私の引いた境界線を越えた君

美奈

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私の引いた境界線を越えた君

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ん、あぁもう朝か6時にセットしたアラームが部屋に鳴り響く

今日から夏休みが終わって始業式だ

あーもうっ制服着替えるの面倒臭いな~

独り言を言いながら制服に着替えてスキンケアをする




今何時だっけ…やっばもう7時じゃん始業式遅刻すんじゃん

なんで起きなかったんだよ俺のバカ

慌てて制服に着替えて髪をノーセットのままバス停まで走る

バスの中には、よく知る顔が何人もいた

おうっ翔じゃねーか!なんかいつもと違うなイメチェンか?

呑気に聴いてくるこの先輩は母と顔見知りで幼い頃から仲がいい1つ上の怜央である

いや、違うし遅刻しそうだったからノーセットなだけ

そーなんだ
んで、彼女できた

いや、どっからその話が出てくる要素があんだよ
まぁ彼女はできたけどさ~

え、マジで誰なの

怜央もよく知ってる、お前がこの前告って振られた千里だよ

マジで、クソ~盗られた俺けっこうタイプだったのに

そんな会話をしていたらあっという間に塾の時間になる
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