4 / 11
デュプリケート
しおりを挟む
サメックは両胸ビレをぐっと曲げたガッツポーズのような格好で喜びを表現する。
その大きなリアクションに驚いて、キョトンとした顔でタラサが訊ねる。
「製造スキルだと、なんか良いことがあるの? 木工とか鍛冶とか、そういうやつでしょ?」
「さっきのユウシャが使ってた武器、見覚えあるか? たぶんあれもユウシャの製造スキルでつくったものだ」
「あのなんかすごい音が出てたやつ? あれはなんだったの?」
「この世界じゃありえない強力な武器なんだが……そうか、実際に威力を見てみないとわからないよな」
サメックは射撃を回避してしまったため、その威力をタラサはまったく知らない。
地面にユウシャが落とした拳銃を探してみるが、先程のパーティーが回収していったのか見当たらなかった。
「とりあえず試してみるか」
サメックは自分の得た製造スキルを、ステータス画面から選んでみる。
すると、いきなりサメックの目の前で何かが輝いた。
「うわっ、なにが起きた?」
いきなり始まった現象にサメック自身も困惑する。
光はほんの数秒でおさまり、地面の上にドスンと音を立てて現れたのは、
「……宝箱?」
「なんでだ!?」
拳銃を作るつもりで出てきたのが宝箱では、まったくの期待はずれと言わざるを得ない。
サメックはもう一度、同じように製造スキルを使ってみるが、やはり、彼の下半身がつながっているのと同じ、宝箱が出現した。
「このっ! こうか!? それともこう!?」
頭の中に作りたいものをイメージしたり、謎のポーズを取ったりしながら、何度試しても現れるのはすべて寸分違わず同じ見た目の宝箱である。
「はぁ……はぁ……どうしてだよ……」
いくつも並ぶ宝箱という冒険者が見ると小躍りしそうな光景を前に、ぐったりと項垂れるサメック。
「せめて宝箱以外のものにしてくれよ……忌々しい……」
サメックはサメの根本が宝箱の中につながっており、離れることのできない肉体の一部となっている。
それゆえ、移動がままならないし冒険者の目に付くという問題の原因だった。
「拳銃でも作れればタラサも自分の身を守れるかと思ったんだがな」
「おやおや? 私のこと心配してくれてるの?」
「べ、別に心配なんかしてねーし。誰かさんが足引っ張るから困ってるだけですが」
「素直じゃないなぁ」
「うざいから脇を突くなっつの」
タラサは胸ヒレに叩かれて唇を尖らせつつ、ふとサメックがつくった宝箱を開けて中を確かめた。すると、
「これ、中身が入ってるよ?」
宝箱の一つを開けたタラサは、中に手を突っ込んでそこにあるものを取り出した。
それは短剣だった。長さはダンジョンに挑む冒険者がよく使うものと同じくらい、しかし柄に特徴的な装飾が施され、青い宝石がはまっている。宝石の中には小さな輝きが閉じ込められたように入っており、特別な力を感じさせる。
「これって魔剣じゃん! すごいものが出てきたね!」
「なんかそれ、見覚えがあるな。ちょっと前に食ったチャラ男が持ってたのと同じ剣だ。確か剣も一緒に飲み込んだんだったか……」
「えっ……魔剣ってそんなにホイホイあるもんじゃないし、もしかしてサメックの飲んだ物がそのまま出てきたの?」
タラサがもう一つ開けてみた宝箱の中身は、ボロボロの布切れだった。広げてみると、それはあちこち引き裂かれた男物の服のようである。
血などはついていないが、その切り裂かれたような跡はサメックに噛まれたものであろうことは容易に想像できた。
「そういや、鎧とか武器とか飲み込んだあとも、どこからも出てこないから妙だとは思ってたんだよな」
小さく溜息を吐き、自分の作った宝箱を見回すサメック。
拳銃は作れなかったが、魔剣のように強力なアイテムはタラサが身を守るのに使えるかもしれないということに思い至る。
「とりあえず全部開けて、使えそうな装備はお前が使えよ」
「良いの?」
「人間用の装備はどうせ俺には使えないしな」
「わーい、なにがあるかなー?」
タラサは嬉々としてアイテムを物色しはじめたが、ふと何かに気付いて手を止めた。
指先でそっとつまむように中身のボロ切れを持ち上げて、
「一度飲み込んでから出てきたってことは、つまりこの宝箱の中身はサメックのフン……」
「やめろよそういう表現!」
色々と物色して、革製の鎧や靴などの中からタラサにも使えそうな物を見繕う。サメックは男しか食い殺していないため入っていたのは基本的に男物だけだった。
武器は先程の魔剣を持っていくことにする。
後はボロ布やいらない装備が残ったが、
「……飲む?」
「いや、そこまでするのはな……かといってこのまま放置していったとしたら、どうせ冒険者に中身を取られるか」
「サメックの脇んところから入れられたりしないの?」
そういってタラサがサメックの生えている宝箱を覗き込む。
「この中ってどうなってるの?」
「さぁ、俺もよくわからん。中に引っ込んでる間は真っ暗だからな」
下半身を覗き込まれているような居心地の悪さを感じつつ、ヒレを開いて肩をすくめるような動きをして見せる。
「ていうか、サメックの体の長さ的にどうやって収まってんのか謎だよね」
「自分じゃどれくらいの大きさか見えないんだよな。ダンジョンに鏡なんて無いし」
当人はそうぼやくが、傍から見る分には奇妙な光景だった。それなりの大きさの宝箱とはいえ、サメ部分の巨体は明らかに収納できるはずのないサイズとなっている。
「この奥、もしかしてユウシャのアイテムボックスみたいに魔法の空間になってるんじゃないの? ちょっと試してみよ」
タラサは適当に要らない鎧をサメックの脇から箱の中に押し込もうとする。
「ちょお待て待て、つっかえてる!」
「うーん、なんかここ抜けたらそのまま入りそう……えいっ!」
上手く入らない鎧に、体重をかけて一気に押し込もうとするタラサ。
すると、つっかかっていた部分が抜けて鎧が宝箱の奥に落ちるように入っていった。そしてその鎧に体重をかけていたタラサは、追いかけるように頭から宝箱に飛び込んでしまった。
「ふぇ?」
そのままするりと宝箱の奥に姿を消すタラサ。
「……お、おおおおい!? どうなってんだ、無事か!?」
突然のことにうろたえるサメックだったが、程なくしてタラサが宝箱の中から顔を出した。
「大丈夫か……?」
「あ、うん、大丈夫みたい。中は真っ暗でなんにも見えないけど」
「お、おう……」
「水の中みたいにぷかぷか浮いてるし、真っ暗だし……ひょっとして寝床にぴったりなのでは?」
「いやお前はもうちょっと得体のしれないものに危機感を覚えろよ」
軽い調子で答えるタラサに釈然としないところではあったが、とりあえず無事なことに胸をなでおろした。
その大きなリアクションに驚いて、キョトンとした顔でタラサが訊ねる。
「製造スキルだと、なんか良いことがあるの? 木工とか鍛冶とか、そういうやつでしょ?」
「さっきのユウシャが使ってた武器、見覚えあるか? たぶんあれもユウシャの製造スキルでつくったものだ」
「あのなんかすごい音が出てたやつ? あれはなんだったの?」
「この世界じゃありえない強力な武器なんだが……そうか、実際に威力を見てみないとわからないよな」
サメックは射撃を回避してしまったため、その威力をタラサはまったく知らない。
地面にユウシャが落とした拳銃を探してみるが、先程のパーティーが回収していったのか見当たらなかった。
「とりあえず試してみるか」
サメックは自分の得た製造スキルを、ステータス画面から選んでみる。
すると、いきなりサメックの目の前で何かが輝いた。
「うわっ、なにが起きた?」
いきなり始まった現象にサメック自身も困惑する。
光はほんの数秒でおさまり、地面の上にドスンと音を立てて現れたのは、
「……宝箱?」
「なんでだ!?」
拳銃を作るつもりで出てきたのが宝箱では、まったくの期待はずれと言わざるを得ない。
サメックはもう一度、同じように製造スキルを使ってみるが、やはり、彼の下半身がつながっているのと同じ、宝箱が出現した。
「このっ! こうか!? それともこう!?」
頭の中に作りたいものをイメージしたり、謎のポーズを取ったりしながら、何度試しても現れるのはすべて寸分違わず同じ見た目の宝箱である。
「はぁ……はぁ……どうしてだよ……」
いくつも並ぶ宝箱という冒険者が見ると小躍りしそうな光景を前に、ぐったりと項垂れるサメック。
「せめて宝箱以外のものにしてくれよ……忌々しい……」
サメックはサメの根本が宝箱の中につながっており、離れることのできない肉体の一部となっている。
それゆえ、移動がままならないし冒険者の目に付くという問題の原因だった。
「拳銃でも作れればタラサも自分の身を守れるかと思ったんだがな」
「おやおや? 私のこと心配してくれてるの?」
「べ、別に心配なんかしてねーし。誰かさんが足引っ張るから困ってるだけですが」
「素直じゃないなぁ」
「うざいから脇を突くなっつの」
タラサは胸ヒレに叩かれて唇を尖らせつつ、ふとサメックがつくった宝箱を開けて中を確かめた。すると、
「これ、中身が入ってるよ?」
宝箱の一つを開けたタラサは、中に手を突っ込んでそこにあるものを取り出した。
それは短剣だった。長さはダンジョンに挑む冒険者がよく使うものと同じくらい、しかし柄に特徴的な装飾が施され、青い宝石がはまっている。宝石の中には小さな輝きが閉じ込められたように入っており、特別な力を感じさせる。
「これって魔剣じゃん! すごいものが出てきたね!」
「なんかそれ、見覚えがあるな。ちょっと前に食ったチャラ男が持ってたのと同じ剣だ。確か剣も一緒に飲み込んだんだったか……」
「えっ……魔剣ってそんなにホイホイあるもんじゃないし、もしかしてサメックの飲んだ物がそのまま出てきたの?」
タラサがもう一つ開けてみた宝箱の中身は、ボロボロの布切れだった。広げてみると、それはあちこち引き裂かれた男物の服のようである。
血などはついていないが、その切り裂かれたような跡はサメックに噛まれたものであろうことは容易に想像できた。
「そういや、鎧とか武器とか飲み込んだあとも、どこからも出てこないから妙だとは思ってたんだよな」
小さく溜息を吐き、自分の作った宝箱を見回すサメック。
拳銃は作れなかったが、魔剣のように強力なアイテムはタラサが身を守るのに使えるかもしれないということに思い至る。
「とりあえず全部開けて、使えそうな装備はお前が使えよ」
「良いの?」
「人間用の装備はどうせ俺には使えないしな」
「わーい、なにがあるかなー?」
タラサは嬉々としてアイテムを物色しはじめたが、ふと何かに気付いて手を止めた。
指先でそっとつまむように中身のボロ切れを持ち上げて、
「一度飲み込んでから出てきたってことは、つまりこの宝箱の中身はサメックのフン……」
「やめろよそういう表現!」
色々と物色して、革製の鎧や靴などの中からタラサにも使えそうな物を見繕う。サメックは男しか食い殺していないため入っていたのは基本的に男物だけだった。
武器は先程の魔剣を持っていくことにする。
後はボロ布やいらない装備が残ったが、
「……飲む?」
「いや、そこまでするのはな……かといってこのまま放置していったとしたら、どうせ冒険者に中身を取られるか」
「サメックの脇んところから入れられたりしないの?」
そういってタラサがサメックの生えている宝箱を覗き込む。
「この中ってどうなってるの?」
「さぁ、俺もよくわからん。中に引っ込んでる間は真っ暗だからな」
下半身を覗き込まれているような居心地の悪さを感じつつ、ヒレを開いて肩をすくめるような動きをして見せる。
「ていうか、サメックの体の長さ的にどうやって収まってんのか謎だよね」
「自分じゃどれくらいの大きさか見えないんだよな。ダンジョンに鏡なんて無いし」
当人はそうぼやくが、傍から見る分には奇妙な光景だった。それなりの大きさの宝箱とはいえ、サメ部分の巨体は明らかに収納できるはずのないサイズとなっている。
「この奥、もしかしてユウシャのアイテムボックスみたいに魔法の空間になってるんじゃないの? ちょっと試してみよ」
タラサは適当に要らない鎧をサメックの脇から箱の中に押し込もうとする。
「ちょお待て待て、つっかえてる!」
「うーん、なんかここ抜けたらそのまま入りそう……えいっ!」
上手く入らない鎧に、体重をかけて一気に押し込もうとするタラサ。
すると、つっかかっていた部分が抜けて鎧が宝箱の奥に落ちるように入っていった。そしてその鎧に体重をかけていたタラサは、追いかけるように頭から宝箱に飛び込んでしまった。
「ふぇ?」
そのままするりと宝箱の奥に姿を消すタラサ。
「……お、おおおおい!? どうなってんだ、無事か!?」
突然のことにうろたえるサメックだったが、程なくしてタラサが宝箱の中から顔を出した。
「大丈夫か……?」
「あ、うん、大丈夫みたい。中は真っ暗でなんにも見えないけど」
「お、おう……」
「水の中みたいにぷかぷか浮いてるし、真っ暗だし……ひょっとして寝床にぴったりなのでは?」
「いやお前はもうちょっと得体のしれないものに危機感を覚えろよ」
軽い調子で答えるタラサに釈然としないところではあったが、とりあえず無事なことに胸をなでおろした。
0
あなたにおすすめの小説
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
狼になっちゃった!
家具屋ふふみに
ファンタジー
登山中に足を滑らせて滑落した私。気が付けば何処かの洞窟に倒れていた。……しかも狼の姿となって。うん、なんで?
色々と試していたらなんか魔法みたいな力も使えたし、此処ってもしや異世界!?
……なら、なんで私の目の前を通る人間の手にはスマホがあるんでしょう?
これはなんやかんやあって狼になってしまった私が、気まぐれに人間を助けたりして勝手にワッショイされるお話である。
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる