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始まりの予感
リハーサルをしましょう
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いよいよリハーサル、今日は朝から王宮に来ています。
俺以外はリハーサルなんてしないんだけど、初めての俺の為に特別開催。
午前中は宰相のヘルマンニからいろんな説明を受けて昼から全体の流れを確認するんだって。
トピアスによるとヘルマンニは物凄く仕事の出来る人らしい。
母さんの前限定で駄目になるのが残念なんだって。
確かに説明は分かりやすいし、なんか切れ者って感じ。
エリーナのお父様だから、婚約のお祝いを言ったら物凄く感謝されちゃったよ。
気が強いから一生嫁に行かないかもって思ってたんだって。
お昼はそのエリーナとクラウスと三人で食べた。
何か二人の空気が甘くてびっくり…
何が起こった?
クラウスが俺の知らない所で経験値を上げてきてる。
この間まで真っ赤になってたくせに、なんか距離も近いよ…
後でクラウス事情聴取だ…
会場となる大広間に移動して、当日の動きを確認する。
御披露目の式典の流れは日本の卒業式みたいな感じ、名前を呼ばれたら前にでて壇上のエーミル様が俺と母さんが帰ってきたぞ宣言をして、クラウス達も結婚しますよって言ったら終了。後は壇上から舞台袖に退場するだけ。
中学も高校も答辞読まされたからね、楽勝です。
その後バルコニーで外に待ってる国民の皆様に手を振る、了解です。
そういえばカイこないな~と思ってたら来た。
「遅くなった、すまない…」
しょんぼりしてる、なんかちょっと疲れてる?髪乱れてるけどイケメンの乱れ髪は絵になるな…
「大丈夫だよ、カイの出番はこれからだから」
そう、問題のパーティーです。
朝のヘルマンニの話だとここが一番大変そう。
今回の俺は一応主役なので、招待客の皆様が揃ってから最後に入場なんだ。名前を呼ばれて扉がバーンて開いて入場するんだって…
パーティーが行われる大広間に移動して動きの確認をする。
ヘルマンニとはここでお別れ、会場は準備が始まってるから邪魔にならないように確認をしたら今日は終了です。
せっかくカイが来たから、一緒にやってみた方がいいよね。
近くにいた警備の騎士さんにドアを開けるのをお願いして…
「カイ、扉の所から練習しよう」
頷いたカイは俺の一歩前に出て右腕を折り曲げた。
「アキここに手を添えて…」
王子様がいる、何?カッコいい…
はい添えますよ、これでいいのか?
「そう上手、アキの歩く早さに合わせるから少しゆっくり歩いて」
え、ナニコレめっちゃ恥ずかしい。
これで大勢の人の前歩くのか?
「扉が開いたらまっすぐ前を向いて歩く」
はい扉開きました、まっすぐ前ね。
なるほど、いや~これは恥ずかしい。
カイはさすがだね。
「後はエーミル様の横に立っていれば大丈夫、会が始まれば各国の代表の挨拶とフォレストの貴族の挨拶を受けて、後は自由に動けるから…」
カイ凄いな、完璧じゃん。
やっぱり本物の王子様はエスコートもスマートだな~
「カイ今日はありがとう。なんか緊張してきちゃったけど何とかなるよね。これ明日いきなりやったら大変な事になったかも…良かった…」
よし、帰るぞ!
俺以外はリハーサルなんてしないんだけど、初めての俺の為に特別開催。
午前中は宰相のヘルマンニからいろんな説明を受けて昼から全体の流れを確認するんだって。
トピアスによるとヘルマンニは物凄く仕事の出来る人らしい。
母さんの前限定で駄目になるのが残念なんだって。
確かに説明は分かりやすいし、なんか切れ者って感じ。
エリーナのお父様だから、婚約のお祝いを言ったら物凄く感謝されちゃったよ。
気が強いから一生嫁に行かないかもって思ってたんだって。
お昼はそのエリーナとクラウスと三人で食べた。
何か二人の空気が甘くてびっくり…
何が起こった?
クラウスが俺の知らない所で経験値を上げてきてる。
この間まで真っ赤になってたくせに、なんか距離も近いよ…
後でクラウス事情聴取だ…
会場となる大広間に移動して、当日の動きを確認する。
御披露目の式典の流れは日本の卒業式みたいな感じ、名前を呼ばれたら前にでて壇上のエーミル様が俺と母さんが帰ってきたぞ宣言をして、クラウス達も結婚しますよって言ったら終了。後は壇上から舞台袖に退場するだけ。
中学も高校も答辞読まされたからね、楽勝です。
その後バルコニーで外に待ってる国民の皆様に手を振る、了解です。
そういえばカイこないな~と思ってたら来た。
「遅くなった、すまない…」
しょんぼりしてる、なんかちょっと疲れてる?髪乱れてるけどイケメンの乱れ髪は絵になるな…
「大丈夫だよ、カイの出番はこれからだから」
そう、問題のパーティーです。
朝のヘルマンニの話だとここが一番大変そう。
今回の俺は一応主役なので、招待客の皆様が揃ってから最後に入場なんだ。名前を呼ばれて扉がバーンて開いて入場するんだって…
パーティーが行われる大広間に移動して動きの確認をする。
ヘルマンニとはここでお別れ、会場は準備が始まってるから邪魔にならないように確認をしたら今日は終了です。
せっかくカイが来たから、一緒にやってみた方がいいよね。
近くにいた警備の騎士さんにドアを開けるのをお願いして…
「カイ、扉の所から練習しよう」
頷いたカイは俺の一歩前に出て右腕を折り曲げた。
「アキここに手を添えて…」
王子様がいる、何?カッコいい…
はい添えますよ、これでいいのか?
「そう上手、アキの歩く早さに合わせるから少しゆっくり歩いて」
え、ナニコレめっちゃ恥ずかしい。
これで大勢の人の前歩くのか?
「扉が開いたらまっすぐ前を向いて歩く」
はい扉開きました、まっすぐ前ね。
なるほど、いや~これは恥ずかしい。
カイはさすがだね。
「後はエーミル様の横に立っていれば大丈夫、会が始まれば各国の代表の挨拶とフォレストの貴族の挨拶を受けて、後は自由に動けるから…」
カイ凄いな、完璧じゃん。
やっぱり本物の王子様はエスコートもスマートだな~
「カイ今日はありがとう。なんか緊張してきちゃったけど何とかなるよね。これ明日いきなりやったら大変な事になったかも…良かった…」
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