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第1章『名もなき奇跡の始まり』
3.共に在る為に-1
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「ああああすみません! 間違えましたぁああぁ!!」
間違えるにしても、これはないだろうとロゼッタは頭を抱える。どうしよう!
「あっ、あのっ、えっと」
何とか弁明しなければと、おろおろと変な動きをしてしまった。
そのせいで管を引っ張ってしまい、点滴スタンドをひっくり返しかけてしまった。
「危ない!」
そこにすかさず手を差し伸べてくれる、金髪碧眼の王子様……カッコいい。
(じゃなくて!)
このままじゃいけない。今度こそ、今度こそお礼を言わなければ!!
「か、彼氏はいるんですか!?」
——だから違う!!
「いない! どっちもいないから!!」
(へぇ、どっちもいないのか……じゃなくて!)
もはや、当初の目的すら忘れてしまった。そもそも、なんでこんなこと聞いたんだっけ?
相当な失言をぶちかました事実だけは理解しながら、ロゼッタは焦る。
「ごめんなさい~~っ!!」
「君は! 結局! 何がしたいんだ!?」
どうしてこんなことを聞かれているのかが一切分からないラザラスは軽いパニック状態で、エスメライとルーシオはケラケラ笑っている。
客観的に場を見ることができる人間がいれば『カオス状態だ』と判断できるのだろうが、何なら適切なツッコミを入れることもできるのだろうが、残念ながらこの場にそんな人間はいなかった。
一通り笑った後、エスメライは軽く咳払いしてから口を開く。
「あたし、なんとなく分かったよ。ラズは綺麗な顔してるからな。
そういう人間に交際相手の有無聞くのは、そういう存在がいそうなくらい魅力的ってことで……。
あー、うん。一応は褒め言葉……? なのか……?」
フォローしてくれたのは分かるが、相当に自信が無さそうだ。申し訳ない。
「うぅ……確かに綺麗なお顔だなーって思いましたし、ラズさんの顔を見て、
すぐに『この言葉は違うんだ』ってことは分かったんですけど……」
「んー……なんか、だいぶ偏った教育受けてきたっぽいなぁ。あんた、字は読めないっぽいしなぁ……」
エスメライは困ったように笑い、ルーシオと顔を見合わせる。
一方のロゼッタは『字が読めないことがエスメライにバレている上に、それが当たり前だとは彼女は思っていない』ことに対して驚いていた。
「読めない、というか……字なんて読めたら奴隷が都合悪いもの見ちゃう可能性上がりますからね。
何より、教えるの絶対に面倒くさいでしょうし、わざわざ奴隷に教えないかなって……?」
「~~ッ!!」
そう告げれば、エスメライは楽しげな様子から一転し、青くなってしまった顔を両手で覆い、ゆるゆると首を横に振った。
「もう嫌だ! 耐えられない!
ルーシオ、この子の出所燃やそう? 早いとこ燃やそう!?」
「だからロゼッタだけは出所分かんねぇんだって!
他の奴らとは違う場所から来てることは判明してるし!」
「あー……わたしは逃げ出した後に捕まって、ああなってましたからねぇ。
そもそも“入荷場所”が変というか」
「入荷場所とか言わないで!!」
これは思い出して、教えてあげた方が良いような?
そう判断したロゼッタは、すぐに思考を巡らせ始めた……が、エスメライに肩を掴まれ、静止されてしまった。
「良い? ロゼッタ、よく聞きなさい。無理に思い出さなくて良いの。
しばらくはそれ、求めないから。最悪言えなくても怒ったりしない。一旦忘れな。良いね?」
「あ、はい……」
別に大丈夫なんだけどなぁ、とロゼッタは首を傾げる。
とはいえ、何故か思い出すまでに時間がかかりそうな気配を感じたため、待ってもらえるのはありがたいかもしれない。
ロゼッタとエスメライを見て困り果てていたルーシオは深く息を吐き出し、口を開いた。
「うん、そうだな……よし、お前は“アークライト”な。
ロゼッタ・アークライト。もうそれで良いな? ラザラス」
「急にどうしたんですか!? 俺は彼女が良いなら別に構いませんが……」
「いや、後々のことを考えたら、姓も考えてやらないといけない状況だったしな……話、変えたかったし……」
ルーシオは相変わらず距離は取ったまま、ロゼッタの顔を覗き込む。
「構わないか?」
「ラズさんと同じ姓、ですよね? ラズさんが構わないのであれば……」
「俺は全然良いよ。うん、大丈夫」
ラザラスはあまり重く捉えてはいなさそう……というよりは「本当にそれで良いのか」に意識が強く向いている様子だ。
それに関しては全く持って問題ないのだが、話を聞きながら、この状況を見ながら、ロゼッタは「たぶん『骸事件』の時は苗字ではなく名前の時点でこれが起こったんだろなぁ」とぼんやりと考えていた。
そして、エスメライとルーシオの隠しきれない優しさが少し心配になってしまった。
(……優しすぎる人は無駄に傷つくって。そんな感じの話を聞いたこと、あるんだよね)
少し、発言には気をつけた方が良いかもしれない。
傷つけたい訳ではないし、自分の『常識』がおかしいことは、流石にもう理解している。
そんなことをロゼッタがひそかに考えていると、エスメライが慣れた手つきで点滴を外し、すっと手を差し伸べてきた。
「立てそうか? 一応、身体拭いてはいるんだけど、気持ち悪いだろうしね。気分転換も兼ねて、動けるなら風呂行こうな。
まだ湯船に浸かるのは許可できないけど、軽くシャワー浴びるくらいなら平気だろうから」
「そういえば1週間経ってるんですっけ……臭いのはダメだと思いますし、洗わなきゃ、ですね……」
両足を床につけ、エスメライの手を借りて立ち上がる。力が入りにくく、ふらつくが何とか歩けそうだ。大丈夫です、という意図を込めて顔を上げれば、ラザラスが首を横に振った。
「……無謀だろ、それは」
彼は立ち上がったロゼッタの膝と背に腕を回し、軽々と抱き上げてみせる。
「わっ」
突然の浮遊感に思わず声を漏らすと、視界の片隅でルーシオが眉をひそめている……男性への恐怖心はない、大丈夫だとは言ったが、やはり気になるのだろうか?
一方のラザラスは直前のやり取りを聞いていないこともあり、彼のような発想には全く至っていないようだ。ラザラスはそのまま、エスメライに視線を向ける。
「風呂の前までは俺が抱いていきます。その後は、お願いします」
「あー、まあ、そうだね。ここの階段、急だしね」
ロゼッタが暴れないこともあり、ラザラスは風呂に向かってすたすたと歩き出す。その様子を見て安心したのか、ルーシオの表情は若干和らいでいた。
(問題は、わたしの中の“お風呂”の認識が絶対に違うことなんだけど……)
きっと、彼らが想定している風呂は痛いものではないし、苦痛を伴うものではない……どうしたものか。
ロゼッタが内心困っているうちに、脱衣所に到着してしまった。異性であるラザラスとルーシオが退場した後、エスメライはロゼッタの顔を覗き込んで、口を開く。
「あたしに肌見られるのは抵抗あるかもだけど、一緒に入っても良いか? シャワーの使い方とか、分かんないだろうし」
「……はい、大丈夫ですよ。ありがとうございます」
気にしたところで今更だ、とは言えなかった。
普通の感性をしている人間がわざわざ「肌を見ても大丈夫か」と聞いてくるということは、それはまさに、自分の常識が誤っているということだ。
気にしないようにしながら服を脱ぐと、すぐにバスタオルを巻かれた。少しでも肌を出さなくて良いように、という彼女なりの配慮らしい。
「あんただけ脱がせといて悪いけど、あたしはこのままで失礼するよ。ロゼッタを洗うだけだしね」
「大丈夫ですか? 濡れちゃいますよ……?」
エスメライは腕まくりに膝まくりをしているが、それでも水は散るだろう。
彼女は作業着を着ているわけではないし、濡れるのは嫌ではないのかという意図でそう問えば、彼女は困ったように笑ってみせた。
「……。服の下が結構酷いんだよ。驚かせるだろうし、あまり積極的に見せたくはないかな」
「それは……」
「これはあたしに限った話じゃないけどね。さ、早いとこシャワー浴びような」
ぐいぐいと背を押され、ロゼッタは風呂場に押し込まれた。
間違えるにしても、これはないだろうとロゼッタは頭を抱える。どうしよう!
「あっ、あのっ、えっと」
何とか弁明しなければと、おろおろと変な動きをしてしまった。
そのせいで管を引っ張ってしまい、点滴スタンドをひっくり返しかけてしまった。
「危ない!」
そこにすかさず手を差し伸べてくれる、金髪碧眼の王子様……カッコいい。
(じゃなくて!)
このままじゃいけない。今度こそ、今度こそお礼を言わなければ!!
「か、彼氏はいるんですか!?」
——だから違う!!
「いない! どっちもいないから!!」
(へぇ、どっちもいないのか……じゃなくて!)
もはや、当初の目的すら忘れてしまった。そもそも、なんでこんなこと聞いたんだっけ?
相当な失言をぶちかました事実だけは理解しながら、ロゼッタは焦る。
「ごめんなさい~~っ!!」
「君は! 結局! 何がしたいんだ!?」
どうしてこんなことを聞かれているのかが一切分からないラザラスは軽いパニック状態で、エスメライとルーシオはケラケラ笑っている。
客観的に場を見ることができる人間がいれば『カオス状態だ』と判断できるのだろうが、何なら適切なツッコミを入れることもできるのだろうが、残念ながらこの場にそんな人間はいなかった。
一通り笑った後、エスメライは軽く咳払いしてから口を開く。
「あたし、なんとなく分かったよ。ラズは綺麗な顔してるからな。
そういう人間に交際相手の有無聞くのは、そういう存在がいそうなくらい魅力的ってことで……。
あー、うん。一応は褒め言葉……? なのか……?」
フォローしてくれたのは分かるが、相当に自信が無さそうだ。申し訳ない。
「うぅ……確かに綺麗なお顔だなーって思いましたし、ラズさんの顔を見て、
すぐに『この言葉は違うんだ』ってことは分かったんですけど……」
「んー……なんか、だいぶ偏った教育受けてきたっぽいなぁ。あんた、字は読めないっぽいしなぁ……」
エスメライは困ったように笑い、ルーシオと顔を見合わせる。
一方のロゼッタは『字が読めないことがエスメライにバレている上に、それが当たり前だとは彼女は思っていない』ことに対して驚いていた。
「読めない、というか……字なんて読めたら奴隷が都合悪いもの見ちゃう可能性上がりますからね。
何より、教えるの絶対に面倒くさいでしょうし、わざわざ奴隷に教えないかなって……?」
「~~ッ!!」
そう告げれば、エスメライは楽しげな様子から一転し、青くなってしまった顔を両手で覆い、ゆるゆると首を横に振った。
「もう嫌だ! 耐えられない!
ルーシオ、この子の出所燃やそう? 早いとこ燃やそう!?」
「だからロゼッタだけは出所分かんねぇんだって!
他の奴らとは違う場所から来てることは判明してるし!」
「あー……わたしは逃げ出した後に捕まって、ああなってましたからねぇ。
そもそも“入荷場所”が変というか」
「入荷場所とか言わないで!!」
これは思い出して、教えてあげた方が良いような?
そう判断したロゼッタは、すぐに思考を巡らせ始めた……が、エスメライに肩を掴まれ、静止されてしまった。
「良い? ロゼッタ、よく聞きなさい。無理に思い出さなくて良いの。
しばらくはそれ、求めないから。最悪言えなくても怒ったりしない。一旦忘れな。良いね?」
「あ、はい……」
別に大丈夫なんだけどなぁ、とロゼッタは首を傾げる。
とはいえ、何故か思い出すまでに時間がかかりそうな気配を感じたため、待ってもらえるのはありがたいかもしれない。
ロゼッタとエスメライを見て困り果てていたルーシオは深く息を吐き出し、口を開いた。
「うん、そうだな……よし、お前は“アークライト”な。
ロゼッタ・アークライト。もうそれで良いな? ラザラス」
「急にどうしたんですか!? 俺は彼女が良いなら別に構いませんが……」
「いや、後々のことを考えたら、姓も考えてやらないといけない状況だったしな……話、変えたかったし……」
ルーシオは相変わらず距離は取ったまま、ロゼッタの顔を覗き込む。
「構わないか?」
「ラズさんと同じ姓、ですよね? ラズさんが構わないのであれば……」
「俺は全然良いよ。うん、大丈夫」
ラザラスはあまり重く捉えてはいなさそう……というよりは「本当にそれで良いのか」に意識が強く向いている様子だ。
それに関しては全く持って問題ないのだが、話を聞きながら、この状況を見ながら、ロゼッタは「たぶん『骸事件』の時は苗字ではなく名前の時点でこれが起こったんだろなぁ」とぼんやりと考えていた。
そして、エスメライとルーシオの隠しきれない優しさが少し心配になってしまった。
(……優しすぎる人は無駄に傷つくって。そんな感じの話を聞いたこと、あるんだよね)
少し、発言には気をつけた方が良いかもしれない。
傷つけたい訳ではないし、自分の『常識』がおかしいことは、流石にもう理解している。
そんなことをロゼッタがひそかに考えていると、エスメライが慣れた手つきで点滴を外し、すっと手を差し伸べてきた。
「立てそうか? 一応、身体拭いてはいるんだけど、気持ち悪いだろうしね。気分転換も兼ねて、動けるなら風呂行こうな。
まだ湯船に浸かるのは許可できないけど、軽くシャワー浴びるくらいなら平気だろうから」
「そういえば1週間経ってるんですっけ……臭いのはダメだと思いますし、洗わなきゃ、ですね……」
両足を床につけ、エスメライの手を借りて立ち上がる。力が入りにくく、ふらつくが何とか歩けそうだ。大丈夫です、という意図を込めて顔を上げれば、ラザラスが首を横に振った。
「……無謀だろ、それは」
彼は立ち上がったロゼッタの膝と背に腕を回し、軽々と抱き上げてみせる。
「わっ」
突然の浮遊感に思わず声を漏らすと、視界の片隅でルーシオが眉をひそめている……男性への恐怖心はない、大丈夫だとは言ったが、やはり気になるのだろうか?
一方のラザラスは直前のやり取りを聞いていないこともあり、彼のような発想には全く至っていないようだ。ラザラスはそのまま、エスメライに視線を向ける。
「風呂の前までは俺が抱いていきます。その後は、お願いします」
「あー、まあ、そうだね。ここの階段、急だしね」
ロゼッタが暴れないこともあり、ラザラスは風呂に向かってすたすたと歩き出す。その様子を見て安心したのか、ルーシオの表情は若干和らいでいた。
(問題は、わたしの中の“お風呂”の認識が絶対に違うことなんだけど……)
きっと、彼らが想定している風呂は痛いものではないし、苦痛を伴うものではない……どうしたものか。
ロゼッタが内心困っているうちに、脱衣所に到着してしまった。異性であるラザラスとルーシオが退場した後、エスメライはロゼッタの顔を覗き込んで、口を開く。
「あたしに肌見られるのは抵抗あるかもだけど、一緒に入っても良いか? シャワーの使い方とか、分かんないだろうし」
「……はい、大丈夫ですよ。ありがとうございます」
気にしたところで今更だ、とは言えなかった。
普通の感性をしている人間がわざわざ「肌を見ても大丈夫か」と聞いてくるということは、それはまさに、自分の常識が誤っているということだ。
気にしないようにしながら服を脱ぐと、すぐにバスタオルを巻かれた。少しでも肌を出さなくて良いように、という彼女なりの配慮らしい。
「あんただけ脱がせといて悪いけど、あたしはこのままで失礼するよ。ロゼッタを洗うだけだしね」
「大丈夫ですか? 濡れちゃいますよ……?」
エスメライは腕まくりに膝まくりをしているが、それでも水は散るだろう。
彼女は作業着を着ているわけではないし、濡れるのは嫌ではないのかという意図でそう問えば、彼女は困ったように笑ってみせた。
「……。服の下が結構酷いんだよ。驚かせるだろうし、あまり積極的に見せたくはないかな」
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