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第128話 試験勉強
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「さて、来週は皆が楽しみにしている中間試験だ。スケジュールは掲示しておくので確認しておくこと。部活も今日から試験終了までは原則として休みだからなしっかり勉強しておけよ。分かっているとは思うが赤点3科目で放課後の補習授業の参加券がもれなく当たるからな。2科目以下でも期末試験で挽回しないと冬休みの補習授業参加券配布対象になるぞ。」
朝のSHRでクラス担任の篠原が連絡事項を口にする。
「そんな参加券いらねー」
「もうそんな時期かあ」
「やばい、最近勉強してない。誰か助けて」
この辺りは進学校である光野高校でも一般の高校とあまり変わらず、クラス内が当然のようにざわつく。
「中間試験かあ。一応範囲を一通り見直しておこうかしら」
桜がのほほんと呟き。
「桜、愛翔も一緒に試験範囲の確認しない?」
楓も試験となれば一応はそちらに意識を向ける。
「あたしは良いわよ。参加する」
「クラブに行く前に少しくらいなら付き合えるけど、それ以上だと夜になっちゃうからなぁ」
ノータイムで参加表明する桜と対照的に愛翔がスケジュール的な面で顔を顰めた。
「愛翔の夜って何時くらい?」
楓が時間を聞く。これまでクラブのある平日の夜のスケジュールを聞いていなかったので真剣だ。
「クラブの練習終わって、トレーニングルームでのメニューこなしてだから家に帰るのは20時くらいかな」
「え?それじゃいつも夕飯どうしてるの?」
今度は桜が心配そうな顔で愛翔に向き合った。
「ああ、クラブの練習の後にステラスポーツセンター内にあるレストハウスの軽食でつないで、家に帰ってから自炊だな」
桜が何か考え始めた。横では楓も微妙な顔をしている。
そこで朝は時間切れとなり授業が始まった。
放課後の図書室。愛翔たち3人が自習室に陣取り試験勉強をしている。3人とも成績優秀者のため、ほとんどシャープペンシルの動きが止まらない。
「あら?試験勉強?」
そこに丘が声を掛けてきた。友達なのだろう女子生徒が隣で不思議そうに立っている。
「ええ、一応念のためですね」
代表するように愛翔が返事をする。その後ろで楓のシャープペンシルが止まる。
「あ、あれ?これ」
少し悩み、教科書をめくりだす。それに気付いた丘が身体を乗り出し問題を見ると
「あ、橘さん、それは三角形△ABH と 三角形△ACDで、弧ADに対する円周角は等しいのはわかるかしら」
「え、ええ」
「そしたら角∠ABH と角∠ACDが等しくて、問題文から、角∠AHB = 90°
半円の弧に対する円周角は 90° だから角∠ADC = 90°
これから 角∠AHB = 角∠ADCね。
・
・
・
BH : AH = CD : AD = 6 : 8 = 3 : 4 だから AH = 12x
三角形△AEH は直角三角形で AE = 8 , EH = 4x , AH = 12x だから、三平方の定理で x が出るわね、そうしたらBE が出るの。そうすると答えは√10ね」
「あ、ありがとうございます。助かりました」
楓が少しばかり驚いた顔だ。
「丘先輩、楓が迷う問題をパッと見て出来るって実は数学得意ですか?」
愛翔が横から尋ねると丘の隣に居た女子生徒が口を挟んでくる。
「ゆうちゃんは2年生の首席よ。でも、あなたたちもなんか難しい問題解いてるわね。中間試験向けなら、そこまでしなくても良いと思うのだけど」
朝のSHRでクラス担任の篠原が連絡事項を口にする。
「そんな参加券いらねー」
「もうそんな時期かあ」
「やばい、最近勉強してない。誰か助けて」
この辺りは進学校である光野高校でも一般の高校とあまり変わらず、クラス内が当然のようにざわつく。
「中間試験かあ。一応範囲を一通り見直しておこうかしら」
桜がのほほんと呟き。
「桜、愛翔も一緒に試験範囲の確認しない?」
楓も試験となれば一応はそちらに意識を向ける。
「あたしは良いわよ。参加する」
「クラブに行く前に少しくらいなら付き合えるけど、それ以上だと夜になっちゃうからなぁ」
ノータイムで参加表明する桜と対照的に愛翔がスケジュール的な面で顔を顰めた。
「愛翔の夜って何時くらい?」
楓が時間を聞く。これまでクラブのある平日の夜のスケジュールを聞いていなかったので真剣だ。
「クラブの練習終わって、トレーニングルームでのメニューこなしてだから家に帰るのは20時くらいかな」
「え?それじゃいつも夕飯どうしてるの?」
今度は桜が心配そうな顔で愛翔に向き合った。
「ああ、クラブの練習の後にステラスポーツセンター内にあるレストハウスの軽食でつないで、家に帰ってから自炊だな」
桜が何か考え始めた。横では楓も微妙な顔をしている。
そこで朝は時間切れとなり授業が始まった。
放課後の図書室。愛翔たち3人が自習室に陣取り試験勉強をしている。3人とも成績優秀者のため、ほとんどシャープペンシルの動きが止まらない。
「あら?試験勉強?」
そこに丘が声を掛けてきた。友達なのだろう女子生徒が隣で不思議そうに立っている。
「ええ、一応念のためですね」
代表するように愛翔が返事をする。その後ろで楓のシャープペンシルが止まる。
「あ、あれ?これ」
少し悩み、教科書をめくりだす。それに気付いた丘が身体を乗り出し問題を見ると
「あ、橘さん、それは三角形△ABH と 三角形△ACDで、弧ADに対する円周角は等しいのはわかるかしら」
「え、ええ」
「そしたら角∠ABH と角∠ACDが等しくて、問題文から、角∠AHB = 90°
半円の弧に対する円周角は 90° だから角∠ADC = 90°
これから 角∠AHB = 角∠ADCね。
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BH : AH = CD : AD = 6 : 8 = 3 : 4 だから AH = 12x
三角形△AEH は直角三角形で AE = 8 , EH = 4x , AH = 12x だから、三平方の定理で x が出るわね、そうしたらBE が出るの。そうすると答えは√10ね」
「あ、ありがとうございます。助かりました」
楓が少しばかり驚いた顔だ。
「丘先輩、楓が迷う問題をパッと見て出来るって実は数学得意ですか?」
愛翔が横から尋ねると丘の隣に居た女子生徒が口を挟んでくる。
「ゆうちゃんは2年生の首席よ。でも、あなたたちもなんか難しい問題解いてるわね。中間試験向けなら、そこまでしなくても良いと思うのだけど」
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