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第1章 落ちたタオル(1)
7月下旬の都心、オフィス街のビル群は夕暮れの熱気を孕んで鈍く光っていた。器械体操部2年の藤政竣也は、高級会員制スポーツジム「アーバン・アスリート」の重厚なガラス扉を押し開け、冷房の効いた館内へと足を踏み入れた。冷たい空気が肌に染み渡り、汗ばんだTシャツの背中が心地よく引き締まる。大学の練習が休みの今日は、アルバイトのためにここに来たのだ。金欠の学生生活を支えるため、1ヶ月前に始めたこの仕事は、予想以上にハードだったが、時給が良い。それに、簡単には採用してもらえないとの前評判を聞いていただけに、実技審査と面接を通過して、ここでバイトができるようになったことを密かに誇りに思っていた。
「おはよう、藤政くん。今日はサウナも担当だよね。よろしく頼むよ」
支配人の穏やかな声に、藤政は「はい、お願いします!」と体育会系らしい快活な返事を返す。ここ「アーバン・アスリート」は、サウナ付きの大浴場を備えていることも売りのひとつだ。藤政はジムのユニフォームに着替え、ロッカールームの鏡で自分の姿を確認する。162cmの小柄な身体は、幼少期からの器械体操の練習で鍛え抜かれ、筋肉の密度が高い。胸板はコンパクトながら厚みがあり、腹筋の溝はくっきり。太ももは特に発達していて、短パンの裾から覗く筋肉の曲線が、自分でも少し誇らしい。だが、股間の膨らみは控えめで、平常時の陰茎は5cmほど。部活の先輩たちに開発されてセックスを楽しむようになって以来、前ほど気にはしなくなっていたが、まだコンプレックスは残っている。
ジム内を巡回し、マシンの使い方を指導したり、集団レッスンでストレッチをリードしたりする。オフィス街に立地するせいか、客層は一流企業の若いサラリーマンが中心で、20代から30代の男たちが仕事後のストレスを発散するように汗を流している。彼らの多くは鍛えられた筋肉質な身体の持ち主で、シャツ越しに浮かぶ胸筋や太い腕に浮かぶ血管が藤政の視線を無意識に引きつける。体育会系の自分にとって、そんな男たちの熱気が漂う空間は、どこか心地よい緊張感を与えてくれる。
夜7時、藤政はスタッフ用のロッカールームでユニフォームを脱いで全裸になると、腰に白いバスタオルを巻き、今日最後の担当業務の舞台であるサウナ室「炎(ホムラ)」へ向かう。薄暗い照明の室内は、ヒノキの香りが濃く、湿った熱気が肌にまとわりつく。温度は90度近く、体感ではもっと熱い。室内の鏡に映る自分の裸体は、汗でうっすら光り始めている。発達した大胸筋が微かに膨張し、腹筋の影が深くなる。タオルの中の陰茎は熱気で少し膨らみ、薄い陰毛の下で重く垂れ下がる。仮性包茎の先端が包皮に覆われたままわずかに湿り気を帯びているのは、気のせいか、それとも部活の仲間との快楽の記憶が蘇るからか。
「失礼します、ロウリュウを始めさせていただきます」
藤政が声をかけると、雛壇状のベンチに座る7人の男たちが一斉に視線を上げた。20代から30代前半の細マッチョからマッチョ体形の彼らは、誰もタオルを腰に巻いておらず、全裸で堂々と座っている。タオルの持ち込みを禁止しているわけではないのだが、なぜかこのサウナではタオルを腰に巻かない、それが暗黙のルールになっているようだ。汗でテカテカ光る彼らの身体は、日焼け跡の目立つ肌や色白でツルツルの肌など様々だが、どれも筋肉質で太い腕や厚い背中から獣のような熱気を放っている。藤政の若く引き締まった身体を、値踏みするような視線が舐め回す。藤政は一瞬気圧されそうになったが、大きく息を吸い込みサウナストーンにアロマ水を掛けた。
ジュワアアアッ。
蒸発した水蒸気が一気に室温を上げ、体感温度が急上昇する。爽やかな柑橘系の香りが鼻腔をくすぐり、藤政の肌に熱い風が当たる。汗が一気に噴き出し、白い肌が紅潮していく。藤政は大きなタオルを手に持ち、頭上で旋回させた。体操で培った体幹の強さを活かし、全身を使って熱波を撹拌する。タオルが空気を切り裂くたびに、熱い風が客たちに叩きつけられる。「マジで効くわ、これ」「いい熱さっすね」客たちから軽やかな声が上がり、藤政のテンションも上がる。汗が顎から滴り落ち、胸筋を伝って腹筋の溝に溜まる。腰のタオルが汗で重くなり、結び目が微かに緩む感触があるが、集中している藤政は気づかない。
「では、お一人ずつ熱波を送ります! ご希望の回数を言ってください!」
最前列の客の前に立ち、脚を大きく開いて構える。体操選手ならではの、股関節の柔軟性を活かした深いスタンスだ。股間の膨らみがタオルを押し上げ、客の目線がそこに集まる気がして、藤政の心臓が少し速くなる。「10回お願いします」客の声に合わせて、藤政はタオルを振り下ろす。「1、2、3!」カウントの声と激しい動作に合わせて、腰に巻いたタオルの結び目が徐々に緩んでいく。汗で滑りやすくなった布地が、微かにずれる感触がある。
「おはよう、藤政くん。今日はサウナも担当だよね。よろしく頼むよ」
支配人の穏やかな声に、藤政は「はい、お願いします!」と体育会系らしい快活な返事を返す。ここ「アーバン・アスリート」は、サウナ付きの大浴場を備えていることも売りのひとつだ。藤政はジムのユニフォームに着替え、ロッカールームの鏡で自分の姿を確認する。162cmの小柄な身体は、幼少期からの器械体操の練習で鍛え抜かれ、筋肉の密度が高い。胸板はコンパクトながら厚みがあり、腹筋の溝はくっきり。太ももは特に発達していて、短パンの裾から覗く筋肉の曲線が、自分でも少し誇らしい。だが、股間の膨らみは控えめで、平常時の陰茎は5cmほど。部活の先輩たちに開発されてセックスを楽しむようになって以来、前ほど気にはしなくなっていたが、まだコンプレックスは残っている。
ジム内を巡回し、マシンの使い方を指導したり、集団レッスンでストレッチをリードしたりする。オフィス街に立地するせいか、客層は一流企業の若いサラリーマンが中心で、20代から30代の男たちが仕事後のストレスを発散するように汗を流している。彼らの多くは鍛えられた筋肉質な身体の持ち主で、シャツ越しに浮かぶ胸筋や太い腕に浮かぶ血管が藤政の視線を無意識に引きつける。体育会系の自分にとって、そんな男たちの熱気が漂う空間は、どこか心地よい緊張感を与えてくれる。
夜7時、藤政はスタッフ用のロッカールームでユニフォームを脱いで全裸になると、腰に白いバスタオルを巻き、今日最後の担当業務の舞台であるサウナ室「炎(ホムラ)」へ向かう。薄暗い照明の室内は、ヒノキの香りが濃く、湿った熱気が肌にまとわりつく。温度は90度近く、体感ではもっと熱い。室内の鏡に映る自分の裸体は、汗でうっすら光り始めている。発達した大胸筋が微かに膨張し、腹筋の影が深くなる。タオルの中の陰茎は熱気で少し膨らみ、薄い陰毛の下で重く垂れ下がる。仮性包茎の先端が包皮に覆われたままわずかに湿り気を帯びているのは、気のせいか、それとも部活の仲間との快楽の記憶が蘇るからか。
「失礼します、ロウリュウを始めさせていただきます」
藤政が声をかけると、雛壇状のベンチに座る7人の男たちが一斉に視線を上げた。20代から30代前半の細マッチョからマッチョ体形の彼らは、誰もタオルを腰に巻いておらず、全裸で堂々と座っている。タオルの持ち込みを禁止しているわけではないのだが、なぜかこのサウナではタオルを腰に巻かない、それが暗黙のルールになっているようだ。汗でテカテカ光る彼らの身体は、日焼け跡の目立つ肌や色白でツルツルの肌など様々だが、どれも筋肉質で太い腕や厚い背中から獣のような熱気を放っている。藤政の若く引き締まった身体を、値踏みするような視線が舐め回す。藤政は一瞬気圧されそうになったが、大きく息を吸い込みサウナストーンにアロマ水を掛けた。
ジュワアアアッ。
蒸発した水蒸気が一気に室温を上げ、体感温度が急上昇する。爽やかな柑橘系の香りが鼻腔をくすぐり、藤政の肌に熱い風が当たる。汗が一気に噴き出し、白い肌が紅潮していく。藤政は大きなタオルを手に持ち、頭上で旋回させた。体操で培った体幹の強さを活かし、全身を使って熱波を撹拌する。タオルが空気を切り裂くたびに、熱い風が客たちに叩きつけられる。「マジで効くわ、これ」「いい熱さっすね」客たちから軽やかな声が上がり、藤政のテンションも上がる。汗が顎から滴り落ち、胸筋を伝って腹筋の溝に溜まる。腰のタオルが汗で重くなり、結び目が微かに緩む感触があるが、集中している藤政は気づかない。
「では、お一人ずつ熱波を送ります! ご希望の回数を言ってください!」
最前列の客の前に立ち、脚を大きく開いて構える。体操選手ならではの、股関節の柔軟性を活かした深いスタンスだ。股間の膨らみがタオルを押し上げ、客の目線がそこに集まる気がして、藤政の心臓が少し速くなる。「10回お願いします」客の声に合わせて、藤政はタオルを振り下ろす。「1、2、3!」カウントの声と激しい動作に合わせて、腰に巻いたタオルの結び目が徐々に緩んでいく。汗で滑りやすくなった布地が、微かにずれる感触がある。
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