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第309話 市街観光
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「じゃあ、父さん車借りるね」
愛翔と、桜、楓の3人は浩之の所有する
「ああ、気をつけていくんだぞ」
「わかってる。つまらない事故でせっかくのチャンスをパーにしたくは無いからね。それにしても父さんいつの間に2台目の車を買ってたの?前はバンだけだったよね」
「ああ、人や物を載せるにはバンの方がいいけどな、1人で動くにはこっちの方が楽なんでな。それに愛翔も自前で稼ぐようになって金にも余裕ができたんで趣味に振って買ったんだ」
浩之の顔はまるで子供が大好きなおもちゃを自慢するようなドヤ顔だ。
「あ、うん、そうじゃないかと思った」
そして今愛翔達3人の前にあるのは濃いブルーメタリックのボディに十字のエンブレムが輝くアメリカンマッスルカー。
「いや、良いんだけどさ。カッコいいし。でも20歳にもならない息子にこれ貸すかあ?」
少しばかり自分の父親の感性を心配する愛翔だけれども、とりあえずとドアをあけ乗り込む。
エンジンを始動し、600PSオーバーの出力のエンジンを載せ浩之の趣味でMT仕様となっている車を愛翔は恐る恐る動かした。
「愛翔は運動神経良いんだから平気でしょ?」
「そうそう、愛翔なら大丈夫よね」
今回はナビシートを確保した楓も少しだけ残念そうな顔で後席に身体を沈めた桜ものほほんとした雰囲気で愛翔に”イケイケ”とばかりに声を掛けている。
「いや、運動神経ってレベルじゃないんだけどな。これ確か658馬力のモンスターだった気がするんだよ。普通の車の4台分な。しかも父さんもマニアックなことにMTなんだよ」
それでもどうにか地下駐車場から車を出しメインストリートを走り始めた。一時停止からのスタートのたびに鳴るスキール音に愛翔が冷や汗を流し、桜がはしゃぎ、楓が首を傾げる。
それでもどうにか愛翔が運転に慣れた頃、最初の目的地、宇宙センターに到着した。
車を駐車場にとめ、メインゲートに向かう愛翔達3人。桜と楓は、当たり前のように愛翔の両腕に抱きついた状態で歩く。
「うわ、スペースシャトルってこんなに大きいのね。テレビで見るともっと小さく見えるのに」
「えー、最初の宇宙飛行士ってこんな小さいカプセルの中に入って大気圏再突入してたの。凄い勇気ね」
「これが史上最大のロケットだよ。3段式でこれだけの大きさのものを全部使い捨てってのがすごいよな」
宇宙センターを見学しながら”そういえば”と桜が愛翔に尋ねた。
「愛翔は、ここ来たことあるの?」
「アメリカに来てすぐの頃にね。言葉の関係で学校で馴染めてなかった俺を気晴らしにって父さんが連れて来てくれたんだ」
”高校に編入してきた時に言ってたわね”と楓も思い出して口にする。
「そういえば、カイル君に出会うまでの半年くらいはうまくなじめなかったって言ってたわね」
「ああ、当時の俺は自分では気づいてなかったけど、父さんが言うにはかなり弱って見えたらしくてな。それで人間どころか地球自体も小さく見える宇宙にちょっとでも触れられればって思ったらしい」
「へえ、お義父さん忙しかったって聞いてるけど、それでも愛翔の事ちゃんと見てくれてたのね」
「ああ、今となっては感謝しかないよ。ただ、もう少し家事を出来るようになっていてほしかったけどな」
宇宙センターの見学を終え、ダウンタウンに移動した3人は、それぞれにいくつかの土産物を買い、1800年代後半に建てられた建物を再現したにこの街で使われてきた様々な家具や道具類が展示されたミュージアムを見て回っている。
「なんというか分かっていたけど時代的に古いものは無いのね」
「アメリカって国が1776年に建国した新しい国だからな。そのあたりは仕方ないよ。でも代わりってわけじゃないけど、でかい国だから、明日から行くグランドキャニオンなんかみたいな大自然は凄いよ」
愛翔と、桜、楓の3人は浩之の所有する
「ああ、気をつけていくんだぞ」
「わかってる。つまらない事故でせっかくのチャンスをパーにしたくは無いからね。それにしても父さんいつの間に2台目の車を買ってたの?前はバンだけだったよね」
「ああ、人や物を載せるにはバンの方がいいけどな、1人で動くにはこっちの方が楽なんでな。それに愛翔も自前で稼ぐようになって金にも余裕ができたんで趣味に振って買ったんだ」
浩之の顔はまるで子供が大好きなおもちゃを自慢するようなドヤ顔だ。
「あ、うん、そうじゃないかと思った」
そして今愛翔達3人の前にあるのは濃いブルーメタリックのボディに十字のエンブレムが輝くアメリカンマッスルカー。
「いや、良いんだけどさ。カッコいいし。でも20歳にもならない息子にこれ貸すかあ?」
少しばかり自分の父親の感性を心配する愛翔だけれども、とりあえずとドアをあけ乗り込む。
エンジンを始動し、600PSオーバーの出力のエンジンを載せ浩之の趣味でMT仕様となっている車を愛翔は恐る恐る動かした。
「愛翔は運動神経良いんだから平気でしょ?」
「そうそう、愛翔なら大丈夫よね」
今回はナビシートを確保した楓も少しだけ残念そうな顔で後席に身体を沈めた桜ものほほんとした雰囲気で愛翔に”イケイケ”とばかりに声を掛けている。
「いや、運動神経ってレベルじゃないんだけどな。これ確か658馬力のモンスターだった気がするんだよ。普通の車の4台分な。しかも父さんもマニアックなことにMTなんだよ」
それでもどうにか地下駐車場から車を出しメインストリートを走り始めた。一時停止からのスタートのたびに鳴るスキール音に愛翔が冷や汗を流し、桜がはしゃぎ、楓が首を傾げる。
それでもどうにか愛翔が運転に慣れた頃、最初の目的地、宇宙センターに到着した。
車を駐車場にとめ、メインゲートに向かう愛翔達3人。桜と楓は、当たり前のように愛翔の両腕に抱きついた状態で歩く。
「うわ、スペースシャトルってこんなに大きいのね。テレビで見るともっと小さく見えるのに」
「えー、最初の宇宙飛行士ってこんな小さいカプセルの中に入って大気圏再突入してたの。凄い勇気ね」
「これが史上最大のロケットだよ。3段式でこれだけの大きさのものを全部使い捨てってのがすごいよな」
宇宙センターを見学しながら”そういえば”と桜が愛翔に尋ねた。
「愛翔は、ここ来たことあるの?」
「アメリカに来てすぐの頃にね。言葉の関係で学校で馴染めてなかった俺を気晴らしにって父さんが連れて来てくれたんだ」
”高校に編入してきた時に言ってたわね”と楓も思い出して口にする。
「そういえば、カイル君に出会うまでの半年くらいはうまくなじめなかったって言ってたわね」
「ああ、当時の俺は自分では気づいてなかったけど、父さんが言うにはかなり弱って見えたらしくてな。それで人間どころか地球自体も小さく見える宇宙にちょっとでも触れられればって思ったらしい」
「へえ、お義父さん忙しかったって聞いてるけど、それでも愛翔の事ちゃんと見てくれてたのね」
「ああ、今となっては感謝しかないよ。ただ、もう少し家事を出来るようになっていてほしかったけどな」
宇宙センターの見学を終え、ダウンタウンに移動した3人は、それぞれにいくつかの土産物を買い、1800年代後半に建てられた建物を再現したにこの街で使われてきた様々な家具や道具類が展示されたミュージアムを見て回っている。
「なんというか分かっていたけど時代的に古いものは無いのね」
「アメリカって国が1776年に建国した新しい国だからな。そのあたりは仕方ないよ。でも代わりってわけじゃないけど、でかい国だから、明日から行くグランドキャニオンなんかみたいな大自然は凄いよ」
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