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第23話 パーティーの始まり
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「ふー、いい風呂だったねー。コレなら毎日入っても飽きないなー」
「ピー♪」
できたばかりの温泉に浸かって満足そうにしているエルとハッピー。
「よし、エルさん達が温泉から出たな。急いでスーちゃんさんの元に伝達だ」
「了解です!」
2人のドッグマンが遠くからエル達の様子を見ていた。
スーちゃんはパーティー設営の現場監督であるためエル達を迎えに行くことができない。
そこでスーちゃんはドッグマンの2人を派遣してエルの偵察を命じていた。サプライズを作戦しているのに先にこられては意味がないからだ。
~~~~~~~~~~~~~~~~
「……なるほど、了解だ」
ドッグマンの1人がエルの偵察から帰ってきてそれをターグスがスーちゃんに連絡をする。
「そうですか、それでは先ほど説明した通りの配置に並んでください。もう間も無く開始です」と触手を振って各部隊に通達する。
各部隊の責任者ごとにスーちゃんの通達を受けると静かに待機した。
「あれ、この辺ってこんな感じだったかな?」
「ピィー?」
エルとハッピーは先ほどまでと雰囲気に変わっていることに気づく。しかしスーちゃんたちによるパーティー設営が理由とはわからないらしい。
「スーちゃんを呼べば何かわかるかな?おーい!」
エルは大きくスーちゃんを呼ぶ。すると分かっていたかのようにスーちゃんはエルのもとに現れる。
触手を使って「お風呂に入られてさっぱりされましたか
。こちらを飲んでください」とスーちゃんはエルに薄めの果実水を渡す。
「ありがとうスーちゃん。お風呂すごかったよ!流石ラーちゃんが作っただけのことはあるよね。今度一緒に入ろ」
「あらあら、それはよかったですね。ところでお腹は空かれました?食事のほうも用意しています」とエルに触手で伝える。
「そうだね、他のみんなはどこにいるの?」
スーちゃんは触手を振ると、突如後ろに豪華なパーティー会場が現れた。そして「さあ、みんなすでに集まってますよ」と触手で伝える。
「すごい!!これスーちゃんのサプライズ!?ありがとう!」
「ピイーー♪」
エルとハッピーはこの演出に素直に驚く。スーちゃんも作戦がうまく行ったことで喜んでいる。
「……あんな使い方をするなんて」
一方でそう簡単には喜べない者たちもいる。エレルだ。スーちゃんが使った魔法は幻惑魔法としてはかなりの高難度のもので100人単位の数を隠すレベルだ。
「相変わらず色々やることが吹っ飛んでるわ」
驚きを通り越してしまったがその後はエンシェントエルフたちに指示を出す。
~~~~~~~~~~~~~~~~
「ここもまだまだ広げれそうだよね?あえてこのサイズにしたの?」
エルから質問を受けたスーちゃんは「そうですね、おそらくまだまだ種族や人口が増えると思います。特にミニスーちゃんたちはこの先もかなり増えてくと思います」と答える」
「まあ成り行きとはいえ今ではこうして他種族と共存してるからね」
エルは改めてこの村の発展具合を確認する。かつてはスライムとハーピーの2体だけであったが今ではかなりの数になっている。
「まあ増えればそれだけパーティーも楽しくなるしいいか」
深く考えずにいるエルだった。
「ピー♪」
できたばかりの温泉に浸かって満足そうにしているエルとハッピー。
「よし、エルさん達が温泉から出たな。急いでスーちゃんさんの元に伝達だ」
「了解です!」
2人のドッグマンが遠くからエル達の様子を見ていた。
スーちゃんはパーティー設営の現場監督であるためエル達を迎えに行くことができない。
そこでスーちゃんはドッグマンの2人を派遣してエルの偵察を命じていた。サプライズを作戦しているのに先にこられては意味がないからだ。
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「……なるほど、了解だ」
ドッグマンの1人がエルの偵察から帰ってきてそれをターグスがスーちゃんに連絡をする。
「そうですか、それでは先ほど説明した通りの配置に並んでください。もう間も無く開始です」と触手を振って各部隊に通達する。
各部隊の責任者ごとにスーちゃんの通達を受けると静かに待機した。
「あれ、この辺ってこんな感じだったかな?」
「ピィー?」
エルとハッピーは先ほどまでと雰囲気に変わっていることに気づく。しかしスーちゃんたちによるパーティー設営が理由とはわからないらしい。
「スーちゃんを呼べば何かわかるかな?おーい!」
エルは大きくスーちゃんを呼ぶ。すると分かっていたかのようにスーちゃんはエルのもとに現れる。
触手を使って「お風呂に入られてさっぱりされましたか
。こちらを飲んでください」とスーちゃんはエルに薄めの果実水を渡す。
「ありがとうスーちゃん。お風呂すごかったよ!流石ラーちゃんが作っただけのことはあるよね。今度一緒に入ろ」
「あらあら、それはよかったですね。ところでお腹は空かれました?食事のほうも用意しています」とエルに触手で伝える。
「そうだね、他のみんなはどこにいるの?」
スーちゃんは触手を振ると、突如後ろに豪華なパーティー会場が現れた。そして「さあ、みんなすでに集まってますよ」と触手で伝える。
「すごい!!これスーちゃんのサプライズ!?ありがとう!」
「ピイーー♪」
エルとハッピーはこの演出に素直に驚く。スーちゃんも作戦がうまく行ったことで喜んでいる。
「……あんな使い方をするなんて」
一方でそう簡単には喜べない者たちもいる。エレルだ。スーちゃんが使った魔法は幻惑魔法としてはかなりの高難度のもので100人単位の数を隠すレベルだ。
「相変わらず色々やることが吹っ飛んでるわ」
驚きを通り越してしまったがその後はエンシェントエルフたちに指示を出す。
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「ここもまだまだ広げれそうだよね?あえてこのサイズにしたの?」
エルから質問を受けたスーちゃんは「そうですね、おそらくまだまだ種族や人口が増えると思います。特にミニスーちゃんたちはこの先もかなり増えてくと思います」と答える」
「まあ成り行きとはいえ今ではこうして他種族と共存してるからね」
エルは改めてこの村の発展具合を確認する。かつてはスライムとハーピーの2体だけであったが今ではかなりの数になっている。
「まあ増えればそれだけパーティーも楽しくなるしいいか」
深く考えずにいるエルだった。
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