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シーズン2
他案 罪 やったこと
顔色をうかがう。
しばらく距離を取りたいと言ってから、2、3日経っていた。
ふんわり微笑んでいるハルを見て、内心心が凍りつく。
ぼくは、ゆっくりハルの横に座った。
……
見覚えのある微笑みだ。
横に来い。ということだよね…?
ぼくは従順な犬のように、大人しくハルの横に座った。
機嫌が良くないのが、手に取るようにわかった。
「あー……今日、する?ハル」
ぎこちなく笑って言うロンに、
「したいの?」
少しからかうような響き。
それに少しホッとする。
ぼくは、ハルの胸元のシャツを掴む。
そして肩を押し、ハルをベッドに落とした。
素直なハルに若干訝しながらも、ぼくはハルの上に乗る。
目が合った。
表情は優しいが、冷ややかな瞳。
それに、ぼくは戸惑った。
「これで終わり?ロン」
手の先を触られる。
まるでお姫さま相手かのように、仰々しく指にキスをされた。
視線が合う。
ハルの顔が、こういうことをするととてもとてもよく似合うことを実感する。
それと同時に気恥ずかしさも覚えてきた。
「……ハルの好きなようにして」
ボソボソっと言う。
「いいの?」
ハルは起き上がる、笑顔で。
ぼくが落ちないように、ハルに背中を支えられていた。
顔同士が、とても近くなる。
なぜか照れたようにロンは赤くなったのを、ハルは不思議そうに見る。
そしてハルは、慣れている。
ロンの髪、肩…と緊張を和らげるように撫でていった…
「はる」
「…ん?」
首や肩に、何度もキスされてる最中で、胃もたれを起こしそうなときだった。
頭に浮かんだことを打ち消す。
言うのを、躊躇した。
『ぼくからするのは抵抗ある』
その理由を言うのをやめた。
ハルの肩を掴んでいた手を、両方とも背中に回す。
ハルに抱きいた。
今はなにも考えたくない。
なにも考えない。
考えない。
思考を黒く塗りつぶすように遮断し、ぼくはハルにキスをねだる。
嬉しそうに笑うハル。
キスをしている間、たまにハルの視線を感じた。
なにか他のことを考えてないか、探るためだろう。
だけど、ぼくはこのとき、ハルとのキスしか頭にしなかった。
………
あのときぼくがなにを考えたか。
それは自分からする(入れる)と、ハルとの身体の関係を受け入れたことになるからだ。
ハルのことは好きだった。
好きになった……
それは事実だ。が、今まで無理やりされていたのは、心の奥底で許せなかった。
謝られたが━━━━やっぱり許せない。
だからか、自分からするのは苦手だった。
脅されてするのは、ハルに命令されているからで、自分から好きでするんじゃない。
そう納得することができた。
だけど…自分からしてしまうと、ぼくも受け入れたことになる。
ハルに抱かれることを。
なにもかも、無理やりから始まったのに。
それがどこかで、引っ掛かってる━━
しばらく距離を取りたいと言ってから、2、3日経っていた。
ふんわり微笑んでいるハルを見て、内心心が凍りつく。
ぼくは、ゆっくりハルの横に座った。
……
見覚えのある微笑みだ。
横に来い。ということだよね…?
ぼくは従順な犬のように、大人しくハルの横に座った。
機嫌が良くないのが、手に取るようにわかった。
「あー……今日、する?ハル」
ぎこちなく笑って言うロンに、
「したいの?」
少しからかうような響き。
それに少しホッとする。
ぼくは、ハルの胸元のシャツを掴む。
そして肩を押し、ハルをベッドに落とした。
素直なハルに若干訝しながらも、ぼくはハルの上に乗る。
目が合った。
表情は優しいが、冷ややかな瞳。
それに、ぼくは戸惑った。
「これで終わり?ロン」
手の先を触られる。
まるでお姫さま相手かのように、仰々しく指にキスをされた。
視線が合う。
ハルの顔が、こういうことをするととてもとてもよく似合うことを実感する。
それと同時に気恥ずかしさも覚えてきた。
「……ハルの好きなようにして」
ボソボソっと言う。
「いいの?」
ハルは起き上がる、笑顔で。
ぼくが落ちないように、ハルに背中を支えられていた。
顔同士が、とても近くなる。
なぜか照れたようにロンは赤くなったのを、ハルは不思議そうに見る。
そしてハルは、慣れている。
ロンの髪、肩…と緊張を和らげるように撫でていった…
「はる」
「…ん?」
首や肩に、何度もキスされてる最中で、胃もたれを起こしそうなときだった。
頭に浮かんだことを打ち消す。
言うのを、躊躇した。
『ぼくからするのは抵抗ある』
その理由を言うのをやめた。
ハルの肩を掴んでいた手を、両方とも背中に回す。
ハルに抱きいた。
今はなにも考えたくない。
なにも考えない。
考えない。
思考を黒く塗りつぶすように遮断し、ぼくはハルにキスをねだる。
嬉しそうに笑うハル。
キスをしている間、たまにハルの視線を感じた。
なにか他のことを考えてないか、探るためだろう。
だけど、ぼくはこのとき、ハルとのキスしか頭にしなかった。
………
あのときぼくがなにを考えたか。
それは自分からする(入れる)と、ハルとの身体の関係を受け入れたことになるからだ。
ハルのことは好きだった。
好きになった……
それは事実だ。が、今まで無理やりされていたのは、心の奥底で許せなかった。
謝られたが━━━━やっぱり許せない。
だからか、自分からするのは苦手だった。
脅されてするのは、ハルに命令されているからで、自分から好きでするんじゃない。
そう納得することができた。
だけど…自分からしてしまうと、ぼくも受け入れたことになる。
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なにもかも、無理やりから始まったのに。
それがどこかで、引っ掛かってる━━
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