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もしもし〜
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埼玉の一軒家にて!
古いタンスと三面鏡を前にしている・・老夫婦。
お爺さん「あ~・・動かん・・このデカいタンスと三面鏡・・重すぎてワシの腰がバグりよる!」
お婆さん「あらアナタ、昨日の新聞に“なんでもお手伝い屋”ってチラシ入ってたでしょ・・電話してみたら?」
「おお!・・そういやあったあった!」
ガサガサと・・昨日の新聞チラシを引っ張り出したお爺さん。
「ほれ見てみろ“ゴミ出しから引っ越し“まで・・なんでもお手伝いします!”って書いとる!」
「でも…料金は?」お婆さんが少し心配そうに聞きました。
「“要相談”って書いてある・・つまり、ざっくり」
「ざっくりか~い!」とツッコミを入れるお婆さん!
早速電話しました。
~プルルルル~~
「は~い~こちらって・・なんでもお手伝い屋ですぅ~!」
「あゝもしもし、ウチのタンスと三面鏡を動かしたくて電話したんじゃが」
「ありがとうございますぅ~それでは・・お引っ越しですね~今のお住まいはどちらで・・どちらに?」
「えっと埼玉・・で・・八畳に動かす」
「八丈・・八丈島!島ですか!」
「ちが~~う!六畳から八畳・・部屋・・となりのぉ~!」
「あゝあっはっは!・・失礼しました~いや~最近八丈島がぁ~多いんですよ~」
「そんなにみんな引っ越してるんか?」とお爺さん!
「以前なんか、タンスだけ八丈島に届いたケースありましたからね~」
お婆さんが小声でぇぇ「それはそれで逆に面白いわねぇぇ・・」とボケた!
「で、いくらじゃ?」・・とお爺さんは肝心の値段を聞く。
「え~っと・・埼玉から八丈島ですとぉ~運搬費+作業員費でぇぇ・・10万は超えますね!」
「はぁ~なんで?・・隣の部屋に動かすだけで10万って?」
「・・そりゃ島なんで・・船で送りますしぃ・・あと人も飛行機で向かわせますんで~」
「・・ちょ・・まてぇ待てぇ~アンタまだ島だと思ってるんか~い!」
「え・・八丈島でしょ?
さっきそうおっしゃいましたよねぇ~!」
「ん・・もう・・だから違うって・・六畳の隣の八畳!島さんじゃなくて、部屋!!」
「あ・・え~と・・じゃあ今は八丈島にいないんですか?」
「いねぇよぉ~埼玉だよ埼~玉!」
「あ~じゃあ埼玉から“八丈島の八畳の部屋”にってことですかね~」
「どこでどう聞いたらそうなるん・・アンタ?」
ここでまたまたお婆さんがお爺さんに言いました。
「アナタ・・もういいから“部屋です!”って大声で言って!」
「部屋です・・部屋にタンスを動かしたいだけなんです・・どこにのぉ~島にもぉ~行きません!」
「ああ~~そういうことですね・・つまり・・八丈島に“引っ越し先がない”ということですね?」
「違う違う違う!!!」
業を煮やした・・お婆さんがぁ~電話に割って入った。
「あのねぇ~六畳と八畳って“部屋の広さ”の話なの・・住所じゃないの・・わかった?」
「えっ・・・そうなんですか!え!?じゃあ“八丈市”とかないんですか?」
「あるか~~い!!!!」老夫婦二人のハモリ!
「ええ~じゃあ埼玉から“八丈”じゃなく“八畳”に家具を運ぶだけってことですか?」
「そうじゃ!!!・・ふぅ~ようやく通じたか!」
「なるほど~・・それだと料金わぁ・・え~とぉ・・二千円です!」
「めっちゃ安っ!!」
「・・あとぉ~・・・“八丈島じゃなかった電話の手間料”が三千円でぇ・・!」
「勝手に間違えたのアンタじゃ!」
「んもう・・ジョークジョーク!」
「もういいから~来てもらいましょうよぉ~お爺さん」
「・・あ~~ややこしい話だったわぃ・・引っ越しより頭が疲れたわぁ~」
このあと・・当日来た作業員もぉ~!
「八丈島行くんですか・・気候が良くていいですねぇ~」
~終~
古いタンスと三面鏡を前にしている・・老夫婦。
お爺さん「あ~・・動かん・・このデカいタンスと三面鏡・・重すぎてワシの腰がバグりよる!」
お婆さん「あらアナタ、昨日の新聞に“なんでもお手伝い屋”ってチラシ入ってたでしょ・・電話してみたら?」
「おお!・・そういやあったあった!」
ガサガサと・・昨日の新聞チラシを引っ張り出したお爺さん。
「ほれ見てみろ“ゴミ出しから引っ越し“まで・・なんでもお手伝いします!”って書いとる!」
「でも…料金は?」お婆さんが少し心配そうに聞きました。
「“要相談”って書いてある・・つまり、ざっくり」
「ざっくりか~い!」とツッコミを入れるお婆さん!
早速電話しました。
~プルルルル~~
「は~い~こちらって・・なんでもお手伝い屋ですぅ~!」
「あゝもしもし、ウチのタンスと三面鏡を動かしたくて電話したんじゃが」
「ありがとうございますぅ~それでは・・お引っ越しですね~今のお住まいはどちらで・・どちらに?」
「えっと埼玉・・で・・八畳に動かす」
「八丈・・八丈島!島ですか!」
「ちが~~う!六畳から八畳・・部屋・・となりのぉ~!」
「あゝあっはっは!・・失礼しました~いや~最近八丈島がぁ~多いんですよ~」
「そんなにみんな引っ越してるんか?」とお爺さん!
「以前なんか、タンスだけ八丈島に届いたケースありましたからね~」
お婆さんが小声でぇぇ「それはそれで逆に面白いわねぇぇ・・」とボケた!
「で、いくらじゃ?」・・とお爺さんは肝心の値段を聞く。
「え~っと・・埼玉から八丈島ですとぉ~運搬費+作業員費でぇぇ・・10万は超えますね!」
「はぁ~なんで?・・隣の部屋に動かすだけで10万って?」
「・・そりゃ島なんで・・船で送りますしぃ・・あと人も飛行機で向かわせますんで~」
「・・ちょ・・まてぇ待てぇ~アンタまだ島だと思ってるんか~い!」
「え・・八丈島でしょ?
さっきそうおっしゃいましたよねぇ~!」
「ん・・もう・・だから違うって・・六畳の隣の八畳!島さんじゃなくて、部屋!!」
「あ・・え~と・・じゃあ今は八丈島にいないんですか?」
「いねぇよぉ~埼玉だよ埼~玉!」
「あ~じゃあ埼玉から“八丈島の八畳の部屋”にってことですかね~」
「どこでどう聞いたらそうなるん・・アンタ?」
ここでまたまたお婆さんがお爺さんに言いました。
「アナタ・・もういいから“部屋です!”って大声で言って!」
「部屋です・・部屋にタンスを動かしたいだけなんです・・どこにのぉ~島にもぉ~行きません!」
「ああ~~そういうことですね・・つまり・・八丈島に“引っ越し先がない”ということですね?」
「違う違う違う!!!」
業を煮やした・・お婆さんがぁ~電話に割って入った。
「あのねぇ~六畳と八畳って“部屋の広さ”の話なの・・住所じゃないの・・わかった?」
「えっ・・・そうなんですか!え!?じゃあ“八丈市”とかないんですか?」
「あるか~~い!!!!」老夫婦二人のハモリ!
「ええ~じゃあ埼玉から“八丈”じゃなく“八畳”に家具を運ぶだけってことですか?」
「そうじゃ!!!・・ふぅ~ようやく通じたか!」
「なるほど~・・それだと料金わぁ・・え~とぉ・・二千円です!」
「めっちゃ安っ!!」
「・・あとぉ~・・・“八丈島じゃなかった電話の手間料”が三千円でぇ・・!」
「勝手に間違えたのアンタじゃ!」
「んもう・・ジョークジョーク!」
「もういいから~来てもらいましょうよぉ~お爺さん」
「・・あ~~ややこしい話だったわぃ・・引っ越しより頭が疲れたわぁ~」
このあと・・当日来た作業員もぉ~!
「八丈島行くんですか・・気候が良くていいですねぇ~」
~終~
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