1 / 76
片思いちゅ
No.1 三年目の片思い
しおりを挟む
高校生になって一番にしたことはバイトの面接。
学校と家の真ん中を通る高速のサービスエリア。
そこのフードコートの調理場。
料理は嫌いではない。
ゆえに苦ではないが場所が場所だけに働く年齢層は高め、そして客層も…以下同文。
「神楽ちゃん。ハンバーグを倉庫から持ってきて~」
すれ違い様に指示を出された。
「はい!!」
私は持っていたウドンのストックを近くのオバチャンに渡してUターンした。
なんとなくで決めた職場だけど、ここに決めて良かったなと心底思う。
休憩になると お菓子をくれるオバチャンたち。
下ネタ満載で声をかけてくるトラックの運転手のオッチャンたち。
そして…、不馴れな私に根気よく仕事を教えてくれたフロアマネージャーの新垣さん。
28歳にして場を仕切っているだけあって仕事のできる人だ。
最近でこそ、あまり話す機会はないが入った当初は それは優しく手取り足取り教えてくれた。
嫌味なオバチャンに厳しく怒られた時は背中を撫でながら慰めてくれた。
恋愛経験もない高一の少女が恋に落ちるのに時間はかからなかった。
高校3年の春に大学には行かないと言ったら、ならウチに来い!!と行ってくれた。
嘘でも嬉しいと思った。
私の淡い恋の相手…。
10歳年上の新垣さんには、私は どう写ってるのかな…。
最後の夏休み。
高校生が働ける目一杯シフトを入れた。
少しでも長く一緒に居たかったから。
と言っても休憩が合う事もなく、仕事中にチラリと姿を垣間見るしかないんだけどね(泣)
なんて思いながら、熱々のコーヒーをマグカップに注ぐ。
あ!!
厨房にリップ忘れたわ…。
唇が荒れやすい私には必需品!!
コーヒー片手にドアを開けようとしたら、自動ドアだったっけ!?てなくらい勢いよく開いた。
こちら側に飛び込んできたドアとの間合いが掴めず、ぶつかった拍子に手に持っていたコーヒーが胸元にかかった。
「熱っ!!」
焦げ茶色の液体がピンクのTシャツの色を変えていく。
「うわ!!大丈夫か!?」
頭上から飛び込んできた声と同時に腕を掴まれて足早に洗面台に連れて行かれた。
新垣さん!!
「火傷してるからもしれん!!服を脱いで水で冷やせ!!」
真剣な顔で私の目を見る。
服を…脱ぐ!?
学校と家の真ん中を通る高速のサービスエリア。
そこのフードコートの調理場。
料理は嫌いではない。
ゆえに苦ではないが場所が場所だけに働く年齢層は高め、そして客層も…以下同文。
「神楽ちゃん。ハンバーグを倉庫から持ってきて~」
すれ違い様に指示を出された。
「はい!!」
私は持っていたウドンのストックを近くのオバチャンに渡してUターンした。
なんとなくで決めた職場だけど、ここに決めて良かったなと心底思う。
休憩になると お菓子をくれるオバチャンたち。
下ネタ満載で声をかけてくるトラックの運転手のオッチャンたち。
そして…、不馴れな私に根気よく仕事を教えてくれたフロアマネージャーの新垣さん。
28歳にして場を仕切っているだけあって仕事のできる人だ。
最近でこそ、あまり話す機会はないが入った当初は それは優しく手取り足取り教えてくれた。
嫌味なオバチャンに厳しく怒られた時は背中を撫でながら慰めてくれた。
恋愛経験もない高一の少女が恋に落ちるのに時間はかからなかった。
高校3年の春に大学には行かないと言ったら、ならウチに来い!!と行ってくれた。
嘘でも嬉しいと思った。
私の淡い恋の相手…。
10歳年上の新垣さんには、私は どう写ってるのかな…。
最後の夏休み。
高校生が働ける目一杯シフトを入れた。
少しでも長く一緒に居たかったから。
と言っても休憩が合う事もなく、仕事中にチラリと姿を垣間見るしかないんだけどね(泣)
なんて思いながら、熱々のコーヒーをマグカップに注ぐ。
あ!!
厨房にリップ忘れたわ…。
唇が荒れやすい私には必需品!!
コーヒー片手にドアを開けようとしたら、自動ドアだったっけ!?てなくらい勢いよく開いた。
こちら側に飛び込んできたドアとの間合いが掴めず、ぶつかった拍子に手に持っていたコーヒーが胸元にかかった。
「熱っ!!」
焦げ茶色の液体がピンクのTシャツの色を変えていく。
「うわ!!大丈夫か!?」
頭上から飛び込んできた声と同時に腕を掴まれて足早に洗面台に連れて行かれた。
新垣さん!!
「火傷してるからもしれん!!服を脱いで水で冷やせ!!」
真剣な顔で私の目を見る。
服を…脱ぐ!?
0
あなたにおすすめの小説
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
【完結済】25億で極道に売られた女。姐になります!
satomi
恋愛
昼夜問わずに働く18才の主人公南ユキ。
働けども働けどもその収入は両親に搾取されるだけ…。睡眠時間だって2時間程度しかないのに、それでもまだ働き口を増やせと言う両親。
早朝のバイトで頭は朦朧としていたけれど、そんな時にうちにやってきたのは白虎商事CEOの白川大雄さん。ポーンっと25億で私を買っていった。
そんな大雄さん、白虎商事のCEOとは別に白虎組組長の顔を持っていて、私に『姐』になれとのこと。
大丈夫なのかなぁ?
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
思い出さなければ良かったのに
田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。
大事なことを忘れたまま。
*本編完結済。不定期で番外編を更新中です。
今宵、薔薇の園で
天海月
恋愛
早世した母の代わりに妹たちの世話に励み、婚期を逃しかけていた伯爵家の長女・シャーロットは、これが最後のチャンスだと思い、唐突に持ち込まれた気の進まない婚約話を承諾する。
しかし、一か月も経たないうちに、その話は先方からの一方的な申し出によって破談になってしまう。
彼女は藁にもすがる思いで、幼馴染の公爵アルバート・グレアムに相談を持ち掛けるが、新たな婚約者候補として紹介されたのは彼の弟のキースだった。
キースは長年、シャーロットに思いを寄せていたが、遠慮して距離を縮めることが出来ないでいた。
そんな弟を見かねた兄が一計を図ったのだった。
彼女はキースのことを弟のようにしか思っていなかったが、次第に彼の情熱に絆されていく・・・。
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる