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シーズン2
多忙なはずのハル
大きな影が座っている僕を覆う。
何気無しに顔を上げ…
暗く、ほほえむハルがいた。
高い背と、変わらない美形で、いつも圧倒される。
威圧感凄いな…
ぼんやりと思う。
月を背景に笑うハル。
なにを言うのだろうと、ハルを見上げたまま止まる。
立ったままのハルは、優越感に浸ったような表情をし、ぼくの頭を優しくなでた。
自分の中の優越感から始まった恋愛
ぼくもこんな感じだったんだろうか。
こんな表情をして…
しゃがみこむハル。
さっきの表情は消えており、ニコニコと笑った顔が前にきて、近づいた。
……
ぷるるるる!
けたたましく鳴る、家の電話。
ぼくは耳を塞ぎたくなった。
布団の中に潜る。
うつ伏せのまま、後ろから白い大きな枕で、頭と耳を覆った。
…
「外出しよ。一緒に」
「あ、今度は人がいない場所がいいな」と付け足すハル。
その顔を、僕はしばらく見透かすように見た。
ハルは「どうかした?」と笑う。
別にそんなことしたところで、なにも見えてこなかった。
「いいけど」
そっけなく言う。
だが、いいのか?と頭の中で響いた。
最近、僕の母親からうるさく電話が鳴っている。
きょうだいの結婚式だろう。
会いたくないという気持ちが、膨らんだ。
「はる…」
「ん?なに、ロン」
いつものようなやわらかい声色。
ぼくはどう切り出したもんか、と迷った。
ハルにも母から連絡がいっているだろう。
それもしつこく、ぼくを出席させろと。
ハルは…忙しいだろうに
大丈夫なのか?
ぼくは、眉をひそめて相手を見た。
ほほえんでいるハルに、愛おしそうに髪の毛に触れられる。
ぼくは下を向いた。
何気無しに顔を上げ…
暗く、ほほえむハルがいた。
高い背と、変わらない美形で、いつも圧倒される。
威圧感凄いな…
ぼんやりと思う。
月を背景に笑うハル。
なにを言うのだろうと、ハルを見上げたまま止まる。
立ったままのハルは、優越感に浸ったような表情をし、ぼくの頭を優しくなでた。
自分の中の優越感から始まった恋愛
ぼくもこんな感じだったんだろうか。
こんな表情をして…
しゃがみこむハル。
さっきの表情は消えており、ニコニコと笑った顔が前にきて、近づいた。
……
ぷるるるる!
けたたましく鳴る、家の電話。
ぼくは耳を塞ぎたくなった。
布団の中に潜る。
うつ伏せのまま、後ろから白い大きな枕で、頭と耳を覆った。
…
「外出しよ。一緒に」
「あ、今度は人がいない場所がいいな」と付け足すハル。
その顔を、僕はしばらく見透かすように見た。
ハルは「どうかした?」と笑う。
別にそんなことしたところで、なにも見えてこなかった。
「いいけど」
そっけなく言う。
だが、いいのか?と頭の中で響いた。
最近、僕の母親からうるさく電話が鳴っている。
きょうだいの結婚式だろう。
会いたくないという気持ちが、膨らんだ。
「はる…」
「ん?なに、ロン」
いつものようなやわらかい声色。
ぼくはどう切り出したもんか、と迷った。
ハルにも母から連絡がいっているだろう。
それもしつこく、ぼくを出席させろと。
ハルは…忙しいだろうに
大丈夫なのか?
ぼくは、眉をひそめて相手を見た。
ほほえんでいるハルに、愛おしそうに髪の毛に触れられる。
ぼくは下を向いた。
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