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力をつけるために
第130話 第4層?
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新しい敵はアンデッド集団の中にいた。
「ゾンビ5、グール7、スケルトン8、スケルトンナイト4、レイス3に新しい敵2種が各1ですね」
「多いな。朝未、魔力の残りはどうかな?」
「問題ありません。このインターバルで、ほぼ全快してます」
「新しい敵は、おそらく一方はスペクターだと思います。非実体のアンデッドでシャドウやレイスの上位種ですね。もう一方は、あまり自信はありませんが、死を告げる魔物ベン・ニーアではないかと思います。その叫び声を聞くと狂うと言われています」
叫び声で狂う?え?某RPGのSAN値削る系?大丈夫かしら。一応精神系の状態異常への耐性アップ魔法ブレスと回復魔法キュアマインドは覚えているけど、使ったことないから効果とか分からないのよね。
「えと、一応精神系の状態異常への耐性アップ魔法のブレスと状態異常からの回復魔法のキュアマインド使えますけど、効果の程度が分からないので慎重にお願いします」
「さすがアサミ様です。邪なるものへの対抗魔法は万全ですね」
効果の程度がわからないって言ってるのにマルティナさんの信頼が重いわ。でも、初出の敵は強さとかスキルを確認しつつ戦って後での戦いに生かすのは定番だものね。
「じゃあ、初出の敵がいるときのパターンで朝未が、このあたりの敵にホーリーを、掛けたところで私とマルティナさんが突っこむということで、スペクターとベン・ニーアは、できれば最後に残して色々と確認をする。でいいね」
あたしとマルティナさんが頷く。深呼吸をひとつ。いつものルーティン。そして補助魔法を次々と掛けていく。特に今日は精神系の状態異常を仕掛けてくるベン・ニーアがいるのでいつもの補助魔法に加えてブレスを追加。最後にマルティナさんの武器防具にエンチャント。
「補助魔法掛け終わりました。先制攻撃いきます。ホーリー」
今回は魔物の群れ全体をホーリーの範囲に入れる。魔力を少しばかり多く使ったけど、これくらいなら許容範囲ね。
全てのゾンビ、スケルトンそれとグール、スケルトンナイトのほとんどがその場で崩れ落ちた。
それぞれの武器を手に瑶さんを先頭にマルティナさん、そしてあたしが続いて駆ける。
「まずは予定通りに私とマルティナさんで残っているグール、スケルトンナイトを出来るだけ早く斃す。朝未は、その間スペクターとベン・ニーアを牽制して」
瑶さんの指示通りに、あたしがスペクターとベン・ニーアを牽制している間、僅か2、3分程度で、他のアンデッド殲滅が終わっていた。
そしてスペクターとベン・ニーアに対峙しているのだけど、これは物理からかしら。
「アサミ様、わたしの武器のエンチャントを消してください。わたし自身のエンチャントでどの程度の効果があるか試してみます」
「ベン・ニーアは、純粋な物理攻撃でも斃せたね」
「そう、ですね。さすがにスペクターは聖属性が必須でしたけど」
「まあ、その辺りはシャドウやレイスでも物理攻撃が効かなかったから想定の範囲内かな」
「あ、そういえば、ベン・ニーアもスペクターも最初のホーリーは浴びてたんですけど、倒しきれませんでした」
「効果切れる前に逃げ出して範囲から外れたから効果がないというより、多少耐えるって事だと思うね」
戦闘終了後、あたし達は今回の結果について話し合って、次についてどうするか方針を決めた。
結局、初手あたしのホーリー。相手が混乱している間に瑶さんとマルティナさんが突っ込んで実体系アンデッドを殲滅。その間、あたしは無理をしない範囲で非実体系のアンデッドに対処。ベン・ニーアの叫び声は、とても気味が悪かったけれど、あたしのブレスの効果なのか、それともあまり強力じゃないのか分からないけど、状態異常にはならずにすんだ。マルティナさんが、ブレスを解除して受けてみると言い出した時にはあたしと瑶さんが必死に止めることになってけど、さすがにあれは無いと思うのよね。
「やること変わりませんね」
あたしがぽつりと漏らすと、瑶さんが苦笑しつつ返事をしてくれた。
「やることが一緒でも、その効果が確認できていて相談したうえでって事が大事なんだよ」
「そういうものなんですか?」
「そういうものだね。実際、確認ができているから不安が少ないよね」
「それは確かにそうですけど……」
「もちろん、いきなり未知の敵と戦うことになる事もあるかもしれないけど、そういった場合でもこういった手順を経験していれば対処方法を早く考えられるようになるからね」
そんな話をしながらも魔石を回収して回る。今相手をしているようなアンデッドだと魔石くらいしか売れないし、討伐証明も魔石なので拾っていかないという選択肢はないのよね。
「それで、スペクターやベン・ニーアが出てきたということで、この辺りからを第4層ということにして、ギルドに報告かな」
周辺を軽く狩り、帰り道では一旦空白となった領域に再度侵入し始めていた魔物をざっと狩って人間の領域だと主張をしてギルドに報告と清算を済ませた。
門のあたりで待ち構えていた「辺境の英雄たち」が懐いてきて面倒くさかったけどけんか腰で来られるよりはマシよね。
「ゾンビ5、グール7、スケルトン8、スケルトンナイト4、レイス3に新しい敵2種が各1ですね」
「多いな。朝未、魔力の残りはどうかな?」
「問題ありません。このインターバルで、ほぼ全快してます」
「新しい敵は、おそらく一方はスペクターだと思います。非実体のアンデッドでシャドウやレイスの上位種ですね。もう一方は、あまり自信はありませんが、死を告げる魔物ベン・ニーアではないかと思います。その叫び声を聞くと狂うと言われています」
叫び声で狂う?え?某RPGのSAN値削る系?大丈夫かしら。一応精神系の状態異常への耐性アップ魔法ブレスと回復魔法キュアマインドは覚えているけど、使ったことないから効果とか分からないのよね。
「えと、一応精神系の状態異常への耐性アップ魔法のブレスと状態異常からの回復魔法のキュアマインド使えますけど、効果の程度が分からないので慎重にお願いします」
「さすがアサミ様です。邪なるものへの対抗魔法は万全ですね」
効果の程度がわからないって言ってるのにマルティナさんの信頼が重いわ。でも、初出の敵は強さとかスキルを確認しつつ戦って後での戦いに生かすのは定番だものね。
「じゃあ、初出の敵がいるときのパターンで朝未が、このあたりの敵にホーリーを、掛けたところで私とマルティナさんが突っこむということで、スペクターとベン・ニーアは、できれば最後に残して色々と確認をする。でいいね」
あたしとマルティナさんが頷く。深呼吸をひとつ。いつものルーティン。そして補助魔法を次々と掛けていく。特に今日は精神系の状態異常を仕掛けてくるベン・ニーアがいるのでいつもの補助魔法に加えてブレスを追加。最後にマルティナさんの武器防具にエンチャント。
「補助魔法掛け終わりました。先制攻撃いきます。ホーリー」
今回は魔物の群れ全体をホーリーの範囲に入れる。魔力を少しばかり多く使ったけど、これくらいなら許容範囲ね。
全てのゾンビ、スケルトンそれとグール、スケルトンナイトのほとんどがその場で崩れ落ちた。
それぞれの武器を手に瑶さんを先頭にマルティナさん、そしてあたしが続いて駆ける。
「まずは予定通りに私とマルティナさんで残っているグール、スケルトンナイトを出来るだけ早く斃す。朝未は、その間スペクターとベン・ニーアを牽制して」
瑶さんの指示通りに、あたしがスペクターとベン・ニーアを牽制している間、僅か2、3分程度で、他のアンデッド殲滅が終わっていた。
そしてスペクターとベン・ニーアに対峙しているのだけど、これは物理からかしら。
「アサミ様、わたしの武器のエンチャントを消してください。わたし自身のエンチャントでどの程度の効果があるか試してみます」
「ベン・ニーアは、純粋な物理攻撃でも斃せたね」
「そう、ですね。さすがにスペクターは聖属性が必須でしたけど」
「まあ、その辺りはシャドウやレイスでも物理攻撃が効かなかったから想定の範囲内かな」
「あ、そういえば、ベン・ニーアもスペクターも最初のホーリーは浴びてたんですけど、倒しきれませんでした」
「効果切れる前に逃げ出して範囲から外れたから効果がないというより、多少耐えるって事だと思うね」
戦闘終了後、あたし達は今回の結果について話し合って、次についてどうするか方針を決めた。
結局、初手あたしのホーリー。相手が混乱している間に瑶さんとマルティナさんが突っ込んで実体系アンデッドを殲滅。その間、あたしは無理をしない範囲で非実体系のアンデッドに対処。ベン・ニーアの叫び声は、とても気味が悪かったけれど、あたしのブレスの効果なのか、それともあまり強力じゃないのか分からないけど、状態異常にはならずにすんだ。マルティナさんが、ブレスを解除して受けてみると言い出した時にはあたしと瑶さんが必死に止めることになってけど、さすがにあれは無いと思うのよね。
「やること変わりませんね」
あたしがぽつりと漏らすと、瑶さんが苦笑しつつ返事をしてくれた。
「やることが一緒でも、その効果が確認できていて相談したうえでって事が大事なんだよ」
「そういうものなんですか?」
「そういうものだね。実際、確認ができているから不安が少ないよね」
「それは確かにそうですけど……」
「もちろん、いきなり未知の敵と戦うことになる事もあるかもしれないけど、そういった場合でもこういった手順を経験していれば対処方法を早く考えられるようになるからね」
そんな話をしながらも魔石を回収して回る。今相手をしているようなアンデッドだと魔石くらいしか売れないし、討伐証明も魔石なので拾っていかないという選択肢はないのよね。
「それで、スペクターやベン・ニーアが出てきたということで、この辺りからを第4層ということにして、ギルドに報告かな」
周辺を軽く狩り、帰り道では一旦空白となった領域に再度侵入し始めていた魔物をざっと狩って人間の領域だと主張をしてギルドに報告と清算を済ませた。
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