45 / 57
1章
44話 そこには、風呂がある
しおりを挟む「よきかな~」
俺はものの数秒で溜まった風呂に浸かると、そんなマニアックなセリフをもろパクリして呟いていた。
でも、これは仕方ない。だって俺、ジ〇リ大好きなんだもん!
引きこもってる二年間でも、金〇ーがジ〇リ祭りの時は絶対見てたし録画してたし!
そんな俺がせん〇ひみたいな、風呂のお湯のため方を見たらこう呟かずには、いられないだろう?
「よきかな~」
ほら、我慢出来ずにまた出ちゃったよ。
いやー、それにしてとやっぱりお風呂って最高だな。
昨日は、生活魔法で体の汚れ自体は綺麗にしたし、異世界に風呂がないなら仕方ないと思っていたけど考えを改めよう。
俺は風呂がないと生きていけないわ。これは、断言出来る。
だって、つかっているだけでさっきまで蓄積していた疲労がどんどん回復してるんだよ? つかってるだけでそんな超特効薬みたいな効果があるんだよ? うん、やっぱりお風呂って偉大だ。
とは言いつつも、余り長風呂しすぎるのも良くない。
何事も適度に自重するのが大事だ。
え? こんな家作ってる時点で自重してないって? ははっ、何も聞こえないな!!
さて、冗談はこのくらいにして本当にそろそろ上がらないとのぼせてしまう。
俺はまだゆっくりと浸かっていたかったが、これからもまだまだやらなければいけないことがあるので、風呂から上がり、着替えを済ます。
風呂のお湯は勿体無いが、捨てざるを得ない......ってそういえばどうやってお湯捨てるんだ? 排水溝とかどこにもないけど?
いや、まあタブレットで調べればわかるか。
そうして俺は再度謎部屋Bへと足を運び、タブレットを操作する。
結果から言うと、お湯を捨てることは出来た。
そして、なんとお湯を捨てるとエネルギーポイントが1溜まった。
リサイクルってやつだろうか?
まあ、実質これで風呂に入るために必要なポイントは4ポイントになったのでかなり有難い。
ふっふっふっ。これなら毎日風呂に入るのも考えていいな。いや、絶対に毎日風呂に入ろう。くふふふふっ。
と、こんなアホみたいなこと考えてないでさっさと行動開始しないとな。タブレットは、この部屋に......って待てよ? もしかしたら、タブレットはアイテムボックスで持ち運び自由になるんじゃ?
そう考えつくと同時に、タブレットを収納するよう念じる。
すると、タブレットは俺の手元から姿を消して、代わりに頭の中でアイテムボックスに収納されたことが確認された。
「あれ? でも、タブレットなかったら、この部屋の存在意義って..........」
はっ!!!!
いかんいこかん。一体俺はなんて罪深いことを考えているんだ。
多分だけど、この部屋は元々住んでいた俺の部屋に似ていることからも、俺の精神安定を促す役割の部屋なんだ。管理タブレットは、そのおまけみたいなものなんだ。
俺はそうやって自分に無理やり思い込ませるようにして、何の躊躇いもなく、謎部屋Bを後にするのだった。
13
あなたにおすすめの小説
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
扱いの悪い勇者パーティを啖呵切って離脱した俺、辺境で美女たちと国を作ったらいつの間にか国もハーレムも大陸最強になっていた。
みにぶた🐽
ファンタジー
いいねありがとうございます!反応あるも励みになります。
勇者パーティから“手柄横取り”でパーティ離脱した俺に残ったのは、地球の本を召喚し、読み終えた物語を魔法として再現できるチートスキル《幻想書庫》だけ。
辺境の獣人少女を助けた俺は、物語魔法で水を引き、結界を張り、知恵と技術で開拓村を発展させていく。やがてエルフや元貴族も加わり、村は多種族共和国へ――そして、旧王国と勇者が再び迫る。
だが俺には『三国志』も『孫子』も『トロイの木馬』もある。折伏し、仲間に変える――物語で世界をひっくり返す成り上がり建国譚、開幕!
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる