底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂

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第2章

第16話

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 俺は村人にシスターの居場所を聞いた場所に歩みを進めるも、足にロイスが絡みついているのを忘れて、かなり歩き辛いことになった。

「空を飛んで何平然と地面に着地して、歩き出しているのさ!」
「いや、飛んだ時ロイスが足を掴んだのは分かっていたけど、そんなに足に絡みつかれると歩き難いんだけど」
「ボクはあの壁の事と飛んだ事を言うまで絶対離さないからね!」
「あっそ、まあ歩き難いけど、じゃあ好きにしたらいい」


 俺はそう言って再度歩き出した。
 足に絡みついてる彼女は何かしら文句を言ってるが、気にしないでシスターのいるであろう場所に向かい、ある一軒家に着いた。
 そして、ノックをし待つこと数分、出てきたのは昨日、子供たちの受け入れを拒否した老人の一人であったが、改めてじっくりと見たらシスターに似ている様な気がする。
 俺を見た瞬間、無言で家の中に戻って入っていった。だが扉は開けたままだから入れと言う意味だと解釈し、中に入ると先程の老婆とシスターがテーブルを挟んで座っていた。
 どんな関係だろうと問う事にし、聞いて見ようと思っていたら、シスターの方から説明された。


「実はこの子は私の妹なのです。昨日ミーツさんの提案に拒否していたので説得と、数十年振りに会うので積もりに積もった会話に花を咲かせていたんです」
「なるほど、だから何となく似ているんですね」
「昔に出て行った切り、姉さんは戻って来んかったがら、どっぐに死んだと思っていただ」
「ふふふ、そうね。色々ありましたからね。
 ところでミーツさんこんな朝早くからどうされたんですか?昨日は村を今日中に作ると言っていた様でしたが、やはり無理ですよね?」
「いえ、土台となる場所は確保しました。
 壁と門を作って壁の外側に堀も掘ってます。
 人が住むアパートを出したまでは良かったんですが、そのアパートに問題がありそうなんですよね。俺にはその問題が分からず、シスターに頼って意見を聞こうと思い、こうして尋ねた次第です」
「あらあら、そうなのですね。
昨日から今日までの間に、そこまでされたんですね。どの様な家か少々拝見致しましょう」
「婆ちゃん、凄いんだよ!このバカみたいな人が一人で凄い土地を壁で囲ったんだよ」
「あ、バカ、言うなよ!それに、失礼だろうが!いい歳したロリbいや止めとこう」


 俺はあの場所に連れて行き驚かせようと思って居たのに、彼女が勝手に喋ってしまった。
 それに、一瞬ロリババアと言いそうになったが、彼女に殺気の様なものを感じたから、頭だけ言ってしまったけど、彼女も平然としているからセーフだろう。
 だけど、シスターとシスターの妹の老婆は頭に?が浮いた様子で首を傾げている。
 彼女の言ったことを理解していない様なので、安心して二人を新しい村に連れて行く事にした。


「とりあえず、向かいましょうか?見てもらった方が分かると思いますので移動に関しては安心してください。俺が二人を支えて飛びますから」


 俺がそう言うと又もや首を傾げる二人だったが、外に全員で出ると俺はシスターとその妹を片手に一人づつ腰に手を回し、しっかりホールドして、その場から空を飛んだ。
 飛ぶ瞬間、シスターも老婆も腰が凄く曲がっていた為、手で支えるさい魔法で癒して腰を伸ばしておいたが痛みは無いはずだ。
 再度、足に絡みついたロイスは老婆達を支えて飛ぶのに邪魔だったから、俺の背中に回って貰って、俺の肩に掴まる形で飛ぶ事にした。


「な、何です?これは!魔法ですか?」
「す、凄い。王都の人は飛ぶ事もできんだな」
「婆ちゃん、こんな事普通の人は出来ないからね!こんなスキル持ってる人は一握りの人なんだよ」
「ロイスは黙ってろ。後でロイスにも壁の中身である建物を見せてやるから、ネタバレするようなことを話すな」

 俺がそう言うと彼女は頰を膨らませ、ムーっと唸っていた。
 そんなやり取りもしつつ、直ぐに新しい村の上の空に着き先に上から見てもらった。

「え!何なのかしら、この長い壁は」

 そうシスターは驚きをそのまま口に出していた。彼女の妹の方を見ると、口をポカーンと開けて、目も見開き無言で見つめている。
 表情は見えないが、ロイスも「こんなに広かったんだ」そう驚いているようだ。
 俺は驚いてくれた事に満足して、そのままアパートの前に降り立ち、ふらつく二人の老婆を支え、アパートに案内しようと前に出た。

「あの、コレは何なのかしら?
少し変わった宿の様に見えるのだけれど」

 シスターも姐さん同様にそう呟く。
矢張り、こちらの世界ではアパートってのは無いのだろうか。年寄りには二階の階段は辛いだろうから一階に案内した。
 中の内装は2DKだが、俺の想像した物は元の世界の2DKと色々と勝手が違う。
 まずはキッチンだが、キッチンは竃を置いた。 ガスや水道など無い世界だし、そこまで想像でやろうと思えば出来るが、とても面倒だった為、キッチンは普段ガスコンロが置いてある場所に竃を置き、シンク代わりに木のテーブルを置いて、床は固めた土と言うかコンクリートの様な物にしてキッチンは全体の部屋より一段低く作った。

 キッチン以外は靴を脱いで上がって貰い、部屋を案内させた。
 部屋は普通なら一部屋六畳なのだが、俺の想像した物は倍の一部屋十二畳にしたのだ。
 便所は洋式のポットン便所にしたが、今は使用不可能だ。
 まだ落ちた後の穴やどの様に便が集まるかなどを、まだきちんと考えて無いってのもあるからのと、アパートはちゃんと均等に並べて移動させようと考えたからだ。
 アパート全部屋には風呂は作らず収納スペースを代わりに作った。風呂は共同場所に数ヶ所作る予定であるからだ。
 案内はすぐに終わったが、反応を見る限りでは姐さんと同じような反応している。
 まさに、絶句というやつだ。
 全員の口が開いたままである。
 ロイスは何かを言おうとしているが、何も言えずに口をパクパクとさせているだけで、餌もらう時の鯉の様で少し面白い。
 誰か言葉を話せるようになるまで待つ事数分間黙っていた。ようやく最初にシスターが口を開き、ここは貴族様用の宿かと聞いてきた。
 俺はそう来たかと思ったが、正直にシスターや村人達が住む住居だと説明すると、また口を閉ざしてしまった。
 このままだと、先に進まないと思い、一度皆んなを部屋から出して外に出てもらって外の空気を吸って深呼吸してもらい、改めて考えを聞いて見ることにしよう。

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