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第11章 テイマーの街
第160話 テイマーギルドにて
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「ピーー♪」
「こいついくらでも食べれると知ったからかあほみたいに食ったな」
「ほんとですよ。あの方には申し訳ないですよ」
ルーはお腹をさすって喜んでいる。いつもはシルに制限されているからか、たらふく食べたルーは幸せそのものだった。でもあれだけ食べたのに全部きっちり払ってくれたゼノンさんって、いったい何者なんだろう。
「それでこの後はどうしますか?」
「ゼノンさんに勧められた闘技場も見てみたいけど、まずはテイマーギルドからかな。それが今回の目的だし」
なにかスライムの情報でもあればと思いつつ、とりあえずギルドへ目指す。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ここか」
意外とでかい。第一印象はそれだった。こじんまりとした佇まいだと予想していたのだが大きく外れた。隣のシルも少し目を疑うような仕草をしている。
「一旦中の様子を見てみるか」
扉もかなり大きく、しかも重厚に造られていた。もちろん開けられないほどではないが、鋼鉄製なのか重さをかなり感じた。
入ってみると、一気に雰囲気が変わった。まわりには冒険者とそのテイムされたモンスターがいた。そのモンスターも様々で、愛玩動物のようなリスや猫のようなモンスターから、バリバリ戦闘向きの大型のオオカミや熊型のモンスターもちらほらと見受けられた。
「結構変わったモンスターも多いですね」
「ああ、俺は人のこと言えないがな」
俺のテイムモンスターのスライム、アクアたちは今まで見たことのないような光景にプルプルと震わせている。マロも普段はのんびりしているが今はキラキラ目を輝かしている(スライムなので目はないためあくあで雰囲気の話である)。
当然周りのテイマーたちは俺たちに注目し始める。シルとルーはまだ見る可能性はあるし、一種の愛玩動物的にも見えるが、俺のようなやつは基本見ないもんな。
そう考えている中一人のおじさんテイマーが近づいてきた。
「おうあんちゃん。中々やるな」
「え?」
「複数のスライムを管理するのはかなり難しいんだよな。雑魚の冒険者はスライムを見ただけで馬鹿にするが、俺たちはすごさがよくわかるからな」
そういえば前のギルドマスターも似たようなことを言ってたよな。頭の片隅にはあったけどやっぱ直にこう言われるとだいぶうれしいものだな。
おっちゃんに少し頭を下げながらも俺たちは受付に向かう。昼時だがそこまで混んでいなかったのですぐに対応してもらった。
「本日はどうされましたか?」
「えー、スライムに関して何か情報がないかなと思ってきたんですけど」
「かしこまりました、少々こちらでお待ちください」
受付嬢は1度頭を下げると奥の扉のほうに行ってしまった。俺とシルは顔を見合わせて何があったんだろうと思ったが、取りえず言われた通り待つことにした。
しばらくすると奥の扉から先ほどの受付嬢と別の女性が現れた。異世界では初めてみた、かなりかっちりしたスーツのような衣装で、美人秘書を彷彿とさせるようなたたずまいだった。
「あなたがシンジ君ですね?」
「そうですけど、まだ名乗ってなかったですよね?」
「あなたのことはワーグからの伝達ですでに聞いておりました。近々スライムのことに関して聞きに来る、と」
なるほど、ワーグさんにまじで感謝だな。ほんと至れり尽くせりの対応神過ぎる。
「ここでは何ですから、奥の部屋で話をしましょうか」
俺たちは案内されるように奥の部屋に入った。受付の人は元のポジションに戻った。
「さて、まずは私のことからね。私の名前はエリス=ヨルト、このテイマーギルドのギルドマスターをさせてもらっているわ」
想像のとおりというかやっぱギルドマスターだったんだ。まあ、じゃないとワーグさんが連絡を入れたのを知るはずはないしな。
「ワーグとはかつて同じギルドで務めていたこともあったわね」
「そんな過去もあったんですか」
「ええ、彼はいい人だったから楽しかったわね。でも5年ぐらい前にここのギルドマスターが引退したのをきっかけに私がここに配属になったのよ。とそんな話はいいわね。あとは、私もテイマーなんだけどモンスターはこの子」
エリスさんがいすの隣に魔法陣を出すとそこから大型の鷲のようなモンスターが現れた。翼をばさばさとするがすぐにたたんで厳かな雰囲気を醸し出した。
「この子は聖獣グリフォンの中でも極めて珍しいサーレグリフォンよ。あなたのパートナーに似たところを持っているわね」
シルの召喚獣であるルーはサーレグリフォンをじっと見つめている。普段はのんびりとしているが、いつもとは打って変わって真剣な様子だ。
「私の話はこの辺でいいわね、それじゃあ本題へと行きましょうか」
「こいついくらでも食べれると知ったからかあほみたいに食ったな」
「ほんとですよ。あの方には申し訳ないですよ」
ルーはお腹をさすって喜んでいる。いつもはシルに制限されているからか、たらふく食べたルーは幸せそのものだった。でもあれだけ食べたのに全部きっちり払ってくれたゼノンさんって、いったい何者なんだろう。
「それでこの後はどうしますか?」
「ゼノンさんに勧められた闘技場も見てみたいけど、まずはテイマーギルドからかな。それが今回の目的だし」
なにかスライムの情報でもあればと思いつつ、とりあえずギルドへ目指す。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ここか」
意外とでかい。第一印象はそれだった。こじんまりとした佇まいだと予想していたのだが大きく外れた。隣のシルも少し目を疑うような仕草をしている。
「一旦中の様子を見てみるか」
扉もかなり大きく、しかも重厚に造られていた。もちろん開けられないほどではないが、鋼鉄製なのか重さをかなり感じた。
入ってみると、一気に雰囲気が変わった。まわりには冒険者とそのテイムされたモンスターがいた。そのモンスターも様々で、愛玩動物のようなリスや猫のようなモンスターから、バリバリ戦闘向きの大型のオオカミや熊型のモンスターもちらほらと見受けられた。
「結構変わったモンスターも多いですね」
「ああ、俺は人のこと言えないがな」
俺のテイムモンスターのスライム、アクアたちは今まで見たことのないような光景にプルプルと震わせている。マロも普段はのんびりしているが今はキラキラ目を輝かしている(スライムなので目はないためあくあで雰囲気の話である)。
当然周りのテイマーたちは俺たちに注目し始める。シルとルーはまだ見る可能性はあるし、一種の愛玩動物的にも見えるが、俺のようなやつは基本見ないもんな。
そう考えている中一人のおじさんテイマーが近づいてきた。
「おうあんちゃん。中々やるな」
「え?」
「複数のスライムを管理するのはかなり難しいんだよな。雑魚の冒険者はスライムを見ただけで馬鹿にするが、俺たちはすごさがよくわかるからな」
そういえば前のギルドマスターも似たようなことを言ってたよな。頭の片隅にはあったけどやっぱ直にこう言われるとだいぶうれしいものだな。
おっちゃんに少し頭を下げながらも俺たちは受付に向かう。昼時だがそこまで混んでいなかったのですぐに対応してもらった。
「本日はどうされましたか?」
「えー、スライムに関して何か情報がないかなと思ってきたんですけど」
「かしこまりました、少々こちらでお待ちください」
受付嬢は1度頭を下げると奥の扉のほうに行ってしまった。俺とシルは顔を見合わせて何があったんだろうと思ったが、取りえず言われた通り待つことにした。
しばらくすると奥の扉から先ほどの受付嬢と別の女性が現れた。異世界では初めてみた、かなりかっちりしたスーツのような衣装で、美人秘書を彷彿とさせるようなたたずまいだった。
「あなたがシンジ君ですね?」
「そうですけど、まだ名乗ってなかったですよね?」
「あなたのことはワーグからの伝達ですでに聞いておりました。近々スライムのことに関して聞きに来る、と」
なるほど、ワーグさんにまじで感謝だな。ほんと至れり尽くせりの対応神過ぎる。
「ここでは何ですから、奥の部屋で話をしましょうか」
俺たちは案内されるように奥の部屋に入った。受付の人は元のポジションに戻った。
「さて、まずは私のことからね。私の名前はエリス=ヨルト、このテイマーギルドのギルドマスターをさせてもらっているわ」
想像のとおりというかやっぱギルドマスターだったんだ。まあ、じゃないとワーグさんが連絡を入れたのを知るはずはないしな。
「ワーグとはかつて同じギルドで務めていたこともあったわね」
「そんな過去もあったんですか」
「ええ、彼はいい人だったから楽しかったわね。でも5年ぐらい前にここのギルドマスターが引退したのをきっかけに私がここに配属になったのよ。とそんな話はいいわね。あとは、私もテイマーなんだけどモンスターはこの子」
エリスさんがいすの隣に魔法陣を出すとそこから大型の鷲のようなモンスターが現れた。翼をばさばさとするがすぐにたたんで厳かな雰囲気を醸し出した。
「この子は聖獣グリフォンの中でも極めて珍しいサーレグリフォンよ。あなたのパートナーに似たところを持っているわね」
シルの召喚獣であるルーはサーレグリフォンをじっと見つめている。普段はのんびりとしているが、いつもとは打って変わって真剣な様子だ。
「私の話はこの辺でいいわね、それじゃあ本題へと行きましょうか」
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