底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂

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第3章

第32話

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第32話

 再生するゴーレムを殴り倒した俺はゴーレムの後方の先の方で、階段があるのを発見した。
 この先が十階層になるのかな?

 それとも、九階層の巨大な敵が待ち構えているのかな?
 スカルブに一応聞いてみるか。

「スカルブ、このゴーレムが九階層のボス的な奴だったりするのかな?」

「回答、この先が十階層になります。
九階層はこの場で終わりです。
十階層に下りると、直ぐにセーフティゾーンがあります。そして、そのセーフティゾーンを抜けると十階層のダンジョンの主との戦闘になりますが、刃物で斬り倒したり、炎で焼き倒されるのはオススメしません」

「それは何故か聞いても大丈夫か?」

「回答、見ると分かると思いますが、ダンジョンの主はとても大きな生物です。
斬り倒したり焼き倒されると隠し階層に行き着けないからです」

 ダンジョンボスが何かは教えてくれないのか、まぁ、スカルブが言う大きな生き物なら、一目で分かるか。

とりあえず階段を下りれば、休む事が出来るのなら、ダンジョンボス前に仮眠ではなくしっかりと眠る事にしようと階段を下りた。

階層を下ると、目の前に大きな城門の様な扉があるが、人用か?大きな扉の脇に人のサイズの扉が備え付けられていたから、その扉を開けて入ると、これからダンジョンボスかと思えるくらい大部屋だった。

でも、大部屋の中央に位置する場所には泉があって、水浴びが出来る程に広い泉だ。

俺は水場が無くても作れるが、水場がある今なら何の問題も無く、風呂を作っても何も言われない筈だ。

俺は泉に近づき、泉から水路を引いて地面に人が複数入れるだけの穴を開けて、水を流し入れた。

水が貯まれば、水路を塞き止めて炎を想像魔法で作り入れて完成した。

ダンジョン内でのダンジョン風呂だ。
洗い場と排水を忘れていたから、一旦お湯は排水の為に風呂の底に穴を開けて蓋をした。

再び水を流し入れて炎を入れて、今度こそ風呂が完成した。


「ミ、ミーツさん?これ何なんだ?」

「見て分からないか?風呂だよ」

「ふろ?ふろって何だ?」

「ミーツ様、この駄ビッチに説明しておきますので、お先にごゆっくりとお入り下さいませ」

 スカルブが説明してくれるから助かったけど、スカルブの俺以外の人への口の悪さは少し考えないといけないな。

 これがガメニ相手だけだったら、まだ良いけど外に連れ出した時、姐さんやシオンに対してもこの対応だったら、スカルブを躾ないといけないかも知れない。

一応風呂の周りには壁で囲って外から見えない状況にして、I.Bから小さめの木桶と石鹸にシャンプーを取り出して、本格的に洗って風呂に浸かると、この瞬間は風呂に浸かる文化の日本人に生まれて良かったと思った。

風呂から上がって、お湯を張り替えて外に出ると、正座しているガメニに、どこから出したか分からないが、眼鏡かけたスカルブが地面にガメニの剣を使って風呂の文化や風呂に入るとどの様な効果があるかを、駄ビッチと罵りながら説明していた。


「おーい、スカルブとガメニー、風呂上がったから、どちらが先入るか決めて入れよ」

 それだけ俺は言うと、泉から遠く離れた壁際で横になって眠る事にした。
 I.Bに収納していたベッドやボロいアパートを出しても良いけど、折角のダンジョンだ。
 このまま、寝ようと思い瞼を閉じると直ぐに眠りに付く事が出来て完全に眠れそうだ。

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