Metal Blood World 〜ようこそ選ばれしプレイヤー達〜

風鈴ナツ

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灼熱の太陽 編

第56話 日食の日

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「うっ..........ここは?」

赤髪の彼が目覚めたのは和室だった。布団から出るため立ち上がる、しかしバルハラにやられた傷がまだ癒えていないのか彼の背中に痛みが走った。

「目を覚ましたようだな。

「ジャッジメントさん.........。」  

襖を開けてジャッジメントが部屋に入ってきた。

「アイツは...バルハラは俺のせいであぁなってしまったのだ。」

彼はバルハラの過去について話し始めた。彼が人間とエルフの間で生まれた事を、そのせいで周りから差別され母親が自殺したことを、そしてエレアのかつての友であった事を........

「そんな過去が.........俺行きます。アイツを止めなきゃ」

「いいのか?これは俺達の問題だ。君達を巻き込むわけには........。」

「俺達はこの森を守りたいと思ったから守る。ただそれだけですよ」

「リオ.......やつはきっと山を登った先にある崖の上にいる。」

リオは腕を回して準備運動のようなものをすると部屋を飛び出し走り出した。数分後には外の方でバイクのエンジンをかけるような音が響いた。







エルフの村にて

大量のシャドウ達と2人の冒険者を相手に3人の冒険者が戦っている。

「どうした?そんなもんかよ.......。」

水色の鎧を来た男が二丁拳銃を使って挑発のようなものをする。

「うっ.......(まずい、もうすぐ自我が保てなく........あ)」

緑色の鎧を来たサナの目が赤く光り始める。彼女の目に浮かび上がった標準は水色のグラセリアスをしっかりロックオンしていた。

「サナさん!」

「サナ!」

彼女は俯きながらボソボソと喋り始めた。

「標的を数体確認......これより破壊を開始する。」

バァンバァン!!

彼女の肩につけられた大砲から弾丸が飛び出し空中で爆発する。辺りは白い煙で覆われた。グラセリアスは二丁の拳銃を構える。

「目眩しか........どこからくる?おい!ロム!そっちの青いやつは任せた!!」

「はい!分かりました!おりゃぁぁぁぁあぁぁあ!!

ガチャ

どこからか何かを押したような音がする。

「ホーネット.....ネストッ!!!」

「まずいッ!いつのまに背後を!!」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!!

白い煙の中で光る赤と緑の目の方角から何十弾もの弾丸がグラセリアスを狙った。グラセリアスはそれを避けるも避けた弾はUターンして彼をまた襲った。

「ガトリングかよ。しかも自動追尾機能付き.......だったらァッ!!」

彼は拳銃の引き金を押す。すると彼の二丁の拳銃の銃口に水色のエネルギーのようなものが集約し始める。彼はそれを空に向かって撃ち放った。

バン!!バン!!

「フリージング!ザ・ワールドッ!!ハイドロショット!」

フリージング!ザ・ワールド!!

ハイドロショット!

空に打ち上がった2つの弾丸は空中で爆発しまず最初に大粒の雨が降り始めた。煙が少しずつ薄くなっていく。そして数秒後には雨で濡れた地面が凍り始めた。追尾機能が付いていた弾丸も凍りついて地面に落ちていく。

「どうだ!これで煙もなくなっ.........」

「グラセリアス!後ろ!!」

「遅い」

バン!!

彼のすぐ後ろにいたサナは銃口をグラセリアスに向かって構え撃ち放つ。彼が振り返ろうとしていた時にはもうすでに遅かった。

バーニング!ブラスト!!

「ぐぁぁあぁあ!!!」

彼のすぐ近くで小規模な爆発が起こり彼はそのまま地面に倒れてしまった。サナは倒れたサナにゆっくり近づく。もちろん銃を構えた状態で

「空気が冷たくなっている。だからバーニングブラストの力が弱まっていたのね。でもこれで終わらせる。」

「ダメですサナ!彼らの変身する前の左目に浮かんでた紋章は洗脳された者に現れるものです!!彼らは洗脳されているんです!だから.......!」

「だから?でもこの2人が村を襲った事には変わりないよね?洗脳されてたからしょうがないよ!で許されるわけじゃない!!」

彼女はグラセリアスに銃口を向けるとをやめ近くにいたロムに数弾撃ち放った。

バンバンバンバン!!!

「ギャァァァア!!」

「サナ!」  

そこに1匹のシャドウがナイフを構えながらサナの元に向かって走り出したがサナはそのシャドウの首を締め付けあげシャドウの頭に銃口を当て弾丸を何度も撃ち放った。シャドウはその場で倒れ溶けて消えてしまった。

「今だ......ロム!ひくぞ!!」

「わ....分かったグラセリアス!おりゃ!」

シャドウ!バースト!!

ロムはグラセリアスの指示通りに銃の引き金を押す。すると彼らの身体は影となり姿を消してしまった。

「ちっ.......逃げたか。」

そう言い終わるとサナはその場で倒れ込んで変身を解除してしまった。

「サナさん........。」

「ボルテックサバイバーに強制変身解除機能をつけていて正解でした。」

「遅くなってすまない!ここは私達に任せろ!」

「サファイア、サナさんをつれて安全な場所に行ってください。僕は残ります」

森人のエルフの女性達がこちらに駆けつけてきた。シャドウ達を薙ぎ払っていく。サファイアはサナを担ぎ上げるとジャッジメントの屋敷に向かって歩き始めた。メガネ君は斧を振って一緒に戦い始める。







エルフの森の山・思い出の木の下にて

バルハラの元に2人の冒険者が姿を現す。グラセリアスとロムだ。

「そうか.......戻ってきたか。」

「申し訳ございませんでした。」

「嫌、もういい。もうすぐ太陽が最も高い場所にいく。正午だ。いいかお前達2人はこの場所にやってくる赤髪のやつを俺の元に近づけるな。分かったら行け。」

「「分かりました。」」

2人の冒険者は再び影となり姿を消した。1人になったバルハラは空を見上げた。少しずつではあるが空は赤くなっていく。

「綺麗な空と景色ね~」

後ろから女性の声がする。バルハラが振り返るとそこにいたの桃色の長髪の女性......イバラだ。

「誰だお前?」

「イバラちゃんだよ~♪忘れちゃったの?」

「お前なんて知らない。会った事もない。」

そう言い放つとバルハラは剣の刀身に黒いオーラを纏わせイバラに向かって斬撃を放つ。その斬撃はイバラの前で爆発してしまった。

「そんなボロい剣でよく俺の攻撃を防げたな」

「しょうがないでしょ。散歩してる時に偶然拾ったものなんだから」

彼女が左手に握っている剣は汚れていて傷がたくさんついていた。どうやら森人達が鍛錬用に使っていた剣らしい。まったくどこから手に入れたんだか..........。

「モーゼ様からもらった能力は「洗脳」彼は気に入った子にすぐに能力を受け渡したくなるの。困った人ね。まぁそいつが死んだら能力が戻ってくるからいいんだと思うけど」

「俺がアイツから受け取った能力は洗脳だけだぜ。今からやる事に使う能力は俺がラグル族の血を飲んで手に入れた能力だ。」

「そう.....じゃあよかった。ありがとね教えてくれてバルハラくん。」

イバラはそう言うとバルハラに手を振り姿を消してしまった。

「なんだったんだ.....今のやつ......ふっ...まさかな。そんなわけねぇよな。」

彼は再び空を見上げた。空はどんどん赤色に染められていく。






エルフの森・山道にて

「この先だ.....この先にアイツがいる!」

赤髪のリオはディルバマッハーに乗りながら上を目指した。

「そうはさせるかよ!!」

「何!」

バン!

ディルバマッハーから飛び降りたリオは前に立ち塞がる2人の冒険者を見つめた。そのうちの1人が銃口をこちらに向けている。

「誰だお前達は!」

「そうか......お前とは初対面だったな。俺はグラセリアス、こっちの犬みたいなやつはロムだ。バルハラ様の命令だ。お前をここから先通すわけにはいかない!」

「バルハラ様だと?バルハラは何をしようとしている!答えろ!」

「ふっ.......答えるわけねぇだろ。なぁロム?」

グラセリアスと名乗る男は横にいる犬の顔をした大柄の男の方を向く。

「あ、それはですね。バルハラ様はラグル族の血を飲んだ際に手に入れた新しい自分の能力を使って「過去」に行こうとしているのです。いやーすごいですよねー」

「おっおいロム?」

「過去に行って何をするつもりだ!」

「おいこれ以上何も言うなよ?」

「バルハラ様は自分が封印された日に向かおうとしています。そこでエレアというエルフを殺すしてエルフの森を破壊するのが目的です!」

「教えてくれてありがとう!」

「いえいえ!お力になれて良かったですワン♪」

「何言ってんだぁぁぁぁあぁあぁあぁぁ!?!?」
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