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9.5章 緑のスライム編
第123話 夢の中の修行
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「シンジ様、クマができてませんか?昨日何かがありましたか?」
「い、いや大丈夫だよ。」
昨日の夢の世界で行った修行みたいなものはとてもハードだった。
~~~~~~~~
「くっ、『フレアバースト』」
「プニョン♪」
黒のスライムは俺の魔法をことごとく避けていく。コミカルに避けていくその様はかなり神経逆撫でしてくる。
「プニプニ~!」
「左か、」
黒いスライムから岩が無数に飛んでくる。右にジャンプしてなんとか避ける。しかし、その動きを読んでいたのか避けた先には氷柱が立てられていた。
「ぐは、」
ジャンプの勢いを止めれずに氷柱にぶつかってしまう。かなりの硬さで思いっきりぶつかってもヒビ一つ入ってなかった。
そして黒いスライムは『どうした?お前の単調な魔法は全然効かんぞ』と言いたげに跳ねる。
「くそ、『火龍の吐息』」
口に手を当てて息を吐き手の先から火が飛び出して黒いスライムに向かっていく。黒いスライムは余裕を持って水魔法を放ちどんどん消火していく。
「ここだ、」
消化するために出した水はかなりの勢いで出したため黒いスライムの死角ができていた。俺は急ぎ足に魔力をためてハイスピードで接近して手をかざし 『ヘルフレイム』(黒い火で通常よりも焼き尽くす力が強い)を放つ。
「プニ!」
黒いスライムに当たる瞬間にその黒炎は氷の中で止まりパキーンと割れてしまった。
「これで決まらないなんて。」
「今のはなかなかいい動きだったわね。でも黒いスライムには探査魔法がある。それで魔力探知をしてあなたの動きを察知して応戦したのよ。」
探査スキルを別の使い方ができるなんて。今までアクアはそのままにしか使ってなかったからそんなことは微塵も考えなかった。
「気にすることはないわ。この子が強すぎるだけなのよ。」
そう言われると黒いスライムは誇らしげにぴょんぴょんとその場で跳ねる。
「でも最低でもこの子に魔法で攻撃を当てられないといけないからね。」
「わかりました。」
「と、いうわけでさいかーい!」
え?と思う俺をよそに黒いスライムは再び臨戦態勢に入ると多属性の魔法を放ち俺を一気に追い込んで行った。
~~~~~~~~
あれは本当に疲れたな。体に疲れは残ったり痛みも残ったりはしないが精神的に疲れる。夢の世界だったから全然寝てないのと一緒なのか?
「今日はどうしますか?」
「うーん、ユールの能力をもう少し見た上でそろそろこの街を発つ準備をしていかないといけないかな。」
夢の中でエレノアさんからある程度ユールについての説明は聞いたけど実際に目で確認しておいたほうがいいだろう。
「それでは森の方に行きますか?」
「そうだね、森羅万象の力となると森の方がより強いと思う。」
まだまだ能力は未知数。しかもマロのようにエレノアさんから直接渡されたスライムだ、かなり強いというのは見えてる。
ユールは見ている限りかなりおっとりしているように見える。アクアのようにマイペースなわけでもなくマロのように幼さのある行動もしない。知能自体はかなりのものだし成体だと思う。
「ルーはどうしたの?いないようだけど。」
「実は『今日は遊ぶ気分じゃない。』と言ってリーンさんの栽培した木のみを数個だけ持って戻りました。」
昨日のルーはかなりしんどそうだったなー。あのシルの姿を見れば乗り気にならないのもわかるがかなり重症なようだな。あの食いしん坊のシルが木のみ数個でいいなんて。外に出てない限り魔力の摂取は必要ないが、少し心配だな。
「シルはあれだけ酔っていたけど、朝とか頭痛大丈夫だったのか?」
「ええ、特に痛みとかはありませんでした。」
なんでだ?とそこにリーンがやってきて『寝る前に例の薬を飲ませておきました。』と腕を揺らして伝えてくれた。
「そうか、ところでスライム達は酔ったりしないのか?」
『うーーん、体の性質上毒は簡単に解毒できますので問題なかったですね。』と問題ないようで元気アピールをするようにぴょんぴょんと跳ねる。
「あの能力で暴れられたらひとたまりもないしな。」
仮に酔って変に魔法でもぶっ放せばギルドは平気でなくなってただろうな。
~~~~~~~~
「ユール、何か面白そうな魔法見せてくれないか?」
森の多少木々がない場所に来た。ユールの魔法は規模が大きそうなため狭い場所は避けた。
むーーー、
ユールは腕を伸ばして力を込めるような仕草をする。しばらく経つと地面がボコボコと隆起し始めた。
「おお!木が一気に生えてきた。」
木々の少なかったが今では一面木々だらけになった。これも森羅万象の力なのか?
「シンジ様、この力相当強力ですよ。」
「え?どういうことだ?」
「森羅万象の力の中でも森を操る能力というのは極めて高難度な魔法だと聞いたことがあります。しかも見る限り地面に生えてる根っこを急成長させてますがこれもユグドラシルの恩恵を得たとされる例でもかなり少ないです。」
「そんなに強いスライムなのか、ユールって。」
ユールの方を見てみるとそんなことを気にしてないようでポヨーンポヨーンと跳ねている。そこにリーンが現れる。
「ピュー、ピュ、ピュー!」
何か腕をゆらゆらと動かしているとユールの方は何か納得したのかぴょんと跳ねる。
この時の会話はリーンが今後の栽培において今見た力を貸して欲しいということでユールはそれに賛同したという内容だった。
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更新ペースが遅れて申し訳ありません。いつもお気に入り登録ありがとうございます。、
「い、いや大丈夫だよ。」
昨日の夢の世界で行った修行みたいなものはとてもハードだった。
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「くっ、『フレアバースト』」
「プニョン♪」
黒のスライムは俺の魔法をことごとく避けていく。コミカルに避けていくその様はかなり神経逆撫でしてくる。
「プニプニ~!」
「左か、」
黒いスライムから岩が無数に飛んでくる。右にジャンプしてなんとか避ける。しかし、その動きを読んでいたのか避けた先には氷柱が立てられていた。
「ぐは、」
ジャンプの勢いを止めれずに氷柱にぶつかってしまう。かなりの硬さで思いっきりぶつかってもヒビ一つ入ってなかった。
そして黒いスライムは『どうした?お前の単調な魔法は全然効かんぞ』と言いたげに跳ねる。
「くそ、『火龍の吐息』」
口に手を当てて息を吐き手の先から火が飛び出して黒いスライムに向かっていく。黒いスライムは余裕を持って水魔法を放ちどんどん消火していく。
「ここだ、」
消化するために出した水はかなりの勢いで出したため黒いスライムの死角ができていた。俺は急ぎ足に魔力をためてハイスピードで接近して手をかざし 『ヘルフレイム』(黒い火で通常よりも焼き尽くす力が強い)を放つ。
「プニ!」
黒いスライムに当たる瞬間にその黒炎は氷の中で止まりパキーンと割れてしまった。
「これで決まらないなんて。」
「今のはなかなかいい動きだったわね。でも黒いスライムには探査魔法がある。それで魔力探知をしてあなたの動きを察知して応戦したのよ。」
探査スキルを別の使い方ができるなんて。今までアクアはそのままにしか使ってなかったからそんなことは微塵も考えなかった。
「気にすることはないわ。この子が強すぎるだけなのよ。」
そう言われると黒いスライムは誇らしげにぴょんぴょんとその場で跳ねる。
「でも最低でもこの子に魔法で攻撃を当てられないといけないからね。」
「わかりました。」
「と、いうわけでさいかーい!」
え?と思う俺をよそに黒いスライムは再び臨戦態勢に入ると多属性の魔法を放ち俺を一気に追い込んで行った。
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あれは本当に疲れたな。体に疲れは残ったり痛みも残ったりはしないが精神的に疲れる。夢の世界だったから全然寝てないのと一緒なのか?
「今日はどうしますか?」
「うーん、ユールの能力をもう少し見た上でそろそろこの街を発つ準備をしていかないといけないかな。」
夢の中でエレノアさんからある程度ユールについての説明は聞いたけど実際に目で確認しておいたほうがいいだろう。
「それでは森の方に行きますか?」
「そうだね、森羅万象の力となると森の方がより強いと思う。」
まだまだ能力は未知数。しかもマロのようにエレノアさんから直接渡されたスライムだ、かなり強いというのは見えてる。
ユールは見ている限りかなりおっとりしているように見える。アクアのようにマイペースなわけでもなくマロのように幼さのある行動もしない。知能自体はかなりのものだし成体だと思う。
「ルーはどうしたの?いないようだけど。」
「実は『今日は遊ぶ気分じゃない。』と言ってリーンさんの栽培した木のみを数個だけ持って戻りました。」
昨日のルーはかなりしんどそうだったなー。あのシルの姿を見れば乗り気にならないのもわかるがかなり重症なようだな。あの食いしん坊のシルが木のみ数個でいいなんて。外に出てない限り魔力の摂取は必要ないが、少し心配だな。
「シルはあれだけ酔っていたけど、朝とか頭痛大丈夫だったのか?」
「ええ、特に痛みとかはありませんでした。」
なんでだ?とそこにリーンがやってきて『寝る前に例の薬を飲ませておきました。』と腕を揺らして伝えてくれた。
「そうか、ところでスライム達は酔ったりしないのか?」
『うーーん、体の性質上毒は簡単に解毒できますので問題なかったですね。』と問題ないようで元気アピールをするようにぴょんぴょんと跳ねる。
「あの能力で暴れられたらひとたまりもないしな。」
仮に酔って変に魔法でもぶっ放せばギルドは平気でなくなってただろうな。
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「ユール、何か面白そうな魔法見せてくれないか?」
森の多少木々がない場所に来た。ユールの魔法は規模が大きそうなため狭い場所は避けた。
むーーー、
ユールは腕を伸ばして力を込めるような仕草をする。しばらく経つと地面がボコボコと隆起し始めた。
「おお!木が一気に生えてきた。」
木々の少なかったが今では一面木々だらけになった。これも森羅万象の力なのか?
「シンジ様、この力相当強力ですよ。」
「え?どういうことだ?」
「森羅万象の力の中でも森を操る能力というのは極めて高難度な魔法だと聞いたことがあります。しかも見る限り地面に生えてる根っこを急成長させてますがこれもユグドラシルの恩恵を得たとされる例でもかなり少ないです。」
「そんなに強いスライムなのか、ユールって。」
ユールの方を見てみるとそんなことを気にしてないようでポヨーンポヨーンと跳ねている。そこにリーンが現れる。
「ピュー、ピュ、ピュー!」
何か腕をゆらゆらと動かしているとユールの方は何か納得したのかぴょんと跳ねる。
この時の会話はリーンが今後の栽培において今見た力を貸して欲しいということでユールはそれに賛同したという内容だった。
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