんです。」

 セドリックは心から感心したように言う。

「いいえ。セドリックさんが俺を導いてくださったからこそです。本当に感謝していますよ。」

 ティモスは照れ笑いを浮かべ、ギュッと手の中の鎖を握りしめた。
 鎖の先はセドリックの首輪に繋がっていた。


 
 教会で行われていた『礼拝』という名の乱交は、唐突に鳴り響いた鐘の音によって終わりを告げた。
 前後不覚に乱れていた信者たちは、皆一様に鐘の音を聞いた途端、正気を取り戻して、教会から何事もなかったかのように出ていったのだ。

 ティモスもまた、セドリックに連れられて、教会の外へと出た。
 「この数ヶ月で街も様変わりしたので、もしよかったらご案内いたしますよ。」とセドリックに誘われたからだ。
 そして、教会を出る際に渡されたのが、今セドリックの首輪に繋がっている鎖だ。

「基本的に、聖職者は教会の外へ自由に出ることはできないのです。外へ出る場合は、『所有者』を明確にする必要があります。そのための、首輪と鎖です。」

 そう言って、セドリックはティモスに自分の首に嵌められた首輪を見せてくれた。

「これがあれば、私はあなたの所有物だということが一目で分かります。」
「セドリックさん。」

 ティモスはようやくマオの言葉を理解した。
 セドリックが家に帰るためには、この鎖を引く誰かが必要なのだ。
 これまでは息子であるマオが鎖を引いて、自分の父親を家へ連れて帰っていたのだろう。
 しかし、今日はティモスをそのままセドリックの家へ連れて行くため、お役御免となったマオは先に帰っていった。

「ふふっ、そんな不安そうな顔をしないでください。私たちは不満に思ったことはありません。言い換えれば、私たちはエンギ神に求められているということですから。」

 セドリックはそう言って微笑んだ。
 そうして、ティモスは鎖を引いてセドリックと共に街を歩くこととなった。

 セドリックは街に出るにあたって、教会内で来ていた白いローブは脱ぎ去っている。
 代わりに乳首にチリンチリンと鳴る可愛らしい鈴をぶら下げ、尻には尻尾を模したアナルプラグを差し込んだだけの格好をしていた。局部を全然隠せていない下着を身に着け、既に勃起した性器からは先走りが溢れ出している。

「セドリックさん。その、とてもエッチな姿ですね……♡」
「ふふっ、お恥ずかしいですが、これもエンギ神様のお導きです。」

 セドリックは自分の胸や股間を撫でながら言った。

「私たち聖職者はすべからく信者様の肉便器になる運命にあるのです。ですから、私もこうして淫らな姿を晒しているわけです。」
「なるほど……。」

 ティモスはセドリックの話を熱心に聞き入った。

「ティモスさんも、もっと素直に快楽を受け入れるべきです。エンギ様の偉大さを知れば、きっと新しい世界が見えてきますよ。」
「はい!俺もセドリックさんのように立派なエンギ教徒になれるよう、努力します!」
「その意気ですよ。」

 そう優しげに微笑むセドリックを、チラチラと道行く男たちが振り返って見つめている。その視線には性的な欲望が含まれていることを、ティモスは敏感に感じ取っていた。
 ティモスは途端に不安になった。もし、この場で別の信徒がセドリックを求めてしまったら、セドリックはその申し出を快く受け入れてしまうのではないか?

「あぁん!♡あひぃんっ!♡」

 ふと脇の路地に視線を移すと、一人の修道士が男達に犯されていた。

「あぁん!♡おちんぽ!♡しゅきぃ!♡」
「ほらっ♡ケツの穴締めろっ♡」
「んひぃっ!♡あぁんっ!♡」

 修道士は裸に近い格好をしており、首輪は見当たらない。
 彼は男達に囲まれながら、必死に腰を振り続けている。

「オラァッ!♡出すぞぉっ!♡」
「んあぁぁっ!!♡♡♡」

 男が射精すると、修道士もビクビクと体を震わせながら絶頂を迎えた。

「ふぅ、気持ち良かったぜ。」

 男は満足げに言うと、ペニスを引き抜いた。

「はぁ……ぁ……♡」

 修道士は地面に転がって、肩で息をしている。
 その瞳は既に正気を失っており、焦点が合っていない。アナルからはゴポッと音を立てて、大量の精液が流れ出ている。

「うわー、すげぇ量。」
「こいつ、相当溜まってたみたいだな。」
「おい、次俺だぞ。早く代われよ。」

 他の男たちも性処理をしようと、次々と集まってくる。

「ティモスさん?」
「は、はいっ!」

 セドリックに急に声をかけられ、ティモスは慌てて振り返った。

「大丈夫ですよ。言ったでしょう?この鎖があれば、私はあなたのものだと周囲も分かってくれます。あの者は多くの信者の心を癒やすために、あえて首輪をしていないのです。」
「そ、そうなのですね……。」

 ティモスは、ほっと安堵の表情を浮かべた。

「では、参りましょう。まずは、ティモスさんがこの街で暮らしていくために必要な物を揃えなくてはなりませんね。」
「ありがとうございます。」

 セドリックはティモスの手を取り、歩き出した。

「ここが私の行きつけの店です。」

 セドリックに連れられてやってきたのは、高級ブティック店だった。

「え?ちょっと待って下さい。俺、そんな、金なんて……!」
「大丈夫です。さ、入りましょうか。」

 そう言って中に入っていくセドリックの後に続いて、ティモスも店内へと足を踏み入れた。

「いらっしゃいませ、お客様。」

 ずらりと並んでいるのは、見た目麗しい男性たち。
 彼らは上半身はブティック店の店員として相応しい、高級感のある服装に身を包んでいるのだが、下半身は何も身につけていないというアンバランスな格好をしていた。

「この方はティモスさんといいまして、新しく入信されたエンギ神の使徒です。これから生活していく上で必要なものを一式そろえてあげて下さい。」
「かしこまりました。」

 並んでいた店員の一人が恭しく頭を下げて、奥から何着もの服を持って来た。

「どうぞ、こちらへお掛けになってお待ちください。」
「は、はい……。」

 促されるまま、ティモスは椅子に座る。その隣に座ったセドリックの耳元で、小さく囁いた。

「セドリックさん、これは一体?俺、金なんて持ってないですよ!」
「エンギ教では、信者の方々には快適な生活をおくってもらうための様々なサービスを用意しております。もちろん、その中には衣服や家具なども含まれています。ですから、遠慮せずにお好きなだけ買ってください。」
「いや、でも、こんな高い買い物をするお金は……!」
「ご安心を。エンギ神は全てをお見通しです。信者の方がエンギ神様に捧げてくれた感謝や信仰心は、全てエンギ神様の元に届いています。信者の皆様は、エンギ様に祈りをささげるだけで良いのです。そのための金銭的なサポートなのですから、気にせずお受け取りください。」
「そ、そうなんですね。それなら、お世話になります。」
「えぇ。それこそが、エンギ神様の御心に叶うことなのです。貴方にもエンギ神様からの祝福がありますように。」

 セドリックはそう言って胸を撫でると、乳首に付けられた鈴がチリンチリンと鳴った。

「んっ♡」

 セドリックはビクンと体を震わせると、頬を紅潮させながら蕩けた笑みを浮かべた。

「セドリックさん?」
「……いいえ。今、店員の方がティモスさんにピッタリの服をご準備してくださって下さっているようですよ。楽しみですね。」
「はい!」

 しばらくして、先ほどの店員が声をかけてきた。

「失礼いたします、お客様。」
「はい?」
「下着のサイズを測らせていただきたいと思います。」
「はぁ……。まぁ、構いませんけど……。」

 ティモスは了承すると、その場にすっと立ち上がった。店員はメジャーを手に取り、ティモスとの距離を縮めてくる。

「では、失礼いたします。」
「はい……。」

 ティモスが返事をした瞬間、メジャーを持った手が伸びてきて、ティモスの体をまさぐり始めた。

「ひゃっ!?ちょっ、ちょっと待っ……んんっ♡」
「どうかなさいましたか?」
「い、いえ、その……何でもありません……っ♡」

 ティモスは首を横に振ったが、その顔は真っ赤に染まっていた。

(ど、どうして……。そんなに体を触ってくるんだ!?)

 ティモスは戸惑うが、しかし体は正直に反応してしまっていた。

「んっ♡んんっ♡んぅっ♡」
「お客様、息遣いが荒いようですが、いかがなされましたか?」
「な、なんでも……っ♡あひっ♡」
「そうですか。それならよろしいのですが。」

 店員はそう言うと、ティモスの体を隅々まで調べ上げていく。

「んっ♡ふぅっ♡」
「肩幅も、腰回りも問題ないようです。」
「あ、ありがとうございます……。」
「念のため、乳首と股間もサイズを確認させて頂きます。」
「え?えっ?」

 ティモスが止める間もなく、店員はティモスの胸に手を伸ばした。
 そして、素早くシャツのボタンを外し、ズボンの中にもう片方の手を入れ、パンツ越しにペニスを掴んだ。

「んぉおっ♡」

 突然の刺激に、ティモスは思わず大きな声で喘いでしまった。

「乳輪のサイズは直径4.3cm、乳頭のサイズは直径1.5cm、勃起時の高さが8.5mmでございます。次に勃起時のペニスのサイズを測りますので、私のアナルにお収め下さい。」
「え?え?お、俺、そんなの……!」

 ティモスが抗議の声を上げるが、店員は無視をして、自らの指で肛門を広げて見せた。

「さぁ、どうぞ。私のアナルはいつでもお客様の挿入を受け入れる準備が出来ております。」

 その言葉通り、店員のアナルは既にヒクついていた。前の客のペニスのサイズも測ったのか、腸液でテラリと光る穴からは、僅かに白いものが覗いている。

「え、えええっ!?せ、セドリックさぁん!」

 助けを求めるようにセドリックの方を見るが、セドリックは笑顔で手を振っているだけだった。

「さぁ、お客様。どうぞ、遠慮なさらずに。」
「そうですよ、ティモスさん。ほら、早く入れてあげてください。」
「で、でも……。」
「大丈夫ですよ。全てエンギ様が赦してくださるのですから。」
「エンギ様が……。」

 セドリックにそう言われ、ティモスはゴクリと唾を飲み込むと、ゆっくりと店員の尻に自分のペニスをあてがい、そのまま一気に貫いた。
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