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第277話 世界中から
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「ここだ。今ちょうど世界中から若手が集まってきている。チームとしてもセリエA7位の現状から更に上位を目指すのに有望な若手につばをつけたいという思惑もあってな、トップチームと合同練習をしているんだ。これに参加してもらう。まあ、色々内部機密的な事情もあるから細かいフォーメンション練習とかは無いが、愛翔なら十分にチャンスがあると考えている。頑張れ」
ロッカールームで着替えを済ませた愛翔をミケル・レガスが連れていったのはサブグラウンド。そこには愛翔と同年代のプレイヤー十数人がトップチームの選手と共にウォーミングアップを始めていた。
「ちょうどウォーミングアップ中だな。おーい、みんな一度集まってくれ」
ミケル・レガスが声を掛けると、思い思いにウォーミングアップをしていたメンバーがミケル・レガスのもとに集まる。そしてその横にいる愛翔を見て皆が怪訝な顔をした。
「紹介する。住吉愛翔。日本人だ。2年前に偶然見つけて、今回やっと呼ぶことが出来た」
そう言うと愛翔の背中を軽く押しミケル・レガスは前に出す。
「住吉愛翔です。サッカーは12歳で始め、15歳でMLSスポット出場。先日までJリーグで6試合スポット扱いで参戦してきました。外部事情で契約が保留になっているためこちらに参加させていただきます。よろしくお願いします」
集まったメンバーがざわつく。
「あんな子供がMLSだのJだのって……」
「本当だとしたらプロ契約直前の人間がなんで……」
ざわつく中、愛翔が口を開いた。
「日本人は若く幼く見えるそうなので一応言っておきます。俺は18歳です。子供扱いは遠慮します」
ウォーミングアップを済ませ、簡単に基礎練習を行うとすぐに試合形式の練習となった。
「愛翔はライトウィングがメインポジションだったな。ヘイ、セニョール・ラザーロ。今日は後半からトップチームに入ってくれ。後半からのチャレンジャーチームのライトウィングには住吉を入れる。愛翔、お前は前半でチャレンジャーチームの動きを把握しろ」
ミケル・レガスは、トップチームの正ライトウィング、ダリオ・ロ・ラザーロに声を掛け、愛翔の後半からの参加を指示してきた。
「お、セニョールスミヨシは俺のライバルか?」
「いや、愛翔はスピードタイプのアタッカーではあるが、オールラウンドプレーヤーだ。ゴールキーパー以外ならなんでもこなすぞ。日本のJリーグではリベロもこなしていたからな」
ミケル・レガスのその言葉に愛翔は”え?”っとばかりに反応をした。
「レガスさん、俺のJリーグでの試合もそこまでチェックしてくれてたんですか?」
「当たり前だ、俺自身が見つけた有望な若手をチェックしないわけがないだろう」
と気障に右目を瞑って見せる。そのあたりの仕草はイタリア人男性らしく様になっていた。
ロッカールームで着替えを済ませた愛翔をミケル・レガスが連れていったのはサブグラウンド。そこには愛翔と同年代のプレイヤー十数人がトップチームの選手と共にウォーミングアップを始めていた。
「ちょうどウォーミングアップ中だな。おーい、みんな一度集まってくれ」
ミケル・レガスが声を掛けると、思い思いにウォーミングアップをしていたメンバーがミケル・レガスのもとに集まる。そしてその横にいる愛翔を見て皆が怪訝な顔をした。
「紹介する。住吉愛翔。日本人だ。2年前に偶然見つけて、今回やっと呼ぶことが出来た」
そう言うと愛翔の背中を軽く押しミケル・レガスは前に出す。
「住吉愛翔です。サッカーは12歳で始め、15歳でMLSスポット出場。先日までJリーグで6試合スポット扱いで参戦してきました。外部事情で契約が保留になっているためこちらに参加させていただきます。よろしくお願いします」
集まったメンバーがざわつく。
「あんな子供がMLSだのJだのって……」
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「日本人は若く幼く見えるそうなので一応言っておきます。俺は18歳です。子供扱いは遠慮します」
ウォーミングアップを済ませ、簡単に基礎練習を行うとすぐに試合形式の練習となった。
「愛翔はライトウィングがメインポジションだったな。ヘイ、セニョール・ラザーロ。今日は後半からトップチームに入ってくれ。後半からのチャレンジャーチームのライトウィングには住吉を入れる。愛翔、お前は前半でチャレンジャーチームの動きを把握しろ」
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「レガスさん、俺のJリーグでの試合もそこまでチェックしてくれてたんですか?」
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