転生モブは幸せ目指します!

文麗

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いち

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こんにちは!私はアリス·アイーリル15歳、
乙女ゲームに酷似した世界に転生したモブです。
前世で死んだら転生しました。
前世は乙女ゲームからRPGまで幅広くプレイするゲーマーOLでした。
転生した今世は乙女ゲームでその他大勢に混じってた
伯爵令嬢でございます。巨乳です。
今世の両親に大切に育てられました。
残念ながらチートなんてありません!日本のものを世に出したり、
攻略対象者と恋愛したりとかも出来ませんでした。
だって既に色々あったから。絶対先に転生した日本人いますって。
そもそも私ただのOLでしたし。
悪役令嬢のローゼマリー様は、いじめもすることなく、
素晴らしい御令嬢でございます。
私はファンクラブの副会長してます。
なんで会長じゃないかって?面倒そうだったから!
でもですね、ヒロインは転生者でしたよ。
なんで知ってるかって?馬鹿だったから!
だって、自分はヒロインなんだ!って言って
傲慢で意地悪に育ってました。
礼儀作法もなってないし、成績も悪いし、良いのは見た目だけ!
原作の悪役令嬢も真っ青ですよ。
ちなみに私はテストは筆記も実技も満点以外とってないです。
生徒会は面倒なので断り、図書館に入り浸っていたので、
この国の本は大体読破してます。
魔力はラノベでよくあるアレをやっていたのでチートです。
アイーリル伯爵領は魔物が多いので大きな冒険者ギルドがあります。
私は勿論最高ランクのSランクですが何か?
日々魔物退治に明け暮れてます。
ヒロインになんかよく絡まれるのでストレス発散にもなります。
そういえば、今は卒業パーティー中です。そして断罪イベントです。
ローゼマリー様と攻略対象者達がヒロインを論破してます。
なんでなのか分からない人はいませんよね?
ヒロインは誰も攻略出来ず、
ローゼマリー様に冤罪で断罪イベントを始めたからです。
…ヒロインの名前って何でしたっけ?

「な、な、なんなのよおおおおおお…!」

ヒロインが逆ギレして魔法を放ちました。
エリオット殿下に相殺されました。ざまぁ!
エリオット殿下は王太子で攻略対象者であり、
ローゼマリー様の婚約者です。勿論生徒会長でした。
エリオット殿下は王族だから出席していただけで、一つ年上です。
ローゼマリー様とは熱々のラブラブです。リア充爆発しろ。

「捕らえろ!」

あっ、捕まってる。ウケる。

「離せーー!」

ヒロインが広範囲の攻撃魔法を放ちました。
攻略対象者達が焦ってる!ウケる。
私がヒロイン以外の人やものにバリアを張って防いどきました。
ドヤッ!

「だっ誰だ!?」
「エリオット様ではないのですか!?」
「!もしや、アリス·アイーリル嬢では!?」

あっ、ばれた。
正体を見破ったのはクリストファー·クラメンティール様。
次期宰相兼次期公爵で、
私の最推しであり、前世と今世の想い人です。
今世で惚れ直しました。そして攻略対象者。
金貨を溶かしたような金髪に、
海より深い青の瞳のとても麗しいイケメンだ。
しかも、成績もずっとトップだった。殿下と同い年。

ライラック「姉上なら有り得る!」

今のは発言でも分かるように私の双子の弟です。
次期伯爵の攻略対象者。

「出てこいアリス·アイーリル嬢!」

ポケモンか!今のはルドルフ·アプライアス。
アプライアス侯爵兼騎士団長である、
ライナス·アプライアス様の長男です。
つまり攻略対象者。そして、私はちゃんと出ていきました。

「なんでしょうか。」
「今のバリアは貴女で間違いないか?」
「はい。」
「そうか。助かった。ありがとう。」
「当然の事をしたまでです。」

自分を守るついでだし。

「おのれええええ…!」

ヒロインが今度は私を狙って魔法を放った。
ヒロインと魔法をバリアに閉じ込めた。自爆してるし…
ヒロインは気絶し、無事連行されていった。

「パーティーを続行せよ。」

パーティーが続行された。この状況で続行する王も中々の大物だ。
当然だけど。…ステーキ食べたい。

「もうよろしいでしょうか。」
「もう良いぞ。悪かったな。」
「いえ。」

ステーキを食べていると、友人であり、
ローゼマリー様のファンクラブ会長である、
クリステラ·クラメンティールに話しかけられた。
家名でも分かるように、クリストファー様の妹である。
そして私の親友。
クリストファー様は殿下の同級生だからなっ!

「アリスはまた食べてるの?」
「ステーキ最高!」
「もうすぐダンスが始まるのに、
 パートナーはいませんのね?」
「ええ。いないわ。ステラはユージーン様と踊るの?」
「勿論よ!」

ユージーン様とはクリステラの婚約者で魔法師団長の長男で、
ストリーファ伯爵家の嫡男である。攻略対象者。

「お兄様はどう?」
「クリストファー様は他の御令嬢と踊るでしょ。
 婚約者がいないとはいえ、
 気になる御令嬢がいるんじゃないかしら?」
「それがアリスかもしれないじゃない!」
「喋ったことも無いんだから違うと思うわ。」
「…もう!アリスは自己評価が低すぎるわ!」
「次は、鮭のムニエル♪」
「待って貴女ステーキ何枚食べたの?
 もう残って無いじゃない!」
「10枚かしら。向こうにも有るから大丈夫よ!」
「違うわよ!
 本当、そんなに食べてるのに見た目が儚いのが不思議だわ。
 ……っは!まさか、全部胸にいってるから?」
「そうかしら?ムニエル美味しい。」
「そんな見た目で大食いなSランクなんて
 詐欺もいいところよ。
 あっユージーンが捜してるからもう行くわね。」
「リア充め」

それにしても料理が最高に美味しい。
料理人、引き抜けないかしら。
あっ次はあのスープにしよう。

「アリス嬢、私と踊って頂けますか?」
「っ!喜んで」

驚きすぎてお皿落とすかと思ったわ。
ステラは知ってたのかしら。
クリストファー様は、近くで触れると細身ながらも
しっかり筋肉がついているのが分かる。

「先程は助かりました。」
「いえ、当然の事をしたまでです。」
「助かったのは事実ですから。
 アリスとお呼びしてもよろしいでしょうか。」
「どうぞ。」
「ではアリス、私のこともクリスとお呼び下さい。」
「はい、クリス様。」

クリス様に呼び捨てにされた。暗殺されるかもしれない。
クリス様は何故か嬉しそうに微笑んだ。鼻血出そう。
鼻血は風魔法の風圧で抑えた。

「アリスはダンスが上手ですね。」
「いえ、クリス様のリードが上手だからですわ。」
「そんなこと無いですよ。
 アリスは魔法が得意なんですか?」
「はい!魔物の討伐でも使いますし、大好きですから!」
「どの属性が得意なんですか?」
「やっぱり火ですね。
 まぁ、討伐は森が多いからあまり使えませんけど…。
 クリス様はどうですか?」
「私は水ですね。温度も操作できますよ。」
「氷やお湯も作れるんですか?」
「出来ますよ。もうすぐうちの領地で魔技大会という
 魔法の美しさや精度を競う大会があるんですが、
 参加しませんか?」
「是非とも行きたいです。いつですか?」
「5月8日です。」
「分かりました。とっておきを披露しますよ。」
「では、うちの屋敷の部屋を貸しますよ。」
「良いんですか!?ありがとうございます!」
「大会の後はパーティーもあるので
 ドレス等も必要になります。」
「分かりました。」

ここで曲が終わり、離れた。
2曲目以上同じ相手と踊るのはは婚約者や夫婦のみだからだ。
クリステラとユージーンはまだ踊り続けている。




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