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2話 邂逅
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(ここは…… 森の中?)
気が付くと俺は、周囲が木々で挟まれた土道の上に寝転がっていた。
道は舗装こそされていないものの車が行き交い出来るほどに広く、このまま道の上でゴロゴロ転がっても問題なさそうなくらい綺麗に整えられている。それに対して森の方は、苔の生えた倒木や見たこともない大きな草木が生い茂っていてまさに原生林といった状態だ。
空は青々としていて良い天気。太陽が二つと衛星か惑星のようなものが三つくらい見える気がするが、まあ異世界なら誤差の範囲か。
「よし、さっそく恩恵の効果を確認…… ぐぺっ」
立ち上がろうとしたが、何故かうまく立てずにすっ転んでしまう。
(あれ、おかしいな)
ん? なんだこの手。やけに小さくなってる?
しかも何か若干モチモチしてて張りがあり、指も短くなっていてる。何だか単純に小さくなったというか幼くなっている感じがする。
「まるで子供に戻ったみたい…だな」
ん? あれ、よく聞いたらこの子供っぽい高い声…… これもしかして俺の身体から出てるのか?
「あー、あー。東京特許きょきゃきょく局長、生麦、生米、にゃま卵」
細かな間違いは置いといて間違いなく俺の身体からこの声が出ている。それに加え妙に幼くなった手つきと身体に合っていないぶかぶかになった学ラン。
よくわからないが、これはほぼ確実に子供の頃の俺に戻ってる気がする。
髪も黒のままだし何よりこの短い生命線にはよく見覚えがある。中学生くらいにはそれなりに背が伸び、声変わりした記憶があるから、まだ小学校低学年くらいの身体だろうか。
転生ってしおりに書いてたから、てっきり異世界の新たな両親の元に生まれ、新しい身体に思ったんだが。まあ使い慣れた身体の方が色々楽だし別にいいか。
(念のためスマホで自撮りしてチェックして…… あれ? ない?)
ボトムのポケットに入っているはずのスマホがない。
もしかして落とした? ……いやよくよく考えたら服変わってるし、教室にいた時点でなかったのかもしれない。
でもそれにしてはメガネと靴も無くなってるのがよくわかんないな。
メガネは…子供の頃に戻ったおかげか視力も戻ってるっぽいから良いとして、上履きがないのは地味どころか普通につらい。
偶然、馬車とかドラゴンに乗った親切な人が通ったりしないかな。
「あれ? そういえば龍造寺さんはどこだ?」
もしかして同じ場所に転生するってわけでもないのか。まあ選べる恩恵も違ったし、そういうことも十分あり得るか。それに何か転生の瞬間変だったから俺はエラーみたいなもので、龍造寺さんはしっかりこの世界の人間に転生したっていう可能性もありそうだ。
とにかくまずはこの森の中から出ないとな。
姿こそ見えないもののさっきから時折、重低音の嫌な感じの獣の声が耳に届いている。そんな森の中で夜を迎えるのはいくら無知な俺でも、ちょっとどころかかなりヤバイのは分かる。
こんな身体じゃ小型犬サイズの動物にも勝てるかどうか怪しいし。
道のどっちに町があるかわかんないけど、これだけしっかりした道があるんだし、歩いていけばきっとどっちの方向にも町があるはずだ。
幸い道には車…異世界なら馬車か。まあとにかく人工物が通ったと思わしき車輪の跡もある。ということはこの道は確実に人が整備したものってことで、整備するほど価値がある道ってことは近くに人の住む町か集落がある証拠だろうし。
ブカブカになった服の裾や袖をまくり上げた後、聞きなれない鳥の声が聞こえてくる森を少し不気味に感じながら、道なりに歩き始めた。
――――
「はぁ…はぁ…はぁ… クソッ。町どころか文明の気配すらまったく見えてこないぞ…」
俺は額に湧き出た汗を手で拭いながら悪態をつく。
最初の場所から十分以上は歩いたと思うのだが、道には馬車が通ったであろう車輪の後が延々と続いてあるだけで、それ以外には未だに人や町どころか文明の気配すらない。
というかファンタジーものの異世界なら、モンスターの死体とか剣や鎧とかが道端に転がっていても良いだろうに。今のところ不気味なくらい本当に何もない。ここに比べたら日本の田舎道の方がまだ刺激的な何かが落ちているだろう。
だがその代わりにさっきから頻繁に獣の争うような声が森のどこから聞こえてくるので、気持ち足早に移動してしまって早くも俺の体力は尽きかけていた。
やっぱり中高を帰宅部で貫き通し、体育の授業でも手を抜きまくり碌に身体を鍛えてこなかった俺に、こんな舗装されていない道を歩くなんて無謀なことだったのかもしれない。何より靴がない。一応ソックスは履いているが既に指先は穴だらけだ。
よくよく考えたら馬車で移動する距離なんだし、もしかしたら歩きは数時間コースなのかもしれない。それに加え子供に戻ったこの身体。今日中に町に着くのは絶望的か。
(もう駄目だ。一回少し休憩しよう。 ん? あれは?)
もしかして人?
弱気になり道にしゃがみこもうとした時、少し先の方でチラリと何か人のような生き物が動いたのが見えた気がした。
「あの! ちょっといいですかー!」
勝った! これから俺の異世界ファンタジーが始まるんだ!
現金なもので急に力が湧いてきた俺は、まだ人だと確定していないと言うのにぶんぶんと手を振りながら道の先へと進む。
小学生振りくらいの五十メートル走を走り終えると、ようやくその姿がはっきりと見えてきた。
間違いなく人だ。白いローブで全身が隠れているので今のところ男女の区別はつかない。現実だったらコスプレ感が半端ないが、この世界ならいかにもらしい恰好だろう。
目の前の人物は足を止めてこちらに振り向き、顔を覆っていたフードを脱ぐ。そしてにこやかに微笑みこちらに手を振り返してくれた。
金髪の爽やかそうな感じの青年だ。
男にしては少し髪が長いが、見た目からして魔術師とかだろうからそれなら普通か。それに服装によく似合ってる。ローブも厚みのある良い生地使ってるし、貴族の魔術師あたりってところかな。
とにかく雰囲気からして良い人そうだ。
俺は嬉しくなって微笑み返すと、青年の傍まで駆け寄る。
「あ、あの。ま――」
町まで一緒に行ってくれませんか。
そう語り掛けようとしたのだが、何故か言葉が続かなくなる。
おかしい、どうしてだ。
そう思って反射的に手で口と喉を触ろうとしたが、何故か身体が動かない。いやそれより何でか視界が歪んで……。
あれ…あれは俺の…身体…? どうして首からあんなに血が噴き出て…というか頭は…何処だ?
そこまで考えたところで俺の思考は、ブレーカーが落ちた家電製品のように急停止し、視界がすべて黒に染まった。
気が付くと俺は、周囲が木々で挟まれた土道の上に寝転がっていた。
道は舗装こそされていないものの車が行き交い出来るほどに広く、このまま道の上でゴロゴロ転がっても問題なさそうなくらい綺麗に整えられている。それに対して森の方は、苔の生えた倒木や見たこともない大きな草木が生い茂っていてまさに原生林といった状態だ。
空は青々としていて良い天気。太陽が二つと衛星か惑星のようなものが三つくらい見える気がするが、まあ異世界なら誤差の範囲か。
「よし、さっそく恩恵の効果を確認…… ぐぺっ」
立ち上がろうとしたが、何故かうまく立てずにすっ転んでしまう。
(あれ、おかしいな)
ん? なんだこの手。やけに小さくなってる?
しかも何か若干モチモチしてて張りがあり、指も短くなっていてる。何だか単純に小さくなったというか幼くなっている感じがする。
「まるで子供に戻ったみたい…だな」
ん? あれ、よく聞いたらこの子供っぽい高い声…… これもしかして俺の身体から出てるのか?
「あー、あー。東京特許きょきゃきょく局長、生麦、生米、にゃま卵」
細かな間違いは置いといて間違いなく俺の身体からこの声が出ている。それに加え妙に幼くなった手つきと身体に合っていないぶかぶかになった学ラン。
よくわからないが、これはほぼ確実に子供の頃の俺に戻ってる気がする。
髪も黒のままだし何よりこの短い生命線にはよく見覚えがある。中学生くらいにはそれなりに背が伸び、声変わりした記憶があるから、まだ小学校低学年くらいの身体だろうか。
転生ってしおりに書いてたから、てっきり異世界の新たな両親の元に生まれ、新しい身体に思ったんだが。まあ使い慣れた身体の方が色々楽だし別にいいか。
(念のためスマホで自撮りしてチェックして…… あれ? ない?)
ボトムのポケットに入っているはずのスマホがない。
もしかして落とした? ……いやよくよく考えたら服変わってるし、教室にいた時点でなかったのかもしれない。
でもそれにしてはメガネと靴も無くなってるのがよくわかんないな。
メガネは…子供の頃に戻ったおかげか視力も戻ってるっぽいから良いとして、上履きがないのは地味どころか普通につらい。
偶然、馬車とかドラゴンに乗った親切な人が通ったりしないかな。
「あれ? そういえば龍造寺さんはどこだ?」
もしかして同じ場所に転生するってわけでもないのか。まあ選べる恩恵も違ったし、そういうことも十分あり得るか。それに何か転生の瞬間変だったから俺はエラーみたいなもので、龍造寺さんはしっかりこの世界の人間に転生したっていう可能性もありそうだ。
とにかくまずはこの森の中から出ないとな。
姿こそ見えないもののさっきから時折、重低音の嫌な感じの獣の声が耳に届いている。そんな森の中で夜を迎えるのはいくら無知な俺でも、ちょっとどころかかなりヤバイのは分かる。
こんな身体じゃ小型犬サイズの動物にも勝てるかどうか怪しいし。
道のどっちに町があるかわかんないけど、これだけしっかりした道があるんだし、歩いていけばきっとどっちの方向にも町があるはずだ。
幸い道には車…異世界なら馬車か。まあとにかく人工物が通ったと思わしき車輪の跡もある。ということはこの道は確実に人が整備したものってことで、整備するほど価値がある道ってことは近くに人の住む町か集落がある証拠だろうし。
ブカブカになった服の裾や袖をまくり上げた後、聞きなれない鳥の声が聞こえてくる森を少し不気味に感じながら、道なりに歩き始めた。
――――
「はぁ…はぁ…はぁ… クソッ。町どころか文明の気配すらまったく見えてこないぞ…」
俺は額に湧き出た汗を手で拭いながら悪態をつく。
最初の場所から十分以上は歩いたと思うのだが、道には馬車が通ったであろう車輪の後が延々と続いてあるだけで、それ以外には未だに人や町どころか文明の気配すらない。
というかファンタジーものの異世界なら、モンスターの死体とか剣や鎧とかが道端に転がっていても良いだろうに。今のところ不気味なくらい本当に何もない。ここに比べたら日本の田舎道の方がまだ刺激的な何かが落ちているだろう。
だがその代わりにさっきから頻繁に獣の争うような声が森のどこから聞こえてくるので、気持ち足早に移動してしまって早くも俺の体力は尽きかけていた。
やっぱり中高を帰宅部で貫き通し、体育の授業でも手を抜きまくり碌に身体を鍛えてこなかった俺に、こんな舗装されていない道を歩くなんて無謀なことだったのかもしれない。何より靴がない。一応ソックスは履いているが既に指先は穴だらけだ。
よくよく考えたら馬車で移動する距離なんだし、もしかしたら歩きは数時間コースなのかもしれない。それに加え子供に戻ったこの身体。今日中に町に着くのは絶望的か。
(もう駄目だ。一回少し休憩しよう。 ん? あれは?)
もしかして人?
弱気になり道にしゃがみこもうとした時、少し先の方でチラリと何か人のような生き物が動いたのが見えた気がした。
「あの! ちょっといいですかー!」
勝った! これから俺の異世界ファンタジーが始まるんだ!
現金なもので急に力が湧いてきた俺は、まだ人だと確定していないと言うのにぶんぶんと手を振りながら道の先へと進む。
小学生振りくらいの五十メートル走を走り終えると、ようやくその姿がはっきりと見えてきた。
間違いなく人だ。白いローブで全身が隠れているので今のところ男女の区別はつかない。現実だったらコスプレ感が半端ないが、この世界ならいかにもらしい恰好だろう。
目の前の人物は足を止めてこちらに振り向き、顔を覆っていたフードを脱ぐ。そしてにこやかに微笑みこちらに手を振り返してくれた。
金髪の爽やかそうな感じの青年だ。
男にしては少し髪が長いが、見た目からして魔術師とかだろうからそれなら普通か。それに服装によく似合ってる。ローブも厚みのある良い生地使ってるし、貴族の魔術師あたりってところかな。
とにかく雰囲気からして良い人そうだ。
俺は嬉しくなって微笑み返すと、青年の傍まで駆け寄る。
「あ、あの。ま――」
町まで一緒に行ってくれませんか。
そう語り掛けようとしたのだが、何故か言葉が続かなくなる。
おかしい、どうしてだ。
そう思って反射的に手で口と喉を触ろうとしたが、何故か身体が動かない。いやそれより何でか視界が歪んで……。
あれ…あれは俺の…身体…? どうして首からあんなに血が噴き出て…というか頭は…何処だ?
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