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お仕事ちゅ
No.12 そして、この恋に殉ずる
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無言で立ちすくむ私の目の前で花を手向ける。
「あの日も こんな暑いでな。交通事故だった」
すっと立ち上がったけど、墓石を見つめたまま。
「お前と違って、それこそ物心ついた時から親と会ったことはない。だから別に生きてても死んでても かまわなかった。かまわなかったが、いざ死んだって連絡がきたら ひどく狼狽えたのを覚えてる」
そっと墓石を指でなぞる。
「聞きたいことも言いたいことも たくさんあったんだけどな…。もう二度と聞けないし言えない」
私は たまらず後ろから抱きつく。
「泣いてイイのか怒ってイイのか分からんくて、イライラして…そんな時に お前の弁当を初めて食った」
……え?
「うまいもん食って、アホみたいな話をして……そしたら、なんか どうでもよくなってな。妙に落ち着いた気持ちで二人を送り出してやれたよ」
ありがとう、と呟く。
新垣さん……。
そっと私の手を掴むと肩を抱くように墓石の前に立たせる。
「親父、おふくろ。これが あんたらの息子の嫁だ」
!!!!
「そそっかしいし、考えなしだし、見ててハラハラするけど、一緒にいて こんなにも心安らげる相手はいない」
新垣、さん……。
「俺は絶対こいつを泣かせない。将来 出会う俺たちの子供も世界中で一番幸せだって思わせてやる」
墓石が涙でゆがむ。
「あ、新垣さん」
「なんだ?」
「ま、また、プロ、プロポーズがまだで、す」
「そうだったか?」
そうですよ!!
少し睨むと新垣さんが笑う。
「まぁあれだ。こう、かしこまって~てのは苦手らしい」
「え~」
「今のじゃダメなのか?」
「今の?」
聞き返すと、しょうがないなぁと ぼやいて背筋を伸ばす。
「薄情な両親だったけどな、ここは俺の原点でもある訳だし。ここで誓うのが正当かもな」
くるりと私を振り向かせると真正面に新垣さんの笑顔。
「死ぬまで お前だけを愛す。俺の命は お前のもんだ。だから お前の全部を俺くれ」
愛の誓いのはずなのに どこまでも横柄な態度。
断られるって思ってないよね?これ。
でも……。
「私も死ぬまで新垣さんを愛します。身も心も全部、死ぬまで新垣さんのものです。だから一生 可愛がってくださいね!!」
ニパッと笑うと、新垣さんは少し照れたように笑った。
いつか子供が産まれて、おじいちゃん おばあちゃんになって、それでも寄り添っていけるように私は、
この恋に殉ずる。
「あの日も こんな暑いでな。交通事故だった」
すっと立ち上がったけど、墓石を見つめたまま。
「お前と違って、それこそ物心ついた時から親と会ったことはない。だから別に生きてても死んでても かまわなかった。かまわなかったが、いざ死んだって連絡がきたら ひどく狼狽えたのを覚えてる」
そっと墓石を指でなぞる。
「聞きたいことも言いたいことも たくさんあったんだけどな…。もう二度と聞けないし言えない」
私は たまらず後ろから抱きつく。
「泣いてイイのか怒ってイイのか分からんくて、イライラして…そんな時に お前の弁当を初めて食った」
……え?
「うまいもん食って、アホみたいな話をして……そしたら、なんか どうでもよくなってな。妙に落ち着いた気持ちで二人を送り出してやれたよ」
ありがとう、と呟く。
新垣さん……。
そっと私の手を掴むと肩を抱くように墓石の前に立たせる。
「親父、おふくろ。これが あんたらの息子の嫁だ」
!!!!
「そそっかしいし、考えなしだし、見ててハラハラするけど、一緒にいて こんなにも心安らげる相手はいない」
新垣、さん……。
「俺は絶対こいつを泣かせない。将来 出会う俺たちの子供も世界中で一番幸せだって思わせてやる」
墓石が涙でゆがむ。
「あ、新垣さん」
「なんだ?」
「ま、また、プロ、プロポーズがまだで、す」
「そうだったか?」
そうですよ!!
少し睨むと新垣さんが笑う。
「まぁあれだ。こう、かしこまって~てのは苦手らしい」
「え~」
「今のじゃダメなのか?」
「今の?」
聞き返すと、しょうがないなぁと ぼやいて背筋を伸ばす。
「薄情な両親だったけどな、ここは俺の原点でもある訳だし。ここで誓うのが正当かもな」
くるりと私を振り向かせると真正面に新垣さんの笑顔。
「死ぬまで お前だけを愛す。俺の命は お前のもんだ。だから お前の全部を俺くれ」
愛の誓いのはずなのに どこまでも横柄な態度。
断られるって思ってないよね?これ。
でも……。
「私も死ぬまで新垣さんを愛します。身も心も全部、死ぬまで新垣さんのものです。だから一生 可愛がってくださいね!!」
ニパッと笑うと、新垣さんは少し照れたように笑った。
いつか子供が産まれて、おじいちゃん おばあちゃんになって、それでも寄り添っていけるように私は、
この恋に殉ずる。
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