89 / 134
シーズン2
[他案の続々々]
そう思うも、ハルをこれ以上怒らせないため、僕はしょうがなしに、ハルの言葉に耳をすませる。
声の調子で、ハルの様子をうかがった。
ロンは無意識に、眉間にしわを寄せていた。
機嫌は…悪いのかいいのかわからない
嫌な予感が、杞憂であることを願った。
「ロン、もう二度と嫌いとか言わないでね?」
ニコニコと笑うハル。
ロンは面倒くさそうに目を開く。
ぼくの願いも聞き入れてくれない癖に…
半ば苛立ち紛れに、ハルを見た。
すると、予想に反して、ハルは少しだけ不安そうな表情だった。
ロンは虚をつかれたように、驚いた顔をする。
取りなすように、ふわっと笑うハル。
いつもの作り笑顔が張り付いていく。
……え……怒ってる…のか?なんで…
目が冴える。脳がフル回転した。
「なにが…」
言葉の邪魔をされる。
口づけをされた。
「返事」
キスをし終わった時に言われた。
強い瞳。
長々として、生理的な涙がこぼれてくる。
僕は「言わ…ない」と言うのが精一杯だった。
ハルの腕の中に入る。
羽毛を掛けられた。
…
◇
「高校時代、どんなに優しくしても好きになってくれなかった癖に」
綺麗な透き通るような声が、寝室で響く。
片手に水を飲みながら、ベッドにいるロンを見下す。
ハルは、離してくれないロンの小さな手に、片手を握られながら、静かな声で話し掛けた。
ロンはスースーと心地よく寝ていた。
寝ている…というか気絶させちゃったな
ロンの暗髪をさわる。
「ごめん」
無理をさせすぎた
ロンは寝返りをうつ。
「ん…」と言い、おれのもう片方の手を掴まれる。
「…かわいいね。」
ハルは、愛おしそうにロンを見て笑う。
顔を近づけた。
「…ゆっくり寝て、ロン。ごめんね…」
小さなロンの頭を、離された方の手で覆う。なでる。
そして、ロンのつむじにキスを落とした。
…
「う……ん?」
起き上がり。
頭を優しくなでられ、キスを頬などにされる。
鬱陶しそうに、寝ぼけてロンは手で払う。
その手にもハルは口づけをする。
「ごめんね。起こしたね。だけどもうお昼だよ。」
爽やかに笑っているハル。
半目のロンは、そんなハルを見据える。
ハルは寝癖だらけの僕の髪を、整えるように、笑いながらさわっていた。
ぼくの頭は、まだ完全に起きてなくて、ボッーとしていた。
声の調子で、ハルの様子をうかがった。
ロンは無意識に、眉間にしわを寄せていた。
機嫌は…悪いのかいいのかわからない
嫌な予感が、杞憂であることを願った。
「ロン、もう二度と嫌いとか言わないでね?」
ニコニコと笑うハル。
ロンは面倒くさそうに目を開く。
ぼくの願いも聞き入れてくれない癖に…
半ば苛立ち紛れに、ハルを見た。
すると、予想に反して、ハルは少しだけ不安そうな表情だった。
ロンは虚をつかれたように、驚いた顔をする。
取りなすように、ふわっと笑うハル。
いつもの作り笑顔が張り付いていく。
……え……怒ってる…のか?なんで…
目が冴える。脳がフル回転した。
「なにが…」
言葉の邪魔をされる。
口づけをされた。
「返事」
キスをし終わった時に言われた。
強い瞳。
長々として、生理的な涙がこぼれてくる。
僕は「言わ…ない」と言うのが精一杯だった。
ハルの腕の中に入る。
羽毛を掛けられた。
…
◇
「高校時代、どんなに優しくしても好きになってくれなかった癖に」
綺麗な透き通るような声が、寝室で響く。
片手に水を飲みながら、ベッドにいるロンを見下す。
ハルは、離してくれないロンの小さな手に、片手を握られながら、静かな声で話し掛けた。
ロンはスースーと心地よく寝ていた。
寝ている…というか気絶させちゃったな
ロンの暗髪をさわる。
「ごめん」
無理をさせすぎた
ロンは寝返りをうつ。
「ん…」と言い、おれのもう片方の手を掴まれる。
「…かわいいね。」
ハルは、愛おしそうにロンを見て笑う。
顔を近づけた。
「…ゆっくり寝て、ロン。ごめんね…」
小さなロンの頭を、離された方の手で覆う。なでる。
そして、ロンのつむじにキスを落とした。
…
「う……ん?」
起き上がり。
頭を優しくなでられ、キスを頬などにされる。
鬱陶しそうに、寝ぼけてロンは手で払う。
その手にもハルは口づけをする。
「ごめんね。起こしたね。だけどもうお昼だよ。」
爽やかに笑っているハル。
半目のロンは、そんなハルを見据える。
ハルは寝癖だらけの僕の髪を、整えるように、笑いながらさわっていた。
ぼくの頭は、まだ完全に起きてなくて、ボッーとしていた。
あなたにおすすめの小説
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
【短編集】こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。