王宮の仕事を追放された魔導具使いは男の友情を信じて昔の仲間たちに集まってもらったらハーレムパーティに。今更戻れと言われても…やっぱ遅くね?

LENA

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コボルト戦



 コボルト討伐のために森に入っていく。

「あ…もしかしてあれがコボルト?よしまずは…」


 スパーーン!


 俺が最後まで言い終わる前にアリステルの刀がコボルトの首を一瞬で切り落とす。いや正確には速過ぎて切ったのがわからなかったが何かアリステルが動いたと思ったらコボルトの首が突然発火したのだ。


 多分だが高速で切る事でその摩擦熱で発火したのじゃないかと推測される。一体どんな技なんだ…


「へぇ…刀なんて珍しい武器を持ち歩いているからもしかしたらとは思っていたけど今の動きを見て確信したわ。妖刀使いの惨殺女神ってアリステルの事だったのね。」


 なに…そのまた物騒な名前は…


「いやはやお恥ずかしい。そんな名前で呼ばれたりもしたようだけど私は妖刀なんてたいそうな代物使ったことがないんだがな。いつも二束三文のなまくら刀を使い捨て感覚で使っている。名刀を使うにはまだまだ修行不足だと思うからな。りゅーくんに比べれば…私など」


 そんななまくら刀であんな鋭く切ったって言うのか!?どんな技術だよ。それでまだ修行不足なんて…


「でもその速さはうらやましいわ。私なんて魔法無詠唱は出来るけど魔法名だけは声で発生しなきゃいけないから『フレアバースト!』こんな風に1秒くらいはかかっちゃう。」


 クラリスの放った魔法によって辺りは火の海になりまだいた残りのコボルトを一掃した。


「そんなこと言って今の自虐風自慢ですよね?一秒かかるのは確かに重大な欠点ですがこれだけ広範囲殲滅できれば充分おつりが来るじゃないですか。殲滅の魔女さん?」


「あら?バレてた?てか、そんな変な名前で呼ばないでよ。あたしも撲殺天女ちゃんって呼んじゃうよ?」


「うふふ。ごめんなさい。そうよねーやっぱクラぽんがしっくり来るよね。」


 何だこの会話は…どうなっているんだ!?うちにまともな二つ名の人はいないのか?


「てか、ちょっと待って。俺の出番は?これじゃみんなが強すぎて俺の作戦とか要らないじゃないか。力ごり押しでどんな奴だって勝てちゃうじゃん」


「そんなことないぞ?私たちにだって弱点はある。そこをフォローして立ち回ってくれるりゅ―くんだからこそ安心して全力で戦えるのだ。前のパーティのときはリーダーの指揮が無能で結構雑魚的に苦渋をなめらされたことが何度もあったんだからな。」


 こんな子達を使って何と戦ったら苦戦すると言うのだ。俺には想像がつかないのだが…


「まぁそう言うわけだからりゅーくんは昔みたいにそこでどっしり構えていてください。」


 そう言われるが…なんだかなぁ…
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