世界一の殺し屋が異世界に転生したら

Miiya

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第12話 スー頑張ります

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 「ルー君が勝ったよー!」

 「本当にすごいです。」

俺は剣を元の場所に戻してさっきいた場所に戻る。アーティアは悔しがりながらもどこか笑っている。あれはきっと強くなる。

 「いい試合だった。アーティアもパワーは申し分なかったしルーノの避ける技術も中々のものだった。」

先生が今回の試合の総評をして締める。ここで悪かった点を言わないのは先生であるからか。割といけないところは多かったと思う。

 「お疲れ様ー、」

 「お疲れ様です。」

 「応援ありがとう。ところでちゃんと見てたか?なんか俺のことを心配していたみたいだが。」

俺は見逃さなかった。この2人が明らかに心配している目で見ていたことを。

 「う、そ、それは…か、勘違いだよー、、」

 「ごめんさい!あまりにアーティア君の剣が強くて心配してしまいました。」

 「うん、エリーは正直でよろしい。」

 「なんでエリーは信じるの!?私は?」

 「スーは嘘をつくならもっと声を意識しろ。」

 「へ?」

 「いつもより声のトーンが若干高くなってるぞ。それに早口にもなってるからいつもと違うのがばればれだ。」

 「むーー、」

前世はかなりの数の尋問や詐欺者とかかわりがあったから嘘をついてるのはかなり簡単にわかる。プロになれば初見の相手もわかる人もいる。

 「まあそんな話はともかく俺の動きに注目してたか?」

 「うん、かなり避けるのが速かったよね!ようは私もあれぐらい素早くなれってことだよね。」

 「そうそう...ってなるかー!!注目しているところはあってるが解釈が違う。」

 「え、えどうゆうこと?」

 「俺が言いたいの交わす技術、スピードが速い相手にはむやみに動けば簡単に避けられてすぐに体力を消費するってことだ。」

 「...あ!?」

どうやら納得したようだな。ミルに何度も何度も交わされてる上にミルはかなり余裕を持ちながらスーを避け、スーはかなり疲れていた。アーティアのあの疲弊した様子を見て気づいたようだな。スーはまだ昨日言ってたことをあんまり重く受けてなかったようだった。

 「スーはわかったということでよし、エリーはどうだ?」

 「はい、たぶん剣に魔力を流したことですよね?」

 「ああ、」

エリーはかなり観察眼に特化しているようだな。最後の一瞬だったがよく見抜いたな。

 「あのパワー差があっても剣に綺麗に魔力を流すことができればそれだけでも十分戦力になる。それに魔力コントロールがよくなれば魔法もより強くなる。」

 「そうなんですね、わかりました。」

 「ルー君少しエリーにひいきしてない?」

 「そんなことはないぞ、それにスーにもちゃんといいところはあるぞ、」

 「え!?ほんとに?」

 「ああ、お前に...」

 「次、スーノ対エイリファス、来なさい。」

 「あー次私だよ。エイリファスとかやばいよー。」

 「ちょうどいいや、スー少し耳貸して。」

 「ん?ふんふん、、、なるほどね。了解!」

スーは自信満々の表情でフィールドに向かった。スーの相手も男のようだ。見たところ身長が高くスーよりも剣のリーチが長い。

 「はじめ、」

 「相手が女か、まあ手加減ぐらいはしてやるよ。」

 「そんな余裕もいつまで持つかな?」

 「はじめ、」

スーは相手の言葉に臆することなく挑発しているな。あいつは心配するよりああやってのらりくらりとしていたほうが似合うな。

 「え?スーなんでいきなり歩いてるの?」

スーはエイリファスが立ちを構えてる状況で片手に剣を持ってすたすたと歩き始めた。

 「く、俺をなめてるのか!?食らえ!!」

エイリファスはスーのなめてるような行動に腹が立ったのか太刀を振り上げ単調に振り下ろす。

 「スー!!...え?」

 「ふふ、これで終わりだよ。」

歩いていたスーは太刀を振り下ろされる瞬間にスピードを飛躍的に上げてほんの少し横にずれて避け背後に回り剣をエイリファスの首元に当てる。

 「な、どうやって、」

 「そこまでだ、二人とも戻っていい。」

エイリファスは何が起こったのかわからないままだったが先生が勝手に進行して締めた。

 「スーお疲れ!!」

 「わっぷ、エリーいきなり抱きつかないでよ。」

スーが戻ってくるや否やエリーがスーに抱きついてきた。エリーはさっき男に負けてたから余計スーがエイリファスに勝ったことが嬉しいんだろう。

 「でもルーノ君はスーになんて言ったんですか?」

 「ふ、ふ、ふ。『なるべく挑発して歩いて接近しろ』って言われたんだ。これでよかったかな?」

 「ああ、期待以上の成果だ。」

正直ここまでやるとは思ってなかった。スーにはかなりの瞬発力があった。ミルと戦うとき初撃がかなり速かったからな。挑発して単調になった攻撃を簡単に避けれると思ったがまさか背後に回ってあの攻撃をするなんて。レッドグリズリーを倒した時の動きを意識したかな?スーも観察眼は優れているな。

 「二人とも今日学んだことを意識してこの後の訓練も頑張れよ。」

 「はい、」「うん、」

この後二人とも昨日と同じ訓練をしたが昨日とほとんど変わらない結果になった。大丈夫かなー?
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