スライムと異世界冒険〜追い出されたが実は強かった

Miiya

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第3章 次の街へ編

第23話 ミニスライム達は働き者

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新しくミニスライム達4匹が増え、悩んでいた鉱石についても解決した。なぜこんなことができるのかは不思議だが、スライムはいろんな進化をするもんだと思う。某ゲームにも、メタルスライムとかいるしね。

そんなミニスライム達は、カバンに新しくついたリーン特製ポケットの中だ。スヤスヤと眠っている。分裂したばかりで疲れたようだ。

戦闘もできるんだろうけど、俺としてはこの子達は、ほかの作業系統の仕事に従事してもらいたいと思っている。なにができるか後で聞いとこう。

階段を降りてしばらくすると、またしても鉱石を含む岩壁に遭遇した。すると、ポケットにいたミニスライム達が一斉にぴょんぴょんカバンから飛び出して岩壁の方に行く。

アクアは探知スキルで周りを警戒して、リーンはシートを出して、鉱石をそれぞれ仕分け、ミニスライム達は岩壁を削り、さまざまな鉱石を分けていく。

 「お、あれはリーグリズリーか。」

ダンジョンや洞窟に住み着く珍しいクマだ。体格はそこまで大きくないがスピードが速いクマで特徴的だ。

 「それじゃあちょっくら倒してくる。」

アクアにリーン達の警備を任せ、俺はリーグリズリーと対峙する。

 「お、とと。せっかちなクマだな。」

いきなりリーグリズリーが突っ込んできてでかい爪を振り下ろす。まぁ速いとは言ってもたかが知れてる。あっさりよけ、腹部にソバットを入れる。

 「グボ!」
 
 「まだまだ。スイング式DDT」

腹部を抑えて、姿勢が丸まっている隙に、走り込んでリーグリズリーの首元を取りリーグリズリーごと回転して、頭から地面に突き刺す。

 「お、まだ耐えるか。」

まだ完璧には倒れなかった。ふつうに倒せたと思ったが思ったよりタフだな。頭は潰れなかったしな。だがフラフラだ。足元もおぼつかない状況だ。

 「喰らえ!」

腕ぐるぐる回し、距離をとって一気に走り込んでリーグリズリーの首元に腕を振り下ろす。ラリアット。流石に一回転しなかったが完全に倒れた。

倒れたのを見て、アクアが「キュー♪」とおやつを食べるようにぴょんぴょん体を弾ませていく。その様子を見たリーンがミニスライム達に指示を出し、アクアの方に向かう。

アクアはいつも通り解体する。今回はグリズリーなので毛皮も残してもらう。そして毛皮と肉と魔石に解体したのち、俺とリーンはアクアから吐き出されたものを回収してカバンに入れてく。

ミニスライム達も終わったようで、シートを4匹で持って俺の元に来る。そして、カバンにどんどん詰め込んでいく。すごい輝きの鉱石もみかけた。

 「ここが終わりか。」

結局そのあとは行き止まりになっており、進めなかった。ちょうどいいので、ご飯にしようと思う。

 「せっかく熊肉手に入れたし、何かいいのはあるかな。」

んー、日本じゃあなかなか食べないものだからな。 
臭み取りもしないといけないからな。どうしようかな。

ひとまずカバンから鍋を取り出して、そこに解体されたばかりの熊の肉を入れる。血抜きはアクアによって完璧なので血の匂いは一切しない。とりあえず焼いてくか。

焼いていると、アクアがリーンに何かを訴えかける。するとリーンも何かに気づいた様子で、体を震わせ何かを取り出す。

 「これは、生姜?」

リーンから出たものは生姜のようなものだった。匂いもかなり似ている。アクアがこれに気づいたのか。リーンが取ったのを覚えてたのか。さすがだな。

早速生姜(?)を切り刻み、熊の肉と一緒に焼いていく。ソースも作っていく。八百屋で買い込んだ調味料を使っていく。野菜も出して、サラダにする。彩も気にして盛り付ける。リーンにドレッシングを頼む。まだドレッシングは持ってないためリーンに頼るしかない。

熊肉ステーキが完成し、パンも用意する。スライム達はあまり上手には食べれないので、なるべく切ってあげる。リーンもミニスライム達の分を切ってくれる。その間にミニスライム達はシートの上に皿やコップを用意して水を注ぐ。

 「それじゃあいただきます。」
 
「キュー♪」 「ピュー♪」「「「「きゅ!」」」」

各々のいただきますの挨拶をして食べ始める。

 「ん、結構いけるな。」

熊肉が思ったよりうまい。これは今度一口サイズにして串焼きにしてもいいかな。他の様子を見てると、アクアは最近綺麗に食べれるようになってきているのでふつうに食べている。熊肉に酔いしれてる。リーンは自身の食事と並行して、ミニスライム達に食べ方を教えてる。
ミニスライム達はまだあまりうまく食べれてないので俺も時々食べさせてあげてる。必死で食べている様子が可愛らしい。

食事量はアクア達と変わらないぐらい。たぶん3人前ぐらい作ればいいかな?一応アクア達はお腹いっぱいにはならないから多くても問題は無いし。

片付けもかなり捗った。リーンはまたミニスライム達に片付けを教えており、ミニスライム達も真剣に聞いている。アクアは鍋などの汚れを消化している。

リーンのレクチャーが終わったミニスライム達はファイはアクアと共に皿を洗い、ラルは風魔法で水を飛ばす。ルビとパーズは洗い済みの皿を俺と一緒に片付けている。時々落としかけるが、リーンがそれを受け止めてしっかりと叱る。

 「それじゃあ、地上に戻るぞー!」

俺の掛け声に合わせ、アクアとリーンは肩の上に乗っかり、ミニスライム達はカバンのポケットにぴょんと乗る。
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